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「……ああ、そういえばすまなかったね」
「え?」
お祖母様は、ふと思い出したかのようにそのようなことを言い出した。
その視線の先には、ルバディオ様がいる。これは彼に対する謝罪であるようだ。
「なんのことですか?」
「関所のことだよ。派手にやってしまったからね」
「ああ、そのことでしたか……」
お祖母様の言葉に、私は思い出した。私とお祖母様が、アルフェンド王国の兵士達がいる関所を壊滅させたということを。
それは、仕方ないことではあった。ドナテロ王国側からすれば、アルフェンド王国の暴挙だ。攻撃するのは当然のことである。
ただ結果として手を取り合えることがわかった今は、その行為を申し訳なく思う。あれによって、多くの者達が犠牲になってしまった。
「それに関しては、そもそもこちらが悪いことですから、気にしないでください。兵士達が命を落とした責任は、僕達王族にあります。あなた方は、当然のことをしたまでだ」
「まあ、それはアタシも理解はしているさ。ただ、そのことが二国の和平を妨げることになる可能性があると思ってね……いざとなったら、アタシのことを公表しな。悪名高い大魔法使いが、二国間と関係なく魔法を使ったとね」
お祖母様は、ゆっくりとそのようなことを呟いた。
色々と滅茶苦茶な所もあるが、お祖母様はこういう所ではとてもクレバーだ。とても冷静に、状況を分析している。
もしもお祖母様が言っているようなことをルバディオ様が公表するなら、私もそれに付き合おう。彼女は反対するかもしれないが、私達はたった二人の家族だ。私はお祖母様を一人にしたくない。
「大丈夫です。その辺りは上手くやりますよ。あなたが使った魔法は、規格外でしたからね。天災としておきます」
「天災、か……まあ確かに、ほとんどの者はあんな魔法は知らないからね」
「本当に驚くべき魔法です。仮に、本当に二国間で争ったとしても、こちらに勝ち目はなかったでしょうね。あなたとクレメリアさんがいる限り……」
「そうだろうね」
ルバディオ様からは、お祖母様への畏敬の念が伝わってきた。
そういった観点からも、彼は降伏を選ぶことを得策だと思ったのかもしれない。
しかしそう考えていくと、あれだけの惨状を知りながらも戦いをやめようとしないアズガルト様とラナルナ嬢が益々歪に思えてくる。
ある意味において、彼らは恐れ知らずということなのかもしれない。いや、単に戦況を冷静に分析できる力がないというだけだろうか。
「え?」
お祖母様は、ふと思い出したかのようにそのようなことを言い出した。
その視線の先には、ルバディオ様がいる。これは彼に対する謝罪であるようだ。
「なんのことですか?」
「関所のことだよ。派手にやってしまったからね」
「ああ、そのことでしたか……」
お祖母様の言葉に、私は思い出した。私とお祖母様が、アルフェンド王国の兵士達がいる関所を壊滅させたということを。
それは、仕方ないことではあった。ドナテロ王国側からすれば、アルフェンド王国の暴挙だ。攻撃するのは当然のことである。
ただ結果として手を取り合えることがわかった今は、その行為を申し訳なく思う。あれによって、多くの者達が犠牲になってしまった。
「それに関しては、そもそもこちらが悪いことですから、気にしないでください。兵士達が命を落とした責任は、僕達王族にあります。あなた方は、当然のことをしたまでだ」
「まあ、それはアタシも理解はしているさ。ただ、そのことが二国の和平を妨げることになる可能性があると思ってね……いざとなったら、アタシのことを公表しな。悪名高い大魔法使いが、二国間と関係なく魔法を使ったとね」
お祖母様は、ゆっくりとそのようなことを呟いた。
色々と滅茶苦茶な所もあるが、お祖母様はこういう所ではとてもクレバーだ。とても冷静に、状況を分析している。
もしもお祖母様が言っているようなことをルバディオ様が公表するなら、私もそれに付き合おう。彼女は反対するかもしれないが、私達はたった二人の家族だ。私はお祖母様を一人にしたくない。
「大丈夫です。その辺りは上手くやりますよ。あなたが使った魔法は、規格外でしたからね。天災としておきます」
「天災、か……まあ確かに、ほとんどの者はあんな魔法は知らないからね」
「本当に驚くべき魔法です。仮に、本当に二国間で争ったとしても、こちらに勝ち目はなかったでしょうね。あなたとクレメリアさんがいる限り……」
「そうだろうね」
ルバディオ様からは、お祖母様への畏敬の念が伝わってきた。
そういった観点からも、彼は降伏を選ぶことを得策だと思ったのかもしれない。
しかしそう考えていくと、あれだけの惨状を知りながらも戦いをやめようとしないアズガルト様とラナルナ嬢が益々歪に思えてくる。
ある意味において、彼らは恐れ知らずということなのかもしれない。いや、単に戦況を冷静に分析できる力がないというだけだろうか。
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