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1章4節 幸せの居場所
2-5 (91話)
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倒れる岩城。
それを見つめる猪野糸と伊部。
言い争いよりも岩城を気にしたシンと西崎。
事が片付く。決着すると思った。
でも、この岩城はかなり厄介な人間として扱われていた。
それを西崎は知っていた。
「なぁ、マズイぞ・・・。あいつこういう時になるとかなりメンタル弱かったの忘れてたわ・・・。お前知らなかったよな」
シンは知らないというような顔を西崎に向けた。
冷や汗をしながらシンをまっすぐに見つめる。
倒れた岩城を見つめるといつ起きてどうなるのかわからない。
こればかりは西崎も想像はしていなかった。
「おい、逃げるぞ。このまま立ち止まってたらあいつ何するかわかんねぇから」
逃げようとしたその時だった。
ゆっくり立ちあがって西崎の前に立ちふさがった。
介護の本を握りしめたまま顔は下を向いていた。
こんな予想が西崎の頭をよぎった。
泣きわめいてワイシャツの袖を引っ張って縦横に揺らしてくるか、いきなり大事なところを蹴られるか。
いつもの態度と180度違う態度でくるからよくわからない。
優しい顔にも仮面があるのだとあの時知った。
警察庁特別魔道対策室ができて半年ぐらいの頃に知ったのだ。
あの記憶は思い出したくもなかった。
岩城が集めているフィギュアを黙って捨ててしまった事を。
ダブりもあるだろうと思い、思い切って捨てた。
その瞬間、あの優しい仮面から一転。
恐ろしく怖い顔をした岩城の姿がそこにはあった。
一瞬死ぬ思いをしてしまった。
1歩扱いを間違えれば死んでいただろう。
やばい。これはやばいことをした。
西崎は危険にさらされるという気配が体中に駆け回った。
そして、岩城の頭が上がった。終わった。
西崎は目を強くつぶった。
「西崎さん・・・僕の本、どないしてくれるんですか?ポケットマネーはたいて買ったんですよ・・・。それを放り投げるとかアホちゃいます?人のを投げていいなんて教育受けましたかー?」
いつもの態度と全然違う。
なんか黒いオーラに包まれているような感じがした。
しかも、いつもとかなり違う。
でかいオーラが完全に岩城全体を包み込んでいるような気がした。
西崎の冷や汗が引くことはない。
さらに冷や汗が出てきた。
「す、すまん・・・。放り投げて・・・。だから、許してくれ・・・。俺のポケットマネーで払うからさ」
「許すわけないやないですか。僕のこと散々ボロクソに言ってましたよね?あれ、今でも覚えてますよー?許してくれなんて言われても僕は許しませんからねぇ?それとお金で解決すれば何でも済むと思わんでくださいよ」
メンタルが弱いと言っている割にはかなりの気迫が感じられる。
西崎は何の事を言ってメンタルが弱いと思ってしまったのだろうか。
でも、これまで受けた行為は覚えているようだ。
かなりのストレスをためこんでいたのだろう。
表と裏の顔。
こんなにも違うなんてあるのだろうか。
シンも少し威圧を感じたのか汗が出てき始めてきた。
クーラーのききすぎなのだろうか。
いや、そうでもなさそうだ。
ただ岩城の威圧がすごいだけなのだ。
そう頭に言い聞かせてゆっくりと岩城から離れていく。
だが、再び悲劇がやってくる。
岩城は後ろから西崎のスーツの袖を引っ張り始めた。
「えっ?えっ?何すんだよ?俺まだ何もやってないぞ!」
扉の前まで引きずると、ガチャリとドアノブに手を伸ばし扉を開けた。
そして、西崎を廊下に放り投げた。
西崎も何が何だかわからなかったが、次の行動で状況を把握する。
「なぁ、君?これからシン君と大事な話あるから出てってくれるかな?と、いうより君は学校に行かなあかんのちゃうん?」
西崎を廊下に放り投げた後、猪野糸のいる席に顔を向けて話をしてきた。
ズカズカと猪野糸の近くまで近寄ると、両手にドーナツを持たせた状態で西崎と同じように廊下に放り投げた。
2人は岩城の顔を見上げた。
全身黒いオーラ全開で扉の前に立っていた。
「ほな、邪魔だけはせんといてな?」
その言葉で事の発端である言い争いは終わった。
バタン!と強く扉を閉める音が全体に伝わった。
怖さのあまりか状況が読めない。
ただ1つだけわかったことがある。
岩城のメンタルに触れるとこうなるということを。
2人はあっけない形で放り出され、数分間その場にたたずんてしまった。
それを見つめる猪野糸と伊部。
言い争いよりも岩城を気にしたシンと西崎。
事が片付く。決着すると思った。
でも、この岩城はかなり厄介な人間として扱われていた。
それを西崎は知っていた。
「なぁ、マズイぞ・・・。あいつこういう時になるとかなりメンタル弱かったの忘れてたわ・・・。お前知らなかったよな」
シンは知らないというような顔を西崎に向けた。
冷や汗をしながらシンをまっすぐに見つめる。
倒れた岩城を見つめるといつ起きてどうなるのかわからない。
こればかりは西崎も想像はしていなかった。
「おい、逃げるぞ。このまま立ち止まってたらあいつ何するかわかんねぇから」
逃げようとしたその時だった。
ゆっくり立ちあがって西崎の前に立ちふさがった。
介護の本を握りしめたまま顔は下を向いていた。
こんな予想が西崎の頭をよぎった。
泣きわめいてワイシャツの袖を引っ張って縦横に揺らしてくるか、いきなり大事なところを蹴られるか。
いつもの態度と180度違う態度でくるからよくわからない。
優しい顔にも仮面があるのだとあの時知った。
警察庁特別魔道対策室ができて半年ぐらいの頃に知ったのだ。
あの記憶は思い出したくもなかった。
岩城が集めているフィギュアを黙って捨ててしまった事を。
ダブりもあるだろうと思い、思い切って捨てた。
その瞬間、あの優しい仮面から一転。
恐ろしく怖い顔をした岩城の姿がそこにはあった。
一瞬死ぬ思いをしてしまった。
1歩扱いを間違えれば死んでいただろう。
やばい。これはやばいことをした。
西崎は危険にさらされるという気配が体中に駆け回った。
そして、岩城の頭が上がった。終わった。
西崎は目を強くつぶった。
「西崎さん・・・僕の本、どないしてくれるんですか?ポケットマネーはたいて買ったんですよ・・・。それを放り投げるとかアホちゃいます?人のを投げていいなんて教育受けましたかー?」
いつもの態度と全然違う。
なんか黒いオーラに包まれているような感じがした。
しかも、いつもとかなり違う。
でかいオーラが完全に岩城全体を包み込んでいるような気がした。
西崎の冷や汗が引くことはない。
さらに冷や汗が出てきた。
「す、すまん・・・。放り投げて・・・。だから、許してくれ・・・。俺のポケットマネーで払うからさ」
「許すわけないやないですか。僕のこと散々ボロクソに言ってましたよね?あれ、今でも覚えてますよー?許してくれなんて言われても僕は許しませんからねぇ?それとお金で解決すれば何でも済むと思わんでくださいよ」
メンタルが弱いと言っている割にはかなりの気迫が感じられる。
西崎は何の事を言ってメンタルが弱いと思ってしまったのだろうか。
でも、これまで受けた行為は覚えているようだ。
かなりのストレスをためこんでいたのだろう。
表と裏の顔。
こんなにも違うなんてあるのだろうか。
シンも少し威圧を感じたのか汗が出てき始めてきた。
クーラーのききすぎなのだろうか。
いや、そうでもなさそうだ。
ただ岩城の威圧がすごいだけなのだ。
そう頭に言い聞かせてゆっくりと岩城から離れていく。
だが、再び悲劇がやってくる。
岩城は後ろから西崎のスーツの袖を引っ張り始めた。
「えっ?えっ?何すんだよ?俺まだ何もやってないぞ!」
扉の前まで引きずると、ガチャリとドアノブに手を伸ばし扉を開けた。
そして、西崎を廊下に放り投げた。
西崎も何が何だかわからなかったが、次の行動で状況を把握する。
「なぁ、君?これからシン君と大事な話あるから出てってくれるかな?と、いうより君は学校に行かなあかんのちゃうん?」
西崎を廊下に放り投げた後、猪野糸のいる席に顔を向けて話をしてきた。
ズカズカと猪野糸の近くまで近寄ると、両手にドーナツを持たせた状態で西崎と同じように廊下に放り投げた。
2人は岩城の顔を見上げた。
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「ほな、邪魔だけはせんといてな?」
その言葉で事の発端である言い争いは終わった。
バタン!と強く扉を閉める音が全体に伝わった。
怖さのあまりか状況が読めない。
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