追放された多武器使い、一人で邪神を倒しに行く

秋鷺 照

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3章 意志

3-1 立ち寄った村で

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「……はい?」
 ノーシュは目を点にして聞き返した。眼前の男は言う。
「お前、強いだろ? 一緒に戦ってくれよ!」
「オレは急いでて……」
「頼むって! 宿代タダにしてやるから!」

 日が暮れた頃、ノーシュは村に立ち寄っていた。目の前に村があるのに野宿をしようとは思わなかった。
 それが失敗だった。
 立ち寄った村は隣接する村と紛争状態で、村中の男たちが武器を手に戦っていた。朝から夕方まで、毎日、毎日。
 その男たちは、村を訪れたノーシュが帯剣しているのを見て、戦力に加わるよう迫ったのである。

「いや、オレは邪神を倒しに行かないと」
「邪神を⁉ ってことは、邪神討伐隊か! おーい、皆! 邪神討伐隊の一員が、我々の味方をしてくれるぞ! これで勝ったも同然だ!」

「うおー!」

 勝手に参加を決められてしまった。村人たちは大いに盛り上がっており、断れる雰囲気ではない。
(……さくっと勝って、早く出よう)
 そう決意して、ノーシュは宿に泊まった。




 翌朝、ノーシュが起きて宿から出ると、村の東部が騒がしかった。既に戦いは始まっているのだ。
 慌てて戦場へ駆けつけたが、男たちが入り乱れて剣をぶつけ合っており、どれが倒すべき相手でどれが仲間か分からない。
 ノーシュは嘆息し、チャクラムを出した。
 出しては投げ、出しては投げ、出しては投げ……繰り返すこと10回以上。
 チャクラムは弧を描き、男たちの手を薄く斬っていく。戦場を飛び回るチャクラムたちは、獰猛な鳥の群れのように優雅で容赦が無かった。
 双方の村の男たち、そのことごとくが、剣を持つ手を傷つけられて戦えなくなった。
 いや、殴り合いでも何でもして戦い続けることは出来たはずだったが……隣の村の男たちが降伏したのだ。ノーシュを前にして、「こんなの相手にしてられるか」と判断した。

「いやあ、流石は邪神討伐隊!」
「こうもあっさり勝てるとは!」
「早すぎて変な笑い出たぞ」
「おれらまで斬られるとは思ってなかったけどな!」

 村の男たちに口々に言われ、ノーシュは苦笑いした。早く村を出て遺跡を目指さなければいけない。そればかり考えていた。
「じゃあ、受けた依頼はこなしたということで、オレはこれで」
 言いながら去ろうとするノーシュの前に、村人たちが立ち塞がる。
「勝利を祝って祭りだ! お前も強制参加な!」
「祭り……!」
 ノーシュは思わず目を輝かせた。祭りは大好きだ。賑やかなものは特に。


 村の男たちが負った傷は、薬草を巻いておけば2日ほどで治る程度だ。
 村人たちが祭りの準備をしている間、ノーシュは薬草を採りに行った。必要な数が多く、村に置いてあった分では足りなかったためである。
 薬草の生えている森には凶暴な動物が住み着いており、いつもは村の男たちが採りに行くそうだ。
(くっさ)
 ノーシュは臭いに顔をしかめた。
 薬草があると聞いた辺りに来たところ、とんでもない獣臭がする。森の爽やかな空気を台無しにする、酷い臭いだ。
 その臭いを発している動物に、見られている。じっと獲物を狙うように。
 おそらく、薬草を採るため屈んだ時に跳びかかってくる。そう考えたノーシュは、先に動物を始末することにした。
 槍を出し、投げる。
(……躱された⁉)
 気配でそれが分かり、戦慄した。今まで、狩りで槍を外したことなど無かったのに。
 未だに姿が見えないのも気がかりだ。木陰に巧妙に隠れているのか、思ったより小さいのか。
(ちゃんと聞いておくべきだったかな)
 この森に住む凶暴な動物について、村人たちは教えようとしてくれた。だが、早く森へ行きたかったノーシュは、「どんな動物でも余裕」などと言って、話を聞かなかった。
 ザッと音がした。
(来る)
 思った時には、目の前にいた。馬のような姿だが、手のひらに収まりそうなくらい小さい。口には肉食獣もかくやというほどの鋭い牙。
「くっ」
 咄嗟に身をひねったが、その動物は驚異的な速度で間を詰めてきた。
 一瞬の交錯。
 動物は、ギャッと声を上げ、地に落ちた。そのままピクリとも動かなくなる。
 ノーシュが動物の首に短剣を刺したのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ」
 腕を押さえながら、ノーシュは荒く息をする。動物の牙が掠った右腕が、燃えるような熱をもっていた。
(早く薬草採って戻ろう)
 獣臭に血の臭いが混ざり、更に酷い臭いになっている。一刻も早く逃れたかった。


 薬草を持って村に戻ったノーシュは、大きく息を吐いた。熱かった腕は、今はとても冷たく感じる。
「お、戻ったか。……ん?」
 村の男の1人がやって来て、ノーシュの右腕を見た。袖の破れと、そこから滲む血を見て、眉をひそめる。
「ひょっとして、例の動物にやられたんじゃあるまいな」
「ははは、まさか。木にひっかかっただけだ」
 ノーシュは笑って誤魔化した。あんな小さな動物に傷を負わされたのが恥ずかしかったのだ。
(……あ、そういやこの人たち客だった。言葉遣い間違えたな)
 嘆息しながら男に薬草をどっさり手渡し、ノーシュは宿へ戻っていく。祭りが始まるまで休むつもりだった。
 その、宿へと歩く足取りが、ふらつき、もつれた。
 何も無いところでこけたノーシュは、慌てて立ち上がろうとした。誰かに見られたら恥ずかしいことこの上無い。
 だが、立てない。それどころか、呼吸が乱れ、体に力が入らない。

 そんなノーシュの様子を見た村人たちは、「やっぱり例の動物にやられたな」と悟り、すぐさま薬を用意した。
「ほら、飲みな」
 おばさんが、ぐい、とノーシュの口元にコップを押し付けた。中には、薬を溶かした水が入っている。
「う……」
 虚ろな目をして動かないノーシュ。おばさんは、怒ったように言う。
「飲まないと、口移しで飲ませるよ」
「⁉」
 それは勘弁願いたい。ノーシュは力を振り絞り、コップの中身を飲み干した。
「ふぅ……」
 大きく息を吐くノーシュに、おばさんは嘆息する。
「まったく。話を聞かずに行くからだよ」
「だって……」
「臭いが酷かったろ? あの臭いを嗅ぐと、動きが鈍っちまうんだ。気付かないうちにね」
「あ……」
「森の入り口に生えてる木の実を食べてれば大丈夫なんだけどね」
「……あんな凶悪な動物がいるなんて」
 ノーシュは呻くように呟いた。害獣顔負けの厄介さである。
 おばさんは苦笑した。
「そろそろ立てるだろう?」
「……ああ。助かった」
「そのそそっかしさは直した方が良いよ。命取りになる」
 実感のこもった声音に、ノーシュは思わずおばさんをまじまじと見た。おばさんは、少し顔を伏せる。
「うちの息子、あんたと同じくらいの歳で亡くなったんだよ。例の動物にやられてね」
「……」
「ほら、歩いた歩いた。宿に向かってたんだろう? 気にせず休んでな」
 おばさんはカラリと笑い、ノーシュの背をばしばしと叩いた。


 祝勝祭は昼から始まった。男も女も酒を飲み、わいわい騒ぎ立てている。
 祭りの開始を察して宿から出たノーシュは、神輿のようなもので担がれ、村の中心に連れて行かれた。そして、主役はお前だとばかりに、ノーシュの前に料理が並べられていく。
「例の鳥の丸焼きです」
「美味しい動物のソテーです」
「牛に似た姿の動物の木の実和えです」
 動物に名前が無いのか、妙な呼び方だ。あの森にいた凶暴な動物も「例の動物」としか呼ばれていなかった。通じればそれで良いという考え方なのかもしれない。
 次から次へと料理が運ばれてくる。やたらと好待遇なことに困惑しながらも、ノーシュは全て食べた。


 祝勝祭は夜まで続いた。その雰囲気を、ノーシュは堪能していた。
 さすがに満腹で、もう食べられない。木の実のジュースを飲んでいると、1人の老婆が寄って来た。
「おぬし、さては心を病んでおるな?」
「えっ?」
 ノーシュはぽかんとした。老婆は言葉を続ける。
「わしゃ占い師だからの。体の病から心の病まで占えるのじゃ」
「……復讐したいって気持ちが病なら、そうかもな」
 やっとのことで答えたノーシュだが、老婆は首を傾げる。
「そういう類ではなく、もっと……何か、穴の開いているような」
「祭りの楽しい気分に水を差さないでほしい。占ったところで解決できる訳でもないだろ?」
 老婆の言葉を遮るように、ノーシュは強い口調で言った。老婆は目を丸くする。
「人が折角占ってやってるのに、その言い草は何じゃ」
「頼んでないし、これは……いや、何でもない。とにかく、その話はしたくないんだ」
「そう言わず。わしが占った結果には続きがあるんじゃ。ちゃんと聞け」
「その様子だと、本当に病かどうかとか何の病かとかは分からない占いなんだろ? せいぜい、不調が分かる程度じゃないのか! 占い師だからって偉そうに!」
 苛立ちに任せてまくし立てる。
「占いの力なんて、誰でも持ってるものだろ! それが強かったり役立つ機会が多かったりしたら占い師を名乗る。あんたの力はまあまあ強いんだろうが、占い師を名乗れるほどか⁉」
 言い切ってから、しまったと思った。もう遅い。
 村は、水を打ったように静まり返っていた。
 この村において、占い師がどれほど神聖視されているか、祭りの最中に聞いていた。こんなことを言って、許されるはずが無いと分かっていた。
 だから、ノーシュは逃げた。何か言われる前に。
 一目散に村から出て、可能な限り走り続けた。


 息を切らしてへたり込むノーシュに、スーロが声をかける。
『ご主人。占いの力は誰でも持っているって本当かい?』
 村人たちの形相に気付いていなかったかのようだ。呑気なものである。
 ノーシュは脱力して、寝転がりながら話す。
「本当だ。人間は誰でも魔力を持ってて」
『それは知っているよ』
「……魔力の影響で、占いの力を得るんだ。ただ、自分でも気付かないほど小さい力しか無い人がほとんどってだけで」
『それ、誰でも持ってるって言うかい?』
「魔力由来の力だからな。王都では、占いの力を強める実験もおこなわれてるんだ。その実験が成功すれば、いずれ、ほとんど全ての人が占い師になれるようになる」
『全ての前にほとんどが付くんだね?』
「しょうもない占いだったら強めても意味がないだろ。たとえば……目をつぶっていても目の前に立っている人の容姿を当てられる、とか」
『そんな占い、本当にあるのかい?』
「ある。王都で見た。その人は占い師としてじゃなく芸人として稼いでたんだけど……それを見た時思ったよ。本当に、占いの種類は多岐に渡ってるんだなって」
『ふーん。それにしても、さっきはどうしてあんなに苛立っていたんだい?』
 スーロは不思議だった。老婆の言葉のどこにノーシュの気に障る部分があったのか、さっぱり分からなかった。
『……ご主人?』
 いつまで経っても返事が無いので、スーロは呼びかけた。
 ノーシュは答えたくなくて、寝たふりをした。そして、そのまま寝てしまった。




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