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第54話「尋問①」
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「殿下!連中の処刑は私にお任せ頂けませんか?必ずや、生まれてきたことを後悔させた上、他の敵へ見せしめとなるように惨たらしく……」
「……まあ、落ち着け。赤騎士」
その時、朝から頭に血が上って物騒なことを言い始めた赤騎士を私は宥めていた。
「しかし!連中は私の大事な殿下に手を出した上、お顔に傷まで……」
だが、赤騎士にしては珍しく私の言葉に逆らい、食い下がる。
「だから、落ち着け。処刑も何も、まずは情報を引き出してからだ」
「……はい」
赤騎士は二度目の私の言葉で渋々納得し、引き下がった。
ふう、やっと止まったか。
コイツはそんなに血を見たいのか?
あと、私は君のものではないのだが……。
あ、皆様どうも、味方のホルスタインに殺されかけたマクシミリアンです。
今は襲撃から一夜明けた翌日の朝です。
取り敢えず、レオニーや赤騎士と捕虜の話をしようとしたら、この騒ぎ。
全く、赤騎士には困ったものです。
仕事に全力で取り組む姿勢は良いのですが、暴走気味なのには参ります。
一体、何が彼女にそこまでされるのでしょうか。
おっと、失礼、愚痴になりました。
時間もないし、さっさと話を進めないと。
「さて、話を戻そう。捕虜の件だが」
「はい、殿下。連中は脱走した元暗部の者達で、現在は何者かに金で雇われているようです。簡単には雇主の情報は吐かないでしょう」
レオニーが淡々と現状を報告した。
「ですから!私が痛めつけて吐かせます!」
赤騎士が声を上げるが、
「赤騎士様、彼らは対尋問訓練を受けていますから、痛みだけでは難しいかと。それに貴方では吐かせる前に永眠させてしまうのでは?」
レオニーに即黙らされた。
「ぐぬぬ」
そうか、連中はプロだもんなぁ。
赤騎士なんか送り込んだら、尋問どころか、いきなり連中をあの世に送って終わりだよな……。
さて、どうしたものか。
あ、そう言えば、
「レオニー、あのアホっぽい子供……ノエルだっかな?あればどうかな?あ、まさかあれも……」
「いいえ、違います。もし、あんな間抜けが暗部にいれば敵より先に私が始末します」
怖っ!
だが、それなら……、
「それなら、まずはノエルから始めようか」
「はい、それが宜しいかと。今のところ名前しか分かっておりませんが、恐らく彼女は囮として使う為に連れてこられた素人だと思われますので」
「そうか……え?彼女?」
と、ここで意外な事実が判明した。
「はい、女児です」
「あ、そうか……」
「何か問題でも?」
「ああ、甘いかも知れないが、マリーと同じくらいの小さな女の子を拷問するのは少しな……」
流石に女児を喜んで拷問するような感性は持ち合わせていないからな。
そんなことを考えていたら、
「でしたら私がやりましょう!子供だろうが、女児だろうが、躊躇いなく恐怖のどん底に……」
目の前にヤバい奴がいました。
「却下」
「しゅん」
おい、凹むな。
児童虐待はマズいだろう。
さて、どうしようか。
プロであるレオニー達に任せたら、ノエルは二度と社会復帰出来なくなりそうだし、かと言って私は素人だし……。
何か、良いアイデアはないものか……尋問なんて映画かドラマでしかみたことないし……ん?映画?……そうだ!あれを試してみようか!
昔、映画で見たあれを。
「レオニー、試してみたい方法があるのだが……」
—————————————
三十分後、ここはお馴染み地下の尋問室。
石造りの簡素な部屋に、机と椅子があるだけの場所。
部屋の中には両手を縛られたノエルが椅子に座らされている。
そこで、ガチャりと音がして、レオニーが入ってきた。
そして、そのままノエルの向かい側に座り、彼女が口を開こうとした時だった。
「おい悪党!先に言っとくけどボクはお前達なんかに絶対何も喋らないからな!」
聞いてもないのに勝手にノエルが喋りだした。
「……」
レオニーは無言のまま、それを一瞥すると次の瞬間、無造作に腕を伸ばして乱暴にノエルの髪を掴んだ。
「何するん……っ!」
そして、ノエルが言い終わるより早くレオニーがそのまま彼女を机に引き倒した。
「がぁ!」
ノエルは悲鳴をあげるが、レオニーは構わず、そのままスカートの中からナイフを取り出し、ドスっとノエルの顔の横に突き刺した。
「ひぃ!」
と、そこでレオニーは机に押し付けているノエルに顔を近づけて初めて喋った。
「黙れ。誰が喋っていいと言った?」
氷のような声で。
「ひぅっ!ごめんなさ……むぐぅっ!」
今度はレオニーに口の辺りを掴まれた。
「だから、何で、勝手に、喋っている。今度勝手に喋ったら……殺すぞ」
刺すような視線とドスの聞いた声で脅され、ノエルは気を失いそうになる。
「っ!」
そして、机に押さえつけられ苦しそうなノエルは必死でコクコクと頷く。
「よし、わかったようだな。今から尋問を始める。私が聞いたことにだけ答えろ、いいな?」
ノエルは再びコクコクと頷いた。
そこでレオニーはノエルを放して座り直す。
「ては、答えろ。お前は誰に雇われた」
「……くっ」
だが、ノエルは必死に恐怖と戦いながら黙っている。
「誰に雇われた」
「……」
ダラダラと冷や汗を流しながら、それでも彼女は耐える。
それを見たレオニーは、
「ほう、今度はダンマリか。折角、喋る許可をやったのに」
「……」
「まあ、それならそれで構わないが」
それから暫く、レオニーが質問し、ノエルが黙秘するという場面が続いた。
だが、10回ほど同じやり取りをしたところでレオニーは席を立ち、ノエルの横まで来た。
そして、耳元でドスの効いた恐ろしい声で囁いた。
「頑張っているつもりなのだろうが……あまり私達を舐めるなよ?」
ノエルはその台詞にビクりとする。
「私はな、お前ぐらいの歳の雌ガキが大嫌いなんだよ。私達を薄給でこき使う、理不尽で我儘な上司を思い出すからな」
「!?」
ノエルは混乱した。
「兎に角、あまり意地を張っていると、ロクな目に合わないぞ。例えば……」
と、そこでレオニーはドアの方を向いて叫んだ。
「『あの女』を連れてこい!」
少し時間を戻して尋問の冒頭から。
場所はこちらもお馴染み尋問室の横にある覗き部屋。
今ここには二人の少女?がいた。
一人は、セシロクマこと赤騎士。
もう一人は、悪の親玉ことコアクマリー……もとい、マリーである。
二人は愛するリアンを襲撃した憎っくきノエルの尋問を見る為にいつもの覗き部屋に来ていた。
尋問室ではレオニーによる尋問が始まり、ちょうどノエルの髪を掴んで引き倒したところだ。
そんな普通の少女ならトラウマになりそうな光景を見ながら彼女達は平然と会話を始めた。
「ねえ、マリー。やっぱり本職の人って凄いわねぇ」
まず、赤い鎧の人が呟き、
「はい、姉様。こうやって改めて見ると、そう言えばレオニーもその道のプロだったということを思い出しますね」
小悪魔な王女が答えた。
全く、失礼な話である。
「ええ。私、今更レオニーがただのツッコミ担当のメイドじゃないことを思い出したわ」
「同感ですわ」
そして、更に酷いことを言い始めた二人。
だが、そんなことは関係なく隣では尋問が進んで行く。
暫くして、また赤い人が酷いことを言い始めた。
「うわぁ、子供相手になんてことを……まあ、罪状からしたら当然ではあるのですが、何というか……陰険だわ」
(確かにリアン様に歯向かった愚か者ではありますが、まだ子供なのですから、私なら一思いに楽にしてあげるのに)
更に、自身もノエルとほぼ同じ年齢である悪の親玉も続いた。
「それに、何も知らずにこれを見たら巨乳のメイドが女児を虐待しているだけの場面、ですからね」
(全く、私ならスマートに親族か近しい友人などを人質に取って脅しますのに)
今度は本人が聞いたら発狂しそうなことを話し始めた。
レオニーだって好き好んでこんなことをしている訳ではないのに……。
「もしかしたら、これ日頃のストレスの所為ではないかしら?」
「ああ、確かに。レオニーって溜め込むタイプでしたものね」
だが、ここで、
「何を他人事のように。貴方が薄給で酷使するからではなくて?」
「まない……ではなくて、姉様!何を仰るの!?姉様が、鎧のコスプレして暴れるからレオニーが疲弊しているのでしょうが!」
何故か仲間割れを始めた二人。
「な!コスプレとは失礼な!」
「そっちこそ言い掛かりを!」
そして、
「がおー!」
「キー!」
お互いに威嚇し始めたところで、壁の向こう側のレオニーがとんでもないことを言い放った。
『私はな、お前ぐらいの歳の雌ガキが大嫌いなんだよ。私達を薄給でこき使う、理不尽で我儘な上司を思い出すからな』
「「!?」」
二人は驚き、そして別々の反応をした。
「あー。ま、マリー?レオニーだってストレスを抱えて頑張っているのだから、怒ってはダメよ?」
赤い人が珍しく、本人不在のところに助け舟を出そうとするが、マリーは無慈悲に一言だけ呟いた。
「死刑」
残念ながら赤い助け舟は撃沈された。
そして、その後尋問を終えたレオニーが何も知らずに部屋に入って来た時、マリーはとてもとても良い笑顔で彼女を迎えたのだった。
「……まあ、落ち着け。赤騎士」
その時、朝から頭に血が上って物騒なことを言い始めた赤騎士を私は宥めていた。
「しかし!連中は私の大事な殿下に手を出した上、お顔に傷まで……」
だが、赤騎士にしては珍しく私の言葉に逆らい、食い下がる。
「だから、落ち着け。処刑も何も、まずは情報を引き出してからだ」
「……はい」
赤騎士は二度目の私の言葉で渋々納得し、引き下がった。
ふう、やっと止まったか。
コイツはそんなに血を見たいのか?
あと、私は君のものではないのだが……。
あ、皆様どうも、味方のホルスタインに殺されかけたマクシミリアンです。
今は襲撃から一夜明けた翌日の朝です。
取り敢えず、レオニーや赤騎士と捕虜の話をしようとしたら、この騒ぎ。
全く、赤騎士には困ったものです。
仕事に全力で取り組む姿勢は良いのですが、暴走気味なのには参ります。
一体、何が彼女にそこまでされるのでしょうか。
おっと、失礼、愚痴になりました。
時間もないし、さっさと話を進めないと。
「さて、話を戻そう。捕虜の件だが」
「はい、殿下。連中は脱走した元暗部の者達で、現在は何者かに金で雇われているようです。簡単には雇主の情報は吐かないでしょう」
レオニーが淡々と現状を報告した。
「ですから!私が痛めつけて吐かせます!」
赤騎士が声を上げるが、
「赤騎士様、彼らは対尋問訓練を受けていますから、痛みだけでは難しいかと。それに貴方では吐かせる前に永眠させてしまうのでは?」
レオニーに即黙らされた。
「ぐぬぬ」
そうか、連中はプロだもんなぁ。
赤騎士なんか送り込んだら、尋問どころか、いきなり連中をあの世に送って終わりだよな……。
さて、どうしたものか。
あ、そう言えば、
「レオニー、あのアホっぽい子供……ノエルだっかな?あればどうかな?あ、まさかあれも……」
「いいえ、違います。もし、あんな間抜けが暗部にいれば敵より先に私が始末します」
怖っ!
だが、それなら……、
「それなら、まずはノエルから始めようか」
「はい、それが宜しいかと。今のところ名前しか分かっておりませんが、恐らく彼女は囮として使う為に連れてこられた素人だと思われますので」
「そうか……え?彼女?」
と、ここで意外な事実が判明した。
「はい、女児です」
「あ、そうか……」
「何か問題でも?」
「ああ、甘いかも知れないが、マリーと同じくらいの小さな女の子を拷問するのは少しな……」
流石に女児を喜んで拷問するような感性は持ち合わせていないからな。
そんなことを考えていたら、
「でしたら私がやりましょう!子供だろうが、女児だろうが、躊躇いなく恐怖のどん底に……」
目の前にヤバい奴がいました。
「却下」
「しゅん」
おい、凹むな。
児童虐待はマズいだろう。
さて、どうしようか。
プロであるレオニー達に任せたら、ノエルは二度と社会復帰出来なくなりそうだし、かと言って私は素人だし……。
何か、良いアイデアはないものか……尋問なんて映画かドラマでしかみたことないし……ん?映画?……そうだ!あれを試してみようか!
昔、映画で見たあれを。
「レオニー、試してみたい方法があるのだが……」
—————————————
三十分後、ここはお馴染み地下の尋問室。
石造りの簡素な部屋に、机と椅子があるだけの場所。
部屋の中には両手を縛られたノエルが椅子に座らされている。
そこで、ガチャりと音がして、レオニーが入ってきた。
そして、そのままノエルの向かい側に座り、彼女が口を開こうとした時だった。
「おい悪党!先に言っとくけどボクはお前達なんかに絶対何も喋らないからな!」
聞いてもないのに勝手にノエルが喋りだした。
「……」
レオニーは無言のまま、それを一瞥すると次の瞬間、無造作に腕を伸ばして乱暴にノエルの髪を掴んだ。
「何するん……っ!」
そして、ノエルが言い終わるより早くレオニーがそのまま彼女を机に引き倒した。
「がぁ!」
ノエルは悲鳴をあげるが、レオニーは構わず、そのままスカートの中からナイフを取り出し、ドスっとノエルの顔の横に突き刺した。
「ひぃ!」
と、そこでレオニーは机に押し付けているノエルに顔を近づけて初めて喋った。
「黙れ。誰が喋っていいと言った?」
氷のような声で。
「ひぅっ!ごめんなさ……むぐぅっ!」
今度はレオニーに口の辺りを掴まれた。
「だから、何で、勝手に、喋っている。今度勝手に喋ったら……殺すぞ」
刺すような視線とドスの聞いた声で脅され、ノエルは気を失いそうになる。
「っ!」
そして、机に押さえつけられ苦しそうなノエルは必死でコクコクと頷く。
「よし、わかったようだな。今から尋問を始める。私が聞いたことにだけ答えろ、いいな?」
ノエルは再びコクコクと頷いた。
そこでレオニーはノエルを放して座り直す。
「ては、答えろ。お前は誰に雇われた」
「……くっ」
だが、ノエルは必死に恐怖と戦いながら黙っている。
「誰に雇われた」
「……」
ダラダラと冷や汗を流しながら、それでも彼女は耐える。
それを見たレオニーは、
「ほう、今度はダンマリか。折角、喋る許可をやったのに」
「……」
「まあ、それならそれで構わないが」
それから暫く、レオニーが質問し、ノエルが黙秘するという場面が続いた。
だが、10回ほど同じやり取りをしたところでレオニーは席を立ち、ノエルの横まで来た。
そして、耳元でドスの効いた恐ろしい声で囁いた。
「頑張っているつもりなのだろうが……あまり私達を舐めるなよ?」
ノエルはその台詞にビクりとする。
「私はな、お前ぐらいの歳の雌ガキが大嫌いなんだよ。私達を薄給でこき使う、理不尽で我儘な上司を思い出すからな」
「!?」
ノエルは混乱した。
「兎に角、あまり意地を張っていると、ロクな目に合わないぞ。例えば……」
と、そこでレオニーはドアの方を向いて叫んだ。
「『あの女』を連れてこい!」
少し時間を戻して尋問の冒頭から。
場所はこちらもお馴染み尋問室の横にある覗き部屋。
今ここには二人の少女?がいた。
一人は、セシロクマこと赤騎士。
もう一人は、悪の親玉ことコアクマリー……もとい、マリーである。
二人は愛するリアンを襲撃した憎っくきノエルの尋問を見る為にいつもの覗き部屋に来ていた。
尋問室ではレオニーによる尋問が始まり、ちょうどノエルの髪を掴んで引き倒したところだ。
そんな普通の少女ならトラウマになりそうな光景を見ながら彼女達は平然と会話を始めた。
「ねえ、マリー。やっぱり本職の人って凄いわねぇ」
まず、赤い鎧の人が呟き、
「はい、姉様。こうやって改めて見ると、そう言えばレオニーもその道のプロだったということを思い出しますね」
小悪魔な王女が答えた。
全く、失礼な話である。
「ええ。私、今更レオニーがただのツッコミ担当のメイドじゃないことを思い出したわ」
「同感ですわ」
そして、更に酷いことを言い始めた二人。
だが、そんなことは関係なく隣では尋問が進んで行く。
暫くして、また赤い人が酷いことを言い始めた。
「うわぁ、子供相手になんてことを……まあ、罪状からしたら当然ではあるのですが、何というか……陰険だわ」
(確かにリアン様に歯向かった愚か者ではありますが、まだ子供なのですから、私なら一思いに楽にしてあげるのに)
更に、自身もノエルとほぼ同じ年齢である悪の親玉も続いた。
「それに、何も知らずにこれを見たら巨乳のメイドが女児を虐待しているだけの場面、ですからね」
(全く、私ならスマートに親族か近しい友人などを人質に取って脅しますのに)
今度は本人が聞いたら発狂しそうなことを話し始めた。
レオニーだって好き好んでこんなことをしている訳ではないのに……。
「もしかしたら、これ日頃のストレスの所為ではないかしら?」
「ああ、確かに。レオニーって溜め込むタイプでしたものね」
だが、ここで、
「何を他人事のように。貴方が薄給で酷使するからではなくて?」
「まない……ではなくて、姉様!何を仰るの!?姉様が、鎧のコスプレして暴れるからレオニーが疲弊しているのでしょうが!」
何故か仲間割れを始めた二人。
「な!コスプレとは失礼な!」
「そっちこそ言い掛かりを!」
そして、
「がおー!」
「キー!」
お互いに威嚇し始めたところで、壁の向こう側のレオニーがとんでもないことを言い放った。
『私はな、お前ぐらいの歳の雌ガキが大嫌いなんだよ。私達を薄給でこき使う、理不尽で我儘な上司を思い出すからな』
「「!?」」
二人は驚き、そして別々の反応をした。
「あー。ま、マリー?レオニーだってストレスを抱えて頑張っているのだから、怒ってはダメよ?」
赤い人が珍しく、本人不在のところに助け舟を出そうとするが、マリーは無慈悲に一言だけ呟いた。
「死刑」
残念ながら赤い助け舟は撃沈された。
そして、その後尋問を終えたレオニーが何も知らずに部屋に入って来た時、マリーはとてもとても良い笑顔で彼女を迎えたのだった。
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