魔探偵探偵事務所

カクカラ

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1章4節 幸せの居場所

2-7 (93話)

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西崎の車に乗った3人。
しかし、助手席に座った岩城は頭をおさえてさすっている仕草を見せた。
乗る前に西崎に1発グーパンチを脳天にされたため、頭のてっぺんにはこぶができていた。
あまりにも痛くてさすっていたのだ。

「ったく・・・お前がペーパーなんて聞かなきゃよかったぜ・・・」
「すんません・・・」

聞かなければよかったことを聞いてしまった。
西崎はそれを後悔していた。
罰を下そうとしていたが、自分に罰が当たってしまった。
こんなことになるくらいなら岩城の介護の本を放り投げなければよかった。
悔しいが仕方がない。
運転をしなければいけないな。
車のキーを入れてエンジンをかけた。

「さてと、また行くんだろ?何を確認するんだ?」
「依頼者のおばあさんの容体と何故周りにそういった事が立て続けに起こったのかを確認するためです」

シンは困ったような顔で考えていた。
こんなことがあってはいけない。
どんなに正しいことであっても、間違いは正さなければ。
狂った答えを相手に押し付けるなんてことは絶対にしてはいけないことなんだ。

「でも、確認したとしても何かでてきますかね?」
「わかりませんけど、それはそれです。もし、何かしらの反応があるとしたらあのおばあさんにも何かあるかもしれません。最悪亡くなった方達と同じように命を奪われる可能性があるということです」

その可能性も視野に入れて今回も現場に向かおうとしていたのだ。
シンの言葉を飲んだように西崎は車のスピードを出して現場に向かっていった。
何が起こるかわからないのが魔道の怖さ。
いついかなるときでも助けられるようにするのが魔探偵の役目でもあり、同時に特別魔道対策室の役目でもある。
人を救わなければいけない職業だけに油断なんてできやしない。
1分1秒が命取りの時もある。
それを助けるのが魔探偵なのだから。
何か引っかかればそれを調査し、判断する。
これも立派な仕事の一部なのだから。

「まあ、お前が言うんだからそうなんだろうな。疑えるもんは疑っておかなきゃな」
「西崎さんが言うと、信用性がかけます」

その言葉に心がグサリと刺さった気がした。
でも、気にはしない。
いつものことなのだから気にしていても仕方がない。
ただ、気にくわないのが岩城の時だけ話が進む。
西崎の時になればそこで話の会話が途切れる。
この差がなんとも言えない。
いくら警察の人間でもこんなにも差があるなんておかしい。
こういう時ぐらいは平等にしてほしいものだ。
そう思いながら西崎は車を走らせた。
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