20 / 30
4章 邪神のもとへ至る前に
4-2 傭兵
しおりを挟む
翌朝、フォルン伯爵に挨拶し、ノーシュは屋敷を発った。
(もうすぐスーロともお別れか……)
歩きながら、スーロを拾った時のことを思い返していた。
◇
14歳になったノーシュは、王都へ出稼ぎに来た。親仕込みの武技を引っ提げて。
城壁の一角を埋め尽くす張り紙を眺め、依頼を探す。
その中の一つが、目に留まった。地図と共に、「傭兵求む。年齢制限無し、面接あり。希望者は印の場所まで」と書かれた紙。
印の場所は、フォルン伯爵邸だった。
フォルン伯爵が直々に面接を行い、ノーシュは聞かれたことに答えていく。
「じゃあ、これで最後だ。何か自己アピールしてくれ」
「アピール……」
ノーシュは少し考え、言った。
「受けた任務はきっちりやり遂げる。それがオレの信条だ!」
それを聞いた伯爵は笑い転げた。
「そうかそうか。……途中で投げ出す者も、何気に多いからな。その信条、気に入った。お前に依頼するとしよう」
これがノーシュとフォルン伯爵の出会いだった。伯爵はノーシュに様々な依頼をした。護衛から、暗殺まで。
そして、ノーシュが15歳になって間もない頃。
「この屋敷を守ってほしい」
昼過ぎにフォルン伯爵邸に呼び出されたノーシュは、そう依頼された。別の人物から受けた任務を終え、故郷の村に帰ろうとしていた矢先だった。
「……いつ? オレは今日にでも王都を発つつもりだったんだけど。一度故郷に戻って、また王都に来るから、その時に間に合うのなら……」
「今晩だ」
「えっ」
急すぎる、と思った。
「他の人は雇えなかったのか?」
怪訝そうに聞くノーシュに、伯爵は苦笑する。
「今晩攻めてくるという情報自体が、今朝入ったんだ。近くにノーシュ君がいたから丁度良いと思ったんだが、無理かな?」
「……特別に受けてやる。お得意様だからな。ただし、報酬は弾んでくれよ」
偉そうに言って、ノーシュは屋敷の武器庫に向かった。
フォルン伯爵から任務を受ける時は、この武器庫の武器を自由に使って良いことになっている。ノーシュはそこに収められている大量の武器を取り出し、屋敷の周りに並べた。それを何度も繰り返した後、伯爵に細かい条件を聞いた。
夜。
月が煌々と照らす庭に、音も無く現れた影が6つあった。フォルン伯爵邸を狙う、異国の傭兵である。
狙いは、屋敷の中にある遺物。最近になって遺跡から発掘された、貴重な品物だ。
屋敷のどこに保管されているかは不明であるため、屋敷内の人物を皆殺しにしてからゆっくり探すつもりだった。
傭兵たちは、ひそひそと話す。
「ここで間違いないのか」
「ああ」
「護衛がいるかもしれない。気を付けろ」
「……ん? 何だ、武器が落ちてるぞ。やけに多いな」
「何……ぎゃっ」
1人の傭兵が、眉間を射られた。他の5人に緊張が走る。
また矢が飛んできた。不意打ちでなければ容易に対処できる。5人は矢を、避けたり弾いたりしながら、屋敷の入り口に向かって進む。
わざわざ正面から入ろうとするのは、彼らにとっては自然なことだった。自分たちは傭兵であって盗人ではないのだ、という意識がそうさせていた。
ポーチの前にも武器が落ちている。剣、槍、短剣、斧。それぞれ、2つずつ。
「……落ちてる、というか……置いてある?」
そう呟いた傭兵の前に、陰から人が躍り出た。
「……⁉」
それは、少年だった。月に照らされた金褐色の髪が、刃のように光る。その様を見ていた傭兵の視界は、一瞬で黒く染まった。
少年が、拾い上げた武器を振るったのだ。流れるような動きに、傭兵たちは戦慄する。
「あと4人」
そう呟いた少年に、傭兵の1人が声をかけた。
「おい、ボウズも傭兵だろ? 取引しねえか?」
「無理だな。なるべく殺せと言われてる」
にべもなく返す少年。傭兵は肩を竦めた。
「こっちも腕には自信がある。相討ちになっても知らねえぞ?」
自然と出た言葉は、少年の強さを認めてしまっていた。
厄介なのだ。どの武器を使うつもりか分からない。こんな戦い方、見たことが無い。読めないし、その分対処が難しい。
少年は、もう話すつもりは無いとばかりに屈んだ。
武器が交錯する。
夜陰に響き渡る金属音が、だんだん数を減らし、やがて静まり返った。
「ふぅ」
息を吐いたノーシュは、顔をしかめる。少し斬られたらしく、血が滲んでいた。
転がっている傭兵たちの躯を無視し、武器を片付け始める。死体の処理は任務に入っていない。
拾い集めた未使用の武器を武器庫にしまい、使った武器はまとめて扉の前に置いて、ノーシュは屋敷に入った。そして、あてがわれた部屋に入って寝た。
朝になり、ノーシュはフォルン伯爵から報酬をもらった。破格の額だ。
ノーシュは意気揚々と王都を発った。
故郷の村で、秋の収穫祭がおこなわれる時期である。それを楽しみに、帰るのだ。
故郷が見えてきた時、ノーシュは不審に思った。
聞こえてくるはずの音が聞こえてこない。
収穫祭では、太鼓や鈴、笛などの音が、朝から夜まで鳴り響く。村人たちの騒ぐ声や愉しげな声が、村中を埋め尽くす。3日間に渡って。
その前後の期間も、準備や後片付けで大騒ぎするのだ。
そんな賑やかな喧騒が、一切聞こえてこない。
ここまで村に近付けば、聞こえてきても良いはずだった。
自然と歩みが速くなる。
そうして村に着いたノーシュは、茫然と立ち竦んだ。
村は、もぬけの殻だった。
誰一人いない。
幸いと言うべきか、荒らされた形跡は無く、死体なども無かった。
(皆でどこかに移動したのか……?)
虚しさと寂しさが押し寄せる。
枯れた農作物が、儚く風に揺れていた。それが一層、心を乱す。
(……とりあえず、王都に戻って……皆がどこに移動したのか占ってもらおう。それか、理由を占ってもらうか……)
次にすべきことを考え、頭を満たす。込み上げるものを抑えるように。
そうして意志を固め、王都へ戻るべく踵を返した時。
視界の隅で、きらりと何かが光った。
小屋の前に落ちた剣。その刃が、日の光を返している。
(何であんな所に剣が……)
不思議に思いながら、剣に近付き、持ち上げた。
それが、スーロとの出会いだった。
話していると、寂しさが紛れた。
「さて、王都に……」
言いながら立ち上がり、ノーシュは目を瞬かせる。
妙な感覚があった。先ほどは、あんなに「占ってもらおう」と思っていたのに、今は全くそう思えない。
そこでふと、幼い時に聞いた長老の言葉を思い出す。「力を失い天界に帰れなくなった妖精は、人間の意志を喰って力を蓄える」という言葉を。
(そっか……意志を、喰われたのか)
スーロと一緒にいる限り、意志を喰われ続ける。
それでも良いと思った。
寂しかったのだ。それを紛らわすための、話し相手が欲しかったのだ。
今までは、故郷の村の人々が、心の支えになっていた。いつでも帰れる、皆と騒げる。そう思えたから、独りでも寂しくなかった。
だが、もう。
故郷の村には、誰もいない。
◇
尚。
誰も知らないことだが、ノーシュの故郷の村人は移動した訳では無く、消えた。スーロと赤い妖精の力がぶつかり合った余波で、人間だけが蒸発してしまったのだ。
スーロは神の加護を「無茶苦茶」と称していたが、妖精の力も大概である。
(もうすぐスーロともお別れか……)
歩きながら、スーロを拾った時のことを思い返していた。
◇
14歳になったノーシュは、王都へ出稼ぎに来た。親仕込みの武技を引っ提げて。
城壁の一角を埋め尽くす張り紙を眺め、依頼を探す。
その中の一つが、目に留まった。地図と共に、「傭兵求む。年齢制限無し、面接あり。希望者は印の場所まで」と書かれた紙。
印の場所は、フォルン伯爵邸だった。
フォルン伯爵が直々に面接を行い、ノーシュは聞かれたことに答えていく。
「じゃあ、これで最後だ。何か自己アピールしてくれ」
「アピール……」
ノーシュは少し考え、言った。
「受けた任務はきっちりやり遂げる。それがオレの信条だ!」
それを聞いた伯爵は笑い転げた。
「そうかそうか。……途中で投げ出す者も、何気に多いからな。その信条、気に入った。お前に依頼するとしよう」
これがノーシュとフォルン伯爵の出会いだった。伯爵はノーシュに様々な依頼をした。護衛から、暗殺まで。
そして、ノーシュが15歳になって間もない頃。
「この屋敷を守ってほしい」
昼過ぎにフォルン伯爵邸に呼び出されたノーシュは、そう依頼された。別の人物から受けた任務を終え、故郷の村に帰ろうとしていた矢先だった。
「……いつ? オレは今日にでも王都を発つつもりだったんだけど。一度故郷に戻って、また王都に来るから、その時に間に合うのなら……」
「今晩だ」
「えっ」
急すぎる、と思った。
「他の人は雇えなかったのか?」
怪訝そうに聞くノーシュに、伯爵は苦笑する。
「今晩攻めてくるという情報自体が、今朝入ったんだ。近くにノーシュ君がいたから丁度良いと思ったんだが、無理かな?」
「……特別に受けてやる。お得意様だからな。ただし、報酬は弾んでくれよ」
偉そうに言って、ノーシュは屋敷の武器庫に向かった。
フォルン伯爵から任務を受ける時は、この武器庫の武器を自由に使って良いことになっている。ノーシュはそこに収められている大量の武器を取り出し、屋敷の周りに並べた。それを何度も繰り返した後、伯爵に細かい条件を聞いた。
夜。
月が煌々と照らす庭に、音も無く現れた影が6つあった。フォルン伯爵邸を狙う、異国の傭兵である。
狙いは、屋敷の中にある遺物。最近になって遺跡から発掘された、貴重な品物だ。
屋敷のどこに保管されているかは不明であるため、屋敷内の人物を皆殺しにしてからゆっくり探すつもりだった。
傭兵たちは、ひそひそと話す。
「ここで間違いないのか」
「ああ」
「護衛がいるかもしれない。気を付けろ」
「……ん? 何だ、武器が落ちてるぞ。やけに多いな」
「何……ぎゃっ」
1人の傭兵が、眉間を射られた。他の5人に緊張が走る。
また矢が飛んできた。不意打ちでなければ容易に対処できる。5人は矢を、避けたり弾いたりしながら、屋敷の入り口に向かって進む。
わざわざ正面から入ろうとするのは、彼らにとっては自然なことだった。自分たちは傭兵であって盗人ではないのだ、という意識がそうさせていた。
ポーチの前にも武器が落ちている。剣、槍、短剣、斧。それぞれ、2つずつ。
「……落ちてる、というか……置いてある?」
そう呟いた傭兵の前に、陰から人が躍り出た。
「……⁉」
それは、少年だった。月に照らされた金褐色の髪が、刃のように光る。その様を見ていた傭兵の視界は、一瞬で黒く染まった。
少年が、拾い上げた武器を振るったのだ。流れるような動きに、傭兵たちは戦慄する。
「あと4人」
そう呟いた少年に、傭兵の1人が声をかけた。
「おい、ボウズも傭兵だろ? 取引しねえか?」
「無理だな。なるべく殺せと言われてる」
にべもなく返す少年。傭兵は肩を竦めた。
「こっちも腕には自信がある。相討ちになっても知らねえぞ?」
自然と出た言葉は、少年の強さを認めてしまっていた。
厄介なのだ。どの武器を使うつもりか分からない。こんな戦い方、見たことが無い。読めないし、その分対処が難しい。
少年は、もう話すつもりは無いとばかりに屈んだ。
武器が交錯する。
夜陰に響き渡る金属音が、だんだん数を減らし、やがて静まり返った。
「ふぅ」
息を吐いたノーシュは、顔をしかめる。少し斬られたらしく、血が滲んでいた。
転がっている傭兵たちの躯を無視し、武器を片付け始める。死体の処理は任務に入っていない。
拾い集めた未使用の武器を武器庫にしまい、使った武器はまとめて扉の前に置いて、ノーシュは屋敷に入った。そして、あてがわれた部屋に入って寝た。
朝になり、ノーシュはフォルン伯爵から報酬をもらった。破格の額だ。
ノーシュは意気揚々と王都を発った。
故郷の村で、秋の収穫祭がおこなわれる時期である。それを楽しみに、帰るのだ。
故郷が見えてきた時、ノーシュは不審に思った。
聞こえてくるはずの音が聞こえてこない。
収穫祭では、太鼓や鈴、笛などの音が、朝から夜まで鳴り響く。村人たちの騒ぐ声や愉しげな声が、村中を埋め尽くす。3日間に渡って。
その前後の期間も、準備や後片付けで大騒ぎするのだ。
そんな賑やかな喧騒が、一切聞こえてこない。
ここまで村に近付けば、聞こえてきても良いはずだった。
自然と歩みが速くなる。
そうして村に着いたノーシュは、茫然と立ち竦んだ。
村は、もぬけの殻だった。
誰一人いない。
幸いと言うべきか、荒らされた形跡は無く、死体なども無かった。
(皆でどこかに移動したのか……?)
虚しさと寂しさが押し寄せる。
枯れた農作物が、儚く風に揺れていた。それが一層、心を乱す。
(……とりあえず、王都に戻って……皆がどこに移動したのか占ってもらおう。それか、理由を占ってもらうか……)
次にすべきことを考え、頭を満たす。込み上げるものを抑えるように。
そうして意志を固め、王都へ戻るべく踵を返した時。
視界の隅で、きらりと何かが光った。
小屋の前に落ちた剣。その刃が、日の光を返している。
(何であんな所に剣が……)
不思議に思いながら、剣に近付き、持ち上げた。
それが、スーロとの出会いだった。
話していると、寂しさが紛れた。
「さて、王都に……」
言いながら立ち上がり、ノーシュは目を瞬かせる。
妙な感覚があった。先ほどは、あんなに「占ってもらおう」と思っていたのに、今は全くそう思えない。
そこでふと、幼い時に聞いた長老の言葉を思い出す。「力を失い天界に帰れなくなった妖精は、人間の意志を喰って力を蓄える」という言葉を。
(そっか……意志を、喰われたのか)
スーロと一緒にいる限り、意志を喰われ続ける。
それでも良いと思った。
寂しかったのだ。それを紛らわすための、話し相手が欲しかったのだ。
今までは、故郷の村の人々が、心の支えになっていた。いつでも帰れる、皆と騒げる。そう思えたから、独りでも寂しくなかった。
だが、もう。
故郷の村には、誰もいない。
◇
尚。
誰も知らないことだが、ノーシュの故郷の村人は移動した訳では無く、消えた。スーロと赤い妖精の力がぶつかり合った余波で、人間だけが蒸発してしまったのだ。
スーロは神の加護を「無茶苦茶」と称していたが、妖精の力も大概である。
10
あなたにおすすめの小説
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
魔力ゼロの落ちこぼれ貴族、神々のエラーメッセージが読めるようになる~「神罰」のシステム権限で学園無双しつつ、本人だけはただのデバッグ作業だと
蒼月よる
ファンタジー
魔法(ナノマシン干渉)が使えず、名門アルマンド家の恥晒しとされた三男アッシュ。
実技試験に落ちて旧図書棟の掃除をさせられていた彼は、謎の遺物(管理デバイス)に触れたことで、世界の最高管理者権限(デバッガー権限)を手に入れてしまう。
「魔法」とは環境中の魔素を操作する事象。そして「神の奇跡」とは環境管理AIの気まぐれであるこの世界において。
アッシュの目には、相手の放つ魔法が単なる『不正なプロセスのエラーログ』として映り、頭の中で『YES(強制終了パッチ)』を選択するだけで完全に消去できるようになったのだ!
一切の詠唱も魔力発生も伴わずに、同級生の最大魔法をフッと消し去り、暴走する巨大魔物をワンボタンで光の粒子に還元するアッシュ。
本人はただ「うるさい警告文が出たからOKを押してデバッグ(人助け)しているだけ」のつもりなのだが……。
これは、エラーログを消しているだけの落ちこぼれ少年が、王都の至高魔法学園で「神の奇跡を下す聖者」として盛大に勘違いされながら成り上がっていく、痛快無双ファンタジー!
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった
黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった!
辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。
一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。
追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる