水の申し子は無双したい訳じゃない
水田マリは、豪華客船のアテンダントとしてレストランの配膳を担当していた。
当然客層はセレブと言われる人達ばかりだった。
マリは、30歳を少し過ぎていたが、その容姿から常々男性からいい寄られることが多かった。
その日も「宝石をプレゼントする」と自分の父親位の人に口説かれていた。
適当に相手をしていたが、仕事が終わると待ち伏せをされていた。
言い訳を言って逃げだしたが、男はマリの後を追ってきた。
マリは、隠れるつもりが、誤って海へと落ちてしまった。
波に呑まれ死を覚悟しながら消えゆく意識のなかで、一条の光にマリは、包まれた。
「あなたに、新たな命を授けましょう、『水の申し子アクア』として、生きるのです。」
アクアとなったマリに与えられた力は、あらゆる水を自在に扱うスキルだった。
その力はこの世に彼女に勝てる者はいないほどだが、アクアは平穏を求めたかった。
しかし力を使うたびに人々から『天女』のレッテルを貼られてしまう。
普通でいたいのに、普通でない転生者の女の子のストーリーです。
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