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幸せのカタチ1
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久しぶりの幼馴染からの連絡に心を躍らせた唐木幸介は、二十分も早く待ち合わせ場所に着いてしまった。大学を卒業してから互いに仕事が忙しく、なかなか会うことが出来ないまま数年が経っていた。
連絡を寄越した幼稚園からの幼馴染である須藤祥太は幸介と大学まで同じ所に通っていた。近所でも兄弟と間違われるほど一緒に居て、互いの家の行き来なんてのは当たり前だった。あまりにも一緒に居ることが多いため、同級生には『二人って実はゲイなんじゃ』と疑われることもしばしばあったが、祥太はそれを真っ向から否定していたため、幸介も隣で同じように笑い飛ばしていた。それが一番、平和かつ自然に彼の横にいる理由になると分かっていたからだった。
高校生の時に自分の気持ちに気がついた。きっかけは何だったか良く覚えていない。それでも幸介が目で追うのはいつも祥太だった。
「悪い、遅くなった」
小洒落たイタリアンバルの前で待ち合わせをしていた。数分遅れで祥太が到着し、中に入る。意外と賑わっていて、学生や会社帰りのサラリーマンが目立った。
「久しぶりだね。元気だった?」
「まぁね。仕事も忙しくて……。幸介の方は?俺、海外出張も多くてとうとう英会話教室に通ってさ」
「あれだけ英語苦手だったのに?」
「そうそう。死ぬほど嫌いだったわ」
定期テストで赤点スレスレの答案を返された祥太の顔を思い出して、幸介は笑った。数年ぶりとは思えない会話のテンポが心地良い。
「俺は国内だし、出張があっても名古屋とかその辺りだよ。ま、呼ばれれば北海道ぐらい行くのにさ」
「営業職も大変そうだな」
祥太が店員を呼び、適当におすすめを頼んだ。店員によればワインがおすすめらしい。赤か白かしか聞かれず、滅多にワインを飲まない幸介は白を頼んだ。
「それで、急に呼び出したのは?もしかして海外永住でも決めたのたか?」
お通しだろうチーズ盛り合わせと、ワインがテーブルに運ばれた。グラスにワインを注ぎ合い、小さな音を立てて乾杯する。
「いや、そうじゃなくてな」
祥太は少し気まずそうな顔をした。ワインを一口飲んだが、口に合わなかったわけではない。一呼吸置いて、祥太は口を開いた。
「俺、結婚するんだ。その報告」
「……えっ」
「そんなに驚くことかよ。俺らの年齢ならあり得るだろ」
幸介の固まった表情を見て、ケラケラと祥太は笑った。
「あ、いやその……ビックリした。お、おめでとう」
幸介は慌てて言った。心臓はバクバクで煩くなっている。疎遠になってから何年経ったか、頭の中で急いで計算をする。年数にしたら大したことがないのに、自分の知らない間にそこまでの関係になる女性を見つけていたなんて。確かにこの歳になれば珍しくはない。何を根拠に祥太が結婚しないと信じていたのか……。
幸介はワイングラスの中身をグイッと飲み干した。
「お前な、学生じゃねぇんだから。そんな飲み方するなよ」
呆れつつも祥太は空いたグラスにワインを尽かさず注ぐ。
「さてはお前、まだ相手が居ないからって焦ったのか?」
にやりと図星に近いところをぐさりと刺された。幸介は眉を寄せ「煩い」と一言返すと、またワイングラスに口をつける。
「まぁ、そう焦るなよ。ま、俺は付き合って二年ってどこだけどさ」
「つーか俺、お前に彼女いたところ見たことないぞ」
「まぁ、学生の頃は一緒にいすぎたんだよ。気持ち悪いぐらいにな」
話を聞けば、海外出張を機に英会話教室へ通った先で知り合ったと言う。幸介には全く接点のない女性だ。そりゃ、間に入ることなんて出来るわけない。
「式もやるつもり。少し先だけどさ。お前は来いよ、仕事がどんなに忙しくてもそこだけはあけてくれ」
祥太は嬉しそうに話を続ける。幸介は曖昧な返事をしたが、声色は営業で培った偽物を発揮した。
良かったな、おめでとう。俺も嬉しい。
そんなありきたりの言葉を使ってその場を凌いだ。正反対の言葉は喉元で渦を巻くが、自分が気持ちを押し殺してきた末路だ。今更後悔して、苦しんだところで彼の相手はその婚約者なのだ。
幸介が再びワイングラスを空にしたと同時に、先ほど祥太が頼んでいたカプレーゼやマルゲリータピザが運ばれてきた。
「すみません、このワイン追加で」
グラスに注ごうにも勢いよく飲み続けたため、ワインボトルの中身はもう半分もない。
「かしこまりました」
店員はにこりと笑って、空いたグラスにワインを注ぐと、ボトルをそのまま下げていった。
「アイドル系って感じだな。通りで女性客が多いわけだ」
祥太に言われて周りを見ると、確かに女性グループや一人できている女性が目立つ。さっきの店員は確かに、テレビや雑誌で見るような可愛い系の青年だった。
「ま、お前も負けてないよ」
ぼうっと厨房の方へ引っ込む店員の後ろ姿を見ていると、祥太が言った。
「黙って見ている分にはイケメン。仕事も出来そう。ま、出来るんだろうけど。働きすぎで相手が居ないのか?それとも、選べるほど囲っているか……」
「そんな訳ないだろ。今更褒めるな」
「今更じゃなくて俺はずっとそう思ってたけど」
祥太は大きな口を開けて切り分けたピザにかぶりついた。
「幸介はもっと自分に自信持てよ。高校の時も大学の時もめちゃくちゃモテてたのに」
「あの時は、そういうこと考えてなかったんだよ」
幸介もピザに手を伸ばす。そりゃ、告白は数回された経験はある。でも、その時も今でさえも幸介の中には祥太がいた。もしかしたら、そもそも異性に興味がなかったのかも知れない。どちらにせよ今更褒められたところで結果的に虚しいだけだ。
「お待たせしました」
先ほどの店員がにこにこと笑顔でワインのボトルを持ってやってきた。祥太の空いたグラスにワインを注ぎ、テーブルにボトルを静かに置いて去っていく。睫毛が長く、ふわっとした柔らかそうな髪。指先まで綺麗だった。
「イケメンがイケメンを見る図」
「やめろってば」
スマホでカシャっと写真を撮られた。以前なら自分の方が写真を撮っていたはずだ。今日は、祥太にカメラを向ける気さえ起きなかった。
結局、そのまま飲み続け、待ち合わせから数時間が経った頃だった。店の窓を打ち付ける小さな音が気になって、窓を見ると、外は雨が降り始めていた。
「雨だ」
「うわ。俺、傘無いんだった」
祥太が慌てて鞄を探るが、やはり折り畳みは入っていなかったらしい。
「幸介は傘あるのか?」
「あ、うん。いつも入れてる」
「だろうな。お前、晴れても持ち歩いてたし」
幸介は頷いた。
そりゃ、傘を持ってくる習慣の無い誰かと一緒に入るチャンスはいくるか分からない。
「祥太、駅まで入るか?」
スマホを、いじっている彼に幸介はそう提案した。願わくば、最後に一緒に傘に入って歩きたい。剥き出し手前の下心を押し殺そうと思うのだが、チャンスなら縋りたい。
「いや、大丈夫。美紀が迎えにくるから」
「美紀?」
「あぁ、彼女だよ。この辺のマンションに住んでるんだ。今日はそこに泊まるつもりだったし」
「へぇ。そっか」
祥太には悪気はない。そんなことは分かっていたし、理解している。それでも、モヤッと何かが胸の中で渦巻いた。
「どのぐらいで来るの?美紀さん」
「たぶん、三十分後ぐらいかな。それまでにこれ食っちゃおうぜ」
ほとんど食べ切ってはいたが、まだ少しテーブルには料理が残っていた。腹もふくれていた上に、なにかを口に入れる気なんてさらさら無くなっていたが、幸介は祥太に言われるがまま、残りのワインと料理を口に運んだ。
連絡を寄越した幼稚園からの幼馴染である須藤祥太は幸介と大学まで同じ所に通っていた。近所でも兄弟と間違われるほど一緒に居て、互いの家の行き来なんてのは当たり前だった。あまりにも一緒に居ることが多いため、同級生には『二人って実はゲイなんじゃ』と疑われることもしばしばあったが、祥太はそれを真っ向から否定していたため、幸介も隣で同じように笑い飛ばしていた。それが一番、平和かつ自然に彼の横にいる理由になると分かっていたからだった。
高校生の時に自分の気持ちに気がついた。きっかけは何だったか良く覚えていない。それでも幸介が目で追うのはいつも祥太だった。
「悪い、遅くなった」
小洒落たイタリアンバルの前で待ち合わせをしていた。数分遅れで祥太が到着し、中に入る。意外と賑わっていて、学生や会社帰りのサラリーマンが目立った。
「久しぶりだね。元気だった?」
「まぁね。仕事も忙しくて……。幸介の方は?俺、海外出張も多くてとうとう英会話教室に通ってさ」
「あれだけ英語苦手だったのに?」
「そうそう。死ぬほど嫌いだったわ」
定期テストで赤点スレスレの答案を返された祥太の顔を思い出して、幸介は笑った。数年ぶりとは思えない会話のテンポが心地良い。
「俺は国内だし、出張があっても名古屋とかその辺りだよ。ま、呼ばれれば北海道ぐらい行くのにさ」
「営業職も大変そうだな」
祥太が店員を呼び、適当におすすめを頼んだ。店員によればワインがおすすめらしい。赤か白かしか聞かれず、滅多にワインを飲まない幸介は白を頼んだ。
「それで、急に呼び出したのは?もしかして海外永住でも決めたのたか?」
お通しだろうチーズ盛り合わせと、ワインがテーブルに運ばれた。グラスにワインを注ぎ合い、小さな音を立てて乾杯する。
「いや、そうじゃなくてな」
祥太は少し気まずそうな顔をした。ワインを一口飲んだが、口に合わなかったわけではない。一呼吸置いて、祥太は口を開いた。
「俺、結婚するんだ。その報告」
「……えっ」
「そんなに驚くことかよ。俺らの年齢ならあり得るだろ」
幸介の固まった表情を見て、ケラケラと祥太は笑った。
「あ、いやその……ビックリした。お、おめでとう」
幸介は慌てて言った。心臓はバクバクで煩くなっている。疎遠になってから何年経ったか、頭の中で急いで計算をする。年数にしたら大したことがないのに、自分の知らない間にそこまでの関係になる女性を見つけていたなんて。確かにこの歳になれば珍しくはない。何を根拠に祥太が結婚しないと信じていたのか……。
幸介はワイングラスの中身をグイッと飲み干した。
「お前な、学生じゃねぇんだから。そんな飲み方するなよ」
呆れつつも祥太は空いたグラスにワインを尽かさず注ぐ。
「さてはお前、まだ相手が居ないからって焦ったのか?」
にやりと図星に近いところをぐさりと刺された。幸介は眉を寄せ「煩い」と一言返すと、またワイングラスに口をつける。
「まぁ、そう焦るなよ。ま、俺は付き合って二年ってどこだけどさ」
「つーか俺、お前に彼女いたところ見たことないぞ」
「まぁ、学生の頃は一緒にいすぎたんだよ。気持ち悪いぐらいにな」
話を聞けば、海外出張を機に英会話教室へ通った先で知り合ったと言う。幸介には全く接点のない女性だ。そりゃ、間に入ることなんて出来るわけない。
「式もやるつもり。少し先だけどさ。お前は来いよ、仕事がどんなに忙しくてもそこだけはあけてくれ」
祥太は嬉しそうに話を続ける。幸介は曖昧な返事をしたが、声色は営業で培った偽物を発揮した。
良かったな、おめでとう。俺も嬉しい。
そんなありきたりの言葉を使ってその場を凌いだ。正反対の言葉は喉元で渦を巻くが、自分が気持ちを押し殺してきた末路だ。今更後悔して、苦しんだところで彼の相手はその婚約者なのだ。
幸介が再びワイングラスを空にしたと同時に、先ほど祥太が頼んでいたカプレーゼやマルゲリータピザが運ばれてきた。
「すみません、このワイン追加で」
グラスに注ごうにも勢いよく飲み続けたため、ワインボトルの中身はもう半分もない。
「かしこまりました」
店員はにこりと笑って、空いたグラスにワインを注ぐと、ボトルをそのまま下げていった。
「アイドル系って感じだな。通りで女性客が多いわけだ」
祥太に言われて周りを見ると、確かに女性グループや一人できている女性が目立つ。さっきの店員は確かに、テレビや雑誌で見るような可愛い系の青年だった。
「ま、お前も負けてないよ」
ぼうっと厨房の方へ引っ込む店員の後ろ姿を見ていると、祥太が言った。
「黙って見ている分にはイケメン。仕事も出来そう。ま、出来るんだろうけど。働きすぎで相手が居ないのか?それとも、選べるほど囲っているか……」
「そんな訳ないだろ。今更褒めるな」
「今更じゃなくて俺はずっとそう思ってたけど」
祥太は大きな口を開けて切り分けたピザにかぶりついた。
「幸介はもっと自分に自信持てよ。高校の時も大学の時もめちゃくちゃモテてたのに」
「あの時は、そういうこと考えてなかったんだよ」
幸介もピザに手を伸ばす。そりゃ、告白は数回された経験はある。でも、その時も今でさえも幸介の中には祥太がいた。もしかしたら、そもそも異性に興味がなかったのかも知れない。どちらにせよ今更褒められたところで結果的に虚しいだけだ。
「お待たせしました」
先ほどの店員がにこにこと笑顔でワインのボトルを持ってやってきた。祥太の空いたグラスにワインを注ぎ、テーブルにボトルを静かに置いて去っていく。睫毛が長く、ふわっとした柔らかそうな髪。指先まで綺麗だった。
「イケメンがイケメンを見る図」
「やめろってば」
スマホでカシャっと写真を撮られた。以前なら自分の方が写真を撮っていたはずだ。今日は、祥太にカメラを向ける気さえ起きなかった。
結局、そのまま飲み続け、待ち合わせから数時間が経った頃だった。店の窓を打ち付ける小さな音が気になって、窓を見ると、外は雨が降り始めていた。
「雨だ」
「うわ。俺、傘無いんだった」
祥太が慌てて鞄を探るが、やはり折り畳みは入っていなかったらしい。
「幸介は傘あるのか?」
「あ、うん。いつも入れてる」
「だろうな。お前、晴れても持ち歩いてたし」
幸介は頷いた。
そりゃ、傘を持ってくる習慣の無い誰かと一緒に入るチャンスはいくるか分からない。
「祥太、駅まで入るか?」
スマホを、いじっている彼に幸介はそう提案した。願わくば、最後に一緒に傘に入って歩きたい。剥き出し手前の下心を押し殺そうと思うのだが、チャンスなら縋りたい。
「いや、大丈夫。美紀が迎えにくるから」
「美紀?」
「あぁ、彼女だよ。この辺のマンションに住んでるんだ。今日はそこに泊まるつもりだったし」
「へぇ。そっか」
祥太には悪気はない。そんなことは分かっていたし、理解している。それでも、モヤッと何かが胸の中で渦巻いた。
「どのぐらいで来るの?美紀さん」
「たぶん、三十分後ぐらいかな。それまでにこれ食っちゃおうぜ」
ほとんど食べ切ってはいたが、まだ少しテーブルには料理が残っていた。腹もふくれていた上に、なにかを口に入れる気なんてさらさら無くなっていたが、幸介は祥太に言われるがまま、残りのワインと料理を口に運んだ。
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