大好きな乙女ゲームのモブ令嬢に転生したので傍観者に徹します!〜どうして私に構うんですか?!〜

あるかな

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いざ!学園へ!

「お嬢様、今日はご機嫌ですね。そんなに入学が楽しみですか?」

サラの楽しそうな声に私、アリーニャは満面の笑みで頷く。

「もちろんよサラ!楽しみで仕方ないわ!」

あれから、半月がたち13歳になった私は王立学園に入学する。

こちらの勉強は前の世界の中学生程度しか無かったので私は家族に天才扱いされてたりします

そして!今日私がここまでウキウキしてるのはただ入学できるからでは無いのです。

乙女ゲームをやった事ある人ならわかるでしょう。入学式はあのイベントが起こる日!

そう…ヒロインのララと攻略対象の1人、アレク王子の出会いイベントがあるのです!

入学式が行われる講堂がどこか分からないヒロインちゃんは門のところをうろうろとしてしまいます。

そこを偶然通りかかったアレク王子が助けてあげるベッタベタの展開です。

ベタとはいえ目の前で見れるとなるとテンションは上がります!

「サラ!早く学園に行きましょう!」

ゲームのパッケージや攻略中に飽きるほど見た可愛い制服をさっさと着せてもらった私は部屋を飛び出す。

「アリーニャお嬢様!はしたのうございます!」

後ろからサラの悲鳴が聞こえてくるが私は無視した。

「早く…早く学園に向かってあの神シーンを目に焼きつけるのよ…!」

私は猛ダッシュで玄関まで向かうが、途中で圧を放つ笑顔の兄に捕まり軽く説教を受けました…







やっと説教から解放され兄と一緒に馬車に乗り込む。

早く学園につかないかなーと足をブラブラ…はしないです。

前世の記憶があるとはいえ私は伯爵令嬢。

それなりに教育は受けているので!…さっきは仕方ありません。

チラッと正面で読書をしている兄を見上げる。

クラリス・ウェルチ。私の実の兄で伯爵家の跡取りだ。

我が伯爵家には兄という後継者がいるし、家柄的に政略なども必要ないのでそんな家に生まれた女の子の私はそれはもう可愛がられてます。

兄も同様で私のことをかわいがってくれます。

全くカールしていない真っ直ぐな茶髪にお父様譲りの紫の瞳をしていてイケメンの部類に入ると思います。

ちなみに私の目の色はお母様譲りだったりします。

攻略対象では無いモブの兄でも前世を思い出してすぐは直視できなかったほどにイケメンなのです。

これじゃあ本当の攻略対象達なんて見たらどうなってしまうのでしょうか。

キャーキャーと1人ではしゃぐ私のことをお兄様は呆れたような目で見つめていました。

隣にいるサラも半目になっています。

…少しは令嬢らしく大人しくしようと誓います…が、攻略対象たちに出会った私は正気を保っていられるでしょうか

そんなこんなで期待をふくらませた私を乗せた馬車はついに学園のある王都に入るのです!










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