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第8章:エピローグ
レオナルド 〜光の誓い〜(1)
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グランツ王国王太子、レオナルド・フォン・グランツと、アルステッド侯爵令嬢、リディア・アルステッド。二人の婚約の儀は、今、王都で最も注目を集める一大行事となっていた。
市井はお祝いムードに包まれ、おめでたい話題に便乗してここぞとばかりにキャンペーンが展開されている。
一方、王宮内では婚約の儀に向けては慌ただしさを増していた。主役の一人であるリディアもまた、衣装合わせや挨拶状のチェック、来賓客の予習、そして式の段取り確認に追われていた。
もちろんその合間に王太子妃教育も詰め込まれている。目の回るような毎日であった。
王城に用意された部屋でドレスの調整を終えたリディアは合間に一つ息を吐いた。この後は出席者の確認作業が待っている。
(『王子様と婚約して幸せになりました、めでたしめでたし』……じゃないわよね、やっぱり。でも、これは私の生きる現実だもの。レオと一緒になれるため。それに、一番忙しいのは、やっぱり……)
そう、誰よりも忙しいのは他でもない、もう1人の主役、レオナルド本人だった。
元より多忙なレオナルド。王太子としての公務に加え、婚約の儀に関する調整、他国の王族との交流、王宮での複雑な立場の人間たちとのやり取りが連日押し寄せてくる。
「殿下は昨夜も業務にかかりきりで。深夜まで執務室の灯りが消えませんでした」
レオナルド付きの文官たちのそんな声を聞くたび、リディアは胸が痛んだ。
(無理をしていないといいのだけど……)
それでも、忙しい日々のわずかな合間を縫って、レオナルドはリディアとの時間を作ってくれていた。
「今日はたまたま執務が早く終わったんだ。少し散歩でもしようか」
“ハートローズ”で彼を象徴していたものと同じ、赤い薔薇を携えてリディアの元を訪れたレオナルド。その色は彼の燃え上がるような愛情を表しているようだった。
「こうして愛しいリディの顔を見るだけで、疲れが吹き飛ぶんだ」
リディアの手を握って、王宮の庭園を歩く。その瞳は以前よりもずっと甘く、リディアを捉えて離さない。リディアの顔は瞬時に紅潮した。
(ゲームでのレオナルドルートは、内紛を除けば甘さたっぷりのラブラブルートだった。もうシナリオもルートもない世界なのはわかってる。でもあのゲームより甘さが5割増しくらいになってる気がする!)
レオナルドが手を繋いだまま、その指先でリディアの手をそっと撫で、そして指を絡める。その感触にリディアの理性が蕩けそうになる。
「そ、それはわたくしの台詞です。でも、あなたの身体が心配で……その、あまり無理をなさらないように……っ」
真っ赤な顔でしどろもどろになりながら答えるリディアの様子に、レオナルドはふふっと目元を緩めた。
「私の心配をしてくれているのかい? 本当に可愛いな、君は。正直、睡眠不足は否定できないよ。でも、君との婚約式のためなら、どんなことでも乗り越えられるよ。頑張っている私に、ご褒美をもらえるかい?」
そう言うや否や唇を寄せられ、リディアの顔はさらに赤くなる。
「で……殿下! ここは王宮の庭園です! 他の方の目もありますし……」
「おや? 忘れちゃった? 私のことは“レオ”と呼んでほしいといったよね? そんな意地悪な婚約者には……お仕置きだね」
「えっ、ちょっ……、何を……。っ……ん……」
そう悪戯っぽい笑みを浮かべたレオナルドがリディアの顎にそっと指をかけ、指先が頬をなぞったかと思ったら、深くキスを重ねてきた。舌を絡ませ、歯列をなぞり、リディアの吐息を余すことなく奪っていく。
彼の溢れんばかりの愛情を流し込まれ、ようやく唇を離してもらえたときには、リディアの頭はもう何も考えられなくなっていた。力が抜け、彼の肩にそっともたれかかる。そんな彼女をそっと抱きしめるとレオナルドは言った。
「リディ……。君といられて私は本当に幸せだよ。愛している。誰よりも」
彼の低く優しい声で紡がれる甘い言葉に、リディアの脳内は蕩けきっていた。
(これが……、ザ • 王子様の溺愛ルート!)
優しい笑顔。愛おしい声音。力強い手の温もり。全てにレオナルドの愛情が詰まっていて、リディアの胸はいっぱいになった。
けれども彼の目の奥に確かに疲労の色が滲んでいたことにリディアは気づいていた。それでも自分の前では穏やかで、強く在ろうとしていたことも。
(王太子として彼は誰よりも真剣に生きている。この国を、民を思って日々心を砕いている。私は、彼の隣に立てる王太子妃になれるのかしら)
リディアの心には幸せな感情と僅かな不安が同居していた。
そんなある日のこと。王宮、レオナルドの執務室。
リディアとレオナルドが式次第を確認していたところ、レオナルドの秘書官が入室してきた。
その顔はどこか青ざめている。
「どうしましたか? 顔色がすぐれないようですが?」
リディアが声をかけると、文官はそっと一通の封書を差し出した。中は既に検閲済み。怪訝な表情でそれを受け取るレオナルド。そして中の文章を確認すると、美しい彼の眉が険しくなった。
「これは……」
——
リディア・アルステッドは、王太子妃として相応しくない。このまま婚約の儀が執り行われれば、王家に災いが降りかかるだろう
——
宛名も差出人もない真っ白な封筒に入った一枚の紙。
一見すれば悪戯にも受け取れる怪文書。だが、その文書には続きがあり、侯爵家の過去の黒い話や捏造された情報が緻密に織り込まれていた。
「こんな……」
リディアは思わず息を呑んだ。
全て根も葉もない噂。しかし、侯爵家について全く知らない者が書いたものでもない。表には出ていないような情報も書かれていた。
(侯爵家に敵対する一派の仕業か?)
レオナルドは瞬時に考えを巡らせる。
「君が心配する必要はないよ。ただの悪戯だろう。しかし……念のため調査と警戒はしておこうか」
隣にいるリディアに優しく声をかけるレオナルド。そして王宮の調査機関に動員を命じた。
(そうよね。レオの隣に立つということは、多くの光を浴びるということ。でも光を浴びれば浴びるほど、背後にたくさんの影もできる……)
リディアの心は不安に揺れた。しかし、それでも気持ちの中心にあるのはレオナルドへの想い。
「えぇ、レオ。わたくしなら大丈夫です。でも、王家に災いが、ということはあなたに何か危害が加えられるかもしれない。だから……気をつけて」
(あなたの隣以外、私にはもう考えられないから)
リディアの真剣な眼差しにレオナルドは彼女の手を強く握ることで応えた。二人の視線が交差し、ゆっくりと顔が近づく。その時——
「あ、あの……、御前、失礼いたします!」
封書を持ってきた文官が顔を赤らめ、深く頭を下げて足早にその場を辞していった。リディアも顔を真っ赤にする。
(わ……私ったら、人前でなんてことを……)
そんなリディアをそっと抱き寄せるレオナルド。二人で顔を見合わせて、笑い合った。暗い影がわずかに薄まったような気がした。
***
その日は王宮庭園で婚約の儀の式典の打ち合わせだった。
「この位置で入場する流れですよね。来賓の方々はこちらにいらっしゃるので、この向きで一礼をして……」
レオナルドとリディア、二人で入場の段取りを確認していた、そのときだった。
レオナルドをゾクっとした寒気が襲った。
風の音に混じって、異質な気配を感じる。
「……リディ!!」
鋭く叫んだレオナルドが、リディアを抱き寄せると同時に、風を切って何かが飛来した。
矢。
魔術を帯びたそれが、時限式の罠として空中から襲いかかったのだ。
次の瞬間、レオナルドの肩口に、赤が滲んだ。
「ぐっ……」
「レオっ!」
リディアの声が震えた。レオナルドは眉一つ動かさず、彼女を庇ったまま、膝をつく。周りに護衛の騎士や文官たちも集まってくる。
「殿下が襲撃された! 至急付近を捜索せよ!」
「……軽傷だ。急所も外れている。大丈夫だよ、リディ」
彼の笑顔はいつもと変わらない。
(そんな……、私を庇って……)
リディアの胸が酷くきしんだ。
王宮の警戒態勢が強化され、事件には箝口令が敷かれた。
しかし人の口に扉は立てられない。やがて、出所のわからない根も葉もない噂が飛び交うようになった。
『王太子が王宮で襲撃を受けたらしい』
『この婚約は呪われていると預言があったそうだ』
『アルステッド侯爵家の令嬢が災厄をもたらすのではないか』
背後に誰かの意図があるのは明らかだった。
市井はお祝いムードに包まれ、おめでたい話題に便乗してここぞとばかりにキャンペーンが展開されている。
一方、王宮内では婚約の儀に向けては慌ただしさを増していた。主役の一人であるリディアもまた、衣装合わせや挨拶状のチェック、来賓客の予習、そして式の段取り確認に追われていた。
もちろんその合間に王太子妃教育も詰め込まれている。目の回るような毎日であった。
王城に用意された部屋でドレスの調整を終えたリディアは合間に一つ息を吐いた。この後は出席者の確認作業が待っている。
(『王子様と婚約して幸せになりました、めでたしめでたし』……じゃないわよね、やっぱり。でも、これは私の生きる現実だもの。レオと一緒になれるため。それに、一番忙しいのは、やっぱり……)
そう、誰よりも忙しいのは他でもない、もう1人の主役、レオナルド本人だった。
元より多忙なレオナルド。王太子としての公務に加え、婚約の儀に関する調整、他国の王族との交流、王宮での複雑な立場の人間たちとのやり取りが連日押し寄せてくる。
「殿下は昨夜も業務にかかりきりで。深夜まで執務室の灯りが消えませんでした」
レオナルド付きの文官たちのそんな声を聞くたび、リディアは胸が痛んだ。
(無理をしていないといいのだけど……)
それでも、忙しい日々のわずかな合間を縫って、レオナルドはリディアとの時間を作ってくれていた。
「今日はたまたま執務が早く終わったんだ。少し散歩でもしようか」
“ハートローズ”で彼を象徴していたものと同じ、赤い薔薇を携えてリディアの元を訪れたレオナルド。その色は彼の燃え上がるような愛情を表しているようだった。
「こうして愛しいリディの顔を見るだけで、疲れが吹き飛ぶんだ」
リディアの手を握って、王宮の庭園を歩く。その瞳は以前よりもずっと甘く、リディアを捉えて離さない。リディアの顔は瞬時に紅潮した。
(ゲームでのレオナルドルートは、内紛を除けば甘さたっぷりのラブラブルートだった。もうシナリオもルートもない世界なのはわかってる。でもあのゲームより甘さが5割増しくらいになってる気がする!)
レオナルドが手を繋いだまま、その指先でリディアの手をそっと撫で、そして指を絡める。その感触にリディアの理性が蕩けそうになる。
「そ、それはわたくしの台詞です。でも、あなたの身体が心配で……その、あまり無理をなさらないように……っ」
真っ赤な顔でしどろもどろになりながら答えるリディアの様子に、レオナルドはふふっと目元を緩めた。
「私の心配をしてくれているのかい? 本当に可愛いな、君は。正直、睡眠不足は否定できないよ。でも、君との婚約式のためなら、どんなことでも乗り越えられるよ。頑張っている私に、ご褒美をもらえるかい?」
そう言うや否や唇を寄せられ、リディアの顔はさらに赤くなる。
「で……殿下! ここは王宮の庭園です! 他の方の目もありますし……」
「おや? 忘れちゃった? 私のことは“レオ”と呼んでほしいといったよね? そんな意地悪な婚約者には……お仕置きだね」
「えっ、ちょっ……、何を……。っ……ん……」
そう悪戯っぽい笑みを浮かべたレオナルドがリディアの顎にそっと指をかけ、指先が頬をなぞったかと思ったら、深くキスを重ねてきた。舌を絡ませ、歯列をなぞり、リディアの吐息を余すことなく奪っていく。
彼の溢れんばかりの愛情を流し込まれ、ようやく唇を離してもらえたときには、リディアの頭はもう何も考えられなくなっていた。力が抜け、彼の肩にそっともたれかかる。そんな彼女をそっと抱きしめるとレオナルドは言った。
「リディ……。君といられて私は本当に幸せだよ。愛している。誰よりも」
彼の低く優しい声で紡がれる甘い言葉に、リディアの脳内は蕩けきっていた。
(これが……、ザ • 王子様の溺愛ルート!)
優しい笑顔。愛おしい声音。力強い手の温もり。全てにレオナルドの愛情が詰まっていて、リディアの胸はいっぱいになった。
けれども彼の目の奥に確かに疲労の色が滲んでいたことにリディアは気づいていた。それでも自分の前では穏やかで、強く在ろうとしていたことも。
(王太子として彼は誰よりも真剣に生きている。この国を、民を思って日々心を砕いている。私は、彼の隣に立てる王太子妃になれるのかしら)
リディアの心には幸せな感情と僅かな不安が同居していた。
そんなある日のこと。王宮、レオナルドの執務室。
リディアとレオナルドが式次第を確認していたところ、レオナルドの秘書官が入室してきた。
その顔はどこか青ざめている。
「どうしましたか? 顔色がすぐれないようですが?」
リディアが声をかけると、文官はそっと一通の封書を差し出した。中は既に検閲済み。怪訝な表情でそれを受け取るレオナルド。そして中の文章を確認すると、美しい彼の眉が険しくなった。
「これは……」
——
リディア・アルステッドは、王太子妃として相応しくない。このまま婚約の儀が執り行われれば、王家に災いが降りかかるだろう
——
宛名も差出人もない真っ白な封筒に入った一枚の紙。
一見すれば悪戯にも受け取れる怪文書。だが、その文書には続きがあり、侯爵家の過去の黒い話や捏造された情報が緻密に織り込まれていた。
「こんな……」
リディアは思わず息を呑んだ。
全て根も葉もない噂。しかし、侯爵家について全く知らない者が書いたものでもない。表には出ていないような情報も書かれていた。
(侯爵家に敵対する一派の仕業か?)
レオナルドは瞬時に考えを巡らせる。
「君が心配する必要はないよ。ただの悪戯だろう。しかし……念のため調査と警戒はしておこうか」
隣にいるリディアに優しく声をかけるレオナルド。そして王宮の調査機関に動員を命じた。
(そうよね。レオの隣に立つということは、多くの光を浴びるということ。でも光を浴びれば浴びるほど、背後にたくさんの影もできる……)
リディアの心は不安に揺れた。しかし、それでも気持ちの中心にあるのはレオナルドへの想い。
「えぇ、レオ。わたくしなら大丈夫です。でも、王家に災いが、ということはあなたに何か危害が加えられるかもしれない。だから……気をつけて」
(あなたの隣以外、私にはもう考えられないから)
リディアの真剣な眼差しにレオナルドは彼女の手を強く握ることで応えた。二人の視線が交差し、ゆっくりと顔が近づく。その時——
「あ、あの……、御前、失礼いたします!」
封書を持ってきた文官が顔を赤らめ、深く頭を下げて足早にその場を辞していった。リディアも顔を真っ赤にする。
(わ……私ったら、人前でなんてことを……)
そんなリディアをそっと抱き寄せるレオナルド。二人で顔を見合わせて、笑い合った。暗い影がわずかに薄まったような気がした。
***
その日は王宮庭園で婚約の儀の式典の打ち合わせだった。
「この位置で入場する流れですよね。来賓の方々はこちらにいらっしゃるので、この向きで一礼をして……」
レオナルドとリディア、二人で入場の段取りを確認していた、そのときだった。
レオナルドをゾクっとした寒気が襲った。
風の音に混じって、異質な気配を感じる。
「……リディ!!」
鋭く叫んだレオナルドが、リディアを抱き寄せると同時に、風を切って何かが飛来した。
矢。
魔術を帯びたそれが、時限式の罠として空中から襲いかかったのだ。
次の瞬間、レオナルドの肩口に、赤が滲んだ。
「ぐっ……」
「レオっ!」
リディアの声が震えた。レオナルドは眉一つ動かさず、彼女を庇ったまま、膝をつく。周りに護衛の騎士や文官たちも集まってくる。
「殿下が襲撃された! 至急付近を捜索せよ!」
「……軽傷だ。急所も外れている。大丈夫だよ、リディ」
彼の笑顔はいつもと変わらない。
(そんな……、私を庇って……)
リディアの胸が酷くきしんだ。
王宮の警戒態勢が強化され、事件には箝口令が敷かれた。
しかし人の口に扉は立てられない。やがて、出所のわからない根も葉もない噂が飛び交うようになった。
『王太子が王宮で襲撃を受けたらしい』
『この婚約は呪われていると預言があったそうだ』
『アルステッド侯爵家の令嬢が災厄をもたらすのではないか』
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