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美咲ルート
ブラコン姉妹は、天使だろうか? 美咲√(3)
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神楽坂美咲は、ブラコンである。これは美羽同様、どちらの姉妹でも言える話なのだがそうではない。同じ姉妹である神楽坂美羽は、スポーツ少女である事から運動以外はお馬鹿である。だが逆に言えば、運動をやらせればキラキラと輝く事の出来る実力者でもある。
それでもこの神楽坂美咲という少女は、一度スイッチが入れば美羽同様に天才と呼べる程の逸材と早変わりする。美羽とは違う部分は、それが文学部門で数多くの賞を受賞している所だろう。運動能力が劣る分、彼女は成績重視と上品さを持った学生生活を心掛けると決断したらしいのだが……それは表向きの理由である。
「……お兄様、お風呂が沸きました。先に入りますか?それとも食事にしますか?それとも……わ、私にしますか?」
それは自分が美羽に勝てない部分で勝利する上で、俺という存在の視線も集めようという狙いがあるからである。極度のブラコンというのは、つまりはそういう事である。何よりも先に兄への想いに変換し、何よりも先にそれを前提として物事を考える程の執着心。そして、彼女の妄想力はその群を抜いている。
「その選択肢は無い」
「あだっ……もうお兄様ったら、こんなにも私が尽くそうとしているのに。どうしていつもいつも……ぶつぶつ」
小さな背中が怒っているような空気を纏い、キッチンへとスタスタと向かって行くのを見届けて俺はソファへと腰を下ろした。その瞬間、ドタドタと二階から騒がしい足音と共にもう一人の妹が出現したのである。
「あ、兄者兄者っ!!!宿題教えて!?」
「い、いきなりだな」
「だ、だってだって、明日小テストがあるのに美咲が教えてくれないんだもん!さっきまで一人で頑張ってたけど、チンプンカンプンで。だからお願い兄者!助けてぇ~」
「はぁ……どれが分からないんだ?」
「お兄様、教えてはダメですよ。普段から勉強しない美羽がいけないんです。ここは兄らしく、ガツンと言った方が良いですよ?」
俺が美羽の持ってきた教科書を持った瞬間、キッチンから戻って来た美咲がそう言ってきた。その言葉を聞いた美羽は、ぶぅっと頬を膨らませて明らかに嫌そうな顔で言った。
「えぇ~、それはあんまりだよ~。美咲のひとでなしぃ!」
「さっきも言いましたけど、これは普段から勉強しない美羽が悪いです。だからお兄様に頼る前に、もう少しだけ自分で頑張ってみたら?それでもダメダメだと思ったら、私かお兄様に言って来なさい」
「うぅ~、あ、兄者ぁ~」
泣きそうな瞳を俺に向ける美羽と腕を組んで呆れた様子の美咲。俺は美羽に宿題を教えたい所だが、美咲の言う通りな部分もあるから、一概に手伝うかどうかを悩ませる。美羽の成績を考えれば、美咲の言う通りにした方が美羽の為になるかもしれないのだが……。
「美咲、さっきまで美羽は頑張ってたって言ってるし、少しなら手伝っても良いんじゃないか?」
「お兄様は甘いですね」
「そうか?」
「どれくらい甘いかといえば、ホットケーキにメイプルシロップを二本分と生クリームでプリ〇ュアを描くぐらい甘ったるいです」
「俺にそんな技術は無ぇよ。(なんだよ、生クリームでって。甘さ関係無いじゃん)」
そんな事を言いながらも、美咲は溜息混じりに俺の意見を飲んで美羽に言うのであった。
「じゃあ美羽、お兄様がお風呂に入っている間に片付けましょう。少しぐらいなら、私も手伝いますから」
「良いの!?やったぁー、流石美咲っ!!」
「今日だけですからね?もう」
神楽坂美咲にもう一つ付け足すとすれば、姉妹である美羽の事も同等以上に想っているという事だ。
それでもこの神楽坂美咲という少女は、一度スイッチが入れば美羽同様に天才と呼べる程の逸材と早変わりする。美羽とは違う部分は、それが文学部門で数多くの賞を受賞している所だろう。運動能力が劣る分、彼女は成績重視と上品さを持った学生生活を心掛けると決断したらしいのだが……それは表向きの理由である。
「……お兄様、お風呂が沸きました。先に入りますか?それとも食事にしますか?それとも……わ、私にしますか?」
それは自分が美羽に勝てない部分で勝利する上で、俺という存在の視線も集めようという狙いがあるからである。極度のブラコンというのは、つまりはそういう事である。何よりも先に兄への想いに変換し、何よりも先にそれを前提として物事を考える程の執着心。そして、彼女の妄想力はその群を抜いている。
「その選択肢は無い」
「あだっ……もうお兄様ったら、こんなにも私が尽くそうとしているのに。どうしていつもいつも……ぶつぶつ」
小さな背中が怒っているような空気を纏い、キッチンへとスタスタと向かって行くのを見届けて俺はソファへと腰を下ろした。その瞬間、ドタドタと二階から騒がしい足音と共にもう一人の妹が出現したのである。
「あ、兄者兄者っ!!!宿題教えて!?」
「い、いきなりだな」
「だ、だってだって、明日小テストがあるのに美咲が教えてくれないんだもん!さっきまで一人で頑張ってたけど、チンプンカンプンで。だからお願い兄者!助けてぇ~」
「はぁ……どれが分からないんだ?」
「お兄様、教えてはダメですよ。普段から勉強しない美羽がいけないんです。ここは兄らしく、ガツンと言った方が良いですよ?」
俺が美羽の持ってきた教科書を持った瞬間、キッチンから戻って来た美咲がそう言ってきた。その言葉を聞いた美羽は、ぶぅっと頬を膨らませて明らかに嫌そうな顔で言った。
「えぇ~、それはあんまりだよ~。美咲のひとでなしぃ!」
「さっきも言いましたけど、これは普段から勉強しない美羽が悪いです。だからお兄様に頼る前に、もう少しだけ自分で頑張ってみたら?それでもダメダメだと思ったら、私かお兄様に言って来なさい」
「うぅ~、あ、兄者ぁ~」
泣きそうな瞳を俺に向ける美羽と腕を組んで呆れた様子の美咲。俺は美羽に宿題を教えたい所だが、美咲の言う通りな部分もあるから、一概に手伝うかどうかを悩ませる。美羽の成績を考えれば、美咲の言う通りにした方が美羽の為になるかもしれないのだが……。
「美咲、さっきまで美羽は頑張ってたって言ってるし、少しなら手伝っても良いんじゃないか?」
「お兄様は甘いですね」
「そうか?」
「どれくらい甘いかといえば、ホットケーキにメイプルシロップを二本分と生クリームでプリ〇ュアを描くぐらい甘ったるいです」
「俺にそんな技術は無ぇよ。(なんだよ、生クリームでって。甘さ関係無いじゃん)」
そんな事を言いながらも、美咲は溜息混じりに俺の意見を飲んで美羽に言うのであった。
「じゃあ美羽、お兄様がお風呂に入っている間に片付けましょう。少しぐらいなら、私も手伝いますから」
「良いの!?やったぁー、流石美咲っ!!」
「今日だけですからね?もう」
神楽坂美咲にもう一つ付け足すとすれば、姉妹である美羽の事も同等以上に想っているという事だ。
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