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勉学のファイブステップ
90歩目 チコの宅配便
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「今日の対象はとても楽しみだなぁ~」
ボクはチコ、マイマスターの手紙を運ぶゴーレムです、ローナって子供に手紙を運んだことから始まって色々な人に運んでいるんだ、昨日はティルバーナって人の所に行ったんだよ、今日はミケサって人の所に行くんだ、マスターは手紙をボクに渡す時、とても嬉しそうにしていたからボクも会うのがとても楽しみなんだ、昨日の人はとても怒っていたけど、今回はどうなるのかな。
「南東方向にすごく遠くって話だったのに、レーダーだともう南になってる、どうしてかな?」
上空で止まってボクは迷います、レーダーはマイマスターのスキルの性能が反映されてるんだよ、だから間違いはないんだ、昨日も旅をしているはずの女性を的確に見つけられたくらいだからね、手紙を読んで突然部屋を飛び出して行ったから追いかける事も出来たんだ、凄いよねマイマスター。
「レーダーは南の方だし、行ってみるのが良いよね」
当然って感じでボクは方向を変えるよ、前方の空に鳥のモンスターがいるけど、ボクのスピードには対応できないんだ、マイマスターの話ではオンソク?って空気の層を越えているからだって言ってたね。
羽を変化させ高速モードになってモンスターを横切りると、そのモンスターが風に巻き上げられて飛ばされちゃった、この形態だと目的地まで10分位で到着するんだ、南東でも20分を予定していたね、とても早い形態なんだよ。
「この森にいるんだね、どれどれ~・・・どうやら忙しい所に着いちゃったのかも」
上空で変形して普通の鳥型になって羽ばたきながら下を見ると、目的のミケサって人が耳の長いエルフって種族たちと言い争ってるのが見えたよ、ボクには武器は付いてないから戦いになったら困るね、ミケサって人は獣人でその後ろにも沢山の獣人さんがいます。
「イッショクソクハツって感じかな?帰ったらマイマスターに言って武器を付けれるようにカイリョウしてもらおうっと」
エルフさんたちも同じ位の数がいるね、きっと種族間の争いかもだよ、降りて行っていいのか判断する為に話し声の聞こえる距離まで近づく事にしたよ。
「あたいが言ってるんだよオベーリオ、もう一度人種族たちを信じておやりよ」
「ミケサ殿、いくら父上の旧友と言えどこればかりは譲れん、あなたも知ってるだろう、父上は信じたから奇襲され俺たちを逃がすために命を落とした」
木の上で聞いてると、戦いにはならなそうだってホッとしたよ、獣人さんとエルフさんから緊張は感じ取れなかったんだ、このまま口論で終わりそうだね。
「それも魔族の仕業だったのにかい?もう少し頭を働かせな!」
「それは分かっている、だが断る、俺たちが手を貸さないのが相手の策だったとしてもだ、俺には生き残った皆を守る義務があるんだよミケサ殿」
先頭のエルフさんが話を打ち切りそうな勢いだよ、ボクは話しが終わりそうで戦いにならないと分かったから、ミケサさんの前に降り立つ準備です、でもそのしぐさをエルフさんに感づかれ弓を向けられてしまったよ。
「撃たないでくださ~い、ボクは手紙を届けに来ただけですからね~」
ボクは翼を上げ敵意がない事を知らせふたりの前に降り立ったんだ、エルフさんは話しを聞かれて逃がすわけには行かないって怖いよ、他のエルフさんたちも指示を待ってる感じで急に怖くなったね、ボクを捕まえる為に魔法も詠唱してるよ、魔法に掛かるわけには行かないからボクは仕方なく宙に浮いたんだ、それに反応して魔法が放たれたけど、僕の速度が速くてみんな見失っているよ。
「な、なんというすばやさ!?やはり只者ではないなきさま!」
「止めてくださいよ、ボクは手紙をそこの人に届けに来ただけなんです、そちらのお話が済んでからと思って待っていただけなんですよ」
少し離れた地面に着地して、また同じ姿勢で説明したよ、エルフさんは弓を降ろしてくれないんだ、仕方ないから袋から手紙をゆっくり出して、これを届けに来たってミケサさんに差し出したんだ。
「マイマスターからですミケサさん、ボクは返事も持って帰りますから出来れば書いてあげてください、マイマスターはきっと喜びます」
「ギルドを通さず、あたいに手紙を寄こすなんて一体誰だい?・・・って、一人しかいないねこれは」
ボクを使っての手紙のやり取りは最近始めたと説明しました、ミケサさんは手紙を開けて中を読みだしたよ、エルフさんは弓を降ろして待ってくれてる。
「やっぱり!?あんたの主はアユムなんだね」
「はい」「アユムだと!?」
ボクの返事とエルフさんの驚いた声が重なりました、ボクはどうしたの?って振り向いたけど、どうやらエルフさんもマイマスターを知ってるみたいです、後ろのエルフたちもざわつき始めたね、獣人さんも何人かは同じですよ。
「なんだいオベーリオ、もしかしてアユムと会った事があるのかい?」
「ああ、俺の大切な妹の婚約者だ」
エルフさんの言葉にミケサさんはやれやれって感じで決闘したんだねって言ってます、エルフさんは頷いて手も足も出なかったと言いました、ボクが当然だよって思っていると、獣人さんの中からボクと同じ言葉を発した子供がいたよ、みんなマイマスターを知ってるんだね。
「アユムを知ってるんだなミケサ殿」
「そうだよ、あたいも娘たちもアユムに助けてもらった、だからもう一度人種族を信じようって力を貸してる、だからここに来たのさ」
獣人の子供たちがミケサさんにくっ付いているのを見て、エルフさんは考え込んでるね、ミケサさんはもう一押しだとボクを見てきた、手紙にも書いてあるから今が出す時だってことだね、ボクはマイマスターから荷物も預かってるんだよ、それを出して後押ししなさいって無言で言ってきてるんだ。
ボクは頷いて首元の袋から荷物を全部出したよ、昨日のティルバーナさんにも出した武器や防具と食料などの物資を沢山です。
「こんなものだよミケサさん」
山に積まれた荷物の上でボクが見下ろすと、ミケサさんが驚いて声が出ていません、ボクは出せって言われたから出したんだよ、どうしてって首を傾げちゃったよ。
「ま、まさかここまで大量だとはね、戦いに使ってほしいって手紙にはあったけど、ほんとに大きな戦いになりそうなんだね」
「はい、マイマスターもそう言ってたよ、でもこちらから攻めたらダメなんだ、出来るだけ遅らせてほしいとも言ってたね」
ミケサさんは手紙にも書いてあったと頷いてくれたよ、マイマスターは相手と話し合いをしようとしています、今その準備を始めていてその為の布石だね、こちらの人たちで知り合いに頼んで説得しています。
「分かったよ、それでオベーリオどうするんだい?」
ミケサさんが最後の一押しは効いたかなってオベーリオさんを見ると、驚いた顔から一変して真剣な顔をしていたよ、そして手を差し出してきたんだ。
「もちろんだミケサ殿、アユムがそう言うなら俺たちも手を貸そう、それがアユムに酷い態度を取った俺たちの償いだ」
握手を交わして皆さんから歓声が上がります、ボクは何だか胸の中が暖かくなった気がしたよ、マイマスターの名前を出しただけでここまで変わるなんてすごいよね。
「ミケサさん、手紙の返事もお願いします、マイマスターはとても楽しみにしているんです」
「もちろんだよ、娘たちも書くからちょっと待っておくれ」
「俺も書かせてくれ、妹は書いてくれないから心配で仕方ない」
しょんぼりしたオベーリオさんの提案を了承してボクは待ちます、他のエルフさんたちにもマイマスターたちの事を聞かれたのでお話をして時間を潰したよ。
手紙を首元の袋にしまい、ボクは皆さんにお別れを言います。
「手紙、確かにお預かりしました」
「ああ、頼んだよチコ、あたいたちは海に向かう、大陸の北方面は他の国が守っているから、あたいたちは真ん中辺りに砦を築く予定だよ、手紙にも書いたけどアユムにも伝えておくれ」
ミケサさんに頷いてボクは飛び立ちます、オベーリオさんの話では、森のモンスターたちも合流して海に向かうらしいです。
「沢山手紙を貰っちゃった、ティルバーナさんの時は他の女性たちは遠慮していたけど、もしかしてマイマスターって鈍感なのでしょうか?」
ボクは変な事を思いながら先を急ぎます、もちろんマイマスターには聞きません、ボクの思考回路がやめてあげてと言って来るんですよ。
ボクはチコ、マイマスターの手紙を運ぶゴーレムです、ローナって子供に手紙を運んだことから始まって色々な人に運んでいるんだ、昨日はティルバーナって人の所に行ったんだよ、今日はミケサって人の所に行くんだ、マスターは手紙をボクに渡す時、とても嬉しそうにしていたからボクも会うのがとても楽しみなんだ、昨日の人はとても怒っていたけど、今回はどうなるのかな。
「南東方向にすごく遠くって話だったのに、レーダーだともう南になってる、どうしてかな?」
上空で止まってボクは迷います、レーダーはマイマスターのスキルの性能が反映されてるんだよ、だから間違いはないんだ、昨日も旅をしているはずの女性を的確に見つけられたくらいだからね、手紙を読んで突然部屋を飛び出して行ったから追いかける事も出来たんだ、凄いよねマイマスター。
「レーダーは南の方だし、行ってみるのが良いよね」
当然って感じでボクは方向を変えるよ、前方の空に鳥のモンスターがいるけど、ボクのスピードには対応できないんだ、マイマスターの話ではオンソク?って空気の層を越えているからだって言ってたね。
羽を変化させ高速モードになってモンスターを横切りると、そのモンスターが風に巻き上げられて飛ばされちゃった、この形態だと目的地まで10分位で到着するんだ、南東でも20分を予定していたね、とても早い形態なんだよ。
「この森にいるんだね、どれどれ~・・・どうやら忙しい所に着いちゃったのかも」
上空で変形して普通の鳥型になって羽ばたきながら下を見ると、目的のミケサって人が耳の長いエルフって種族たちと言い争ってるのが見えたよ、ボクには武器は付いてないから戦いになったら困るね、ミケサって人は獣人でその後ろにも沢山の獣人さんがいます。
「イッショクソクハツって感じかな?帰ったらマイマスターに言って武器を付けれるようにカイリョウしてもらおうっと」
エルフさんたちも同じ位の数がいるね、きっと種族間の争いかもだよ、降りて行っていいのか判断する為に話し声の聞こえる距離まで近づく事にしたよ。
「あたいが言ってるんだよオベーリオ、もう一度人種族たちを信じておやりよ」
「ミケサ殿、いくら父上の旧友と言えどこればかりは譲れん、あなたも知ってるだろう、父上は信じたから奇襲され俺たちを逃がすために命を落とした」
木の上で聞いてると、戦いにはならなそうだってホッとしたよ、獣人さんとエルフさんから緊張は感じ取れなかったんだ、このまま口論で終わりそうだね。
「それも魔族の仕業だったのにかい?もう少し頭を働かせな!」
「それは分かっている、だが断る、俺たちが手を貸さないのが相手の策だったとしてもだ、俺には生き残った皆を守る義務があるんだよミケサ殿」
先頭のエルフさんが話を打ち切りそうな勢いだよ、ボクは話しが終わりそうで戦いにならないと分かったから、ミケサさんの前に降り立つ準備です、でもそのしぐさをエルフさんに感づかれ弓を向けられてしまったよ。
「撃たないでくださ~い、ボクは手紙を届けに来ただけですからね~」
ボクは翼を上げ敵意がない事を知らせふたりの前に降り立ったんだ、エルフさんは話しを聞かれて逃がすわけには行かないって怖いよ、他のエルフさんたちも指示を待ってる感じで急に怖くなったね、ボクを捕まえる為に魔法も詠唱してるよ、魔法に掛かるわけには行かないからボクは仕方なく宙に浮いたんだ、それに反応して魔法が放たれたけど、僕の速度が速くてみんな見失っているよ。
「な、なんというすばやさ!?やはり只者ではないなきさま!」
「止めてくださいよ、ボクは手紙をそこの人に届けに来ただけなんです、そちらのお話が済んでからと思って待っていただけなんですよ」
少し離れた地面に着地して、また同じ姿勢で説明したよ、エルフさんは弓を降ろしてくれないんだ、仕方ないから袋から手紙をゆっくり出して、これを届けに来たってミケサさんに差し出したんだ。
「マイマスターからですミケサさん、ボクは返事も持って帰りますから出来れば書いてあげてください、マイマスターはきっと喜びます」
「ギルドを通さず、あたいに手紙を寄こすなんて一体誰だい?・・・って、一人しかいないねこれは」
ボクを使っての手紙のやり取りは最近始めたと説明しました、ミケサさんは手紙を開けて中を読みだしたよ、エルフさんは弓を降ろして待ってくれてる。
「やっぱり!?あんたの主はアユムなんだね」
「はい」「アユムだと!?」
ボクの返事とエルフさんの驚いた声が重なりました、ボクはどうしたの?って振り向いたけど、どうやらエルフさんもマイマスターを知ってるみたいです、後ろのエルフたちもざわつき始めたね、獣人さんも何人かは同じですよ。
「なんだいオベーリオ、もしかしてアユムと会った事があるのかい?」
「ああ、俺の大切な妹の婚約者だ」
エルフさんの言葉にミケサさんはやれやれって感じで決闘したんだねって言ってます、エルフさんは頷いて手も足も出なかったと言いました、ボクが当然だよって思っていると、獣人さんの中からボクと同じ言葉を発した子供がいたよ、みんなマイマスターを知ってるんだね。
「アユムを知ってるんだなミケサ殿」
「そうだよ、あたいも娘たちもアユムに助けてもらった、だからもう一度人種族を信じようって力を貸してる、だからここに来たのさ」
獣人の子供たちがミケサさんにくっ付いているのを見て、エルフさんは考え込んでるね、ミケサさんはもう一押しだとボクを見てきた、手紙にも書いてあるから今が出す時だってことだね、ボクはマイマスターから荷物も預かってるんだよ、それを出して後押ししなさいって無言で言ってきてるんだ。
ボクは頷いて首元の袋から荷物を全部出したよ、昨日のティルバーナさんにも出した武器や防具と食料などの物資を沢山です。
「こんなものだよミケサさん」
山に積まれた荷物の上でボクが見下ろすと、ミケサさんが驚いて声が出ていません、ボクは出せって言われたから出したんだよ、どうしてって首を傾げちゃったよ。
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「はい、マイマスターもそう言ってたよ、でもこちらから攻めたらダメなんだ、出来るだけ遅らせてほしいとも言ってたね」
ミケサさんは手紙にも書いてあったと頷いてくれたよ、マイマスターは相手と話し合いをしようとしています、今その準備を始めていてその為の布石だね、こちらの人たちで知り合いに頼んで説得しています。
「分かったよ、それでオベーリオどうするんだい?」
ミケサさんが最後の一押しは効いたかなってオベーリオさんを見ると、驚いた顔から一変して真剣な顔をしていたよ、そして手を差し出してきたんだ。
「もちろんだミケサ殿、アユムがそう言うなら俺たちも手を貸そう、それがアユムに酷い態度を取った俺たちの償いだ」
握手を交わして皆さんから歓声が上がります、ボクは何だか胸の中が暖かくなった気がしたよ、マイマスターの名前を出しただけでここまで変わるなんてすごいよね。
「ミケサさん、手紙の返事もお願いします、マイマスターはとても楽しみにしているんです」
「もちろんだよ、娘たちも書くからちょっと待っておくれ」
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しょんぼりしたオベーリオさんの提案を了承してボクは待ちます、他のエルフさんたちにもマイマスターたちの事を聞かれたのでお話をして時間を潰したよ。
手紙を首元の袋にしまい、ボクは皆さんにお別れを言います。
「手紙、確かにお預かりしました」
「ああ、頼んだよチコ、あたいたちは海に向かう、大陸の北方面は他の国が守っているから、あたいたちは真ん中辺りに砦を築く予定だよ、手紙にも書いたけどアユムにも伝えておくれ」
ミケサさんに頷いてボクは飛び立ちます、オベーリオさんの話では、森のモンスターたちも合流して海に向かうらしいです。
「沢山手紙を貰っちゃった、ティルバーナさんの時は他の女性たちは遠慮していたけど、もしかしてマイマスターって鈍感なのでしょうか?」
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