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魔剣争奪戦編
第68話 裏でこんな事になってました
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青い鱗を纏った龍人と一人の冒険者と魔王が激闘を繰り広げている中。
それを遠くから面白そうに眺めている男がいた。
「ん~~~~やるねぇ~!」
感想を一人漏らしながら観戦している男の正体はムサシ・ミヤモト。Sランク冒険者である。
興奮していた様で、ワクワクとその戦いを見ていたが、どうやら決着がついたようだ。
「……惜しかったね、ランちゃん。それと魔王ジード」
古い付き合いであったランが負けたことは少なからず残念に思う。
だが、それ以上にランとジードの成長も嬉々として感じていた。
「もう少し力の扱いになれていたら、もっと良い所まで行ったんだけどね……」
ムサシは観戦をやめて立ち上がると、周りをキョロキョロ見回す。
しかし目的のものが見当たらないのか頭を掻いた。
「ハザードのやつどこ行ったんだろう?」
自由気ままな相棒を探しに、ムサシはその場を後にした。
***
死闘を終えたタロー達は、束の間の休息をとっていた。
「はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
「なっっっっっっがいのぉ。ため息」
勝者であるはずのタローはどうにもテンションが低い。
いつも無気力であるが、今回はそれにしてもである。
地面に仰向けで寝転がる彼は、気だるくその理由を話した。
「だって怪我したんだもん……」
冒険者になってから傷という傷を受けたことがないタロー。
元々軽い気持ちで始めた冒険者という仕事だ。
怪我をしたことはやる気を削ぐのには十分な要因であった。
「タイトルにもあるだろ? 『バイト』って。
これどう考えてもバイトの仕事超えてんだろーが。
どうした作者? 設定忘れたのか? 一遍プロローグから読み直してこいド三流作家が」
「おい、毒吐くな毒吐くな」
元ニートは何かと爆弾が多いのである。
え、そんなことで!? というような些細なことで簡単に爆発するのだ。
世の中そんな奴もいるのである。
と、そんな面倒な男に近付く者がやってくる――
「――あまりネガティブなことはことは言わない方がいいですよ?」
「?」
「何者じゃ!?」
突然の第三者の声に身構えるタマコ。
タローは相変わらず堂々としていたが、視線は相手から外してはいない。
「誰だいアンタ?」
タローらの目の前にいるのは銀髪で赤眼、メガネに灰色のタキシードを着た男性。
そして肩には、赤い髪の妖精が乗っていた。
「これは失礼しましたね」
男は軽く頭を下げると、改めて名乗る。
「私はレオン・フェルマー。こちらは使い魔の――」
「魔王アルバート=ルビーよ! よろしくネ☆」キラッ
妖精は謎のピースをしながらウインクした。
「イラッとするな」
「イラッとしたのじゃ」
「(^・ω・^)」
(訳:イラッとしました)
「わーはっはっは! 気にしない気にしない!」
小さい図体の割には笑い方は豪快な妖精。
いつもの調子にレオンは嘆息し頭を下げる。
「すいません。ウザい子なもんで」
眼鏡を左手の薬指で直しながら謝るレオン。
タローに負けず劣らずの自由っぷりを発揮する魔王に、さぞ手を焼いているのだろう。
けれど、今はそんなことは二の次だ。
「で? 今度はアンタが俺を倒すのか?」
タローは飛び起きて腕を伸ばした。
頬の傷はまだ消えていないが、戦うのには何ら問題はない。
戦闘準備を整えるタローだったが、それは無駄に終わった。
「いえ、私はあなたと戦う気はありませんよ」
意外にもレオンは戦闘を拒否したのである。
「ほぅ……その理由を訊いても?」タマコが理由を訊く。
「私は元々この戦いに参加する気はありませんでしたからね。無理矢理ムサシくんに参加させられただけなんですよ」
「おー、気が合いそう」やる気0同士、シンパシーを感じたタロー。
「だいたい私、他国で仕事をしていたのですがね? 手紙に『面白いことやるから来い』とだけ書かれた手紙が送られて来たんですよ。
無視しようと思ったんですが、彼なら地の果てでも追ってきて捕まえに来るでしょうから、仕方なく此方からタイタンへ出向いたのですが……やっぱり断れませんでした」
レオンは相当溜まっていたのか、喋り出したら愚痴が止まらなくなってしまった。
「大変だな」タローが言った。
「でしょ?」とレオンも返した。
「大変だね~レオン」
「アナタも原因なんですがね……」
アルバートが余計なことを言いレオンのストレスがまた溜まる。
少し頭を悩ませていたレオンだったが、人前だということを思い出すとコホンと息をつく。
「とにかく、私は基本的に戦う気はありませんのでご安心を」
そう言ったレオンは右手の腕時計を確認すると、「私はそろそろ……」と歩き始めた。
「もう行くの?」タローが訊く。
「えぇ、ちょっとやることがありましてね……」
そう言い残してレオンは去ろうとする。
だが、何かを思い出したのか突然立ち止まった。
「向こうのほうに、休めるところがあるので、そっちに移動した方がいいですよ」
西の方向を指差したレオンはそれだけ言い残すと、今度こそその場を後にする。
「バイバーイ!」
アルバートも後ろを振り向きタロー達に手を振った。
再び静寂が戻ると、タマコが口を開く。
「さて、どうする主殿?」
どうすると言うのはレオンの言葉である。
見た感じ悪い人間では無さそうだが、どうにも引っかかる。
「私たちと戦う気がなくても、攻撃を仕掛けないとは言ってない。罠の可能性もあるじゃろう」
レオンの言葉通りに進めば、西の方向には洞窟があったはずだ。
暗い穴の中に罠を仕掛ければ落ちる可能性は上がるだろう。
「う~~ん…・・・」
タローは顎に手をやり考える。
少し考えてのち、タローは答えを出した。
「とりあえず行ってみっか!」
疑うということが少々抜けているタローの判断により、一行はレオンが示した洞窟へと足を向けるのであった。
***
タロー達と別れたレオンは足早に森を抜けると、殺風景な岩場へと辿り着いた。
そこは少し進むとと崖があり、覗けば谷底に川が流れている場所である。
「フゥ……」
近くにあった石に腰をかける。
すると、レオンの顔から突然ブワッと汗が噴き出た。
「ははは……改めて見ると化け物だな」
ハンカチで汗を拭いながら独り言ちにこぼした。
タローを見るのはこれが2回目だが、間近で見るのは初めてである。
そこで感じたのは、底知れぬ重圧であった。
「レオン大丈夫?」
アルバートも心配そうに駆け寄るが、「問題ありません」とだけ言って俯いた。
(まったく……魔王が可愛く見えてくるな――)
レオンの頭にまだ時間の経っていない記憶が思い返された。
・・・・・・・
・・・・・
・・・
時間はタローらが戦闘を始める前まで遡る。
「やれやれ、参ったなぁ……」
タローを見てわかったのは、今後の運命を左右するのは彼になるだろうということだ。
「どちらにせよ、あとで会ってみなければなりませんね……」
眼鏡をクイっと上げると、頭を切り替え辺りを見回す。
レオンが最初に飛ばされたのは川のエリア。
心地よいせせらぎが聞こえ、とてもリラックスできる場所だ。
「ちょうどいい。ここで休みましょうか」
そう言うとレオンは持っていたバッグからティーカップを取り出した。
「ちょっとちょっとレオン!? いきなり休憩なわけ?」
胸ポケットから顔を出したアルバートが突然の行動に驚く。
だが、レオンはお構いなしにティーカップへ魔法瓶に入った紅茶を注いだ。
「何事も始める前にはリラックスが必要ですよ。肩の力を抜いて、穏やかな気持ちで始めることがコツなのですよ」
「そ、そうなんだ。まぁレオンが言うならそうなんだろうけど……」
「ほら、アルバートもこの音に耳を傾けなさい……とても心地良い音色が――」
言われた通りにアルバートは目を瞑り耳に手を当てる。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
「ヒッヒッヒ……吾輩はツイているようだ」
「……変な笑い声が聞こえる」
「奇遇ですね……私もです」
レオンとアルバートがジト目で横見ると、そこにいるのは魔王ハンター=クロス=トパーズであった。
お馴染みの汚い海賊衣装で登場である。
「……何か用ですか?」
レオンが紅茶に口をつけてから訊くと、クロスは強欲の魔剣の切っ先を向けた。
「ヒッヒッヒ……お前の魔剣をいただきに来た」
その答えを聞いて、レオンは嘆息する。
「やれやれ……やはり現実はそう上手くいかないものですね」
レオンは立ち上がり、ゆっくりと眼鏡を外した。
それを遠くから面白そうに眺めている男がいた。
「ん~~~~やるねぇ~!」
感想を一人漏らしながら観戦している男の正体はムサシ・ミヤモト。Sランク冒険者である。
興奮していた様で、ワクワクとその戦いを見ていたが、どうやら決着がついたようだ。
「……惜しかったね、ランちゃん。それと魔王ジード」
古い付き合いであったランが負けたことは少なからず残念に思う。
だが、それ以上にランとジードの成長も嬉々として感じていた。
「もう少し力の扱いになれていたら、もっと良い所まで行ったんだけどね……」
ムサシは観戦をやめて立ち上がると、周りをキョロキョロ見回す。
しかし目的のものが見当たらないのか頭を掻いた。
「ハザードのやつどこ行ったんだろう?」
自由気ままな相棒を探しに、ムサシはその場を後にした。
***
死闘を終えたタロー達は、束の間の休息をとっていた。
「はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
「なっっっっっっがいのぉ。ため息」
勝者であるはずのタローはどうにもテンションが低い。
いつも無気力であるが、今回はそれにしてもである。
地面に仰向けで寝転がる彼は、気だるくその理由を話した。
「だって怪我したんだもん……」
冒険者になってから傷という傷を受けたことがないタロー。
元々軽い気持ちで始めた冒険者という仕事だ。
怪我をしたことはやる気を削ぐのには十分な要因であった。
「タイトルにもあるだろ? 『バイト』って。
これどう考えてもバイトの仕事超えてんだろーが。
どうした作者? 設定忘れたのか? 一遍プロローグから読み直してこいド三流作家が」
「おい、毒吐くな毒吐くな」
元ニートは何かと爆弾が多いのである。
え、そんなことで!? というような些細なことで簡単に爆発するのだ。
世の中そんな奴もいるのである。
と、そんな面倒な男に近付く者がやってくる――
「――あまりネガティブなことはことは言わない方がいいですよ?」
「?」
「何者じゃ!?」
突然の第三者の声に身構えるタマコ。
タローは相変わらず堂々としていたが、視線は相手から外してはいない。
「誰だいアンタ?」
タローらの目の前にいるのは銀髪で赤眼、メガネに灰色のタキシードを着た男性。
そして肩には、赤い髪の妖精が乗っていた。
「これは失礼しましたね」
男は軽く頭を下げると、改めて名乗る。
「私はレオン・フェルマー。こちらは使い魔の――」
「魔王アルバート=ルビーよ! よろしくネ☆」キラッ
妖精は謎のピースをしながらウインクした。
「イラッとするな」
「イラッとしたのじゃ」
「(^・ω・^)」
(訳:イラッとしました)
「わーはっはっは! 気にしない気にしない!」
小さい図体の割には笑い方は豪快な妖精。
いつもの調子にレオンは嘆息し頭を下げる。
「すいません。ウザい子なもんで」
眼鏡を左手の薬指で直しながら謝るレオン。
タローに負けず劣らずの自由っぷりを発揮する魔王に、さぞ手を焼いているのだろう。
けれど、今はそんなことは二の次だ。
「で? 今度はアンタが俺を倒すのか?」
タローは飛び起きて腕を伸ばした。
頬の傷はまだ消えていないが、戦うのには何ら問題はない。
戦闘準備を整えるタローだったが、それは無駄に終わった。
「いえ、私はあなたと戦う気はありませんよ」
意外にもレオンは戦闘を拒否したのである。
「ほぅ……その理由を訊いても?」タマコが理由を訊く。
「私は元々この戦いに参加する気はありませんでしたからね。無理矢理ムサシくんに参加させられただけなんですよ」
「おー、気が合いそう」やる気0同士、シンパシーを感じたタロー。
「だいたい私、他国で仕事をしていたのですがね? 手紙に『面白いことやるから来い』とだけ書かれた手紙が送られて来たんですよ。
無視しようと思ったんですが、彼なら地の果てでも追ってきて捕まえに来るでしょうから、仕方なく此方からタイタンへ出向いたのですが……やっぱり断れませんでした」
レオンは相当溜まっていたのか、喋り出したら愚痴が止まらなくなってしまった。
「大変だな」タローが言った。
「でしょ?」とレオンも返した。
「大変だね~レオン」
「アナタも原因なんですがね……」
アルバートが余計なことを言いレオンのストレスがまた溜まる。
少し頭を悩ませていたレオンだったが、人前だということを思い出すとコホンと息をつく。
「とにかく、私は基本的に戦う気はありませんのでご安心を」
そう言ったレオンは右手の腕時計を確認すると、「私はそろそろ……」と歩き始めた。
「もう行くの?」タローが訊く。
「えぇ、ちょっとやることがありましてね……」
そう言い残してレオンは去ろうとする。
だが、何かを思い出したのか突然立ち止まった。
「向こうのほうに、休めるところがあるので、そっちに移動した方がいいですよ」
西の方向を指差したレオンはそれだけ言い残すと、今度こそその場を後にする。
「バイバーイ!」
アルバートも後ろを振り向きタロー達に手を振った。
再び静寂が戻ると、タマコが口を開く。
「さて、どうする主殿?」
どうすると言うのはレオンの言葉である。
見た感じ悪い人間では無さそうだが、どうにも引っかかる。
「私たちと戦う気がなくても、攻撃を仕掛けないとは言ってない。罠の可能性もあるじゃろう」
レオンの言葉通りに進めば、西の方向には洞窟があったはずだ。
暗い穴の中に罠を仕掛ければ落ちる可能性は上がるだろう。
「う~~ん…・・・」
タローは顎に手をやり考える。
少し考えてのち、タローは答えを出した。
「とりあえず行ってみっか!」
疑うということが少々抜けているタローの判断により、一行はレオンが示した洞窟へと足を向けるのであった。
***
タロー達と別れたレオンは足早に森を抜けると、殺風景な岩場へと辿り着いた。
そこは少し進むとと崖があり、覗けば谷底に川が流れている場所である。
「フゥ……」
近くにあった石に腰をかける。
すると、レオンの顔から突然ブワッと汗が噴き出た。
「ははは……改めて見ると化け物だな」
ハンカチで汗を拭いながら独り言ちにこぼした。
タローを見るのはこれが2回目だが、間近で見るのは初めてである。
そこで感じたのは、底知れぬ重圧であった。
「レオン大丈夫?」
アルバートも心配そうに駆け寄るが、「問題ありません」とだけ言って俯いた。
(まったく……魔王が可愛く見えてくるな――)
レオンの頭にまだ時間の経っていない記憶が思い返された。
・・・・・・・
・・・・・
・・・
時間はタローらが戦闘を始める前まで遡る。
「やれやれ、参ったなぁ……」
タローを見てわかったのは、今後の運命を左右するのは彼になるだろうということだ。
「どちらにせよ、あとで会ってみなければなりませんね……」
眼鏡をクイっと上げると、頭を切り替え辺りを見回す。
レオンが最初に飛ばされたのは川のエリア。
心地よいせせらぎが聞こえ、とてもリラックスできる場所だ。
「ちょうどいい。ここで休みましょうか」
そう言うとレオンは持っていたバッグからティーカップを取り出した。
「ちょっとちょっとレオン!? いきなり休憩なわけ?」
胸ポケットから顔を出したアルバートが突然の行動に驚く。
だが、レオンはお構いなしにティーカップへ魔法瓶に入った紅茶を注いだ。
「何事も始める前にはリラックスが必要ですよ。肩の力を抜いて、穏やかな気持ちで始めることがコツなのですよ」
「そ、そうなんだ。まぁレオンが言うならそうなんだろうけど……」
「ほら、アルバートもこの音に耳を傾けなさい……とても心地良い音色が――」
言われた通りにアルバートは目を瞑り耳に手を当てる。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
「ヒッヒッヒ……吾輩はツイているようだ」
「……変な笑い声が聞こえる」
「奇遇ですね……私もです」
レオンとアルバートがジト目で横見ると、そこにいるのは魔王ハンター=クロス=トパーズであった。
お馴染みの汚い海賊衣装で登場である。
「……何か用ですか?」
レオンが紅茶に口をつけてから訊くと、クロスは強欲の魔剣の切っ先を向けた。
「ヒッヒッヒ……お前の魔剣をいただきに来た」
その答えを聞いて、レオンは嘆息する。
「やれやれ……やはり現実はそう上手くいかないものですね」
レオンは立ち上がり、ゆっくりと眼鏡を外した。
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