異世界転生~創造神と魔神の使い~

田村 翔

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2章

代表挨拶です

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遂にこの時が来てしまった…
そう、入学式だ。
俺は重くなる足を引きずりながら
…と言いたいところだが貴族なので馬車での登校だ。
くそっ、言い訳が出来ないから馬車は嫌いだ。
学校始まったら徒歩通出来るように頼んでみよう、無理だろうけど。

少し早く着いてしまったので、首席用に壇上に上がりやすい位置に置かれたイスに座って待つことにした。
決して話をする友達がいない訳じゃないまだ来ていないだけだ………ヴェルが。
それは友達じゃなくて従兄弟だ、なんて言わないでくれ分かってるから。
暇だからスピーチの練習でもしておこうかな。
「ご紹介に預かりました。今年度首席のブレイド・フォン・ヴィトゲンシュタインです。…」
俺が練習をしている間にも着々と席が埋まっていく。
しかし、次席の席がなかなか埋まらない。
それもそのはず、ヴェルはヴィクトール叔父さんと一緒に来るのだから殆ど最後の方で来るのだろう。
と考えていた矢先に見慣れた金髪が目に入った。
あれってヴェルだよな?随分と早い到着だな。
「おぉ、ヴェルか。早かったな。」
「それを俺が来るよりも早くからいるお前が言うか?」
簡単に挨拶をするとヴェルが憎たらしく返してきた。
こいつホントにイイ性格してるよな。
そんな感じでヴェルと話しているとアナウンスが流れた。

【開式5分前です。新入生は席に戻ってください。】

この世界にはマイクやスピーカーはないので何らかの魔法で声を拡張しているのだろう。
知り合いと話していた子達がザワザワと席に着いていく。

【ただ今より、ラミッシュ国立学園の入学式を開会致します。】
【まず始めに校長先生の挨拶です。よろしくお願いします。】

校長先生かぁ、どんな人なんだろう。

【皆さんこんにちは、ラミッシュ国立学園の校長を務めております、フリデリック・ハイデンです。ようこそラミッシュ国立学園へ。本日より3年間皆さんには初等部で勉強してもらいます。そして、さらに上のことを学びたいのであれば、中等部や高等部へと進学していってもらいたいと考えています。このラミッシュ国立学園初等部は、S~Cクラスの4つに分かれていますが、高い倍率で合格をしていますので、Cクラスだからといって成績が悪いということではありません。また、一年ごとにクラス替えもありますので成績がよければ卒業時にはSクラスになっているということもあります。━━━━━━━━━━━━━━━━頑張ってください。入学おめでとう。】

ヤバッ、途中寝てた。
どうしてどの世界でもこうも話が長いのだろうか。
話すのが長いほど給料が上がったりするのだろうか?

【ありがとうございました。次に新入生代表挨拶です。首席のブレイド・フォン・ヴィトゲンシュタイン君お願いします。】

あっ、呼ばれた。
「はい!」
元気よく答えて舞台に上がる。
えーと、拡声の魔法とか知らないけどどうすればいいんだろう?
あれっ?貼り紙があるぞ…
【普通に話してください。魔方陣が反応します。】
なるほど制服の魔法付与と似たような感じか。

【ご紹介に預かりました。今年度首席のブレイド・フォン・ヴィトゲンシュタインです。貴族の身分を頂いておりますが、身分に関わらず多くの友達を作りたいと思っていますのでよろしくお願いします。そうして知り合った人々と、切磋琢磨しあえる関係が築けたらと思います。先生方や先輩方も至らぬところが御座いますでしょうが、ご指導の程よろしくお願いします。】

こんな感じでいいだろう。
そうして、珍しく特に何も起こらずに席に戻っていった。

【ありがとうございました。最後にラミッシュ国王陛下より挨拶を頂きます。よろしくお願いします。】

おっ、ヴィクトール叔父さんも挨拶するんだ。

【代表の挨拶にもあった通り皆、切磋琢磨しあえる関係を築いていってもらいたい。】

やっぱり鼓舞するようなことは言わないとダメなんだな。
ん?なんだか叔父さんがこっちを見てる気がするぞ。

【また、今年は我が息子と甥っ子が入学しているが教員の皆は一生徒として扱ってもらって構わない。】

ありがたいけどもそれをここで言う必要あるかな!?
こっち見てニャッてしてるし、そういう所は親子なんだな。

【以上でラミッシュ国立学園の入学式を閉会致します。】
【生徒の皆さんは事前に連絡された教室に移動してください。】

終わった~。よし、じゃあ教室に行くか。

_______________

ありがとうございます。
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次回からブレイドの学園生活が始まります。
これからもよろしくお願いします。
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