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1章4節 幸せの居場所
2-8 (94話)
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現場に到着した一行。
車から降りて現場の中に入っていく。
昨日ついて行った場所まで向かっていく。
不穏な気は感じられなかったが、昨日に比べたら何か違っていた。
依頼人のおばあさんの部屋に着くと、ノックもせずに中に入った。
部屋の中はそんなに感じるような気配はなかったが、ちょっとした雰囲気は感じられた。
「何か感じるか?」
「小さな違和感は感じますけど、他に目立ったものは感じないです。小さな違和感と言っても空気が重いなとしか感じないです」
「おばあさんは眠ってますし、窓も閉めてありますね。変わったような感じはないでしょうし気のせいなんでは?」
シンは悩んだような顔で辺りを見渡すが、何もない。
西崎と岩城は何事もなかったかのようにその部屋を後にしていった。
気のせいだろうと自分に言い聞かせ、その場を後にしようとした時だった。
風が入ってくるような違和感を感じた。
ふわっとした優しい風。
それだけじゃない。
(誰でもいいから私を・・・)
「えっ?」
小さな声がシンに届いたのかかすかながらに聞こえてきた。
風の音と一緒に聞こえてきたので、シンはすぐに後ろを振り向いた。
でも、何もない。
依頼者のおばあさんは眠っている。
違和感もないし、雰囲気も変わってない。
気のせいだろうと思ってすぐにその部屋から出た。
しかし、気のせいではなかった。
そよそよと風が部屋にどんどんと入っていく。
風がおばあさんを包むようにカーテンが揺れていく。
そして、その影は静かにやってきていた。
♢ ♢ ♢
西崎と岩城が先に先にと行っている間にシンの姿がどんどん遠くなっていく。
ついていくようにシンはゆっくりと歩いていた。
さっきの事が頭に残っている。
本当に気のせいなのだろうか。
気のせいじゃないなら何が起こるのだろうか。
その事を思うと足が止まる。
足音が後ろから聞こえなくなると、西崎と岩城は後ろを向いてシンの姿を見た。
「どうかしたんですか?」
「何か引っかかることあったか?」
「俺に何かを訴えかけたような声がしたんです。確認はしたんですけど、誰なのかわからなくて」
その声の主がわからない。
聞き覚えのある声だと思っていたのだが、気のせいなのかもしれない。
考えすぎていても仕方がない。
今はその事は忘れよう。
シンは再び足を踏み込んだ。
しかし、その事を知るのはまさかの人物によって発覚することになる。
今はまだ知らなくてもいいことだと。
3人は現場を一周してすべてが終わった頃には昼をまわっていた。
もう1時を過ぎたころ。
現場の外に出て車に戻る。
車内で話すことなんてあるのだろうか。
しばらくの沈黙が続く。
男3人車内にただいるだけで現場を後にしてしまった。
暑苦しいだけのスペースで何をするのか。
こんな時、話すべきなのだろうか。
いや、話さないでおこう。
話すのは事務所に戻ってからにしようと。
車から降りて現場の中に入っていく。
昨日ついて行った場所まで向かっていく。
不穏な気は感じられなかったが、昨日に比べたら何か違っていた。
依頼人のおばあさんの部屋に着くと、ノックもせずに中に入った。
部屋の中はそんなに感じるような気配はなかったが、ちょっとした雰囲気は感じられた。
「何か感じるか?」
「小さな違和感は感じますけど、他に目立ったものは感じないです。小さな違和感と言っても空気が重いなとしか感じないです」
「おばあさんは眠ってますし、窓も閉めてありますね。変わったような感じはないでしょうし気のせいなんでは?」
シンは悩んだような顔で辺りを見渡すが、何もない。
西崎と岩城は何事もなかったかのようにその部屋を後にしていった。
気のせいだろうと自分に言い聞かせ、その場を後にしようとした時だった。
風が入ってくるような違和感を感じた。
ふわっとした優しい風。
それだけじゃない。
(誰でもいいから私を・・・)
「えっ?」
小さな声がシンに届いたのかかすかながらに聞こえてきた。
風の音と一緒に聞こえてきたので、シンはすぐに後ろを振り向いた。
でも、何もない。
依頼者のおばあさんは眠っている。
違和感もないし、雰囲気も変わってない。
気のせいだろうと思ってすぐにその部屋から出た。
しかし、気のせいではなかった。
そよそよと風が部屋にどんどんと入っていく。
風がおばあさんを包むようにカーテンが揺れていく。
そして、その影は静かにやってきていた。
♢ ♢ ♢
西崎と岩城が先に先にと行っている間にシンの姿がどんどん遠くなっていく。
ついていくようにシンはゆっくりと歩いていた。
さっきの事が頭に残っている。
本当に気のせいなのだろうか。
気のせいじゃないなら何が起こるのだろうか。
その事を思うと足が止まる。
足音が後ろから聞こえなくなると、西崎と岩城は後ろを向いてシンの姿を見た。
「どうかしたんですか?」
「何か引っかかることあったか?」
「俺に何かを訴えかけたような声がしたんです。確認はしたんですけど、誰なのかわからなくて」
その声の主がわからない。
聞き覚えのある声だと思っていたのだが、気のせいなのかもしれない。
考えすぎていても仕方がない。
今はその事は忘れよう。
シンは再び足を踏み込んだ。
しかし、その事を知るのはまさかの人物によって発覚することになる。
今はまだ知らなくてもいいことだと。
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もう1時を過ぎたころ。
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車内で話すことなんてあるのだろうか。
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こんな時、話すべきなのだろうか。
いや、話さないでおこう。
話すのは事務所に戻ってからにしようと。
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