国殤(こくしょう)

目前まで迫る秦の天下統一。

秦王政は最大の難敵である強国楚の侵攻を開始する。

楚征伐の指揮を任されたのは若き勇猛な将軍李信。

疾風の如く楚の城郭を次々に降していく李信だったが、彼の前に楚最強の将軍項燕が立ちはだかる。

項燕の出現によって狂い始める秦王政の計画。項燕に対抗するために、秦王政は隠棲した王翦の元へと向かう。

今、項燕と王翦の国の存亡をかけた戦いが幕を開ける。
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