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3章 コスで反逆
54話 簡素に
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「失礼します学園長」
アポなしで突然入ってしまったのか、幼い姿の学園長がおやつタイムを取っていたんだ、クッキーを食べてカップを持っています、途中で止まっていたので先生が机まで行って事情を話します。
学園長さんは怒りながらも話を聞きます、カップを持ったままクッキーを噛み、残りをポロリと落としたんです。
「そんなまさか!?」
「ほんとなのですよ学園長、彼女はさらっとやってしまったのです、ハーミオご説明してください」
ジャスチャー先生に振られ、僕はため息を付きながら簡単に説明したよ・・・っと言うかね、簡単にしか説明できないんだ、違う種類の水を混ぜるだけなのですからね。
それをそのまま説明すると、学園長も先生も分からないと首を傾げます、これが先生の言った事みたいです、難しく考えていて分かってません。
「どうするのじゃな?ジャスチャーよ」
「そそう言われましても・・・ハーミオ、何か他に方法は無いのですか」
「そう言われても、どう分からないのですか?」
違う水と言うのが分からないそうです、学園長たちは魔力の事を力と思っています、力は使い方が変わっても本質は同じ力だと話してくれました。
頭が固いなっと、僕は収納から絵具を出します、赤と青の絵具を力と仮定し混ぜます、それは赤でもあり青でもある色だけど、見えるのは違う色の紫。
「ふむ、同じ力だが中身が違うと言いたいのか・・・こうかの?」
学園長が何となく右手と左手に違う性質の魔力を集めました、そして胸の前で混ぜたんです、ジャスチャー先生がそれを見てびっくりしてますね。
僕はホッとしました、これで分からないと直接魔力を流そうと思っていたんだ、それはちょっと危ないんだよ。
「さすがですわ学園長」
「ふむ、じゃが消費量が高いのう、まだまだ改良が必要じゃ」
学園長の目が凄く燃えています、それは子供が新しいおもちゃを手に入れて喜んでる様でした、ジャスチャー先生はちょっと違いますけどね。
じゃあ僕はもういいですよねっと扉に向かったんだけど、そうはいかないと学園長が叫び、僕はジャスチャー先生に掴まりました、身体を丸めて僕は丸くなりブランブランと揺れています、学園長の前に付きだされ、僕は囚われの子猫状態です。
「まだ何かあるんですか?」
「いやなに褒美を与えたいだけじゃよ、何か望みはあるかの?」
その質問には、僕はありませんっと即答しました、この学園には勉強に来ただけです、ミレーヌみたいな友達と仲良くしたいだけなんだ、それ以上は求めません。
学園長たちにそう言ったら、どうして?って顔しています、国の代表みたいな感覚なんでしょうけど、僕にはいらないです。
「ふむ、そなたは平民の出だったのじゃな、じゃがワシたちもそれでは困る、何も出さんわけにはいかんぞ」
「それじゃ~僕が権力者たちと騒動になったら助けてください」
「なぬ!?」
学園長はここでそんな事が起きていたのかと怒っています、でもそれは起きている事と説明したんだ、だからそんな子は退去してもらうのが一番です、自分の国で育て分かってもらうんです、厳重注意をしても分からない子は相手や周りに危害を与えますからね。
貴族たちが偉いのは分かるよ、だけどそれが誰の為にあるのかを理解しないといけない、学園長たちはそれを理解しています、だからすぐに対処してくれるそうです。
「伝統ある我が学園でそのような事をするとは・・・その国潰すかのう」
「いやいや学園長、そんなことしたら勿体ないですよ、相手が悪いんですから働いてもらいましょう」
ここは戦争が起きないようにする為の場所、いわば人質の収容所です、だからと言ってそれを表に出して滅ぼしてはいけません、ここは経済制裁で済ませるんです。
ここでしか手に入らない物は色々あります、それをしばらくその国に入荷させません、相手国は相当焦りその子たちを処罰します、そして今後そんな事が無いように対策をたてるでしょう。
「なるほどのう、それを阻止する為に金を積むかもしれんのだな」
「そうです、それが痛いと思えば、次に来る子たちはそんな事はしなくなる、でもそれだけでは駄目です、しっかりと他の国にも知らせます、何故なら次に来たその国の子たちはいじめの対象になるからです、そうならないフォローと他の国の警告にも使います」
人質とは色々な使い方があります、それを有効に使わない手はありません、お気づきかもしれませんが僕のコスは普通の魔法戦士のコスではありません、凄腕魔法使いにして知略の魔法士と言われてるキャラのモノになってるんだ、少しアクセサリーを変えて出来たから良かったね。
《ステータス》(コスプレ中)
【名前】遠藤竜(ハーミオ)
【年齢】16歳
【性別】女
【種族】ヒューマン
【職業】コスプレイヤー(知略の魔法使い)
【レベル】1(50)
【HP】100(5万)【MP】50(15万)
【力】100(1万)【防御】100(1万)
【素早さ】150(2万)【魔法抵抗】50(15万)
【魔法】
全属性レベル5
【スキル】
収納レベルMax
(杖レベル5)
(魔力操作レベル4)
裁縫レベル5
調理レベル3
【ユニークスキル】
コスプレ
永遠の16歳
不眠不休
不思議のダンジョンレベル3
《酒ダンジョン》
《野菜ダンジョン》
《肉ダンジョン》
【称号】
破滅のランナー・世界を越えたコスプレイヤー・お酒ダンジョン制覇者・魅了の笑顔・恐怖の笑顔・宣伝娘・お酒ダンジョン制覇者・お仕置き人・迷惑っ子・二つ名持ち・ドジっ子・野菜ダンジョン制覇者・闇のお仕置き人・最高の指導者・救済者・肉ダンジョン制覇者
僕がここで欲しいのは魔法糸の他にもあります、ここで魔法糸自体を要求してはいけないっとコスが言います、ここで必要なのは絶対的な自由です、服を自由に作るにはそれが必須です、自分もみんなも綺麗にかっこよくしたいんだよ。
「しかしやりすぎると問題じゃな、ここを他国が攻めて来るやもしれん」
学園長がニヤリとします、全然困ってないのがひと目で分かります、僕に魔法技術の向上を協力させたいんでしょうね、守る為の力なら協力すると約束しました、もちろんここの魔法技術を知る為です。
両方の利益になると学園長は喜びます、でもそれは僕の方が大きいです、魔法の糸の技術が分かるんですからね、最初に言わなかったのは渋られるからです、貰うだけだとその先は貰えません、協力関係になれば全部を教えて貰えます。
これでワイヤーを入れないでフワフワした服や、綿を入れないでモコモコ服が出来ます。
「今後が楽しみじゃな」
「そうですね・・・では僕はほんとにこれで失礼します」
「うむ、協力の方は頼むぞ、予定を組んだら連絡をする」
はい!っと返事をして僕は扉を開けました、まだ急げばミレーヌがいるかもしれません、教室に急ぐとそこには誰もいませんでした、仕方ないよねっと廊下をトボトボ歩いたんだよ。
「何処に行きますの?」
僕の後ろでそんな声がしました、振り向くとそこにはミレーヌがいたんだ、腕を組んでふんぞり返ってます、僕を待っていてくれたんだって嬉しくなったよ。
ミレーヌを探してたと笑顔を見せます、夕食には早かったので僕たちは二人でスイーツを食べに行きました、夕飯が食べれないほど食べてしまい、寮の夕飯を食べ損ねてしまったよ、でも楽しかった。
アポなしで突然入ってしまったのか、幼い姿の学園長がおやつタイムを取っていたんだ、クッキーを食べてカップを持っています、途中で止まっていたので先生が机まで行って事情を話します。
学園長さんは怒りながらも話を聞きます、カップを持ったままクッキーを噛み、残りをポロリと落としたんです。
「そんなまさか!?」
「ほんとなのですよ学園長、彼女はさらっとやってしまったのです、ハーミオご説明してください」
ジャスチャー先生に振られ、僕はため息を付きながら簡単に説明したよ・・・っと言うかね、簡単にしか説明できないんだ、違う種類の水を混ぜるだけなのですからね。
それをそのまま説明すると、学園長も先生も分からないと首を傾げます、これが先生の言った事みたいです、難しく考えていて分かってません。
「どうするのじゃな?ジャスチャーよ」
「そそう言われましても・・・ハーミオ、何か他に方法は無いのですか」
「そう言われても、どう分からないのですか?」
違う水と言うのが分からないそうです、学園長たちは魔力の事を力と思っています、力は使い方が変わっても本質は同じ力だと話してくれました。
頭が固いなっと、僕は収納から絵具を出します、赤と青の絵具を力と仮定し混ぜます、それは赤でもあり青でもある色だけど、見えるのは違う色の紫。
「ふむ、同じ力だが中身が違うと言いたいのか・・・こうかの?」
学園長が何となく右手と左手に違う性質の魔力を集めました、そして胸の前で混ぜたんです、ジャスチャー先生がそれを見てびっくりしてますね。
僕はホッとしました、これで分からないと直接魔力を流そうと思っていたんだ、それはちょっと危ないんだよ。
「さすがですわ学園長」
「ふむ、じゃが消費量が高いのう、まだまだ改良が必要じゃ」
学園長の目が凄く燃えています、それは子供が新しいおもちゃを手に入れて喜んでる様でした、ジャスチャー先生はちょっと違いますけどね。
じゃあ僕はもういいですよねっと扉に向かったんだけど、そうはいかないと学園長が叫び、僕はジャスチャー先生に掴まりました、身体を丸めて僕は丸くなりブランブランと揺れています、学園長の前に付きだされ、僕は囚われの子猫状態です。
「まだ何かあるんですか?」
「いやなに褒美を与えたいだけじゃよ、何か望みはあるかの?」
その質問には、僕はありませんっと即答しました、この学園には勉強に来ただけです、ミレーヌみたいな友達と仲良くしたいだけなんだ、それ以上は求めません。
学園長たちにそう言ったら、どうして?って顔しています、国の代表みたいな感覚なんでしょうけど、僕にはいらないです。
「ふむ、そなたは平民の出だったのじゃな、じゃがワシたちもそれでは困る、何も出さんわけにはいかんぞ」
「それじゃ~僕が権力者たちと騒動になったら助けてください」
「なぬ!?」
学園長はここでそんな事が起きていたのかと怒っています、でもそれは起きている事と説明したんだ、だからそんな子は退去してもらうのが一番です、自分の国で育て分かってもらうんです、厳重注意をしても分からない子は相手や周りに危害を与えますからね。
貴族たちが偉いのは分かるよ、だけどそれが誰の為にあるのかを理解しないといけない、学園長たちはそれを理解しています、だからすぐに対処してくれるそうです。
「伝統ある我が学園でそのような事をするとは・・・その国潰すかのう」
「いやいや学園長、そんなことしたら勿体ないですよ、相手が悪いんですから働いてもらいましょう」
ここは戦争が起きないようにする為の場所、いわば人質の収容所です、だからと言ってそれを表に出して滅ぼしてはいけません、ここは経済制裁で済ませるんです。
ここでしか手に入らない物は色々あります、それをしばらくその国に入荷させません、相手国は相当焦りその子たちを処罰します、そして今後そんな事が無いように対策をたてるでしょう。
「なるほどのう、それを阻止する為に金を積むかもしれんのだな」
「そうです、それが痛いと思えば、次に来る子たちはそんな事はしなくなる、でもそれだけでは駄目です、しっかりと他の国にも知らせます、何故なら次に来たその国の子たちはいじめの対象になるからです、そうならないフォローと他の国の警告にも使います」
人質とは色々な使い方があります、それを有効に使わない手はありません、お気づきかもしれませんが僕のコスは普通の魔法戦士のコスではありません、凄腕魔法使いにして知略の魔法士と言われてるキャラのモノになってるんだ、少しアクセサリーを変えて出来たから良かったね。
《ステータス》(コスプレ中)
【名前】遠藤竜(ハーミオ)
【年齢】16歳
【性別】女
【種族】ヒューマン
【職業】コスプレイヤー(知略の魔法使い)
【レベル】1(50)
【HP】100(5万)【MP】50(15万)
【力】100(1万)【防御】100(1万)
【素早さ】150(2万)【魔法抵抗】50(15万)
【魔法】
全属性レベル5
【スキル】
収納レベルMax
(杖レベル5)
(魔力操作レベル4)
裁縫レベル5
調理レベル3
【ユニークスキル】
コスプレ
永遠の16歳
不眠不休
不思議のダンジョンレベル3
《酒ダンジョン》
《野菜ダンジョン》
《肉ダンジョン》
【称号】
破滅のランナー・世界を越えたコスプレイヤー・お酒ダンジョン制覇者・魅了の笑顔・恐怖の笑顔・宣伝娘・お酒ダンジョン制覇者・お仕置き人・迷惑っ子・二つ名持ち・ドジっ子・野菜ダンジョン制覇者・闇のお仕置き人・最高の指導者・救済者・肉ダンジョン制覇者
僕がここで欲しいのは魔法糸の他にもあります、ここで魔法糸自体を要求してはいけないっとコスが言います、ここで必要なのは絶対的な自由です、服を自由に作るにはそれが必須です、自分もみんなも綺麗にかっこよくしたいんだよ。
「しかしやりすぎると問題じゃな、ここを他国が攻めて来るやもしれん」
学園長がニヤリとします、全然困ってないのがひと目で分かります、僕に魔法技術の向上を協力させたいんでしょうね、守る為の力なら協力すると約束しました、もちろんここの魔法技術を知る為です。
両方の利益になると学園長は喜びます、でもそれは僕の方が大きいです、魔法の糸の技術が分かるんですからね、最初に言わなかったのは渋られるからです、貰うだけだとその先は貰えません、協力関係になれば全部を教えて貰えます。
これでワイヤーを入れないでフワフワした服や、綿を入れないでモコモコ服が出来ます。
「今後が楽しみじゃな」
「そうですね・・・では僕はほんとにこれで失礼します」
「うむ、協力の方は頼むぞ、予定を組んだら連絡をする」
はい!っと返事をして僕は扉を開けました、まだ急げばミレーヌがいるかもしれません、教室に急ぐとそこには誰もいませんでした、仕方ないよねっと廊下をトボトボ歩いたんだよ。
「何処に行きますの?」
僕の後ろでそんな声がしました、振り向くとそこにはミレーヌがいたんだ、腕を組んでふんぞり返ってます、僕を待っていてくれたんだって嬉しくなったよ。
ミレーヌを探してたと笑顔を見せます、夕食には早かったので僕たちは二人でスイーツを食べに行きました、夕飯が食べれないほど食べてしまい、寮の夕飯を食べ損ねてしまったよ、でも楽しかった。
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