13 / 39
四章 変革
一
しおりを挟む
楚の都である寿春の宮中は酸鼻を極めていた。
楚王負芻が蒼白い顔をして見守る中、縄で打たれた高官達の首が次々に刎ねられていく。数は数百を越え、その大分が幾星霜と続く名家や公室に所縁のあるものであり、大した功績もなく、利を貪り続けていた佞臣である。
「刎ねよ」
熊啓が斬るように腕を振り下ろすと、合わせて処刑人の大刀が煌めく。
懺悔の声が階を駆け上がり、宮殿前に座する負芻にまで轟く。だが、彼等の耳を聾するほどの悲鳴は、一息の間で虚空に霧散する。
棘門の門前で処刑は行われており、項燕は峻厳な表情で、宮廷を聾断し、腐敗へと導いた張本人達の首が舞う様を眺めていた。
「熊啓はわしの想像より遥かに苛烈な男であったな」
項燕は隣に並ぶ、腰の曲がった翁に言った。
「公子は鋼の覚悟で、楚を再興しようとしておられる。その為には、まず膿を出しきらなくてはなりませんからな。内憂を抱えたままでは、とても秦には敵いますまい。幾ら公子や項燕殿が振臂一呼し、秦と決戦に挑もうとも、佞臣共の余計な横槍が入れば、全てが烏有に帰すのです。禍根は断つに限ります」
汗明は茫洋とした気配を漂わせ、次々に咲いては散る血の華を眺めている。
熊啓は見事な手際で宮中を掌握してみせた。
秦軍二十万を覆滅させ、項燕を軍に呼び戻すと、秦の丞相を務めていた公子熊啓は、堂々と寿春に凱旋した。熊啓は負芻にとって甥にあたり、佞臣達の傀儡となっている負芻は、智勇兼備の甥御の帰還を言祝どいだ。
負芻は早々に熊啓を令尹に任じ、最高爵位である執圭を下賜した。加えて項燕を軍政の極官である大司馬へに任じた。
この頃、秦は王翦を軍に呼び戻し、兵をほうぼうから搔き集めている段階にあり、楚の宮中は秦の対応に大童であった。
これまで傀儡の王を操り、甘い汁を啜り続けてきた、公族や屈氏、景氏、昭氏の三閭と呼ばれる有力貴族達は、売国奴と呼ばれるに等しい熊啓が強い権力を有することに懸念を抱いていた。しかし、秦への対応に迫られる今、熊啓以外には対秦の総指揮を執りたがる者はおらず、円滑に熊啓は令尹の座におさまることができた。
秦への対応を誤り、家名を穢すようなことになれば、貪官汚吏共は束になり、ここぞとばかりに糾弾し、失脚へと追い込む。熊啓以外の臣は保身を選び、静観の構えに入った。未曾有の国難に瀕して尚、誰一人として熊啓と共に戦おうという者はいない。古き陋習は蠱毒に等しく、宮廷は荒療治なしでは再起不可能までに腐りきっていた。
熊啓は宮廷に入ると、即座に宮廷内の穢れの一掃に動いた。自身の館で宴を開き、主だった官吏達を手当たり次第に招くと、全員に相当額の賂を握らせた。全てが熊啓の欺瞞であった。後日、賂を受け取った者のみ強制的に捕縛し、今の処刑に至る。
熊啓は宴の場で、佞臣と忠臣を篩いにかけたのだ。賂を受け取らなかった忠臣の数は二割に満たなかったが、それでも熊啓は彼等を厚く遇することで力強い味方へと変えてみせた。
楚王朝がこれで大きく変わる。公族や貴族が力を持つ封建制の時代から、賢と能を重んじる能力主義の時代へと移り変わっていくだろう。秦は孝公の代から封建制撤廃の体制を整えていたから、遅れること百年余りであるが、それでも熊啓が行った大規模な粛清は、陋習に囚われた楚を大きく変えることになる。
「大した男だな、熊啓という男は。屈原や春申君が果たせなかったことを瞬く間に成し遂げてみせた」
屈原は暗愚の君として大いに楚を衰退させた懐王の時代の臣である。
秦の縦横家張儀に翻弄され続ける、懐王を何度も諫めたが聞き入れず、疎まれ遠ざけられた後に、楚の未来を嘆き入水自殺している。
屈原は春申君と違い、屈氏という名家の出でありながら、清廉であり続け、楚の旧き国体の改革に邁進した。祖国を心の底から愛していたが故に、悩み苦しみ抜いた屈原が遺した「離騒」という詩はあまりにも有名である。
屈原は死を以って、楚の変革を成そうとし、春申君は自らが王の外戚となることで国体を改めようとした。二人の死は鮮烈に民衆の記憶に焼き付き、同情の念を誘ったが、国体は改まることはなく、むしろ忠臣を亡くしたことで、社稷の腐敗は加速の一途を辿ることとなった。
「屈原殿や春申君には天命がなかったのかもしれませぬ。公子は時の運を掴んでおられる。我が国を滅ぼさんとする秦の大軍勢が迫っている、今だからこそ、公子は令尹となり権勢を得、宮中に犇めく佞臣共を一掃することができるのです」
汗明は抜けるような蒼い空を遠い眼で見つめている。
「楚は存亡の危機にあるが、危殆に瀕しているからこそ国は強くなるか。皮肉な話だな」
「項燕殿。興国以来、楚は最も強い国になりましょう」
「まずは秦を討ち払わなくては」
「討ち払えますとも。戦場に黒き竜が舞い戻ってきたのです」
汗明は目許に幾つもの皺を走らせ、太く笑った。
「黒き竜とは。懐かしい渾名を覚えておられるものだ」
失くした右腕を見遣って、項燕は微苦笑を浮かべる。
「若造に腕を奪われ、老いさらばえた躰では、竜のように飛翔することは叶うまい」
「私には分かりますぞ。項燕殿の猛りが。公子の迸るような苛烈さと宿敵の再戦に滾っておられるのではないですかな」
「滾っておるのか。わしは」
握り込んだ拳は、火焔を纏ったように火照っている。
「闘志が失われた訳ではなかったのです。国への諦念が、あなたの闘志を挫き、心の奥に押しとどめていた。私は知っている。あなたは戦場を追い求め続ける、生来からの戦人であると」
「生来からの戦人か」
胸がすくような言葉に、鼓動が高鳴る。
「項燕殿。春申君が愛したこの国を守り抜いてくだされ」
言った汗明の声は震え、頬には一筋の涙が伝っていた。
彼は潤んだ眼で棘門を見つめていた。
この地で春申君は、簒奪者李園の刺客に殺された。
項燕は自身の肩ほどの上背しかない、翁の細い肩に手を優しく置いた。
「死力を尽くそう」
亡き主君に思慕の念を抱く汗明に倣って、項燕もかつての師の死地を見遣った。
虚空に轟き続ける佞臣達の断末魔は、天上の春申君への鎮魂歌のようであった。
楚王負芻が蒼白い顔をして見守る中、縄で打たれた高官達の首が次々に刎ねられていく。数は数百を越え、その大分が幾星霜と続く名家や公室に所縁のあるものであり、大した功績もなく、利を貪り続けていた佞臣である。
「刎ねよ」
熊啓が斬るように腕を振り下ろすと、合わせて処刑人の大刀が煌めく。
懺悔の声が階を駆け上がり、宮殿前に座する負芻にまで轟く。だが、彼等の耳を聾するほどの悲鳴は、一息の間で虚空に霧散する。
棘門の門前で処刑は行われており、項燕は峻厳な表情で、宮廷を聾断し、腐敗へと導いた張本人達の首が舞う様を眺めていた。
「熊啓はわしの想像より遥かに苛烈な男であったな」
項燕は隣に並ぶ、腰の曲がった翁に言った。
「公子は鋼の覚悟で、楚を再興しようとしておられる。その為には、まず膿を出しきらなくてはなりませんからな。内憂を抱えたままでは、とても秦には敵いますまい。幾ら公子や項燕殿が振臂一呼し、秦と決戦に挑もうとも、佞臣共の余計な横槍が入れば、全てが烏有に帰すのです。禍根は断つに限ります」
汗明は茫洋とした気配を漂わせ、次々に咲いては散る血の華を眺めている。
熊啓は見事な手際で宮中を掌握してみせた。
秦軍二十万を覆滅させ、項燕を軍に呼び戻すと、秦の丞相を務めていた公子熊啓は、堂々と寿春に凱旋した。熊啓は負芻にとって甥にあたり、佞臣達の傀儡となっている負芻は、智勇兼備の甥御の帰還を言祝どいだ。
負芻は早々に熊啓を令尹に任じ、最高爵位である執圭を下賜した。加えて項燕を軍政の極官である大司馬へに任じた。
この頃、秦は王翦を軍に呼び戻し、兵をほうぼうから搔き集めている段階にあり、楚の宮中は秦の対応に大童であった。
これまで傀儡の王を操り、甘い汁を啜り続けてきた、公族や屈氏、景氏、昭氏の三閭と呼ばれる有力貴族達は、売国奴と呼ばれるに等しい熊啓が強い権力を有することに懸念を抱いていた。しかし、秦への対応に迫られる今、熊啓以外には対秦の総指揮を執りたがる者はおらず、円滑に熊啓は令尹の座におさまることができた。
秦への対応を誤り、家名を穢すようなことになれば、貪官汚吏共は束になり、ここぞとばかりに糾弾し、失脚へと追い込む。熊啓以外の臣は保身を選び、静観の構えに入った。未曾有の国難に瀕して尚、誰一人として熊啓と共に戦おうという者はいない。古き陋習は蠱毒に等しく、宮廷は荒療治なしでは再起不可能までに腐りきっていた。
熊啓は宮廷に入ると、即座に宮廷内の穢れの一掃に動いた。自身の館で宴を開き、主だった官吏達を手当たり次第に招くと、全員に相当額の賂を握らせた。全てが熊啓の欺瞞であった。後日、賂を受け取った者のみ強制的に捕縛し、今の処刑に至る。
熊啓は宴の場で、佞臣と忠臣を篩いにかけたのだ。賂を受け取らなかった忠臣の数は二割に満たなかったが、それでも熊啓は彼等を厚く遇することで力強い味方へと変えてみせた。
楚王朝がこれで大きく変わる。公族や貴族が力を持つ封建制の時代から、賢と能を重んじる能力主義の時代へと移り変わっていくだろう。秦は孝公の代から封建制撤廃の体制を整えていたから、遅れること百年余りであるが、それでも熊啓が行った大規模な粛清は、陋習に囚われた楚を大きく変えることになる。
「大した男だな、熊啓という男は。屈原や春申君が果たせなかったことを瞬く間に成し遂げてみせた」
屈原は暗愚の君として大いに楚を衰退させた懐王の時代の臣である。
秦の縦横家張儀に翻弄され続ける、懐王を何度も諫めたが聞き入れず、疎まれ遠ざけられた後に、楚の未来を嘆き入水自殺している。
屈原は春申君と違い、屈氏という名家の出でありながら、清廉であり続け、楚の旧き国体の改革に邁進した。祖国を心の底から愛していたが故に、悩み苦しみ抜いた屈原が遺した「離騒」という詩はあまりにも有名である。
屈原は死を以って、楚の変革を成そうとし、春申君は自らが王の外戚となることで国体を改めようとした。二人の死は鮮烈に民衆の記憶に焼き付き、同情の念を誘ったが、国体は改まることはなく、むしろ忠臣を亡くしたことで、社稷の腐敗は加速の一途を辿ることとなった。
「屈原殿や春申君には天命がなかったのかもしれませぬ。公子は時の運を掴んでおられる。我が国を滅ぼさんとする秦の大軍勢が迫っている、今だからこそ、公子は令尹となり権勢を得、宮中に犇めく佞臣共を一掃することができるのです」
汗明は抜けるような蒼い空を遠い眼で見つめている。
「楚は存亡の危機にあるが、危殆に瀕しているからこそ国は強くなるか。皮肉な話だな」
「項燕殿。興国以来、楚は最も強い国になりましょう」
「まずは秦を討ち払わなくては」
「討ち払えますとも。戦場に黒き竜が舞い戻ってきたのです」
汗明は目許に幾つもの皺を走らせ、太く笑った。
「黒き竜とは。懐かしい渾名を覚えておられるものだ」
失くした右腕を見遣って、項燕は微苦笑を浮かべる。
「若造に腕を奪われ、老いさらばえた躰では、竜のように飛翔することは叶うまい」
「私には分かりますぞ。項燕殿の猛りが。公子の迸るような苛烈さと宿敵の再戦に滾っておられるのではないですかな」
「滾っておるのか。わしは」
握り込んだ拳は、火焔を纏ったように火照っている。
「闘志が失われた訳ではなかったのです。国への諦念が、あなたの闘志を挫き、心の奥に押しとどめていた。私は知っている。あなたは戦場を追い求め続ける、生来からの戦人であると」
「生来からの戦人か」
胸がすくような言葉に、鼓動が高鳴る。
「項燕殿。春申君が愛したこの国を守り抜いてくだされ」
言った汗明の声は震え、頬には一筋の涙が伝っていた。
彼は潤んだ眼で棘門を見つめていた。
この地で春申君は、簒奪者李園の刺客に殺された。
項燕は自身の肩ほどの上背しかない、翁の細い肩に手を優しく置いた。
「死力を尽くそう」
亡き主君に思慕の念を抱く汗明に倣って、項燕もかつての師の死地を見遣った。
虚空に轟き続ける佞臣達の断末魔は、天上の春申君への鎮魂歌のようであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
if 大坂夏の陣 〜勝ってはならぬ闘い〜
かまぼこのもと
歴史・時代
1615年5月。
徳川家康の天下統一は最終局面に入っていた。
堅固な大坂城を無力化させ、内部崩壊を煽り、ほぼ勝利を手中に入れる……
豊臣家に味方する者はいない。
西国無双と呼ばれた立花宗茂も徳川家康の配下となった。
しかし、ほんの少しの違いにより戦局は全く違うものとなっていくのであった。
全5話……と思ってましたが、終わりそうにないので10話ほどになりそうなので、マルチバース豊臣家と別に連載することにしました。
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる