72 / 101
1章4節 幸せの居場所
2-7 (93話)
しおりを挟む
西崎の車に乗った3人。
しかし、助手席に座った岩城は頭をおさえてさすっている仕草を見せた。
乗る前に西崎に1発グーパンチを脳天にされたため、頭のてっぺんにはこぶができていた。
あまりにも痛くてさすっていたのだ。
「ったく・・・お前がペーパーなんて聞かなきゃよかったぜ・・・」
「すんません・・・」
聞かなければよかったことを聞いてしまった。
西崎はそれを後悔していた。
罰を下そうとしていたが、自分に罰が当たってしまった。
こんなことになるくらいなら岩城の介護の本を放り投げなければよかった。
悔しいが仕方がない。
運転をしなければいけないな。
車のキーを入れてエンジンをかけた。
「さてと、また行くんだろ?何を確認するんだ?」
「依頼者のおばあさんの容体と何故周りにそういった事が立て続けに起こったのかを確認するためです」
シンは困ったような顔で考えていた。
こんなことがあってはいけない。
どんなに正しいことであっても、間違いは正さなければ。
狂った答えを相手に押し付けるなんてことは絶対にしてはいけないことなんだ。
「でも、確認したとしても何かでてきますかね?」
「わかりませんけど、それはそれです。もし、何かしらの反応があるとしたらあのおばあさんにも何かあるかもしれません。最悪亡くなった方達と同じように命を奪われる可能性があるということです」
その可能性も視野に入れて今回も現場に向かおうとしていたのだ。
シンの言葉を飲んだように西崎は車のスピードを出して現場に向かっていった。
何が起こるかわからないのが魔道の怖さ。
いついかなるときでも助けられるようにするのが魔探偵の役目でもあり、同時に特別魔道対策室の役目でもある。
人を救わなければいけない職業だけに油断なんてできやしない。
1分1秒が命取りの時もある。
それを助けるのが魔探偵なのだから。
何か引っかかればそれを調査し、判断する。
これも立派な仕事の一部なのだから。
「まあ、お前が言うんだからそうなんだろうな。疑えるもんは疑っておかなきゃな」
「西崎さんが言うと、信用性がかけます」
その言葉に心がグサリと刺さった気がした。
でも、気にはしない。
いつものことなのだから気にしていても仕方がない。
ただ、気にくわないのが岩城の時だけ話が進む。
西崎の時になればそこで話の会話が途切れる。
この差がなんとも言えない。
いくら警察の人間でもこんなにも差があるなんておかしい。
こういう時ぐらいは平等にしてほしいものだ。
そう思いながら西崎は車を走らせた。
しかし、助手席に座った岩城は頭をおさえてさすっている仕草を見せた。
乗る前に西崎に1発グーパンチを脳天にされたため、頭のてっぺんにはこぶができていた。
あまりにも痛くてさすっていたのだ。
「ったく・・・お前がペーパーなんて聞かなきゃよかったぜ・・・」
「すんません・・・」
聞かなければよかったことを聞いてしまった。
西崎はそれを後悔していた。
罰を下そうとしていたが、自分に罰が当たってしまった。
こんなことになるくらいなら岩城の介護の本を放り投げなければよかった。
悔しいが仕方がない。
運転をしなければいけないな。
車のキーを入れてエンジンをかけた。
「さてと、また行くんだろ?何を確認するんだ?」
「依頼者のおばあさんの容体と何故周りにそういった事が立て続けに起こったのかを確認するためです」
シンは困ったような顔で考えていた。
こんなことがあってはいけない。
どんなに正しいことであっても、間違いは正さなければ。
狂った答えを相手に押し付けるなんてことは絶対にしてはいけないことなんだ。
「でも、確認したとしても何かでてきますかね?」
「わかりませんけど、それはそれです。もし、何かしらの反応があるとしたらあのおばあさんにも何かあるかもしれません。最悪亡くなった方達と同じように命を奪われる可能性があるということです」
その可能性も視野に入れて今回も現場に向かおうとしていたのだ。
シンの言葉を飲んだように西崎は車のスピードを出して現場に向かっていった。
何が起こるかわからないのが魔道の怖さ。
いついかなるときでも助けられるようにするのが魔探偵の役目でもあり、同時に特別魔道対策室の役目でもある。
人を救わなければいけない職業だけに油断なんてできやしない。
1分1秒が命取りの時もある。
それを助けるのが魔探偵なのだから。
何か引っかかればそれを調査し、判断する。
これも立派な仕事の一部なのだから。
「まあ、お前が言うんだからそうなんだろうな。疑えるもんは疑っておかなきゃな」
「西崎さんが言うと、信用性がかけます」
その言葉に心がグサリと刺さった気がした。
でも、気にはしない。
いつものことなのだから気にしていても仕方がない。
ただ、気にくわないのが岩城の時だけ話が進む。
西崎の時になればそこで話の会話が途切れる。
この差がなんとも言えない。
いくら警察の人間でもこんなにも差があるなんておかしい。
こういう時ぐらいは平等にしてほしいものだ。
そう思いながら西崎は車を走らせた。
0
あなたにおすすめの小説
【アラウコの叫び 】第4巻/16世紀の南米史
ヘロヘロデス
歴史・時代
【毎日19:20投稿】
4巻は、序盤は「推理もの」、中盤から後半は「ロマンスもの」が展開されます。
・サンティアゴで起こる「事件」と「裁き」
・「アンデスの悪魔」として悪名を轟かせた狂気の老人カルバハルの存在感
・ニドス家の兄妹の「行く末」
・イネスとバルディビアとの「出逢い」と「結末」
大きく分けてこの様な展開になってます。
-------------------
1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
【戦国時代小説】 甲斐の虎•武田信玄と軍師•山本勘助
蔵屋
歴史・時代
わたしは、以前、甲斐国を観光旅行したことがある。
何故、甲斐国なのか?
それは、日本を象徴する富士山があるからだ。
さて、今回のわたしが小説の題材にした『甲斐の虎•武田信玄と軍師•山本勘助』はこの甲斐国で殆どの戦国乱世の時代を生き抜いた。そして越後の雄•上杉謙信との死闘は武田信玄、山本勘助にとっては人生そのものであったことだろう。
そんな彼らにわたしはスポットライトを当て読者の皆さんに彼らの素顔を知って頂く為に物語として執筆したものである。
なお、この小説の執筆に当たり『甲陽軍鑑』を参考にしていることを申し述べておく。
それでは、わたしが執筆した小説を最後までお楽しみ下さい。
読者の皆さんの人生において、お役に立てれば幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる