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男子からラブレターもらってテンパるママ
しおりを挟む## 『男子からラブレターもらってテンパるママ(見た目JC)』
## ~恋愛経験豊富なのに、“モテ”の現場は想定外!?~
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### 【🏫放課後、下駄箱に“それ”はあった】
ある日の放課後。
部活もなく、ゆったり帰ろうと下駄箱へ向かう美奈(in 結衣)。
「ふぅ~今日も青春してるぅ~(※見た目JC、中身主婦)」
そう思いながらローファーを取り出すと…
📩**白い封筒が、ぽとっ。**
差出人不明、筆跡やや男子っぽい字で――
『田中結衣さんへ』
美奈:「……あらま、これはまさか。まさか……!?」
### 【📝中身は、ガチ告白】
美奈:「……開けちゃうよ?ママ、開けちゃうからね??」
封を切って中を見ると――
> 『ずっと前から、笑顔が好きでした。
> もしよかったら、今度一緒に帰りませんか?』
>
> 3年2組 山下より
美奈:「ちょちょちょちょ待って。3年!?先輩!?え、年下男子からの告白!?(※実年齢42歳)」
頭を抱える美奈、超絶テンパりモード突入。
心の中では全力で母モード発動。
> 「いやいやいや待って!?ウチには旦那いるし!?娘の体だし!?
> ていうかこれ返事どうすんの!?いけませんっっっ!!」
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### 【🏠その夜:家族会議(大騒ぎ)】
健一:「……で?そのラブレターはどうしたの?」
美奈:「ランドセルの奥にしまってある……どうしよう健一、モテてしまったわ私(14歳)!!」
結衣(in美奈の体):「お願いだからそのテンションやめて!?私の名前で先輩とフラグ立てないでぇぇ!!」
健一:「……まぁ、確かに中身ママだけど、
見た目結衣だから……“女子として見られる”のは仕方ないのか……複雑……」
美奈:「なんなのこの感情!うれしいような、こわいような、罪深いような!」
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### 【📨翌日、返事を書くママ(in 結衣)】
美奈:「よし……お返事書こう……これは“お断り”じゃなくて“未来を守る”ための祈り……!」
書いた手紙:
> 山下先輩へ
>
> お手紙、とても嬉しかったです。
> でも、いまはまだ“好き”が何なのか、自分でもよく分かりません。
>
> だから、少しずつ……もっと自分のことを分かるようになったら、
> その時にまた話せたらうれしいです。
>
> ありがとう。
結衣:「え……なにその丁寧な断り方……ちょっと感動した……」
健一:「さすがママ……42歳の余裕……」
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### 【📚後日談】
山下先輩は、それ以降しばらく距離を取りつつも――
廊下ですれ違うたび、ちょっとだけ笑って会釈するようになった。
美奈(in 結衣):「ああぁ~~~青春の香りぃぃ~~~尊い~~~~」
健一:「…いろんな意味で気が気じゃないんだけど」
結衣(in 美奈):「もう私のJCライフ、完全にママに上書きされてる……!」
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