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第一章 再び、世界へ
影の務め
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―ペルセス学院 医務室
ファナス達の班は彼が倒れてしまうというアクシデントに見舞われたものの、無事に実習内容をクリアして速やかに引き返し、彼をそのまま医務室ヘ連れて行った。
「……ここは?」
「あ、ファナス君……良かった、私達が起き上がって周りを見ていたら倒れてたんだよ!揺さぶっても声掛けても起きなかったから……心配したんだよ!」
リィリスは泣きながら目覚めて間もないファナスに飛びついて更に泣き出した。
「こちらこそ、勝手に飛び出した挙げ句半ば自滅に近いような形でお嬢様方にご迷惑をおかけした事、謹んでお詫びします」
「あの洞窟で戦った女の子はファナス君の事を知ってるみたいな感じだったけど……ファナス君は何か知ってたりするの?」
「そうですね……彼女の名はカチュアス、千年前に魔王軍の幹部だった魔族の少女です。武術に優れ、多彩な技に少しの属性素を混ぜた攻撃を得意としてるんです」
「ファナス君でも手こずるの?」
「はい、何しろこの体では彼女に追随するだけでもかなり苦しいですからね」
「でも……だとしたらなんでカチュアスちゃんはファナス君の事を狙ったりしたのかな?」
「恐らく目覚めて間もなく混乱しておられたのでしょう……そうで無いとすれば、話は別になってきますが」
―邪神城ヴェルゼハーツ
『カルム……お前が手こずるとは珍しいな。まぁいい、次の駒ならばもう用意済だ……その傷を治し次に備えろ』
『御意……』
(邪神の力を以てしても俺は奴に負けた!何故なんだ……闇の力の総量は俺の方が遥かに勝っているはずだ!)
カルムは亡霊の様な姿をしたラズディードから一言命じられた後、抑え切れない憎しみを露わにした。
―パトリック救護院
これまでに実習を優秀な成績で進めていたファナスは担当の先生から一週間程度の外出許可を出されたのでカトレアに勧められ、街にある彼女の義母がシスターを務める救護院に来ていた。
「ここは元々アタシの家なのよ!事前に手紙でファナスくんの事は紹介してあるから、緊張しなくてもいいからね!」
(元魔族の俺からしてみれば何の対策もなしに毒沼に素足を入れるのと同じ様な気がするが……ま、気にしたら負けか)
ファナスは内心でかなり複雑な気持ちになったが、顔には出さずそのまま中へ入った。
ファナス、そしてカトレアがドアを開けた途端に茶髪で背の低い男の子がカトレアに飛びついてきた。
「うわぁ~……カトレア姉ちゃんだ!おかえり~!」
「エオス~久しぶりだね!って言っても四週間ぶりか」
「あっ、皆ぁ~カトレア姉ちゃんが男ひっかけてきたよぉ~!」
エオスはいきなりあらぬ誤解を招きそうな事を大声で叫んだ。
「えっ、カトレア姉さまに彼氏ですか?」
エオスの声を聞いて、薄桃色の髪の少女はカトレアに直球過ぎる質問をした。
「ちっ、違うわよ!彼はファナス、アタシの学院でできた最初の友達よ!」
(……顔を赤くしてまで無理に答える必要は果たしてあったのか?)
「紹介が遅れました……私はファナス、紹介の通り彼女とは良き学友という関係でございますよ、リトルレディ」
ファナスも少なからず動揺しているのか思わず〈リトルレディ〉などという余計な言葉を添えてしまっていた。
「れっ、レディだなんて……でも、びっくりしました。本当に彼氏が出来ちゃったって思ったから。あっ、私プリュムって言います」
プリュムと名乗った少女はレディと呼んでもらえたのが嬉しかったのか、恥ずかしがりながらも笑顔で一礼して自己紹介した。
「あの……ファナスさん、カトレア姉さまは迷惑をかけたりしてませんか?」
「迷惑……ですか……それならご安心を。彼女は私をポジティブな方へグイグイ引っ張ってくれますから。むしろ助かってますよ」
ファナスはプリュムからの問いに事実をそのまま分かりやすく伝えた。
「まぁ、カトレアじゃありませんか。学友を連れてくるとありましたが、まさか異性とは……」
廊下の奥からカトレア達の部屋にやってきた優しそうな雰囲気の女性こそ、この救護院のシスターのレイレール·パトリックだ。
「あっ、レイレール伯母さん……お久しぶりですね」
「元気にやってるそうで何よりです。ところでそちらの男性は貴女の学友ですか?」
「はじめまして、私はファナスと申します。現在カトレア様とは大変仲良くさせてもらっています」
ファナスは少し緊張した面持ちながらもしっかりとシスターであるレイレールに一礼した。
「ファナスさんって、確かレイシア家の家出姫の使用人でしたよね?彼女とは上手くやれていますか?」
家出姫……とはペルセスの校区内の街におけるリィリスの蔑称で、遠回しに姉より優れていない事を罵っている言葉でもあった。
「はい……彼女も学院内では何一つ不満なく過ごされているかと。私は使用人といえど男性、故に私は彼女に関して深く踏み込むような真似はしておりません」
ファナスは自分の小さな主が侮辱されているのを察しながらも怒りを隠しながら受け答えた。
「そうですか……では、お二人共ゆっくりしていきなさいね。私はこれで失礼します」
レイレールはそのまま部屋を出ていった。
(これもまた変えなければならない現実の一つ、という事か……従者であるが故に怒れてしまうとは、俺も変わったな)
「……ちょっと聞いてる、ファナス!?」
「は、はい……どうなさいましたか、カトレア様!?」
「今夜なんだけどさ……アタシと夜の街を歩かない?」
「……はい?」
「んも~!こういう時だけ鈍感にならないでよ!私だって一応剣は使えるんだし、二人で救護院周辺の警備しましょって話よ!」
(そもそも貴女が俺を混乱させるような物言いをするのがいけないと思うのは気のせいか?)
「……やっぱダメ?」
「いいえ、ただし……私は後方に回るので万が一の事があっても先手は取れませんよ?」
「アタシを誰だと思ってるの?これでもアタシはリコリスお嬢様の剣よ!ファナスくんほどじゃないにしても、それなりに強いって自信があるわ!」
(その自信はそれだけの理由で湧いてくるんですね……まぁ、良しとするか)
「では日が落ちるまではまだ時間がありますし、ゆっくり二人で作戦会議といきましょうか」
「わーい!じゃなかった……分かったわ。今夜には絶対にあの化け物をどうにかしたいからね!」
かくして二人の秘密の一大作戦が実行される事となった。
ファナス達の班は彼が倒れてしまうというアクシデントに見舞われたものの、無事に実習内容をクリアして速やかに引き返し、彼をそのまま医務室ヘ連れて行った。
「……ここは?」
「あ、ファナス君……良かった、私達が起き上がって周りを見ていたら倒れてたんだよ!揺さぶっても声掛けても起きなかったから……心配したんだよ!」
リィリスは泣きながら目覚めて間もないファナスに飛びついて更に泣き出した。
「こちらこそ、勝手に飛び出した挙げ句半ば自滅に近いような形でお嬢様方にご迷惑をおかけした事、謹んでお詫びします」
「あの洞窟で戦った女の子はファナス君の事を知ってるみたいな感じだったけど……ファナス君は何か知ってたりするの?」
「そうですね……彼女の名はカチュアス、千年前に魔王軍の幹部だった魔族の少女です。武術に優れ、多彩な技に少しの属性素を混ぜた攻撃を得意としてるんです」
「ファナス君でも手こずるの?」
「はい、何しろこの体では彼女に追随するだけでもかなり苦しいですからね」
「でも……だとしたらなんでカチュアスちゃんはファナス君の事を狙ったりしたのかな?」
「恐らく目覚めて間もなく混乱しておられたのでしょう……そうで無いとすれば、話は別になってきますが」
―邪神城ヴェルゼハーツ
『カルム……お前が手こずるとは珍しいな。まぁいい、次の駒ならばもう用意済だ……その傷を治し次に備えろ』
『御意……』
(邪神の力を以てしても俺は奴に負けた!何故なんだ……闇の力の総量は俺の方が遥かに勝っているはずだ!)
カルムは亡霊の様な姿をしたラズディードから一言命じられた後、抑え切れない憎しみを露わにした。
―パトリック救護院
これまでに実習を優秀な成績で進めていたファナスは担当の先生から一週間程度の外出許可を出されたのでカトレアに勧められ、街にある彼女の義母がシスターを務める救護院に来ていた。
「ここは元々アタシの家なのよ!事前に手紙でファナスくんの事は紹介してあるから、緊張しなくてもいいからね!」
(元魔族の俺からしてみれば何の対策もなしに毒沼に素足を入れるのと同じ様な気がするが……ま、気にしたら負けか)
ファナスは内心でかなり複雑な気持ちになったが、顔には出さずそのまま中へ入った。
ファナス、そしてカトレアがドアを開けた途端に茶髪で背の低い男の子がカトレアに飛びついてきた。
「うわぁ~……カトレア姉ちゃんだ!おかえり~!」
「エオス~久しぶりだね!って言っても四週間ぶりか」
「あっ、皆ぁ~カトレア姉ちゃんが男ひっかけてきたよぉ~!」
エオスはいきなりあらぬ誤解を招きそうな事を大声で叫んだ。
「えっ、カトレア姉さまに彼氏ですか?」
エオスの声を聞いて、薄桃色の髪の少女はカトレアに直球過ぎる質問をした。
「ちっ、違うわよ!彼はファナス、アタシの学院でできた最初の友達よ!」
(……顔を赤くしてまで無理に答える必要は果たしてあったのか?)
「紹介が遅れました……私はファナス、紹介の通り彼女とは良き学友という関係でございますよ、リトルレディ」
ファナスも少なからず動揺しているのか思わず〈リトルレディ〉などという余計な言葉を添えてしまっていた。
「れっ、レディだなんて……でも、びっくりしました。本当に彼氏が出来ちゃったって思ったから。あっ、私プリュムって言います」
プリュムと名乗った少女はレディと呼んでもらえたのが嬉しかったのか、恥ずかしがりながらも笑顔で一礼して自己紹介した。
「あの……ファナスさん、カトレア姉さまは迷惑をかけたりしてませんか?」
「迷惑……ですか……それならご安心を。彼女は私をポジティブな方へグイグイ引っ張ってくれますから。むしろ助かってますよ」
ファナスはプリュムからの問いに事実をそのまま分かりやすく伝えた。
「まぁ、カトレアじゃありませんか。学友を連れてくるとありましたが、まさか異性とは……」
廊下の奥からカトレア達の部屋にやってきた優しそうな雰囲気の女性こそ、この救護院のシスターのレイレール·パトリックだ。
「あっ、レイレール伯母さん……お久しぶりですね」
「元気にやってるそうで何よりです。ところでそちらの男性は貴女の学友ですか?」
「はじめまして、私はファナスと申します。現在カトレア様とは大変仲良くさせてもらっています」
ファナスは少し緊張した面持ちながらもしっかりとシスターであるレイレールに一礼した。
「ファナスさんって、確かレイシア家の家出姫の使用人でしたよね?彼女とは上手くやれていますか?」
家出姫……とはペルセスの校区内の街におけるリィリスの蔑称で、遠回しに姉より優れていない事を罵っている言葉でもあった。
「はい……彼女も学院内では何一つ不満なく過ごされているかと。私は使用人といえど男性、故に私は彼女に関して深く踏み込むような真似はしておりません」
ファナスは自分の小さな主が侮辱されているのを察しながらも怒りを隠しながら受け答えた。
「そうですか……では、お二人共ゆっくりしていきなさいね。私はこれで失礼します」
レイレールはそのまま部屋を出ていった。
(これもまた変えなければならない現実の一つ、という事か……従者であるが故に怒れてしまうとは、俺も変わったな)
「……ちょっと聞いてる、ファナス!?」
「は、はい……どうなさいましたか、カトレア様!?」
「今夜なんだけどさ……アタシと夜の街を歩かない?」
「……はい?」
「んも~!こういう時だけ鈍感にならないでよ!私だって一応剣は使えるんだし、二人で救護院周辺の警備しましょって話よ!」
(そもそも貴女が俺を混乱させるような物言いをするのがいけないと思うのは気のせいか?)
「……やっぱダメ?」
「いいえ、ただし……私は後方に回るので万が一の事があっても先手は取れませんよ?」
「アタシを誰だと思ってるの?これでもアタシはリコリスお嬢様の剣よ!ファナスくんほどじゃないにしても、それなりに強いって自信があるわ!」
(その自信はそれだけの理由で湧いてくるんですね……まぁ、良しとするか)
「では日が落ちるまではまだ時間がありますし、ゆっくり二人で作戦会議といきましょうか」
「わーい!じゃなかった……分かったわ。今夜には絶対にあの化け物をどうにかしたいからね!」
かくして二人の秘密の一大作戦が実行される事となった。
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