エメラルドの涙

千島 美結

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「娘!?」
お母さんが前に座っている老人の娘?
にしても前に座っている老人ってまさかのまさかだよね…


「国王陛下、タンジャーただいま帰ってまいりました。」


目の前に座っている老人こそが、タア国第9代目タナシン国王であった。


なんですと~!

待て待て。お母さんがタア国王の娘で、タア王女だよね?
ていうことは、タア王女の母を持つ私は国王の孫娘ていうことだ。
私もタア国の王族になるということか?
でも、今まで全くタアに行ってないから、やはり私は一般人になるということになるのか?
そもそも、日本の皇族の女性と同じようにタアも王女が一般人と結婚したら王族から抜けることになるのか?
??????????????????????

翡翠はものすごく混乱していた。

てか、お母さんいっさい教えてくれなかったよね!

そして、いきなりタアに連れてきたよね💢

てか、私に何か関係があるのかな?????

母親がタア語で日本での生活を父親である国王に話している。とごろ とごろに「なぜ帰ってこなかった」とか「子供の存在を知らせなかった」など言っている。

子供って私のこと?

話の内容からどうやらお母さんは家族とは何年も音信不通みたいだけど…

ただ黙って立っていると1人の若い男性が声をかけてきた。周りの侍女の対応から多分王族であろう。
「はじめまして」
「はじめまして」思わずタア語で答えた。相手は驚いたようだ。途端に口調が早口になる。しかも、タア語だ。

「君、タア語喋れるの?! すごいね!  今まで日本で暮らしていたのにどこで習ったの?」
「母に」
「タア国王が自分の祖父って教えてもらわなかった?」
「母はタアのことについては話さないので」
「自分がタア王族でしかも王女という高い身分のことも知らなかったの」
「全く」ちょっとそろそろ限界なんですけど…
お母さんと思って母親の方を見ても気づいていない。

どうやって切りぬけようか…

「そこまでにしなさい。ひ…すい?が困ってるではないか。」
中年ながらも体が引き締まっている男性が助け舟を出してくれた。

ぎこちながらも、名前を正しく発音してくれた人に丁寧に礼を述べた。
「ありがとうございます。翡翠と申します。タンジャー王女?の娘らしいです。」
「らしいって君も王女だよ。正真正銘のタア国王の孫娘だし。」軽く笑われた。
ここで母親が来てその中年男性に声をかけた。

「兄様お久しぶり。元気だった?」

助けてくれた人 おじさんだったんだ。ていうことは最初に話しかけてくれた人は?

「貴方の従兄弟よ」

ふ~ん

ここに集まっている人たちは王族だから、私の親戚ということか。多いな 何人いるだろう。
左から数えてみよう。

1 2 3 4 5…

ああ、そうそう 母親が何か思い出したようだ。何だろうと思って母親を見た

「貴女、3日後にお見合いしに行ってね。」
…………………………。。。??!!!!!

はいい?!!!!!!!!!


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