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2章 熊と人
108 HASHI 8本
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「ロン!国士無双!!」
女2男2
H高校を卒業した4人の四角形は今も崩れない
あの頃、私達は・・・・
高校2年の新クラスで、ナオハはミョンを警戒した
ミョンのヤンチャで乱暴な性格は、ナオハから見ると脅威でしかなかった
声が大きく、ふざけてばかりいる
男子相手に冗談をかまして、ギャーハッハ!と高笑いをする
あまり目立ちたくない、低空飛行でいいから平穏無事に高校生活を過ごすんだ
あの子の暴風に巻き込まれたら、私の高校生活は荒れ狂い、墜落してしまうかもしれない
ミョンとは接しないように気をつけなければ・
秋のある日の席替えだった
暴風女は、私の席の前に座った
後ろを振り向いた
「お昼一緒に食べよう、ナオハ」
「う、うん。ミョンちゃん」
「ミョンでいいよ」
「う、うん。ミョ、ミョン」
学園鞄からおにぎりとサンドウィッチを取り出す、ミョン
同じサイズと色味の鞄から弁当を取り出した、ナオハ
「私はね、米かパンでいつも迷うから両方!」
「そ、そうなんだ。あ、頭いいね」
「うわー、美味しそう!ナオハ自分で作ってるの?」
「うん、そ、そうなの」
「卵焼き、おいしそう」
「ありがとう、一つ食べる?2つあるから」
「えー、いいの!?」
「うん」
いただきます
美味しかった
ナオハありがとう
あんたの卵焼きが私を救ったんだ
馬花騒ぎして虚しさを埋める必要もなくなった
アンタの玉子焼が私を救ったんだ
「なあ、サトメ麻雀ってやったことあるか」
「あー、やったことねーな。今度やってみっか。勉強勉強」
「おう!」
隣の席の男子サトメとタケマが話していた
・
教壇を向いて、右側後方部に位置していた
いつしか女子2人は右を向いて、男子2人は左を向いた
青ブレザーの四角形だけは、冬の冷気の中で春めいていた
この頃には、ナオハは卵焼きを4つ作ってきた
4人で1つずつ卵焼きを食べたんだ
ナオハありがとう
ナオハうめぇよ、これ
うまいうまい、ナオハの卵焼きは最高だ!
・・・・
卒業して2年と半年が経った
あれからも俺たちは変わらない
相変わらず四角形を保っている
ただ向き方が少し変わっただけだ
「メンタンピン一発ツモドラドラバンバン!跳満!」
・・・・
本当に嬉しかった
みんなのHASHI
8本
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声が大きく、ふざけてばかりいる
男子相手に冗談をかまして、ギャーハッハ!と高笑いをする
あまり目立ちたくない、低空飛行でいいから平穏無事に高校生活を過ごすんだ
あの子の暴風に巻き込まれたら、私の高校生活は荒れ狂い、墜落してしまうかもしれない
ミョンとは接しないように気をつけなければ・
秋のある日の席替えだった
暴風女は、私の席の前に座った
後ろを振り向いた
「お昼一緒に食べよう、ナオハ」
「う、うん。ミョンちゃん」
「ミョンでいいよ」
「う、うん。ミョ、ミョン」
学園鞄からおにぎりとサンドウィッチを取り出す、ミョン
同じサイズと色味の鞄から弁当を取り出した、ナオハ
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「そ、そうなんだ。あ、頭いいね」
「うわー、美味しそう!ナオハ自分で作ってるの?」
「うん、そ、そうなの」
「卵焼き、おいしそう」
「ありがとう、一つ食べる?2つあるから」
「えー、いいの!?」
「うん」
いただきます
美味しかった
ナオハありがとう
あんたの卵焼きが私を救ったんだ
馬花騒ぎして虚しさを埋める必要もなくなった
アンタの玉子焼が私を救ったんだ
「なあ、サトメ麻雀ってやったことあるか」
「あー、やったことねーな。今度やってみっか。勉強勉強」
「おう!」
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・
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いつしか女子2人は右を向いて、男子2人は左を向いた
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ナオハありがとう
ナオハうめぇよ、これ
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・・・・
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あれからも俺たちは変わらない
相変わらず四角形を保っている
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