75 / 102
勉学のファイブステップ
75歩目 学園都市マージョル
しおりを挟む
「ようこそ魔法都市マージョルへ、どうぞお進みください」
僕たちは海を渡り、魔法学園都市マージョルに着き驚いています。
「すごいわねここ・・・門は素通りだし、箒や絨毯で飛んでる人が沢山よ」
イーシャが空を見上て驚いています、建物には歩いて入れる扉があるのは普通ですけど、それ以外にも屋根の上に扉があったりします、絨毯が入れる大きな窓で両開きの入り口です、沢山の荷物を乗せた絨毯が入って行くのが何度も見えました。
「まさに魔法都市だな、ここで商売をするとなると、かなり不利なんじゃないのか?」
アマンダが御者席から歩いている僕を見てきました、その意見に反論は出来ませんでしたよ、何せ道には車が走っているんです、かなり古めかしいけど、魔力で動かす技術があると言うのはすごいですよ。
「まぁ・・・ない物もきっとあるでしょ、兎に角商業ギルドに行こうか」
僕たちは中央広場に向かいました、建物は全部魔法レンガで建てられています、それもかなり強度が高いみたいでキラキラしていますね。
「でも・・・これはほんとにすごいや」
目的の場所に着き馬車を止めて僕は呟きます、目の前にはビルの様な高い商業ギルドがあるんです、見上げる限り20階はありそうですよ。
「ほんとね、他にも高い建物が多いけど、ここは更に高いわ」
「それによ、扉にノブがねぇぞ?どうやって開けるんだよ」
5段の階段を3つ上がった先に大きなガラス扉があります、でもアマンダの言う通り、何処にもドアノブが無いんです、僕は自動ドアだと思って見ていますよ、まさか異世界でそんな技術があるとは思いませんでした。
「まぁ無いならきっと勝手に開くんだよ、手前で止まってみよう」
僕が先頭で歩くと二人は後に続きます、そして扉が勝手に開いて二人が驚き声を出しました、誰もいないので良かったです、そして更に中に入り驚きですよ。
「扉が沢山あるわよアユム、これってどういう事?」
入り口近くは、狭いロビーになっていました、そこも他の商業ギルドと違います、その先には細い通路が続き分岐が幾つも見えます、その途中には扉が沢山見えるんです、僕たちが通路を見ていると、車の様に4個の車輪で走ってくる小さなロボットが奥からこちらに向かって来ます、容姿は前に戦ったモンスターのミニゴーレムです、1mくらいのサイコロみたいなやつなんですよ。
「あれって、ミニゴーレムよね?」
「きっと魔道具として作ったんだよ、車輪があるでしょイーシャ」
イーシャがゴーレムをよく見て頷いています、土魔法でゴーレムを作り魔道具化する凄い技術です、ほんとここはすごいですね。
「商業ギルドにどのようなご用件でしょうカ?」
「おお!?喋ったぞ!」
ゴーレム魔道具が喋るとアマンダが驚きました、僕が行商に来たと答えると、ロボットが180度回転し通路を進んで行きます、僕たちを案内してくれる様なので後に続きます。
「すごすぎねここ」
「そうだねイーシャ・・・でも、僕はちょっと嫌な予感がするよ」
僕のマップには人の点が見えます、でもその点は上の階に行かないとありません、つまりこの先には人は待っていないんですよ。
「こちらでお伺いします、商品をお出しくださイ」
何個かの扉を素通りして一つの個室に入ると、ロボットがテーブルの反対側に行き足が少し伸びました、そして目が4つになり商品を見る体勢になったんです。
「おいおい、こいつが商品を確かめるのか?」
「そうみたいだね、それじゃこれをお願い」
僕は嫌な感じがして、ちょっとテストをする事にしました、まずワインを年代別に5本並べてみます、ゴーレムから『ピピッ』っと音がして確認しているようでした、そして答えが返って来たんです。
「この2つのワインは古くて飲めませン、こちらもぎりぎりですのでお取り扱いできませン、こちらの1本だけは納品可能となります、よろしいですカ?」
ゴーレムの答えを聞きイーシャとアマンダが僕を見ました、僕はやっぱりって思っていますよ。
「ワインと言うのは年が経てばそれだけ美味しくなります、味の確認をしてください」
僕は説得の為に言いました、だけどゴーレムは「この2つのワインは古くて飲めませン、こちらもぎりぎりですのでお取り扱いできませン、こちらの1本だけは納品可能となります、よろしいですカ?」っと繰り返してきました。
「誰か味の分かる人を呼んでもらう事は出来ますか?って聞いてるんですけど」
「この2つのワインは古くて飲めませン、こちらもぎりぎりですのでお取り扱いできませン、こちらの1本だけは納品可能となります、よろしいですカ?」
質問を変えても同じ答えが返ってきます、僕たちは顔を見合ってしまいました。
「どうするよアユム」
「仕方ないから作ったばかりの年代の物だけ売ろう、それでお願いします」
「はい【ピピッ】それでは代金は500メローになりまス、個数はどれくらいでしょうカ?」
買取額を聞き、僕たちは顔を見合ってしまいました、さすがに安すぎです。
「ちょっと待ってください、さすがに安すぎですよ、僕たちは隣の国から来て運賃もあるんですよ」
「代金は500メローになりまス、個数はどれくらいでしょうカ?」
ゴーレムが再び繰り返します、アマンダがそれを聞いて遂に怒り出し、テーブルをたたき割りました。
「ふざけるなよ!」
「落ち着いてくださイ、怒っても代金は変わりませン、器物破損の代金は2000メローでス」
ゴーレムが口を開けて代金を要求してきます、それを見てアマンダが立ち上がり、僕を睨んできました。
「アユム!もうやめようぜ、このワインはドラルダで丹精込めて作ったもんだ、それをこんな安い値段で卸す必要はねぇよ」
「そうだね、僕もそう思うよ」
僕は2000メローをゴーレムの頭に乗せ部屋を出ました、ゴーレムは手を伸ばして口の中に銀貨を入れていましたね、ギルドを出た僕はため息が漏れます。
「まったく!しんじられねぇなこのギルド、何なんだよ!」
アマンダがかなり怒っています、イーシャも同じですよ、僕はどうしてなのかと問題を考えています。
「きっとデータでしか見てないんだ、僕たちは新参者だから係りの者は対応しない、商品も古いか新しいかで見て味とかは後回しなんだ・・・これはまいったね」
新鮮な物が美味しいのは分かります、でも少し寝かせた方がおいしい物もあります、それを説明も出来ないんじゃ説得も出来ません、僕たちはガッカリです。
仕方なく学園に向かう事を提案します、手続きを済ませて問題は後で落ち着いた場所で全部解決します、目的の学園はこの都市の北側のほとんどを使っています、その更に奥が王城です、入り口は中央広場から真っすぐ進んだ先にありました。
「でっかい門だな」
「こんなにおっきい必要ないよね?」
10mくらいの門を見上げてふたりが疑問を僕にぶつけてきました、僕に言われてもっと心の中で突っ込みます、ふたりには城を含めた門だし、象徴的な物だから大きい方が良いんじゃないかと説明しました、二人は首を傾げ「門番もいないのに?」とか疑問が解決できないまま先に見えるガラスの扉まで進みます、そこでまた二人が止まって一言です。
「ここもこの扉なんだな、もう驚かねぇぞ」
「さっき体験したものね、行くわよアマンダ」
アマンダがイーシャの顔を見ながら自身ありげです、二人は頷き僕よりも先に扉まで進んで自動で開きました、今度は驚かなかったと二人がドヤ顔になっています、でも僕はその先の床が変なのに気付いていますよ。
「これは動く歩道だろうね、二人は平気かな?」
僕のそんな心配をよそに、二人は気にしないで進み、床が動いたので体勢を崩して転んでしまいました、二人が何事だって顔して床を見てます、それでも勝手に進んで行きます。
「な、何だよこれ!?」
「ゆゆ、床が動いてるわ!?」
ふたりが床を触って確かめているので、僕はちょっと速足で追いつきました、怪我をしてないか聞いて二人は平気みたいです、子供は足を痛めたりしますから気を付けないとですね。
「アユム、これが何だか知ってるのか」
「似てるのを知ってるんだよアマンダ、これは自動で動く床だね、ゆっくり乗れば平気だから次は気を付けてね」
ふたりの手を引っ張って立たせてあげました、ふたりはフラフラとして怖がっています、床を踏んで確かめたりしてますね。
「くそーもう驚かねぇって言った先でこれかよ、この国アタシ嫌いだ」
「ワタシも好きになれそうもないわ」
嫌そうな顔をして僕の手を放しません、きっと怖いんです、便利な物が増えると初めての人は慣れるのに大変です、覚えてしまえばすごく便利なんだよって話したんだ。
「便利でもアタシは自分の足で歩くぞ、アユムだってその方が好きなんだろ?」
「まあね、ここの教師の仕事が終わるまでの辛抱だよ、みんなで頑張っていこう」
無理やりやる気を出して貰い、僕たちは教師の集まる部屋、職員室に入ったんだ、動く歩道を降りる時は、僕がふたりの手を取って誘導したのは言うまでもないよね。
僕たちは海を渡り、魔法学園都市マージョルに着き驚いています。
「すごいわねここ・・・門は素通りだし、箒や絨毯で飛んでる人が沢山よ」
イーシャが空を見上て驚いています、建物には歩いて入れる扉があるのは普通ですけど、それ以外にも屋根の上に扉があったりします、絨毯が入れる大きな窓で両開きの入り口です、沢山の荷物を乗せた絨毯が入って行くのが何度も見えました。
「まさに魔法都市だな、ここで商売をするとなると、かなり不利なんじゃないのか?」
アマンダが御者席から歩いている僕を見てきました、その意見に反論は出来ませんでしたよ、何せ道には車が走っているんです、かなり古めかしいけど、魔力で動かす技術があると言うのはすごいですよ。
「まぁ・・・ない物もきっとあるでしょ、兎に角商業ギルドに行こうか」
僕たちは中央広場に向かいました、建物は全部魔法レンガで建てられています、それもかなり強度が高いみたいでキラキラしていますね。
「でも・・・これはほんとにすごいや」
目的の場所に着き馬車を止めて僕は呟きます、目の前にはビルの様な高い商業ギルドがあるんです、見上げる限り20階はありそうですよ。
「ほんとね、他にも高い建物が多いけど、ここは更に高いわ」
「それによ、扉にノブがねぇぞ?どうやって開けるんだよ」
5段の階段を3つ上がった先に大きなガラス扉があります、でもアマンダの言う通り、何処にもドアノブが無いんです、僕は自動ドアだと思って見ていますよ、まさか異世界でそんな技術があるとは思いませんでした。
「まぁ無いならきっと勝手に開くんだよ、手前で止まってみよう」
僕が先頭で歩くと二人は後に続きます、そして扉が勝手に開いて二人が驚き声を出しました、誰もいないので良かったです、そして更に中に入り驚きですよ。
「扉が沢山あるわよアユム、これってどういう事?」
入り口近くは、狭いロビーになっていました、そこも他の商業ギルドと違います、その先には細い通路が続き分岐が幾つも見えます、その途中には扉が沢山見えるんです、僕たちが通路を見ていると、車の様に4個の車輪で走ってくる小さなロボットが奥からこちらに向かって来ます、容姿は前に戦ったモンスターのミニゴーレムです、1mくらいのサイコロみたいなやつなんですよ。
「あれって、ミニゴーレムよね?」
「きっと魔道具として作ったんだよ、車輪があるでしょイーシャ」
イーシャがゴーレムをよく見て頷いています、土魔法でゴーレムを作り魔道具化する凄い技術です、ほんとここはすごいですね。
「商業ギルドにどのようなご用件でしょうカ?」
「おお!?喋ったぞ!」
ゴーレム魔道具が喋るとアマンダが驚きました、僕が行商に来たと答えると、ロボットが180度回転し通路を進んで行きます、僕たちを案内してくれる様なので後に続きます。
「すごすぎねここ」
「そうだねイーシャ・・・でも、僕はちょっと嫌な予感がするよ」
僕のマップには人の点が見えます、でもその点は上の階に行かないとありません、つまりこの先には人は待っていないんですよ。
「こちらでお伺いします、商品をお出しくださイ」
何個かの扉を素通りして一つの個室に入ると、ロボットがテーブルの反対側に行き足が少し伸びました、そして目が4つになり商品を見る体勢になったんです。
「おいおい、こいつが商品を確かめるのか?」
「そうみたいだね、それじゃこれをお願い」
僕は嫌な感じがして、ちょっとテストをする事にしました、まずワインを年代別に5本並べてみます、ゴーレムから『ピピッ』っと音がして確認しているようでした、そして答えが返って来たんです。
「この2つのワインは古くて飲めませン、こちらもぎりぎりですのでお取り扱いできませン、こちらの1本だけは納品可能となります、よろしいですカ?」
ゴーレムの答えを聞きイーシャとアマンダが僕を見ました、僕はやっぱりって思っていますよ。
「ワインと言うのは年が経てばそれだけ美味しくなります、味の確認をしてください」
僕は説得の為に言いました、だけどゴーレムは「この2つのワインは古くて飲めませン、こちらもぎりぎりですのでお取り扱いできませン、こちらの1本だけは納品可能となります、よろしいですカ?」っと繰り返してきました。
「誰か味の分かる人を呼んでもらう事は出来ますか?って聞いてるんですけど」
「この2つのワインは古くて飲めませン、こちらもぎりぎりですのでお取り扱いできませン、こちらの1本だけは納品可能となります、よろしいですカ?」
質問を変えても同じ答えが返ってきます、僕たちは顔を見合ってしまいました。
「どうするよアユム」
「仕方ないから作ったばかりの年代の物だけ売ろう、それでお願いします」
「はい【ピピッ】それでは代金は500メローになりまス、個数はどれくらいでしょうカ?」
買取額を聞き、僕たちは顔を見合ってしまいました、さすがに安すぎです。
「ちょっと待ってください、さすがに安すぎですよ、僕たちは隣の国から来て運賃もあるんですよ」
「代金は500メローになりまス、個数はどれくらいでしょうカ?」
ゴーレムが再び繰り返します、アマンダがそれを聞いて遂に怒り出し、テーブルをたたき割りました。
「ふざけるなよ!」
「落ち着いてくださイ、怒っても代金は変わりませン、器物破損の代金は2000メローでス」
ゴーレムが口を開けて代金を要求してきます、それを見てアマンダが立ち上がり、僕を睨んできました。
「アユム!もうやめようぜ、このワインはドラルダで丹精込めて作ったもんだ、それをこんな安い値段で卸す必要はねぇよ」
「そうだね、僕もそう思うよ」
僕は2000メローをゴーレムの頭に乗せ部屋を出ました、ゴーレムは手を伸ばして口の中に銀貨を入れていましたね、ギルドを出た僕はため息が漏れます。
「まったく!しんじられねぇなこのギルド、何なんだよ!」
アマンダがかなり怒っています、イーシャも同じですよ、僕はどうしてなのかと問題を考えています。
「きっとデータでしか見てないんだ、僕たちは新参者だから係りの者は対応しない、商品も古いか新しいかで見て味とかは後回しなんだ・・・これはまいったね」
新鮮な物が美味しいのは分かります、でも少し寝かせた方がおいしい物もあります、それを説明も出来ないんじゃ説得も出来ません、僕たちはガッカリです。
仕方なく学園に向かう事を提案します、手続きを済ませて問題は後で落ち着いた場所で全部解決します、目的の学園はこの都市の北側のほとんどを使っています、その更に奥が王城です、入り口は中央広場から真っすぐ進んだ先にありました。
「でっかい門だな」
「こんなにおっきい必要ないよね?」
10mくらいの門を見上げてふたりが疑問を僕にぶつけてきました、僕に言われてもっと心の中で突っ込みます、ふたりには城を含めた門だし、象徴的な物だから大きい方が良いんじゃないかと説明しました、二人は首を傾げ「門番もいないのに?」とか疑問が解決できないまま先に見えるガラスの扉まで進みます、そこでまた二人が止まって一言です。
「ここもこの扉なんだな、もう驚かねぇぞ」
「さっき体験したものね、行くわよアマンダ」
アマンダがイーシャの顔を見ながら自身ありげです、二人は頷き僕よりも先に扉まで進んで自動で開きました、今度は驚かなかったと二人がドヤ顔になっています、でも僕はその先の床が変なのに気付いていますよ。
「これは動く歩道だろうね、二人は平気かな?」
僕のそんな心配をよそに、二人は気にしないで進み、床が動いたので体勢を崩して転んでしまいました、二人が何事だって顔して床を見てます、それでも勝手に進んで行きます。
「な、何だよこれ!?」
「ゆゆ、床が動いてるわ!?」
ふたりが床を触って確かめているので、僕はちょっと速足で追いつきました、怪我をしてないか聞いて二人は平気みたいです、子供は足を痛めたりしますから気を付けないとですね。
「アユム、これが何だか知ってるのか」
「似てるのを知ってるんだよアマンダ、これは自動で動く床だね、ゆっくり乗れば平気だから次は気を付けてね」
ふたりの手を引っ張って立たせてあげました、ふたりはフラフラとして怖がっています、床を踏んで確かめたりしてますね。
「くそーもう驚かねぇって言った先でこれかよ、この国アタシ嫌いだ」
「ワタシも好きになれそうもないわ」
嫌そうな顔をして僕の手を放しません、きっと怖いんです、便利な物が増えると初めての人は慣れるのに大変です、覚えてしまえばすごく便利なんだよって話したんだ。
「便利でもアタシは自分の足で歩くぞ、アユムだってその方が好きなんだろ?」
「まあね、ここの教師の仕事が終わるまでの辛抱だよ、みんなで頑張っていこう」
無理やりやる気を出して貰い、僕たちは教師の集まる部屋、職員室に入ったんだ、動く歩道を降りる時は、僕がふたりの手を取って誘導したのは言うまでもないよね。
0
あなたにおすすめの小説
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる