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第二部 婚約者編 女伯爵の華麗なる行動
旅立ち~2
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ジュリア様が見当たらないと、執事が騎士団長であるメディシスに声をかけたのは、日が上がって間もない頃のことだ。
怪訝な顔をしながら、ジュリアを探しに来たメディシスが、彼女の机の上に残された手紙を見つける。宛先が自分になっていたので、手早く封を切りさっと目を通した瞬間、メディシスの咆吼が城の中に響き渡った。
「ジュリア様が、旅に出られただと?」
「団長、ジュリア様が見当たらないと・・・。え?」
なんと、鬼の団長が血相を変えてワナワナと震えている様子を見つけ、騎士達も何事かと彼の言葉を待つ。
「・・・なんでなんであの方は、リチャード様と同じことをするんだ」
悔しげに呟く団長を横目に、古参の騎士達が懐かしそうに口を開く。
「・・・リチャード様も時折、放浪の旅に出られてましたなあ」
「そう。ふらりと突然置き手紙を残して、リチャード様もよく失踪されましたなあ。懐かしい」
「本当に、リチャード様がお帰りになられたようだ。いやあ、血は水よりも濃いとはよく言ったものですね」
古参の騎士がカラカラと笑う。ジュリアがやらかしたことが楽しくて仕方がないらしい。
そんな古参の騎士を、メディシスはぎらりと睨む。
「笑っている場合か!リチャード様と違って、ジュリア様はご令嬢だ。道中、悪い男たちに引っかかって身ぐるみ剥がれたりしていたら、私は、リチャード様に顔向けが出来ん」
メディシスは、騎士団全員に拳を握って命令をくだす。
「いいか。騎士団の名誉にかけてもジュリア様を見つけ出し、一刻も早く、我々の保護下に置くのだ」
「ああ、ジュリア様、悪い男などに引っかかっていないだろうか・・・」
と心配そうにぶつぶつと呟くメディシスの背後で、若手の騎士はぽそりと呟く。
「むしろ、あの方なら、逆に襲ってそうな気がするんだけど・・・」
「何か言ったか?」
「いいえ。何も」
若手の騎士はメディシスの地雷を踏まないようにそしらぬ顔を決め込んだ。
◇
その頃 ──
「おらおら、お前一体どこから来たんだ」
マクナム領から少し離れた場所にある市井の路地裏。
メディシスの予想通り、ジュリアたちは、見事にガラの悪いチンピラたちに囲まれていた。少し、馬に水を飲ませようと小さな市井に寄ったら、あっと言う間に、ガラの悪い男たちに路地裏に連れ込まれてしまったのだ。
「オラオラ、兄ちゃんよぉ。綺麗な顔してねぇで、俺たちに出すもんだしちまえよ」
所謂、喝上げだ。
「ジリア様、どうしましょう」
空気を読まないデイルが、明るく語る。さすが、騎士団一、空気を読めない男だ。喝上げされようとしているのに、へらへらと笑っている。
ジュリアは一応、男装しているので、マークを含めて部下たちに「ジリア」と呼ばせるように命じていた。この地方では、ジリアというのは男性の名前で、わりと、ありふれた名前でもある。
「おい、この弱っちいのどうします?」
手下がへらへらしているデイルを見て、ボスらしい男にお伺いを立てる。
「ああん?適当に丸めて棄てちまえよ。それより、俺はこの綺麗な兄ちゃんに用があるんだ」
「へぇ。用ってどんな?」
ジュリアの綺麗な口元に一瞬皮肉な笑いが浮かぶ。その眼光の鋭さに、チンピラのボスは思わず怯んだ。
野性的な本能が、この綺麗な男はやばい奴だと警鐘を鳴らす。しかし、チンピラは心の声を無視して、すぐに、もとの虚勢を取り戻した。
「兄ちゃん、綺麗な顔してんな。遊郭にでも・・・」
売り飛ばしてやろうか、と言い終える前に、どすっと言う音と共に男の鳩尾に酷い痛みが走る。
「くっ」
本当に痛い時には、叫び声など出ないものだ。チンピラは痛みに顔を顰めて、石畳みの上に両膝をついて、そのまま沈んだ。ジュリアが一発、チンピラにかませたのだ。
「ア、アニキ。畜生!アニキになんてことす・・・」
どすっ、
再び、もう一つの鈍い音が路地裏に響き渡る。今度は、マークがチンピラ二号の鳩尾に膝蹴りを一発お見舞いしたのだ。
「わりぃな。チンピラ諸君。俺たちは少々急いでいるもんでねぇ」
マークの目が機嫌悪そうな光を湛える。
「俺は、今週末は酒場のマルガレーテちゃんと一緒に遊びにいくはずだったんだ。お前ら覚悟しろよ」
「な、なんで?俺ら関係ねえだろ?」
理不尽な怒りの鉾先を向けられ、チンピラ三号と四号は悲鳴のような声をあげる。
デートの邪魔をしたのは、間違いなくジュリアであるが、その鉾先が理不尽にも自分達に向けられているのだ。
「畜生。八つ当たりは理不尽だ」
抗議するチンピラ五号をマークはジロリと睨み付ける。
「理不尽なのはお前らのほうだろ」
一見優男風のマークだが、戦闘時には実に凄みのある顔をする。その視線だけで、男たちは震え上がった。どうやら、自分達は完璧に相手の力量を見誤ったらしい。
女のような綺麗な顔をした細身の男に、優男っぽい奴。それに、なんだかいつもヘラヘラと笑っているチャラ男のトリオなど、簡単になんとでもできると思ってしまったのが、誤りだった。
「マークさん、手加減しないとやばいっすよ」
遠巻きに若手のデイルが、マークに警告する。
「で、なんでお前は見てるだけで、横で野次を飛ばしてるんだ?」
目を回したチンピラの胸元を掴み上げて、マークはデイルを睨み付ける。
「あー、俺、そういう肉体労働が苦手って言うかー」
だから新人類は嫌なんだ。こういうのは一番下の役目ってこと、誰も教えてなかったのかよ。と、マークは一人毒づくが、実は、その仕事は、現在チェルトベリー騎士団長であるマークの役目なのだった。
そうやって、チンピラが三人地面に沈んだ。
残るは二人。
マクナム領で貴族相手に不慣れな言葉の戦いをしていたジュリアは、今の所、とてもとてもストレスが溜まっている。
ジュリアは目に鋭い光を湛え、舌なめずりするように残りのチンピラを見た。その意図を察して、チンピラは震え上がった。どうやら、自分たちは至上最低なミスを犯してしまったようだ。
「ひっ」
チンピラその四が怯えた声を出す。
「あ、アニキ、こいつらなんだか超やべえっす」
そう。そこには、ストレス溜めまくったジュリアと、マルガレーテちゃんとのデートを妨害されて不満をため込んだマークが二人、逃げ惑うチンピラの前に立ちはだかっていた。
もうどっちが悪者なんだか、わからなくなってきていた。
そして、マークが口元ににやりと黒い笑みを浮かべる。
「おい、チンピラ、オレ達に挑もうなんざ10年早い」
「いや、マーク、それを言うなら100年な」
ジュリアがその横で、ポキポキと指を鳴らす。
「あ、いや、あの、その・・・俺ら、こ、これで失礼させていただきま・・・」
走って逃げようとするチンピラが進む先に、デイルがさりげなく足を出す。見事にそれに引っかかった男たちは派手に転びんだが、コンマ一秒で瞬時に立ち上がり、あっと言う間に走り去ってしまった。
「あーあ、せっかくストレス発散しようと思ったのに・・・」
悔しそうに呟くジュリアの肩をマークはぽんぽんと叩く。
「しょうがないな。また、こういう機会があると思うぜ」
「そうだな。最近は、騎士団の鍛錬にも出れなくて、体がなまっているんだ。少し体も動かしたいな」
もう、どっちがチンピラなんだかわからなくなった二人に、新入りのデイルが声を掛けた。
「あの、だんちょ・・・」
ギロリと自分を睨むジュリアの視線に気がついて、デイルは慌てて言い直す。
「いや、ジリア様、あの、これ、チンピラたちが落として行ったようなのですが・・・」
デイルが地面から拾い上げたものは、何かの飾りのような組紐だった。黄金の金糸と海のような青い糸をより合わせて組み込んだような複雑なものだ。
「あのチンピラがどこかで盗んできたもののようだな」
「騎士団に届けますか?」
デイルの頭をマークがぺしっとはたく。
「いてっ。マークさん、何すんですか?」
「マクナム騎士団に届け出るって言うのか。あほか!お前は」
「確かに・・・それもそうですね。だんちょ、いや、ジリア様はそこから逃げてこられたんですからね」
「逃げただなんて、言葉が悪い」
ジュリアも少し眉を顰める。チンピラのせいで不要な時間を食ってしまった。
「さあ、早く行かないと。マクナム騎士団に追いつかれるぞ」
「ああ、マーク。その通りだ」
「これどうします?」
デイルが持っていた組紐の飾りをジュリアは受け取って、絹のハンカチにくるんだ。さすがに小物までは、庶民と同じ物を準備する時間がなかったのだ。
「次の町についたら、落とし物として、隣の領地の騎士団に渡しておこう。きっと届け出が出ているはずだからな」
「それもそうっすね。では、ジリア様、行きましょう」
そうして、三人は隣の領地を通り過ぎるために、再び、馬に乗り、出発した。
その組紐の飾りは、ただの飾りや落とし物ではなく、もっと重要な意味があることを、まだこの三人は知らなかった。もし、この場に、ジョルジュがいたら、それの意味する所を知っていただろうに。
三人の旅はまだ始まったばかりだった。
怪訝な顔をしながら、ジュリアを探しに来たメディシスが、彼女の机の上に残された手紙を見つける。宛先が自分になっていたので、手早く封を切りさっと目を通した瞬間、メディシスの咆吼が城の中に響き渡った。
「ジュリア様が、旅に出られただと?」
「団長、ジュリア様が見当たらないと・・・。え?」
なんと、鬼の団長が血相を変えてワナワナと震えている様子を見つけ、騎士達も何事かと彼の言葉を待つ。
「・・・なんでなんであの方は、リチャード様と同じことをするんだ」
悔しげに呟く団長を横目に、古参の騎士達が懐かしそうに口を開く。
「・・・リチャード様も時折、放浪の旅に出られてましたなあ」
「そう。ふらりと突然置き手紙を残して、リチャード様もよく失踪されましたなあ。懐かしい」
「本当に、リチャード様がお帰りになられたようだ。いやあ、血は水よりも濃いとはよく言ったものですね」
古参の騎士がカラカラと笑う。ジュリアがやらかしたことが楽しくて仕方がないらしい。
そんな古参の騎士を、メディシスはぎらりと睨む。
「笑っている場合か!リチャード様と違って、ジュリア様はご令嬢だ。道中、悪い男たちに引っかかって身ぐるみ剥がれたりしていたら、私は、リチャード様に顔向けが出来ん」
メディシスは、騎士団全員に拳を握って命令をくだす。
「いいか。騎士団の名誉にかけてもジュリア様を見つけ出し、一刻も早く、我々の保護下に置くのだ」
「ああ、ジュリア様、悪い男などに引っかかっていないだろうか・・・」
と心配そうにぶつぶつと呟くメディシスの背後で、若手の騎士はぽそりと呟く。
「むしろ、あの方なら、逆に襲ってそうな気がするんだけど・・・」
「何か言ったか?」
「いいえ。何も」
若手の騎士はメディシスの地雷を踏まないようにそしらぬ顔を決め込んだ。
◇
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「おらおら、お前一体どこから来たんだ」
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所謂、喝上げだ。
「ジリア様、どうしましょう」
空気を読まないデイルが、明るく語る。さすが、騎士団一、空気を読めない男だ。喝上げされようとしているのに、へらへらと笑っている。
ジュリアは一応、男装しているので、マークを含めて部下たちに「ジリア」と呼ばせるように命じていた。この地方では、ジリアというのは男性の名前で、わりと、ありふれた名前でもある。
「おい、この弱っちいのどうします?」
手下がへらへらしているデイルを見て、ボスらしい男にお伺いを立てる。
「ああん?適当に丸めて棄てちまえよ。それより、俺はこの綺麗な兄ちゃんに用があるんだ」
「へぇ。用ってどんな?」
ジュリアの綺麗な口元に一瞬皮肉な笑いが浮かぶ。その眼光の鋭さに、チンピラのボスは思わず怯んだ。
野性的な本能が、この綺麗な男はやばい奴だと警鐘を鳴らす。しかし、チンピラは心の声を無視して、すぐに、もとの虚勢を取り戻した。
「兄ちゃん、綺麗な顔してんな。遊郭にでも・・・」
売り飛ばしてやろうか、と言い終える前に、どすっと言う音と共に男の鳩尾に酷い痛みが走る。
「くっ」
本当に痛い時には、叫び声など出ないものだ。チンピラは痛みに顔を顰めて、石畳みの上に両膝をついて、そのまま沈んだ。ジュリアが一発、チンピラにかませたのだ。
「ア、アニキ。畜生!アニキになんてことす・・・」
どすっ、
再び、もう一つの鈍い音が路地裏に響き渡る。今度は、マークがチンピラ二号の鳩尾に膝蹴りを一発お見舞いしたのだ。
「わりぃな。チンピラ諸君。俺たちは少々急いでいるもんでねぇ」
マークの目が機嫌悪そうな光を湛える。
「俺は、今週末は酒場のマルガレーテちゃんと一緒に遊びにいくはずだったんだ。お前ら覚悟しろよ」
「な、なんで?俺ら関係ねえだろ?」
理不尽な怒りの鉾先を向けられ、チンピラ三号と四号は悲鳴のような声をあげる。
デートの邪魔をしたのは、間違いなくジュリアであるが、その鉾先が理不尽にも自分達に向けられているのだ。
「畜生。八つ当たりは理不尽だ」
抗議するチンピラ五号をマークはジロリと睨み付ける。
「理不尽なのはお前らのほうだろ」
一見優男風のマークだが、戦闘時には実に凄みのある顔をする。その視線だけで、男たちは震え上がった。どうやら、自分達は完璧に相手の力量を見誤ったらしい。
女のような綺麗な顔をした細身の男に、優男っぽい奴。それに、なんだかいつもヘラヘラと笑っているチャラ男のトリオなど、簡単になんとでもできると思ってしまったのが、誤りだった。
「マークさん、手加減しないとやばいっすよ」
遠巻きに若手のデイルが、マークに警告する。
「で、なんでお前は見てるだけで、横で野次を飛ばしてるんだ?」
目を回したチンピラの胸元を掴み上げて、マークはデイルを睨み付ける。
「あー、俺、そういう肉体労働が苦手って言うかー」
だから新人類は嫌なんだ。こういうのは一番下の役目ってこと、誰も教えてなかったのかよ。と、マークは一人毒づくが、実は、その仕事は、現在チェルトベリー騎士団長であるマークの役目なのだった。
そうやって、チンピラが三人地面に沈んだ。
残るは二人。
マクナム領で貴族相手に不慣れな言葉の戦いをしていたジュリアは、今の所、とてもとてもストレスが溜まっている。
ジュリアは目に鋭い光を湛え、舌なめずりするように残りのチンピラを見た。その意図を察して、チンピラは震え上がった。どうやら、自分たちは至上最低なミスを犯してしまったようだ。
「ひっ」
チンピラその四が怯えた声を出す。
「あ、アニキ、こいつらなんだか超やべえっす」
そう。そこには、ストレス溜めまくったジュリアと、マルガレーテちゃんとのデートを妨害されて不満をため込んだマークが二人、逃げ惑うチンピラの前に立ちはだかっていた。
もうどっちが悪者なんだか、わからなくなってきていた。
そして、マークが口元ににやりと黒い笑みを浮かべる。
「おい、チンピラ、オレ達に挑もうなんざ10年早い」
「いや、マーク、それを言うなら100年な」
ジュリアがその横で、ポキポキと指を鳴らす。
「あ、いや、あの、その・・・俺ら、こ、これで失礼させていただきま・・・」
走って逃げようとするチンピラが進む先に、デイルがさりげなく足を出す。見事にそれに引っかかった男たちは派手に転びんだが、コンマ一秒で瞬時に立ち上がり、あっと言う間に走り去ってしまった。
「あーあ、せっかくストレス発散しようと思ったのに・・・」
悔しそうに呟くジュリアの肩をマークはぽんぽんと叩く。
「しょうがないな。また、こういう機会があると思うぜ」
「そうだな。最近は、騎士団の鍛錬にも出れなくて、体がなまっているんだ。少し体も動かしたいな」
もう、どっちがチンピラなんだかわからなくなった二人に、新入りのデイルが声を掛けた。
「あの、だんちょ・・・」
ギロリと自分を睨むジュリアの視線に気がついて、デイルは慌てて言い直す。
「いや、ジリア様、あの、これ、チンピラたちが落として行ったようなのですが・・・」
デイルが地面から拾い上げたものは、何かの飾りのような組紐だった。黄金の金糸と海のような青い糸をより合わせて組み込んだような複雑なものだ。
「あのチンピラがどこかで盗んできたもののようだな」
「騎士団に届けますか?」
デイルの頭をマークがぺしっとはたく。
「いてっ。マークさん、何すんですか?」
「マクナム騎士団に届け出るって言うのか。あほか!お前は」
「確かに・・・それもそうですね。だんちょ、いや、ジリア様はそこから逃げてこられたんですからね」
「逃げただなんて、言葉が悪い」
ジュリアも少し眉を顰める。チンピラのせいで不要な時間を食ってしまった。
「さあ、早く行かないと。マクナム騎士団に追いつかれるぞ」
「ああ、マーク。その通りだ」
「これどうします?」
デイルが持っていた組紐の飾りをジュリアは受け取って、絹のハンカチにくるんだ。さすがに小物までは、庶民と同じ物を準備する時間がなかったのだ。
「次の町についたら、落とし物として、隣の領地の騎士団に渡しておこう。きっと届け出が出ているはずだからな」
「それもそうっすね。では、ジリア様、行きましょう」
そうして、三人は隣の領地を通り過ぎるために、再び、馬に乗り、出発した。
その組紐の飾りは、ただの飾りや落とし物ではなく、もっと重要な意味があることを、まだこの三人は知らなかった。もし、この場に、ジョルジュがいたら、それの意味する所を知っていただろうに。
三人の旅はまだ始まったばかりだった。
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