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ep3
ダンジョン
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冒険者ギルドの受付嬢は、対応中にもかかわらずアクアを見つけると「少々お待ち下さい」と言ってカウンターを跳ね上げて、アクアを手招きした。
アクアは、素直にそこを通ってギルド長室へ行きドアをノックして「アクアです」と言った。
「どうぞ」
中に入るとギルド長のハックが待ち構えていた。
「シェリーと違って、アクアさんは、いきなり出て来たりしないんだね。
あれは心臓に悪い」
「ハックさん、それよりお菓子の食べ過ぎの方が体に良く無いですよ」
「ハハハ アクアさんもだんだんシェリーに似てきたなぁ~
所で、今日はどんな用かな」
「私たち天女浜にホテルを作ったんです。
それでこの街と繋ぐ道を作っていたら、出来たてのダンジョンを見つけました。
それで、そのご報告に来ました。」
「出来たてのダンジョンだって!
何でそれが出来たてだって分かるんだ。」
「最初は、魔力溜まりだったんです。それが、ここ数日で入口が出来たんです。
シェリーが言うには、『スライムダンジョン』が消滅した影響で新しいダンジョンができたのかもって」
ハックは身を乗り出して
「その場所を詳しく教えてくれるか」
アクアは、少しもったいぶって
「いいですけど、お願いがあって」
「願い?なんか嫌な予感しかしないが……」
「私たちに独占調査権を下さい。しばらくは、他の冒険者は、立入禁止にして欲しいんです。」
「ダンジョンからの宝を独り占めさせろと」
「いいえ、そうではなくて、どこまでダンジョンが成長するか見守りたいんです。」
「ダンジョンが成長?」
「ええ、そこは魔力溜まりから成長してダンジョンになりました。今はまだ階層にはなって無くて一層のみのダンジョンです。
ここで次次と色んな冒険者が入ってボスキャラを倒しまくったら、私が言うのもなんですが『スライムダンジョン』の二の舞いになるんじゃないかと」
ハックは、少し考え込んでから
「よし、わかった。
君たちの独占調査権を認めよう。但し、期限付だ。
10層まで成長するか、Cランク相当になる迄でどうだ」
「私はそれで構いませんが、私たち以外の冒険者が入れないのに、その条件でいいんですか。
それだとウソついても調べようが無いけど」
「アハハハ アクアさんは、嘘つく人には思えないし、シェリーとの付き合いは、長いんだ。彼女は約束を破るような人じゃない。
あんたらを信用してるよ。」
◇
「アクアさん、ここ凄いですよ。色んな薬草と毒草の群生地ですよ。あっマンドラゴラも有りますよ。」
ケビンが辺りを見回して、興奮気味だ。
今日は、アクア・シェリー・ケビンの3人でダンジョンの調査に来ている。
「試しに抜いてみようか」
「だめですよアクアさん。ちょちょっと待って」
慌てて耳を塞ぐケビンとシェリー
アクアは、マンドラゴラの根元を握ってから、手を離した。
「えへへ~ 驚いた?」
「アクアならやりかねないと思ったわよ。
ご期待通り驚いたわよ。」
「ぼくは、死ぬかと思いました。まだドキドキしてます。」
「ケビン、ごめんネ。そんなに怖かったんだ。」
するとシェリーが
「折角だから、収穫していきましょう。
アクア水牢を上蓋無しで出して。」
アクアが水牢を出すと、シェリーは土魔法を使ってマンドラゴラを周りの土ごと掘り上げて、水牢の中に放り込んだ。
「アクア、蓋して水流で土を洗い流して」
水牢の中でマンドラゴラが絶叫したのか、壁がブルブル振動した。
「シェリーさん、流石です。
こうすれは、マンドラゴラの『死の絶叫』を聞かずに収穫できるんですね。」
「まぁたまたま思いついたのよ。アクア、葉と根っこを切り離して、別々にストレージに入れてくれる。」
「シェリー、なんで切っちゃうの?そのまんまじゃダメなの。」
「冒険者ギルドの元受付嬢のミニ知識よ。
袋にそのまましまったら、生きてて袋から出した時に『死の絶叫』をやられて、大惨事になったそうよ。」
「その人死んじゃったんですか?」
「いいえ、その人は生まれつき耳に障害のある人で、その人だけ生き残ったそうよ。」
「それ、わざとやったんですか?
人殺しですよね。怖っ」
「死んだのは、彼を襲った盗賊たちよ。」
「へぇー 護身用に殺人兵器を持ち歩いていたってことですね。
盗賊も驚いたでしょうね。」
その後も何本かマンドラゴラを
収穫して、アクアたちは、次の階層に入った。
そこでは、出て来る魔物はスライム系ばかりだった。
アクアは、メモを取り出し書き込んだ
「第1階層は、薬草園状態で魔物はマンドラゴラ以外確認無し。
第2階層は、ジャングルだ。魔物はスライム系しか出てこないが、毒虫や毒ヘビなどやたらと毒を持つ生物が多い。」
「アクア、何それ」
「ハックにダンジョンに入ったら、レポート出してくれって言われててさ」
アクアたちは、続けて3層4層とクリアして5層に辿り着いた。
「アクアさん、このダンジョン凄いですよ」
「ケビン。なんで?」
「3層は、ゴブリンばかりで
4層は、オーク
ぼくみたいな、戦闘経験が浅い者にとって、こんな練習場所と言うかチュートリアルなダンジョンは稀有ですよ。
新人や底ランクの人にとって、ここほど魅力あるダンジョンは無いと思います。」
ここに来るまでは、殆どの戦闘をケビンに任せて、アクアとシェリーはそのサポートにまわっていた。
その為ケビンは、かなりのスピードでレベルアップをしながら、ここまで来たのだ。
それもこれも、ケビンの魔力が減るとアクアが自分の魔力をケビンにどんどんと補充していたからだ。
「ストーン バレット 連射だぁ~」
5層に着くとこれまでのおさらいのように、スライム、ゴブリン、オークが混在して現れて、襲ってきた。
「ケビン、あなた折角土魔法のスペシャリストなんだから、こういう沢山の相手と戦う時は、もっと考えて戦いなさいよ」
シェリーは、そう言うと前方に土塁を築きその手前に沼を作った。
ゴブリンたちが土塁を乗り越え飛び降りてくるが、そこは泥沼だ。
次々とゴブリンが沼に沈んでいく。
「さすがシェリーさん。
ぼくには、無理かなぁ~
魔力量が多くないとこれは無理ですよ」
見れば土塁と沼の長さは数百メートルに渡っている。
沼でジタバタしている魔物に向ってケビンがとどめを刺して回った。
「それにしても、この層だけ一度に沢山の魔物が向って来るんですね。」
「そうね、上の層で楽させといて、ここで一気に来られると、Cクラスのパーティーだと危ないわね。」
「このダンジョン思っていたより早く成長してるのね。
ハックとも約束だから、独占調査権は、今回限りね。」
アクアは、そう言うとシェリーとケビンを水のベールに包んで、飛び上がった。
「ケビンには悪いけど、ここからは私がやるから」
すると直ぐに、アクアが倒した魔物の魔石が飛んで来た。
「うわっ、危な!魔石の攻撃がきたぁ~」
「ケビン、落ち着いて。これはアクアが倒した魔物の魔石を回収してるだけよ。
危険はないから。」
シェリーがそう言うとアクアも
「魔石が攻撃するわけないでしょ。フフフ
ケビンは、模型作り以外は、知らない子なのね」
「だって~」
♤♡♢♧♤♡♢♧♤♡♢♧
この先いくつかのストーリーを思いましたが、ドキドキするような話が思いつきませんでした。
ごめんなさい。一旦筆を置きます。
もっとワクワクドキドキなストーリーが、書けるよう精進します。
アクアは、素直にそこを通ってギルド長室へ行きドアをノックして「アクアです」と言った。
「どうぞ」
中に入るとギルド長のハックが待ち構えていた。
「シェリーと違って、アクアさんは、いきなり出て来たりしないんだね。
あれは心臓に悪い」
「ハックさん、それよりお菓子の食べ過ぎの方が体に良く無いですよ」
「ハハハ アクアさんもだんだんシェリーに似てきたなぁ~
所で、今日はどんな用かな」
「私たち天女浜にホテルを作ったんです。
それでこの街と繋ぐ道を作っていたら、出来たてのダンジョンを見つけました。
それで、そのご報告に来ました。」
「出来たてのダンジョンだって!
何でそれが出来たてだって分かるんだ。」
「最初は、魔力溜まりだったんです。それが、ここ数日で入口が出来たんです。
シェリーが言うには、『スライムダンジョン』が消滅した影響で新しいダンジョンができたのかもって」
ハックは身を乗り出して
「その場所を詳しく教えてくれるか」
アクアは、少しもったいぶって
「いいですけど、お願いがあって」
「願い?なんか嫌な予感しかしないが……」
「私たちに独占調査権を下さい。しばらくは、他の冒険者は、立入禁止にして欲しいんです。」
「ダンジョンからの宝を独り占めさせろと」
「いいえ、そうではなくて、どこまでダンジョンが成長するか見守りたいんです。」
「ダンジョンが成長?」
「ええ、そこは魔力溜まりから成長してダンジョンになりました。今はまだ階層にはなって無くて一層のみのダンジョンです。
ここで次次と色んな冒険者が入ってボスキャラを倒しまくったら、私が言うのもなんですが『スライムダンジョン』の二の舞いになるんじゃないかと」
ハックは、少し考え込んでから
「よし、わかった。
君たちの独占調査権を認めよう。但し、期限付だ。
10層まで成長するか、Cランク相当になる迄でどうだ」
「私はそれで構いませんが、私たち以外の冒険者が入れないのに、その条件でいいんですか。
それだとウソついても調べようが無いけど」
「アハハハ アクアさんは、嘘つく人には思えないし、シェリーとの付き合いは、長いんだ。彼女は約束を破るような人じゃない。
あんたらを信用してるよ。」
◇
「アクアさん、ここ凄いですよ。色んな薬草と毒草の群生地ですよ。あっマンドラゴラも有りますよ。」
ケビンが辺りを見回して、興奮気味だ。
今日は、アクア・シェリー・ケビンの3人でダンジョンの調査に来ている。
「試しに抜いてみようか」
「だめですよアクアさん。ちょちょっと待って」
慌てて耳を塞ぐケビンとシェリー
アクアは、マンドラゴラの根元を握ってから、手を離した。
「えへへ~ 驚いた?」
「アクアならやりかねないと思ったわよ。
ご期待通り驚いたわよ。」
「ぼくは、死ぬかと思いました。まだドキドキしてます。」
「ケビン、ごめんネ。そんなに怖かったんだ。」
するとシェリーが
「折角だから、収穫していきましょう。
アクア水牢を上蓋無しで出して。」
アクアが水牢を出すと、シェリーは土魔法を使ってマンドラゴラを周りの土ごと掘り上げて、水牢の中に放り込んだ。
「アクア、蓋して水流で土を洗い流して」
水牢の中でマンドラゴラが絶叫したのか、壁がブルブル振動した。
「シェリーさん、流石です。
こうすれは、マンドラゴラの『死の絶叫』を聞かずに収穫できるんですね。」
「まぁたまたま思いついたのよ。アクア、葉と根っこを切り離して、別々にストレージに入れてくれる。」
「シェリー、なんで切っちゃうの?そのまんまじゃダメなの。」
「冒険者ギルドの元受付嬢のミニ知識よ。
袋にそのまましまったら、生きてて袋から出した時に『死の絶叫』をやられて、大惨事になったそうよ。」
「その人死んじゃったんですか?」
「いいえ、その人は生まれつき耳に障害のある人で、その人だけ生き残ったそうよ。」
「それ、わざとやったんですか?
人殺しですよね。怖っ」
「死んだのは、彼を襲った盗賊たちよ。」
「へぇー 護身用に殺人兵器を持ち歩いていたってことですね。
盗賊も驚いたでしょうね。」
その後も何本かマンドラゴラを
収穫して、アクアたちは、次の階層に入った。
そこでは、出て来る魔物はスライム系ばかりだった。
アクアは、メモを取り出し書き込んだ
「第1階層は、薬草園状態で魔物はマンドラゴラ以外確認無し。
第2階層は、ジャングルだ。魔物はスライム系しか出てこないが、毒虫や毒ヘビなどやたらと毒を持つ生物が多い。」
「アクア、何それ」
「ハックにダンジョンに入ったら、レポート出してくれって言われててさ」
アクアたちは、続けて3層4層とクリアして5層に辿り着いた。
「アクアさん、このダンジョン凄いですよ」
「ケビン。なんで?」
「3層は、ゴブリンばかりで
4層は、オーク
ぼくみたいな、戦闘経験が浅い者にとって、こんな練習場所と言うかチュートリアルなダンジョンは稀有ですよ。
新人や底ランクの人にとって、ここほど魅力あるダンジョンは無いと思います。」
ここに来るまでは、殆どの戦闘をケビンに任せて、アクアとシェリーはそのサポートにまわっていた。
その為ケビンは、かなりのスピードでレベルアップをしながら、ここまで来たのだ。
それもこれも、ケビンの魔力が減るとアクアが自分の魔力をケビンにどんどんと補充していたからだ。
「ストーン バレット 連射だぁ~」
5層に着くとこれまでのおさらいのように、スライム、ゴブリン、オークが混在して現れて、襲ってきた。
「ケビン、あなた折角土魔法のスペシャリストなんだから、こういう沢山の相手と戦う時は、もっと考えて戦いなさいよ」
シェリーは、そう言うと前方に土塁を築きその手前に沼を作った。
ゴブリンたちが土塁を乗り越え飛び降りてくるが、そこは泥沼だ。
次々とゴブリンが沼に沈んでいく。
「さすがシェリーさん。
ぼくには、無理かなぁ~
魔力量が多くないとこれは無理ですよ」
見れば土塁と沼の長さは数百メートルに渡っている。
沼でジタバタしている魔物に向ってケビンがとどめを刺して回った。
「それにしても、この層だけ一度に沢山の魔物が向って来るんですね。」
「そうね、上の層で楽させといて、ここで一気に来られると、Cクラスのパーティーだと危ないわね。」
「このダンジョン思っていたより早く成長してるのね。
ハックとも約束だから、独占調査権は、今回限りね。」
アクアは、そう言うとシェリーとケビンを水のベールに包んで、飛び上がった。
「ケビンには悪いけど、ここからは私がやるから」
すると直ぐに、アクアが倒した魔物の魔石が飛んで来た。
「うわっ、危な!魔石の攻撃がきたぁ~」
「ケビン、落ち着いて。これはアクアが倒した魔物の魔石を回収してるだけよ。
危険はないから。」
シェリーがそう言うとアクアも
「魔石が攻撃するわけないでしょ。フフフ
ケビンは、模型作り以外は、知らない子なのね」
「だって~」
♤♡♢♧♤♡♢♧♤♡♢♧
この先いくつかのストーリーを思いましたが、ドキドキするような話が思いつきませんでした。
ごめんなさい。一旦筆を置きます。
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