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2章
精霊の耳習得できるのか?
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「それじゃあ練習を始めようか!」
エリックの宣言によって俺とジャンヌの精霊魔法習得の練習が始まった。
「じゃあ早速、早く習得方法を教えてくれないか?」
「まあまあ、それよりもまずは君達の使う魔法と精霊魔法の違いから説明させてくれないかな?」
「それって前に言ってた精霊魔法は精霊に直接指示を出すってやつだろ?ってことは俺達の魔法は俺達の考えを精霊達が汲み取って魔法を発現させてるってとこか?」
「………正解。」
前に言ってたことと俺の適当な予想を言っただけで終わってしまった。
少しだけ申し訳なく思っている。
「なら早く最初の条件の【精霊の耳】の習得方法を教えてくれ。」
「もうちょっとこっちのペースってものをさ…」
「俺達にそんな余裕はないんだよ。できるだけ早く帰りたい。」
俺はエリックの言葉に冷たく返す。
「分かったよ…まず始めに耳に意識と魔力を集中させて、僅かな音も聞き逃さないように気を付ける。これを毎日少しずつ練習してね。すると、精霊達の話し声が徐々に聞こえてくるから、その声がしっかりと聞こえるようになれば【精霊の耳】習得完了だよ。」
分かってはいたが 大分時間が掛かりそうだな…
「1つだけ良いか?エリック、お前は習得にどれ位掛かった?」
これ大事。長すぎたら帰れなくなるからな。
「僕は【精霊の耳】に1~2週間、【精霊視】に2~3週間だった思うよ。で、気の合う精霊を見つけるのに1~2ヶ月かな?どんな精霊でも良いっていうならもっと早いと思うけど、後々面倒くさくなってくると思うよ。」
【精霊視】まで1ヶ月としても、使えるようになるまでだいたい2ヶ月…
長いし最悪精霊との契約は王国に帰ってからでも…
「余所の精霊と契約するのも良いと思うけど、上級精霊はここの方が圧倒的に多いよ。」
俺の考えを読んだのかエリックが追い打ちを掛けてくる。
「だぁ~もう分かった!さっさと習得して王国に帰る!」
「そうこなくっちゃ!そうと決まれば早速練習だよ!」
俺がヤケになって叫ぶとエリックが、嬉しそうに言ってきた。
こうして、今度こそ俺とジャンヌの精霊魔法習得の練習が始まった━━━……
………━━のだが、
「何も聞こえねぇぇぇ!」
「本当に精霊なんているの?」
2日目にして、俺とジャンヌは既に音を上げていた。
「まだ2日目だよ?1~2週間位掛かるって言ったじゃないか。」
確かにそうだがここまで何も聞こえないと嫌にもなってくる。
「それにジャンヌちゃん、精霊達がいないとか言ったら魔法が使えなくなるよ。」
「あ、ごめんなさい…」
精霊が魔法を発現させているならその存在を否定すれば使えなくなる可能性もある。
そのことに気付いたジャンヌは周りにいると思われる精霊達に謝っていた。
「今日の練習はここまでにしようか?」
「あ、あぁ…これ以上してたら体が持たないしな…」
という訳で今日の練習はお開きとなった。
そして、その夜のエリックの家の一室。
「あぁ~習得できそうにないし…どうするかなぁ…」
1人で考えたところで何も思い付かない。
だからと言って他に相談できるのは指南役のエリックと一緒に練習中のジャンヌしかいないし…
…いや、まだいるな。
『おーいタナトス、タナトース。』
『…ブレイドか、どうした?』
『知っていると思うが【精霊の耳】の習得が難しい。何かコツとかないのか?』
『…神に直接聞くのは少し狡いと思うが良いか。…君の魔力の大半を耳に集めれば精霊の声位すぐに聞こえるだろう。』
『そうか、ありがとうなタナトス。』
【転移門】はここが地図上でどこか分からないから使えないがこの念話はどこでも使えるためヒントが欲しいときに会いに行かなくても良いため重宝している。
よし、ならタナトスの助言を明日の練習で試してみよう。
そう決めたところで俺の意識は夢へと旅立った。
***
練習3日目、今日はタナトスの助言を試してみる。
魔力をほぼ全部耳に集めれば良いんだよな?
魔力を2割程集めると、何かノイズのようなものが聞こえてきた。
集める魔力が3割程になると途切れ途切れではあるが話し声のようなものが聞こえてきた。
これが精霊達の声なのだろうか?
《そ………、やっ………いて…れた。》
《うれ……ね。》
俺の考えに呼応するかのように精霊の声と思われしものが聞こえてくる。
もっと魔力を集めてみるか。
そうして、5割近くになるとしっかりと聞こえてきた。
ーガヤガヤ
「うわっ!エルフっていつもこんなうるさい声を聞いてるのか!」
《違うよ、君達が僕達の声を聞く練習をしてるみたいだから聞こえやすいようにしてあげてるんだよ。》
《それにしても君、聞こえるようになるの早くない?見た所ただの人間族みたいなのに…》
《別に良いじゃないの、気になるならその子と契約すれば良いだけなんだし。》
そうだな!
「盛り上がるのは構わないけど、契約するかどうかは【精霊視】を習得できてからだからな。」
《なんだと!!》
なぜか驚かれた。当たり前のことだろう。
「その様子を見るとどうやら聞こえるようになったみたいだね?驚異的な早さだけど…」
「あ、あぁ…魔力を殆ど集めれば聞こえるようになったぜ。」
「それじゃあ明日から【精霊視】の練習を始めようか。ジャンヌちゃんは………まだ続けようか。」
「うぅ…ブレイドだけ習得できてズルい…」
「仕方ないよジャンヌちゃん、技能の習得には個人差があるものだから…ね?」
「…はい。」
《後、1週間位で習得できるわよ。》
精霊もこう言ってるし大丈夫だろ。
さあ、早いところ【精霊視】も習得して、精霊と契約して王に帰るぞ!
____________________
ありがとうございます。
本日より2018年ですね。
昨年中に更新しようと思っていたのですが間に合いませんでした。
登場人物設定についていろいろとアドバイスしてくれました学友のN.K.様を始め、この作品を読んで下さっております読者の皆様。
昨年はお世話になりました。
今年も頑張って更新していきますので何卒よろしくお願いします。
エリックの宣言によって俺とジャンヌの精霊魔法習得の練習が始まった。
「じゃあ早速、早く習得方法を教えてくれないか?」
「まあまあ、それよりもまずは君達の使う魔法と精霊魔法の違いから説明させてくれないかな?」
「それって前に言ってた精霊魔法は精霊に直接指示を出すってやつだろ?ってことは俺達の魔法は俺達の考えを精霊達が汲み取って魔法を発現させてるってとこか?」
「………正解。」
前に言ってたことと俺の適当な予想を言っただけで終わってしまった。
少しだけ申し訳なく思っている。
「なら早く最初の条件の【精霊の耳】の習得方法を教えてくれ。」
「もうちょっとこっちのペースってものをさ…」
「俺達にそんな余裕はないんだよ。できるだけ早く帰りたい。」
俺はエリックの言葉に冷たく返す。
「分かったよ…まず始めに耳に意識と魔力を集中させて、僅かな音も聞き逃さないように気を付ける。これを毎日少しずつ練習してね。すると、精霊達の話し声が徐々に聞こえてくるから、その声がしっかりと聞こえるようになれば【精霊の耳】習得完了だよ。」
分かってはいたが 大分時間が掛かりそうだな…
「1つだけ良いか?エリック、お前は習得にどれ位掛かった?」
これ大事。長すぎたら帰れなくなるからな。
「僕は【精霊の耳】に1~2週間、【精霊視】に2~3週間だった思うよ。で、気の合う精霊を見つけるのに1~2ヶ月かな?どんな精霊でも良いっていうならもっと早いと思うけど、後々面倒くさくなってくると思うよ。」
【精霊視】まで1ヶ月としても、使えるようになるまでだいたい2ヶ月…
長いし最悪精霊との契約は王国に帰ってからでも…
「余所の精霊と契約するのも良いと思うけど、上級精霊はここの方が圧倒的に多いよ。」
俺の考えを読んだのかエリックが追い打ちを掛けてくる。
「だぁ~もう分かった!さっさと習得して王国に帰る!」
「そうこなくっちゃ!そうと決まれば早速練習だよ!」
俺がヤケになって叫ぶとエリックが、嬉しそうに言ってきた。
こうして、今度こそ俺とジャンヌの精霊魔法習得の練習が始まった━━━……
………━━のだが、
「何も聞こえねぇぇぇ!」
「本当に精霊なんているの?」
2日目にして、俺とジャンヌは既に音を上げていた。
「まだ2日目だよ?1~2週間位掛かるって言ったじゃないか。」
確かにそうだがここまで何も聞こえないと嫌にもなってくる。
「それにジャンヌちゃん、精霊達がいないとか言ったら魔法が使えなくなるよ。」
「あ、ごめんなさい…」
精霊が魔法を発現させているならその存在を否定すれば使えなくなる可能性もある。
そのことに気付いたジャンヌは周りにいると思われる精霊達に謝っていた。
「今日の練習はここまでにしようか?」
「あ、あぁ…これ以上してたら体が持たないしな…」
という訳で今日の練習はお開きとなった。
そして、その夜のエリックの家の一室。
「あぁ~習得できそうにないし…どうするかなぁ…」
1人で考えたところで何も思い付かない。
だからと言って他に相談できるのは指南役のエリックと一緒に練習中のジャンヌしかいないし…
…いや、まだいるな。
『おーいタナトス、タナトース。』
『…ブレイドか、どうした?』
『知っていると思うが【精霊の耳】の習得が難しい。何かコツとかないのか?』
『…神に直接聞くのは少し狡いと思うが良いか。…君の魔力の大半を耳に集めれば精霊の声位すぐに聞こえるだろう。』
『そうか、ありがとうなタナトス。』
【転移門】はここが地図上でどこか分からないから使えないがこの念話はどこでも使えるためヒントが欲しいときに会いに行かなくても良いため重宝している。
よし、ならタナトスの助言を明日の練習で試してみよう。
そう決めたところで俺の意識は夢へと旅立った。
***
練習3日目、今日はタナトスの助言を試してみる。
魔力をほぼ全部耳に集めれば良いんだよな?
魔力を2割程集めると、何かノイズのようなものが聞こえてきた。
集める魔力が3割程になると途切れ途切れではあるが話し声のようなものが聞こえてきた。
これが精霊達の声なのだろうか?
《そ………、やっ………いて…れた。》
《うれ……ね。》
俺の考えに呼応するかのように精霊の声と思われしものが聞こえてくる。
もっと魔力を集めてみるか。
そうして、5割近くになるとしっかりと聞こえてきた。
ーガヤガヤ
「うわっ!エルフっていつもこんなうるさい声を聞いてるのか!」
《違うよ、君達が僕達の声を聞く練習をしてるみたいだから聞こえやすいようにしてあげてるんだよ。》
《それにしても君、聞こえるようになるの早くない?見た所ただの人間族みたいなのに…》
《別に良いじゃないの、気になるならその子と契約すれば良いだけなんだし。》
そうだな!
「盛り上がるのは構わないけど、契約するかどうかは【精霊視】を習得できてからだからな。」
《なんだと!!》
なぜか驚かれた。当たり前のことだろう。
「その様子を見るとどうやら聞こえるようになったみたいだね?驚異的な早さだけど…」
「あ、あぁ…魔力を殆ど集めれば聞こえるようになったぜ。」
「それじゃあ明日から【精霊視】の練習を始めようか。ジャンヌちゃんは………まだ続けようか。」
「うぅ…ブレイドだけ習得できてズルい…」
「仕方ないよジャンヌちゃん、技能の習得には個人差があるものだから…ね?」
「…はい。」
《後、1週間位で習得できるわよ。》
精霊もこう言ってるし大丈夫だろ。
さあ、早いところ【精霊視】も習得して、精霊と契約して王に帰るぞ!
____________________
ありがとうございます。
本日より2018年ですね。
昨年中に更新しようと思っていたのですが間に合いませんでした。
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昨年はお世話になりました。
今年も頑張って更新していきますので何卒よろしくお願いします。
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