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説明のつかない現象
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フィリッツ殿下付きの侍女になって数日が過ぎた。
アリサの不運体質も少しやわらいだのか、今の所、大きな失敗なく、なんとなく無事に過ごしている。
「最近、暑くなってきたわね」
「ええ、もうすぐ夏ですからね」
そんな会話を同僚の侍女たちとも交わしながら、王宮は夏の支度へと入っていった。
侍女長様のお達しにより、王宮の侍女たちも忙しく立ち回る中にはアリサの姿もある。
そんなある日、他の侍女と一緒に、アリサが暖炉回りの掃除をしている時のこと。
「アリサ、火かき棒をしまいにいってよ」
先輩侍女に言われて、アリサは重い火かき棒を数本と灰の入ったバケツなどをよいしょと持ち上げる。
灰は庭師が使うので、庭師の待機小屋に持ちこみ、火かき棒は倉庫へと持っていくのだ。
「ほんと、アリサは力もちね」
「あはは、体力だけは自慢ってことですかね」
アリサは笑いながら答えるも、これは一体どういうことなのかと自分でも思う。
最近は、どういう訳か、重い物でも平気で持ち上げられるようになったのだ。
重い物を持っても、どれだけ体を使おうともつかれることがない。
そういう訳で、もっぱら力仕事はアリサの役割として定着しつつある。男の従者をわざわざ呼びに行かなくてもいいから便利だと、周囲からも重宝がられている。
「じゃあ、行ってきますね」
右手には重い火かき棒を三本、左手にはずっしりと重い灰が詰まったバケツ。ちなみに、バケツは重すぎて侍女二人で頑張ってもどうにも持ち上げられない代物だ。
それを軽々と片手で持ち上げ、アリサは殿下の私室を出た。
長い宮殿の廊下を右に、左にと何度か曲がって、かなり歩いた後、やっと屋外に出る。もちろん、途中休憩なんてなしである。
外の空気を吸った時、ちょっといいことが頭に浮かんだ。毎朝、騎士達は屋外で剣を使った鍛錬をするのだが、今、ちょうど休憩時間なのである。
もしかして、ジェシーの姿が見えるかもしれない。
倉庫に行く途中、中庭を横切り、騎士団の鍛錬場の傍を通る。思った通り、今は休憩時間中で、騎士たちは地面に座って水を飲んだり、お喋りに興じている。
鍛錬場の先には王宮に戻るための通路がある。その建物の入口で立ち話をしている人の後ろ姿が目にはいった瞬間、アリサの胸は躍る。
ジェシーだ!
アリサが彼の後ろ姿を見間違えることはない。幼馴染の、そしてアリサの初恋の相手でもあるジェシー。
大好きな人を見つけて、心臓がとくとくと音を立てる。
アリサは顔に満面の笑みを浮かべながら彼に走りよろうとした瞬間、こちらに背を向けているジェシーを挟んで、彼がお喋りしている相手が目に入った。
その瞬間、アリサは思わずぎょっとして足が止まった。
彼が話しているのは、美しいドレスに身を包んだ貴族令嬢と思しき女性だった。
二人はいかにも楽しそうな様子で話に夢中になっているようだ。
アリサの前では、ジェシーは一度だってそんな顔をしたことがない。
彼が少し首を傾げた笑い声を立てると、相手の女性も楽しそうに笑うのが見えた。ジェシーの頬は高揚して赤みがさしていて、その女性に何かを熱心に訴えている。傍目にはとても親密そうに見えて、それがアリサの胸に刺さる。
ジェシーが熱心に話している相手は、裕福な、そして、愛らしい令嬢だった。それが、ジェシーの好みのど真ん中であることを、アリサは知っている。ジェシーは貴婦人と呼ばれる裕福でたおやかな女性が憧れなのだ。
子供の頃、彼と一緒に野原を駆けまわったり、木に登ったりしたアリサは全くの対象外である。
悲しくなって思わず俯いた時、アリサは自分の来ている服が思わず目にはいった。
白い襟のついた、濃い灰色のお仕着せの侍女服。 暖炉掃除の途中だから、服には煤やほこりが所々ついていて、見苦しいことこの上ない。おまけに、アリサの手には、暖炉掃除の後の灰の入ったバケツに、火かき棒数本。
もしかしたら、頬にも煤の後がついちゃったかもしれない。
王宮でお勤めすれば、もしかしたら、あんな風に、レティ様のように、ジェシーが憧れるような貴婦人になれるかもしれないと思ったが、現実は全く違った。
もし、アリサの家が裕福な上級貴族であれば、こんな風に一日、王宮でお勤めすることはなかった。上級貴族が王宮に上がるときは、もっと優雅で労力のかからない仕事を割り当てられる。
そう、たとえば、レティー様の話相手とか、本の整理をしたり、王族が使うナプキン等に刺繍をしたりとかそういうことなのだが、アリサの家庭は由緒正しい武人由来の家系である。
よく言えば素朴、悪く言えば無骨な武人の家系な上に、潔く清貧を貫いているせいで、アリサが王宮にお勤めに上がる際に王宮に支払う上納金がほとんど出せなかった。
そういう訳でアリサは侍女になっても、力仕事とか、そう、こんな風に暖炉の掃除とか、そういう仕事ばかり割り当てられるのだ。
その間も二人は相変わらず熱心な様子で会話を続けており、再び二人が一緒に声を立てて笑った瞬間、みじめな感情がぐっとこみ上がった。
あの女性に比べれば、自分はまるで……。
アリサは何かを叫びだしたくなるような衝動に駆られて、思わず唇を噛み、火かき棒をぐっと握りしめる。
その瞬間、手の中の何かの異変を感じ、ぎくり、とアリサは動きを止める。
「火かき棒が……」
気づけば、手の中にあった鉄の火かき棒がぐにゃりと変な形にねじれていた。
鋼鉄の火かき棒である。高温にも耐えられる強固な火かき棒が、握りしめただけで簡単にねじれる訳がない。
普通の侍女なら、火かき棒一本持ち上げるだけでやっとの重さだ。
その火かき棒が三本ともねじれて折れ曲がっている。
「一体、いつの間に……」
アリサが怪訝な顔で火かき棒を眺めていると、騎士達の休憩時間が終わったのだろう。
「おい、休憩終わりだ」
騎士たちの上長が声をかけると、ようやくジェシーがこちらを振り向きアリサに気づく。
「おう、アリサ」
「ジェシー……」
「なんだ、その恰好。埃まみれだぞ」
騎士服を着たジェシーが、優しく笑う。同じ微笑みでも、さっきのような熱心な様子は全くなかった。どちらか言えば、妹に向けるようなそんな笑い方だった。
「あ、あの、その、今、暖炉の掃除をしてて……」
「そうか。じゃあ、俺、訓練に戻るから、顔についた煤もなんとかしとけよ」
ジェシーは、先ほどの様子とは違って、アリサに向かってあっさりした様子で手を振り、近くの貴婦人にはごく丁寧な視線を向けて騎士らしく礼をとった。
そして、立ち去ろうと踵を返した時、彼はアリサの手の中にあるものを見てまた笑った。
「なんだそれ。火かき棒ってそんなに曲がるのか?」
「あ、あの……その……」
アリサが返答に困っていると、ジェシーは、またなと言ってさっさと鍛錬に戻ってしまった。火かき棒に驚いて、ジェシーが話していた相手が誰だったのか聞くを忘れてしまった。それにしても……。
「……この火かき棒、どうしよう」
またドジをしたと笑われないように、とにかく、これはそっと倉庫にしまっておいて、何もなかったことにしようとアリサは心に決めた。
しかし、アリサはこの後、もう不運体質とは呼べないほどの数々の異変に襲われるとは、この時、全く考えていなかったのである。
アリサの不運体質も少しやわらいだのか、今の所、大きな失敗なく、なんとなく無事に過ごしている。
「最近、暑くなってきたわね」
「ええ、もうすぐ夏ですからね」
そんな会話を同僚の侍女たちとも交わしながら、王宮は夏の支度へと入っていった。
侍女長様のお達しにより、王宮の侍女たちも忙しく立ち回る中にはアリサの姿もある。
そんなある日、他の侍女と一緒に、アリサが暖炉回りの掃除をしている時のこと。
「アリサ、火かき棒をしまいにいってよ」
先輩侍女に言われて、アリサは重い火かき棒を数本と灰の入ったバケツなどをよいしょと持ち上げる。
灰は庭師が使うので、庭師の待機小屋に持ちこみ、火かき棒は倉庫へと持っていくのだ。
「ほんと、アリサは力もちね」
「あはは、体力だけは自慢ってことですかね」
アリサは笑いながら答えるも、これは一体どういうことなのかと自分でも思う。
最近は、どういう訳か、重い物でも平気で持ち上げられるようになったのだ。
重い物を持っても、どれだけ体を使おうともつかれることがない。
そういう訳で、もっぱら力仕事はアリサの役割として定着しつつある。男の従者をわざわざ呼びに行かなくてもいいから便利だと、周囲からも重宝がられている。
「じゃあ、行ってきますね」
右手には重い火かき棒を三本、左手にはずっしりと重い灰が詰まったバケツ。ちなみに、バケツは重すぎて侍女二人で頑張ってもどうにも持ち上げられない代物だ。
それを軽々と片手で持ち上げ、アリサは殿下の私室を出た。
長い宮殿の廊下を右に、左にと何度か曲がって、かなり歩いた後、やっと屋外に出る。もちろん、途中休憩なんてなしである。
外の空気を吸った時、ちょっといいことが頭に浮かんだ。毎朝、騎士達は屋外で剣を使った鍛錬をするのだが、今、ちょうど休憩時間なのである。
もしかして、ジェシーの姿が見えるかもしれない。
倉庫に行く途中、中庭を横切り、騎士団の鍛錬場の傍を通る。思った通り、今は休憩時間中で、騎士たちは地面に座って水を飲んだり、お喋りに興じている。
鍛錬場の先には王宮に戻るための通路がある。その建物の入口で立ち話をしている人の後ろ姿が目にはいった瞬間、アリサの胸は躍る。
ジェシーだ!
アリサが彼の後ろ姿を見間違えることはない。幼馴染の、そしてアリサの初恋の相手でもあるジェシー。
大好きな人を見つけて、心臓がとくとくと音を立てる。
アリサは顔に満面の笑みを浮かべながら彼に走りよろうとした瞬間、こちらに背を向けているジェシーを挟んで、彼がお喋りしている相手が目に入った。
その瞬間、アリサは思わずぎょっとして足が止まった。
彼が話しているのは、美しいドレスに身を包んだ貴族令嬢と思しき女性だった。
二人はいかにも楽しそうな様子で話に夢中になっているようだ。
アリサの前では、ジェシーは一度だってそんな顔をしたことがない。
彼が少し首を傾げた笑い声を立てると、相手の女性も楽しそうに笑うのが見えた。ジェシーの頬は高揚して赤みがさしていて、その女性に何かを熱心に訴えている。傍目にはとても親密そうに見えて、それがアリサの胸に刺さる。
ジェシーが熱心に話している相手は、裕福な、そして、愛らしい令嬢だった。それが、ジェシーの好みのど真ん中であることを、アリサは知っている。ジェシーは貴婦人と呼ばれる裕福でたおやかな女性が憧れなのだ。
子供の頃、彼と一緒に野原を駆けまわったり、木に登ったりしたアリサは全くの対象外である。
悲しくなって思わず俯いた時、アリサは自分の来ている服が思わず目にはいった。
白い襟のついた、濃い灰色のお仕着せの侍女服。 暖炉掃除の途中だから、服には煤やほこりが所々ついていて、見苦しいことこの上ない。おまけに、アリサの手には、暖炉掃除の後の灰の入ったバケツに、火かき棒数本。
もしかしたら、頬にも煤の後がついちゃったかもしれない。
王宮でお勤めすれば、もしかしたら、あんな風に、レティ様のように、ジェシーが憧れるような貴婦人になれるかもしれないと思ったが、現実は全く違った。
もし、アリサの家が裕福な上級貴族であれば、こんな風に一日、王宮でお勤めすることはなかった。上級貴族が王宮に上がるときは、もっと優雅で労力のかからない仕事を割り当てられる。
そう、たとえば、レティー様の話相手とか、本の整理をしたり、王族が使うナプキン等に刺繍をしたりとかそういうことなのだが、アリサの家庭は由緒正しい武人由来の家系である。
よく言えば素朴、悪く言えば無骨な武人の家系な上に、潔く清貧を貫いているせいで、アリサが王宮にお勤めに上がる際に王宮に支払う上納金がほとんど出せなかった。
そういう訳でアリサは侍女になっても、力仕事とか、そう、こんな風に暖炉の掃除とか、そういう仕事ばかり割り当てられるのだ。
その間も二人は相変わらず熱心な様子で会話を続けており、再び二人が一緒に声を立てて笑った瞬間、みじめな感情がぐっとこみ上がった。
あの女性に比べれば、自分はまるで……。
アリサは何かを叫びだしたくなるような衝動に駆られて、思わず唇を噛み、火かき棒をぐっと握りしめる。
その瞬間、手の中の何かの異変を感じ、ぎくり、とアリサは動きを止める。
「火かき棒が……」
気づけば、手の中にあった鉄の火かき棒がぐにゃりと変な形にねじれていた。
鋼鉄の火かき棒である。高温にも耐えられる強固な火かき棒が、握りしめただけで簡単にねじれる訳がない。
普通の侍女なら、火かき棒一本持ち上げるだけでやっとの重さだ。
その火かき棒が三本ともねじれて折れ曲がっている。
「一体、いつの間に……」
アリサが怪訝な顔で火かき棒を眺めていると、騎士達の休憩時間が終わったのだろう。
「おい、休憩終わりだ」
騎士たちの上長が声をかけると、ようやくジェシーがこちらを振り向きアリサに気づく。
「おう、アリサ」
「ジェシー……」
「なんだ、その恰好。埃まみれだぞ」
騎士服を着たジェシーが、優しく笑う。同じ微笑みでも、さっきのような熱心な様子は全くなかった。どちらか言えば、妹に向けるようなそんな笑い方だった。
「あ、あの、その、今、暖炉の掃除をしてて……」
「そうか。じゃあ、俺、訓練に戻るから、顔についた煤もなんとかしとけよ」
ジェシーは、先ほどの様子とは違って、アリサに向かってあっさりした様子で手を振り、近くの貴婦人にはごく丁寧な視線を向けて騎士らしく礼をとった。
そして、立ち去ろうと踵を返した時、彼はアリサの手の中にあるものを見てまた笑った。
「なんだそれ。火かき棒ってそんなに曲がるのか?」
「あ、あの……その……」
アリサが返答に困っていると、ジェシーは、またなと言ってさっさと鍛錬に戻ってしまった。火かき棒に驚いて、ジェシーが話していた相手が誰だったのか聞くを忘れてしまった。それにしても……。
「……この火かき棒、どうしよう」
またドジをしたと笑われないように、とにかく、これはそっと倉庫にしまっておいて、何もなかったことにしようとアリサは心に決めた。
しかし、アリサはこの後、もう不運体質とは呼べないほどの数々の異変に襲われるとは、この時、全く考えていなかったのである。
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