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第5章:冬
アイラ 〜共に綻びを繋ぐ〜
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冬の終わりが近づき、冷たい空気の中に春の陽射しが感じられるようになってきた。
しかし学園は生徒たちの緊張感で満ちていた。この日は最終考査の結果が配布されるのだ。
リディアの元にもその結果が届いていた。
「やった! 魔術:銀星!」
優を表す銀星の獲得。他の科目も思った通り、いやそれ以上の結果。リディアはほっと胸を撫で下ろした。
と、向こうから明るい声が響いた。
「リディア様! わたしも魔術、銀星でした!」
「わぁ! アイラ様も!」
「 魔術考査で銀星なんて……すっごく嬉しいです! 基礎科目も“蒼星”いただけましたし……。裁縫実技は“煌星”でした!」
“蒼星”は“良”を意味し、“煌星”はその科目学年トップの称号だ。嬉しそうにはしゃぐアイラにリディアは目を細めた。
「すごいわ……本当に頑張ったのね」
「リディア様のおかげです。魔術科目、すごくわかりやすく教えてくださったから……」
リディアは微笑んだ。アイラの純粋な喜びが、まだ冷え込む春先の空気をほんのり暖かく変えた。
***
「そういえば、魔術考査でのジーク様の模範演技、素晴らしかったわね」
卒業式を2日後に控えたある日。カフェテリアで2人はおしゃべりに花を咲かせていた。
テーブルには相変わらず同じお茶、同じケーキ。
「はいっ! あの方が手を掲げた瞬間、炎がブワッと散って、風がバッと巻き上がったと思ったら、水がギュルン! となって。本っ当にすごかったです!」
擬音語が多いアイラの感想にリディアの口角が自然と上がる。
「……アイラ様は、ジーク様みたいな人がタイプですか?」
からかい半分で聞いてみたが、アイラは慌てた様子で手をぶんぶん振った。
「えっ! ま、まさかっ!」
その様子にさらに笑いが込み上げる。
「あの、その。すごく、キレイな方だなぁとは思ったんですけど……その……」
「その?」
アイラが内緒話をするように口に手を当てるので、リディアも思わず前のめりになる。アイラは少し声をひそめて言った。
「あの、ジーク様と目が合うと……凍らされるって噂、本当ですか!?」
「……なにそれ!? 学校の怪談!?」
ジークの氷の眼差しで凍らされる様子を想像したリディアは、我慢できずに声を上げて笑ってしまった。
(でも……やっぱりこの子、誰にもときめいてないのね)
春夏秋冬、一緒にいたが、彼女は誰と恋愛するでもなく、純粋に学園生活を楽しんでいたように見える。
アイラはミルクティーを一口飲むと、屈託のない笑顔で言った。
「ジーク様の魔術は本当に壮大でしたけど、私は……リディア様の魔術があったかくて一番好きです」
その言葉に、リディアの胸が熱くなった。
何の打算もない、まっすぐな賞賛が心に優しく響いていた。
その日の夕方。
リディアとアイラは講堂に呼び出された。
そこには難しい顔をした複数の教師たち。そのうちの一人が言った。
「星縁幕に綻びが見つかりました。明後日の卒業式、このままでは掲げられないかもしれません」
星縁幕
それは卒業式で壇上に掲げられる美しい幕のこと。“縁”という名の通り、学生たちの繋がりを見守っており、卒業生はその下で証書を授かることで未来への縁への加護を受ける。そんな学園の伝統。
(ゲームでもこの幕の下で、誰を選ぶか、最後の“選択”が行われるのよね。それが掲げられないって……すごくまずいんじゃない?)
リディアの予想通り、教師たちの表情は暗い。
「この幕は魔力で織られた特殊な布です。修復には、繊細な魔力制御で練られた糸と、魔術に対応できる針子の腕が必要。しかし急なことで職人の都合はつかず……」
「魔力制御といえばジーク卿ですが、彼は……?」
「彼は現在、魔術師団の任務で王都を離れています。それに……彼では難しいかと」
「星縁幕はその名の通り“縁”を司ります。修復には糸を練るもの、綻びを縫うもの、2人の呼吸を合わせることが肝要です。ただ優秀な人物、というだけでは修復ができないのです」
「しかし星縁幕なしの卒業式というのは……」
議論をしていた教師たちはそこで言葉を区切り、真っ直ぐにリディアとアイラを見た。
「魔術考査で銀星を取り、魔力制御に秀でているリディアさん、そして、裁縫実技で煌星の評価を得たアイラさん。あなた方なら、できるかもしれないと判断しました」
2人は迷わなかった。
アイラが隣で小さく頷くのを見て、リディアは口を開いた。
「わかりました。アイラ様、2人でなら、きっとできるわ」
***
講堂裏の一室に広げられた星縁幕。深い群青色の幕に細い裂け目があった。そこから魔力が滲んでくるのがひしひしと伝わってくる。
修復は集中力を要する作業のため、そこにいるのは2人だけ。
「私が魔力を編んで糸にするわ。アイラ様、修復をお願いします」
リディアは自身の掌を向かい合わせ、魔力を集中させた。手と手の間に、細く輝く糸が生み出される。
「はい! 任せてください。リディア様の糸、繊細でとても綺麗。それにすごく馴染んで縫いやすい……」
リディアが錬成した魔力の糸を、アイラが魔力を帯びさせた針に通して幕を縫い上げていく。その運指の見事さにリディアは目を見張った。
(すごいわ。まるでミシンのように精密で正確。これなら、きっと……)
その手は最初こそ小さく震えていたが、次第に確信のこもった動きに変わっていく。
どれだけ時間が経っただろうか。
不意に、空気が震えた。
幕に込められた魔力が、外界に出ようと暴走を始めたのだ。そのまま綻びを押し広げ、アイラに襲いかかる。
「危ない!」
襲いかかる魔力暴走の波を押しとどめようと、リディアは自身の魔力で対抗した。
掌が焼けるように熱くなる。額には汗が滲み、苦しげな声が漏れた。
アイラはそんな姿のリディアを見て叫んだ。
「リディア!? 無理しないで! 暴走した魔力の制御ってすごく負担がかかるのよね!? 」
「大丈夫……。今のうちに……幕を直して。信じてるから、アイラ!」
アイラが泣きそうな瞳になる、が、小さくそして力強く頷いた。
「……私も、信じてる! リディアの魔術も言葉も。全部……!」
針のスピードが上がった。
震える指を止め、速く、しかし正確に繕っていく。
「……っ、アイラが、頑張ってるの! 静まりなさい!」
魔力のうねりが抗うかのように激しくなる。リディアは指先がしびれるほどの負荷を感じながら、必死にそれを押さえつける。
「リディア! 今、最後の針を通すわ!」
そう言った彼女の手元はブレることなく、確実に縫い目を引き締めた。
ピッ、という糸を切る音。
永遠のように感じられたその一瞬の後——
暴走した魔力は跡形もなく収まり、幕は静かに光を放ったのだった。
気がつけば夜が明けていた。
完璧に修復されて講堂に掲げられた星縁幕は美しく輝いている。
「……綺麗。昨日までの綻びなんて、嘘みたいね」
身体はくたくただ。しかしその疲労感がどこか心地良い。リディアの呟きにアイラも頷いた。
「私たちが繋いだ糸がちゃんと残ってるね、リディア」
そう名前を呼んだ瞬間、彼女の顔から血の気が引いた。
「もっ、申し訳ありません! 私、リディア様のこと、敬称もつけずに……!」
慌てるアイラにリディアの顔が綻んだ。
「ううん。リディア、でいいわ。さっきもそう呼んでくれたでしょ? アイラ」
その顔がぱっと輝く。
その時、リディアの心に浮かんだのは、初めてアイラと出会った時の感情だった。
(この子は、トゥルーエンドに必要なピース。平和な世界のために必要な1人——そう思っていた。でも今は違う。この幕と同じように、ひと針ひと針、少しずつ繋いできた絆が、ここにある)
「ねえ、リディア」
「なぁに?」
「……卒業しても、また会えるよね」
リディアは、微笑んだ。
その顔には、これまでのどんな感情とも違う温かさが宿っていた。
「もちろんよ、アイラ。だって、あなたは……私の、大切な友人だもの」
少女たちは過去の綻びを繋ぎ、未来へと踏み出していく。そんな2人を星縁幕の光が優しく包んでいた。
しかし学園は生徒たちの緊張感で満ちていた。この日は最終考査の結果が配布されるのだ。
リディアの元にもその結果が届いていた。
「やった! 魔術:銀星!」
優を表す銀星の獲得。他の科目も思った通り、いやそれ以上の結果。リディアはほっと胸を撫で下ろした。
と、向こうから明るい声が響いた。
「リディア様! わたしも魔術、銀星でした!」
「わぁ! アイラ様も!」
「 魔術考査で銀星なんて……すっごく嬉しいです! 基礎科目も“蒼星”いただけましたし……。裁縫実技は“煌星”でした!」
“蒼星”は“良”を意味し、“煌星”はその科目学年トップの称号だ。嬉しそうにはしゃぐアイラにリディアは目を細めた。
「すごいわ……本当に頑張ったのね」
「リディア様のおかげです。魔術科目、すごくわかりやすく教えてくださったから……」
リディアは微笑んだ。アイラの純粋な喜びが、まだ冷え込む春先の空気をほんのり暖かく変えた。
***
「そういえば、魔術考査でのジーク様の模範演技、素晴らしかったわね」
卒業式を2日後に控えたある日。カフェテリアで2人はおしゃべりに花を咲かせていた。
テーブルには相変わらず同じお茶、同じケーキ。
「はいっ! あの方が手を掲げた瞬間、炎がブワッと散って、風がバッと巻き上がったと思ったら、水がギュルン! となって。本っ当にすごかったです!」
擬音語が多いアイラの感想にリディアの口角が自然と上がる。
「……アイラ様は、ジーク様みたいな人がタイプですか?」
からかい半分で聞いてみたが、アイラは慌てた様子で手をぶんぶん振った。
「えっ! ま、まさかっ!」
その様子にさらに笑いが込み上げる。
「あの、その。すごく、キレイな方だなぁとは思ったんですけど……その……」
「その?」
アイラが内緒話をするように口に手を当てるので、リディアも思わず前のめりになる。アイラは少し声をひそめて言った。
「あの、ジーク様と目が合うと……凍らされるって噂、本当ですか!?」
「……なにそれ!? 学校の怪談!?」
ジークの氷の眼差しで凍らされる様子を想像したリディアは、我慢できずに声を上げて笑ってしまった。
(でも……やっぱりこの子、誰にもときめいてないのね)
春夏秋冬、一緒にいたが、彼女は誰と恋愛するでもなく、純粋に学園生活を楽しんでいたように見える。
アイラはミルクティーを一口飲むと、屈託のない笑顔で言った。
「ジーク様の魔術は本当に壮大でしたけど、私は……リディア様の魔術があったかくて一番好きです」
その言葉に、リディアの胸が熱くなった。
何の打算もない、まっすぐな賞賛が心に優しく響いていた。
その日の夕方。
リディアとアイラは講堂に呼び出された。
そこには難しい顔をした複数の教師たち。そのうちの一人が言った。
「星縁幕に綻びが見つかりました。明後日の卒業式、このままでは掲げられないかもしれません」
星縁幕
それは卒業式で壇上に掲げられる美しい幕のこと。“縁”という名の通り、学生たちの繋がりを見守っており、卒業生はその下で証書を授かることで未来への縁への加護を受ける。そんな学園の伝統。
(ゲームでもこの幕の下で、誰を選ぶか、最後の“選択”が行われるのよね。それが掲げられないって……すごくまずいんじゃない?)
リディアの予想通り、教師たちの表情は暗い。
「この幕は魔力で織られた特殊な布です。修復には、繊細な魔力制御で練られた糸と、魔術に対応できる針子の腕が必要。しかし急なことで職人の都合はつかず……」
「魔力制御といえばジーク卿ですが、彼は……?」
「彼は現在、魔術師団の任務で王都を離れています。それに……彼では難しいかと」
「星縁幕はその名の通り“縁”を司ります。修復には糸を練るもの、綻びを縫うもの、2人の呼吸を合わせることが肝要です。ただ優秀な人物、というだけでは修復ができないのです」
「しかし星縁幕なしの卒業式というのは……」
議論をしていた教師たちはそこで言葉を区切り、真っ直ぐにリディアとアイラを見た。
「魔術考査で銀星を取り、魔力制御に秀でているリディアさん、そして、裁縫実技で煌星の評価を得たアイラさん。あなた方なら、できるかもしれないと判断しました」
2人は迷わなかった。
アイラが隣で小さく頷くのを見て、リディアは口を開いた。
「わかりました。アイラ様、2人でなら、きっとできるわ」
***
講堂裏の一室に広げられた星縁幕。深い群青色の幕に細い裂け目があった。そこから魔力が滲んでくるのがひしひしと伝わってくる。
修復は集中力を要する作業のため、そこにいるのは2人だけ。
「私が魔力を編んで糸にするわ。アイラ様、修復をお願いします」
リディアは自身の掌を向かい合わせ、魔力を集中させた。手と手の間に、細く輝く糸が生み出される。
「はい! 任せてください。リディア様の糸、繊細でとても綺麗。それにすごく馴染んで縫いやすい……」
リディアが錬成した魔力の糸を、アイラが魔力を帯びさせた針に通して幕を縫い上げていく。その運指の見事さにリディアは目を見張った。
(すごいわ。まるでミシンのように精密で正確。これなら、きっと……)
その手は最初こそ小さく震えていたが、次第に確信のこもった動きに変わっていく。
どれだけ時間が経っただろうか。
不意に、空気が震えた。
幕に込められた魔力が、外界に出ようと暴走を始めたのだ。そのまま綻びを押し広げ、アイラに襲いかかる。
「危ない!」
襲いかかる魔力暴走の波を押しとどめようと、リディアは自身の魔力で対抗した。
掌が焼けるように熱くなる。額には汗が滲み、苦しげな声が漏れた。
アイラはそんな姿のリディアを見て叫んだ。
「リディア!? 無理しないで! 暴走した魔力の制御ってすごく負担がかかるのよね!? 」
「大丈夫……。今のうちに……幕を直して。信じてるから、アイラ!」
アイラが泣きそうな瞳になる、が、小さくそして力強く頷いた。
「……私も、信じてる! リディアの魔術も言葉も。全部……!」
針のスピードが上がった。
震える指を止め、速く、しかし正確に繕っていく。
「……っ、アイラが、頑張ってるの! 静まりなさい!」
魔力のうねりが抗うかのように激しくなる。リディアは指先がしびれるほどの負荷を感じながら、必死にそれを押さえつける。
「リディア! 今、最後の針を通すわ!」
そう言った彼女の手元はブレることなく、確実に縫い目を引き締めた。
ピッ、という糸を切る音。
永遠のように感じられたその一瞬の後——
暴走した魔力は跡形もなく収まり、幕は静かに光を放ったのだった。
気がつけば夜が明けていた。
完璧に修復されて講堂に掲げられた星縁幕は美しく輝いている。
「……綺麗。昨日までの綻びなんて、嘘みたいね」
身体はくたくただ。しかしその疲労感がどこか心地良い。リディアの呟きにアイラも頷いた。
「私たちが繋いだ糸がちゃんと残ってるね、リディア」
そう名前を呼んだ瞬間、彼女の顔から血の気が引いた。
「もっ、申し訳ありません! 私、リディア様のこと、敬称もつけずに……!」
慌てるアイラにリディアの顔が綻んだ。
「ううん。リディア、でいいわ。さっきもそう呼んでくれたでしょ? アイラ」
その顔がぱっと輝く。
その時、リディアの心に浮かんだのは、初めてアイラと出会った時の感情だった。
(この子は、トゥルーエンドに必要なピース。平和な世界のために必要な1人——そう思っていた。でも今は違う。この幕と同じように、ひと針ひと針、少しずつ繋いできた絆が、ここにある)
「ねえ、リディア」
「なぁに?」
「……卒業しても、また会えるよね」
リディアは、微笑んだ。
その顔には、これまでのどんな感情とも違う温かさが宿っていた。
「もちろんよ、アイラ。だって、あなたは……私の、大切な友人だもの」
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