織田家次男、織田信雪です。

コン

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幼少の時

1.5 戦さ場へ出撃です。

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 空を見上げ引き篭もる事を、決意した信勝は、いい笑顔で信広に向き直る。

 「では、しじはだすので、めいれいするのは、まかせます」

 「………大丈夫なんだろうな?」

 「がんばっ!」

 「可愛く言ってもダメだー!!」

 叫ぶ信広を他所に、戦場と自陣を見渡す。

 自軍の兵は槍を持った歩兵が多く、しかも槍も長槍でなく普通のものだ。あと敵将は、部隊の指揮は得意でないようだった。

 敵兵は、槍兵を前に置いて、後ろに配置した弓兵に矢を射掛けてきていた。しかし、所々乱れている所もあり、さらには指揮は低かった。ただ、逃げ出す者は今の所出てはいないようだった。

 馬に乗ってるのが、部隊の将であいつを倒せば壊滅するのは確実かな?だけど、左の林は使えない。最悪の場合、林に潜む部隊との交戦中に横から攻撃される可能性がある。

 敵兵は勢いは凄く、ぶつかり合うと、自軍の消耗も激しいものになると、信勝は考えた。

 敵は焦っている。この部隊を早く撃退したいのだろう。そうすれば、士気も上がるだろうから。

 「あにうえ、きゅうへいを、ぶたいこうほうへ」

 「そんなことすれば、敵が近寄ってくるぞ。兵の数では勝ってるのだから、このまま撃ち合いを続けても」

 「よのなか、かねなのです」

 「………世知辛いな。だが、負ける訳にはいかんのだぞ?」

 「こうほうへ、いどうしたあと、さゆうにわけます。その後………」



 説明を終え、信広が部隊を動かし始めた。弓兵が後ろへ下り左右に移動する。槍兵を徐々に後退させ、陣の形をVの字の様に変形させていった。そう、鶴翼の陣だ。

 兵数はこちらが勝っている……。敵将は押し込めていると思って、どんどんと前進してきているし、作戦は順調だ。あとは……。

 「まだか?もう、敵軍が見える距離まで迫っているぞ!」

 もう少し……。まだ、敵将が逃げられる。もう少し…………。

 敵軍がさらに勢いをあげ、敵軍がこちらに食い込んできた。

 「いまです」

 「よし!射掛けよ!一気に攻め立てろ!!」

 敵軍前方には槍兵が一気呵成に突っ込み、敵軍中央、後方には弓兵が放つ矢が降り注いだ。結果は、もともと低かった士気もあり、敵は壊滅状態となった。

 こっちの士気は高い、あとは釣れるか・・・・だが………。

 「報告!左の森から伏兵が現れ、こちらに進軍中です!」

 「なん……、だと!?」

 「いや、お前自分で伏兵いるって言ってただろ」

 兄上がなんだか五月蝿いが、そんなことはどうでもいいことだ。
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