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1章3節 欲まみれの浸食
3-13 (72話)
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すべての罪を認めた男。
しかし、奴は牙を向けて男を襲う。
「何罪を認めちゃってんだよ。それじゃあ俺の意味がなくなるだろ?お前は復讐するために金を盗んだんだ。それでもまだ足りないんじゃないか?もっともっと欲しいだろー?世の中にある全てのものを自分の物にしたいよな?だから、こんな奴らさっさと始末して次やろうぜ」
男の中で何かがうごめいた。
声が語りかけてきた。
もっともっとと男を促すように。
「違う!俺はそんなことのためにお金を盗んだんじゃない!娘のためを思ってしただけなんだ!それ以上欲しいなんて思ってない!」
西崎と岩城はいち早く何かに察知した。
シンに目を合わせて2人は魔道専用の武器を取り出した。
銃のように見えるが、これでも魔道専用の武器でもある。
対策室ができた時に2人に記念として渡していたのだ。
いつも常備しているので何があってもいいようにしている。
シンもこんなことになるかと思って持ってきていた。
やはり富の悪魔だけあって只者ではなさそうだ。
そう簡単にはいかないだろう。
「本当の事を言えよ。お前の本当の姿を。狂った奴らを金でこらしめるんだ。お前の力、いや俺の力を使ってなぁ!!」
男の背中から黒い正気が出てきた。
袋いっぱいに詰め込んだ金貨に薄ら笑いの笑みを浮かべた悪い悪魔。
お金という欲でしか動かない魔道。
これが本当のマモンの姿なのだから。
「人間は金というものに憑りつかれやすいんだよ。金はなんでも手に入るからな。富も名誉も。それに地位というものにもな」
「みんな逃げろっ!ここは俺らがやる!」
他の人間に被害が及ぶかもしれない。
急いでその場から逃げるように促した。
1人でも多くの命を救う。
これが警察の役目でもあり、使命なのだから。
もちろん、これは魔探偵も同じこと。
歪んだ欲をそのままにするわけにはいかない。
元に戻してこれまでの清算をするためにも。
「人間は金なしでは生きてはいけない。食べるものも衣服も。何でもかんでも金をつけていく。利益になるものにはすべて。けど、そんな人間の最も大きい欲は何だと思う?綺麗な洋服が欲しい、携帯もゲームも。欲しいものは手にいれたいと思う気持ちが絶対だ。それだけじゃない。一度でいいから裕福な生活をしてみたい。ありあまるお金をうんと使ってみたい。仕事をしなくてもいいようなお金が欲しい。すべて繋がっているのはやっぱり金なんだよ!一つの欲が満たされた時に感じる抑揚がたまらないんだよ!満たされていく度に次に次にと実行していく。達成感という感覚が人を大きく狂わせる。それは事実以外の何物でもないんだよ!」
「違う・・・違う!!」
男の苦しむ姿を平然と笑っていられる。
魔道はそんな奴なんだ。
人の苦しみも悲しみも全部吸い取っていく。
埋めていくのは全部魔道が生んだ欲だけ。
そんな奴が許せない。
シンの怒りは徐々にこみあげてくる。
こんな正義が通用してはいけないんだ。
たとえそう思っていたとしても。
つい口からこぼれて落ちてしまっても。
人は立ち上がれる強さを持っているんだ。
こんな悪魔を押しのける力が存在する。
これが正義だなんて言わせない。
正しい道に導くんだ。
「お前もそう思っているんだろ!所詮子供の命なんて金で買えるって!!普通な顔しているけど、本当は心底たまらないって思っているんだろ!」
「違う・・・違う!!」
シンの怒りは頂点に達した。
金でしか欲のない奴に人間の強さを踏みねじられてたまるか。
そんな思いでしか動けない奴なんて最低だ。
何が正義だ。何が金だ。
そんなもの取っ払ってでも人間は生きられるってことを証明させてやるんだ。
この狂った魔道に。
怒りの鉄槌を下す時だ。
しかし、奴は牙を向けて男を襲う。
「何罪を認めちゃってんだよ。それじゃあ俺の意味がなくなるだろ?お前は復讐するために金を盗んだんだ。それでもまだ足りないんじゃないか?もっともっと欲しいだろー?世の中にある全てのものを自分の物にしたいよな?だから、こんな奴らさっさと始末して次やろうぜ」
男の中で何かがうごめいた。
声が語りかけてきた。
もっともっとと男を促すように。
「違う!俺はそんなことのためにお金を盗んだんじゃない!娘のためを思ってしただけなんだ!それ以上欲しいなんて思ってない!」
西崎と岩城はいち早く何かに察知した。
シンに目を合わせて2人は魔道専用の武器を取り出した。
銃のように見えるが、これでも魔道専用の武器でもある。
対策室ができた時に2人に記念として渡していたのだ。
いつも常備しているので何があってもいいようにしている。
シンもこんなことになるかと思って持ってきていた。
やはり富の悪魔だけあって只者ではなさそうだ。
そう簡単にはいかないだろう。
「本当の事を言えよ。お前の本当の姿を。狂った奴らを金でこらしめるんだ。お前の力、いや俺の力を使ってなぁ!!」
男の背中から黒い正気が出てきた。
袋いっぱいに詰め込んだ金貨に薄ら笑いの笑みを浮かべた悪い悪魔。
お金という欲でしか動かない魔道。
これが本当のマモンの姿なのだから。
「人間は金というものに憑りつかれやすいんだよ。金はなんでも手に入るからな。富も名誉も。それに地位というものにもな」
「みんな逃げろっ!ここは俺らがやる!」
他の人間に被害が及ぶかもしれない。
急いでその場から逃げるように促した。
1人でも多くの命を救う。
これが警察の役目でもあり、使命なのだから。
もちろん、これは魔探偵も同じこと。
歪んだ欲をそのままにするわけにはいかない。
元に戻してこれまでの清算をするためにも。
「人間は金なしでは生きてはいけない。食べるものも衣服も。何でもかんでも金をつけていく。利益になるものにはすべて。けど、そんな人間の最も大きい欲は何だと思う?綺麗な洋服が欲しい、携帯もゲームも。欲しいものは手にいれたいと思う気持ちが絶対だ。それだけじゃない。一度でいいから裕福な生活をしてみたい。ありあまるお金をうんと使ってみたい。仕事をしなくてもいいようなお金が欲しい。すべて繋がっているのはやっぱり金なんだよ!一つの欲が満たされた時に感じる抑揚がたまらないんだよ!満たされていく度に次に次にと実行していく。達成感という感覚が人を大きく狂わせる。それは事実以外の何物でもないんだよ!」
「違う・・・違う!!」
男の苦しむ姿を平然と笑っていられる。
魔道はそんな奴なんだ。
人の苦しみも悲しみも全部吸い取っていく。
埋めていくのは全部魔道が生んだ欲だけ。
そんな奴が許せない。
シンの怒りは徐々にこみあげてくる。
こんな正義が通用してはいけないんだ。
たとえそう思っていたとしても。
つい口からこぼれて落ちてしまっても。
人は立ち上がれる強さを持っているんだ。
こんな悪魔を押しのける力が存在する。
これが正義だなんて言わせない。
正しい道に導くんだ。
「お前もそう思っているんだろ!所詮子供の命なんて金で買えるって!!普通な顔しているけど、本当は心底たまらないって思っているんだろ!」
「違う・・・違う!!」
シンの怒りは頂点に達した。
金でしか欲のない奴に人間の強さを踏みねじられてたまるか。
そんな思いでしか動けない奴なんて最低だ。
何が正義だ。何が金だ。
そんなもの取っ払ってでも人間は生きられるってことを証明させてやるんだ。
この狂った魔道に。
怒りの鉄槌を下す時だ。
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