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デンキウナギ③ー櫂×朔良ー
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横浜の、夜景を見下ろすホテル。
そこに、撮影機材がセッティングされている。
「今日、楽しかったなぁ……」
「誘ってくれてありがとう」
夜景を見下ろしながら、櫂の肩に体重を預ける。
あの日と同じ。
暗い倉庫の中から遠くの夜景を見た。
ずっと、見上げていた夜景。
それを、櫂と共に、見下ろす。
「イルカショーすごかったな」
「いやイルカよりシャチやろ」
「びしょ濡れんなったやつな」
「んでそれよりデンキウナギやろ」
「光らないウナギ」
「光らせるウナギや」
照明を落とされた薄暗い部屋に、静かに交わされる、ウナギの話。
「朔、今後のこと考えたことある?」
「この仕事?」
「うん……」
「俺、就職これからだし、そしたらどうなるんだろうとは思ってる……」
「うん……」
「でも、だから辞めようとかは思ってない。でもだからって、いつまでもできる仕事ではないとは思ってる……かな。いつかは、終わりが来る」
「そやなぁ……」
「櫂は?」
「うーん……考えるよね」
「うん……」
「自分のさ、目標みたいなん、あるやん。それを叶えるために続けられないとなったら、それが辞め時なのかなって……思ってる」
「それはそうだな……目標とか、あるの?」
「そりゃあるよ。まだまだ、叶いそうにはないけど」
「簡単には叶わないよなぁ」
「でも、叶えたいし、叶えるために頑張りたいよな」
この仕事を辞めるとき。
いつかは来るであろうそのとき。
斗真が引退したとき初めて、引き際があることを知った。
櫂が考えるその時が、いつなのか。
櫂の言う目標が、なんなのか。
朔良にはなにも、わからなかった。
櫂が隣からいなくなる。
櫂朔がなくなる。
そんな日がいつか、くる。
わかってはいたし、考えていなかったわけではない。
それでも、いつか来る、その『いつか』を櫂は意識しているような気がした。
「櫂の、思うようにしたらいいと思う」
「え?」
「櫂の人生だからさ、櫂が叶えたい目標みたいなものを、叶えるべきだと思うし、櫂は、それでいいと思うなぁ。櫂らしい」
「そう? 朔に言われるとなんか嬉しいなぁ」
この仕事がなくなったら、会うこともなくなるのだろうか。関係は、どうなるのだろうか。
「そんな櫂が好きだわ」
鮮やかに輝く夜景から、視線を櫂に移した。
櫂の瞳は、輝く光を映してキラキラ光る。
「俺も、そうやって俺を受け入れてくれる朔が好きやわ」
ゆっくり近づく、櫂の顔。
目を細めたその表情を焼き付け、髪を撫でるその手の大きさを感じて、唇を重ねた。
「はーい、おっけー。甘すぎなくて櫂朔らしいな」
「甘い中のスパイスやな」
会話は、普段の櫂と朔良のままで。
ここからも、普段の、ふたりのままで。
・
「朔ぅ、俺さぁ、朔がいて本当によかったわ……」
「酔ってる? 櫂、上機嫌だなぁ」
「酔っとるかなぁ……朔好きやわぁ」
いつも、真っ直ぐな櫂。
「そんな櫂が好きだよ俺は」
いつも、少し余裕ぶってみる朔良。
ベッドの上でも、それは変わらない。
それでも、それは行為が始まるまで。
「なぁ、朔。ありがとう、隣にいてくれて」
「なに言ってんの急に……」
「本当に、そう思ったんやもん」
唇を重ね、服の中に手を潜らせる。
シャワーを浴びたばかりの、さらさらとした肌が気持ち良い。
「俺もさ……櫂がいなかったら、なんて考えられない」
「え?」
「櫂がいなかったら、多分ここにいないよ俺……」
「嬉しいこと言ってくれんじゃん」
唇が触れるか触れないか。
その距離で、静かに会話する。
すぐ隣に寄るカメラと、音を拾うマイク。
カメラが少し引いたのを確認して、朔良は櫂を組み敷いた。
「あーー櫂ぃーーー」
「なんだよ? 急に……」
「好きだわぁー……」
櫂の丸い瞳にじっと見つめられて朔良は、その感情を爆発させる。
きつくきつく、櫂を抱きしめた。
「なんやねんもうー俺の方が好きだわ!」
櫂も負けじと、ぎゅうぎゅう強く、抱きしめる。
「朔、可愛いなぁ……」
ぎゅぅっと抱きしめられ、髪を撫でられる。
そのとき、朔良に浮かんだ、聖也との絡み。
グッと飲み込む。
仕事だと、割り切って。
いつもなら。
飲み込んでいた。
「なぁ櫂ぃ……」
「ん?」
「聖也にも可愛いって言ってただろ」
「は? なに? 見たん?」
ギュッと抱きしめていたその手で、肩を押し返される。きょとんとした櫂の顔が、朔良の目に飛び込んだ。
「見た」
頬を膨らませ、朔良は櫂を見下ろす。その目はジトリと座っている。
「妬いとんの!?」
「妬くわ! 俺だけじゃないのかよ」
「なんだよ可愛いなぁ朔ぅー」
にぃっと広角を広げ、櫂は嬉しそうに朔良の頬を両手で覆った。
「でもな、俺もジェラシーやねん」
「なにが?」
「なんか弦くんと特別感あるやん」
「え? ある?」
「ある! 朔は弦くんのことカッコいいと思っとるし、弦くんは朔のこと可愛がっとるのわかる」
「ただの先輩後輩だろ」
「いーや弦くん、すぐ朔良はな~とか言うでいつもその度にイラッとしとる」
「なにそれ!」
これは、演技なのだろうか。
作品の中だからこその、言葉なのだろうか。
「俺は……櫂だけだから」
「ほんま?」
「ほんまや……」
「なんで関西弁やねん」
「ふふっ……」
額をコツンと当て、笑った。
このまま時が、止まればいいと思った。
このまま、ずっと恋人同士でありたいと思った。
重なる唇。
舌を這わせ、手でなぞる肌。
心を表す、カラダの反応。
全てを、知っている。
知っているのに、伝えられない感情。
台詞にのせて、吐息に、指先に込めて、想いを注ぐ。
「好き……好きだよ……櫂」
「朔……俺も好きや……」
感じる熱と、想いがぶつかり合う。
ゆっくりと挿し入るカラダの中に感じる、櫂の大きさ。
「櫂ぃ、めっちゃかたい」
「朔ん中ってさぁ、トロットロだよなぁ……」
「なに? トロトロって」
「わからんけど、朔の中……気持ちいぃ……」
「最高の褒め言葉だな……」
ゆっくりと動く櫂の腰に触れる。
動く筋肉を、手に感じる。
徐々に激しくなる刺激を受けて、朔良のカラダが弓なりに反り上がる。
「最高だよ……朔……」
朔良の白い肌が、まるで花を咲かせたかのように、ピンク色に染まる。それを見下ろす櫂はギュッと唇を噛み、染まる肌を愛おしそうに撫でた。
「あー……俺はデンキウナギやな」
「え? ーーなんで? アイツ結構……グロテスクだったけど……」
「俺の心ん中は……あんな感じやで……」
「あっ……櫂ッーーすげぇあたるっーー」
「ココ? ーー俺の心ん中……醜いとこ、結構あるよ……でもーー」
「……でも?」
「俺といる時が……朔を、……朔をいちばん、輝かせられる気がするわ」
「……櫂……?ーーッあーーっ……」
「俺といる時、いちばんで……おってほしい……」
「あーっ……櫂ッーー」
「朔が……好きやから……」
「櫂っ……櫂のな、醜いところも、……弱いところもな、俺……全部好きだから……」
「朔……あっ……はぁッーー」
「全部、受け止めるから……あぁッーーずっと、ずっと……隣にいてな……」
激しくぶつかる肉の音。
吐き出される息。
重なる掌に指を絡ませて、ギュッと力を込める。
全ての、想いを込めて。
パチンというゴムの音と共に、ふたりは果てた。
白い遺伝子が、トロトロと混ざり合う。
激しく上下する肩。
吐き出される息が、静かな部屋に響く。
かからないカット。
その場にいた誰もが、その行為に引きずり込まれ、そしてしばらくそこを、動けなかった。
そこに、撮影機材がセッティングされている。
「今日、楽しかったなぁ……」
「誘ってくれてありがとう」
夜景を見下ろしながら、櫂の肩に体重を預ける。
あの日と同じ。
暗い倉庫の中から遠くの夜景を見た。
ずっと、見上げていた夜景。
それを、櫂と共に、見下ろす。
「イルカショーすごかったな」
「いやイルカよりシャチやろ」
「びしょ濡れんなったやつな」
「んでそれよりデンキウナギやろ」
「光らないウナギ」
「光らせるウナギや」
照明を落とされた薄暗い部屋に、静かに交わされる、ウナギの話。
「朔、今後のこと考えたことある?」
「この仕事?」
「うん……」
「俺、就職これからだし、そしたらどうなるんだろうとは思ってる……」
「うん……」
「でも、だから辞めようとかは思ってない。でもだからって、いつまでもできる仕事ではないとは思ってる……かな。いつかは、終わりが来る」
「そやなぁ……」
「櫂は?」
「うーん……考えるよね」
「うん……」
「自分のさ、目標みたいなん、あるやん。それを叶えるために続けられないとなったら、それが辞め時なのかなって……思ってる」
「それはそうだな……目標とか、あるの?」
「そりゃあるよ。まだまだ、叶いそうにはないけど」
「簡単には叶わないよなぁ」
「でも、叶えたいし、叶えるために頑張りたいよな」
この仕事を辞めるとき。
いつかは来るであろうそのとき。
斗真が引退したとき初めて、引き際があることを知った。
櫂が考えるその時が、いつなのか。
櫂の言う目標が、なんなのか。
朔良にはなにも、わからなかった。
櫂が隣からいなくなる。
櫂朔がなくなる。
そんな日がいつか、くる。
わかってはいたし、考えていなかったわけではない。
それでも、いつか来る、その『いつか』を櫂は意識しているような気がした。
「櫂の、思うようにしたらいいと思う」
「え?」
「櫂の人生だからさ、櫂が叶えたい目標みたいなものを、叶えるべきだと思うし、櫂は、それでいいと思うなぁ。櫂らしい」
「そう? 朔に言われるとなんか嬉しいなぁ」
この仕事がなくなったら、会うこともなくなるのだろうか。関係は、どうなるのだろうか。
「そんな櫂が好きだわ」
鮮やかに輝く夜景から、視線を櫂に移した。
櫂の瞳は、輝く光を映してキラキラ光る。
「俺も、そうやって俺を受け入れてくれる朔が好きやわ」
ゆっくり近づく、櫂の顔。
目を細めたその表情を焼き付け、髪を撫でるその手の大きさを感じて、唇を重ねた。
「はーい、おっけー。甘すぎなくて櫂朔らしいな」
「甘い中のスパイスやな」
会話は、普段の櫂と朔良のままで。
ここからも、普段の、ふたりのままで。
・
「朔ぅ、俺さぁ、朔がいて本当によかったわ……」
「酔ってる? 櫂、上機嫌だなぁ」
「酔っとるかなぁ……朔好きやわぁ」
いつも、真っ直ぐな櫂。
「そんな櫂が好きだよ俺は」
いつも、少し余裕ぶってみる朔良。
ベッドの上でも、それは変わらない。
それでも、それは行為が始まるまで。
「なぁ、朔。ありがとう、隣にいてくれて」
「なに言ってんの急に……」
「本当に、そう思ったんやもん」
唇を重ね、服の中に手を潜らせる。
シャワーを浴びたばかりの、さらさらとした肌が気持ち良い。
「俺もさ……櫂がいなかったら、なんて考えられない」
「え?」
「櫂がいなかったら、多分ここにいないよ俺……」
「嬉しいこと言ってくれんじゃん」
唇が触れるか触れないか。
その距離で、静かに会話する。
すぐ隣に寄るカメラと、音を拾うマイク。
カメラが少し引いたのを確認して、朔良は櫂を組み敷いた。
「あーー櫂ぃーーー」
「なんだよ? 急に……」
「好きだわぁー……」
櫂の丸い瞳にじっと見つめられて朔良は、その感情を爆発させる。
きつくきつく、櫂を抱きしめた。
「なんやねんもうー俺の方が好きだわ!」
櫂も負けじと、ぎゅうぎゅう強く、抱きしめる。
「朔、可愛いなぁ……」
ぎゅぅっと抱きしめられ、髪を撫でられる。
そのとき、朔良に浮かんだ、聖也との絡み。
グッと飲み込む。
仕事だと、割り切って。
いつもなら。
飲み込んでいた。
「なぁ櫂ぃ……」
「ん?」
「聖也にも可愛いって言ってただろ」
「は? なに? 見たん?」
ギュッと抱きしめていたその手で、肩を押し返される。きょとんとした櫂の顔が、朔良の目に飛び込んだ。
「見た」
頬を膨らませ、朔良は櫂を見下ろす。その目はジトリと座っている。
「妬いとんの!?」
「妬くわ! 俺だけじゃないのかよ」
「なんだよ可愛いなぁ朔ぅー」
にぃっと広角を広げ、櫂は嬉しそうに朔良の頬を両手で覆った。
「でもな、俺もジェラシーやねん」
「なにが?」
「なんか弦くんと特別感あるやん」
「え? ある?」
「ある! 朔は弦くんのことカッコいいと思っとるし、弦くんは朔のこと可愛がっとるのわかる」
「ただの先輩後輩だろ」
「いーや弦くん、すぐ朔良はな~とか言うでいつもその度にイラッとしとる」
「なにそれ!」
これは、演技なのだろうか。
作品の中だからこその、言葉なのだろうか。
「俺は……櫂だけだから」
「ほんま?」
「ほんまや……」
「なんで関西弁やねん」
「ふふっ……」
額をコツンと当て、笑った。
このまま時が、止まればいいと思った。
このまま、ずっと恋人同士でありたいと思った。
重なる唇。
舌を這わせ、手でなぞる肌。
心を表す、カラダの反応。
全てを、知っている。
知っているのに、伝えられない感情。
台詞にのせて、吐息に、指先に込めて、想いを注ぐ。
「好き……好きだよ……櫂」
「朔……俺も好きや……」
感じる熱と、想いがぶつかり合う。
ゆっくりと挿し入るカラダの中に感じる、櫂の大きさ。
「櫂ぃ、めっちゃかたい」
「朔ん中ってさぁ、トロットロだよなぁ……」
「なに? トロトロって」
「わからんけど、朔の中……気持ちいぃ……」
「最高の褒め言葉だな……」
ゆっくりと動く櫂の腰に触れる。
動く筋肉を、手に感じる。
徐々に激しくなる刺激を受けて、朔良のカラダが弓なりに反り上がる。
「最高だよ……朔……」
朔良の白い肌が、まるで花を咲かせたかのように、ピンク色に染まる。それを見下ろす櫂はギュッと唇を噛み、染まる肌を愛おしそうに撫でた。
「あー……俺はデンキウナギやな」
「え? ーーなんで? アイツ結構……グロテスクだったけど……」
「俺の心ん中は……あんな感じやで……」
「あっ……櫂ッーーすげぇあたるっーー」
「ココ? ーー俺の心ん中……醜いとこ、結構あるよ……でもーー」
「……でも?」
「俺といる時が……朔を、……朔をいちばん、輝かせられる気がするわ」
「……櫂……?ーーッあーーっ……」
「俺といる時、いちばんで……おってほしい……」
「あーっ……櫂ッーー」
「朔が……好きやから……」
「櫂っ……櫂のな、醜いところも、……弱いところもな、俺……全部好きだから……」
「朔……あっ……はぁッーー」
「全部、受け止めるから……あぁッーーずっと、ずっと……隣にいてな……」
激しくぶつかる肉の音。
吐き出される息。
重なる掌に指を絡ませて、ギュッと力を込める。
全ての、想いを込めて。
パチンというゴムの音と共に、ふたりは果てた。
白い遺伝子が、トロトロと混ざり合う。
激しく上下する肩。
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