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10章魔王
218話 俺たちの作戦会議
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兵士が俺たちの方を見て報告を止めているね。
クロイツ
「かまわんからそのまま説明しろ」
兵士
「はっ西の第2砦が落とされ、今第一砦に進軍しております」
クロイツ
「何!早すぎる、どういう事だ」
兵士
「魔族は鳥のように飛行してきております」
クロイツ
「そうか、まずいな・・・至急会議を開く、連絡をしろ」
兵士
「はっ」
執事
「畏まりました」
兵士と執事さんが部屋を出て行ったけど、そんな話を俺に聞かせて良かったのかな?
クロイツ
「すまんなケイイチ、慌ただしくしてしまって、これから急用が出来た失礼する」
俺たち以外が退出していった、深刻な顔をしながら。
ローディアナ
「ケイイチどうしよう」
ローナが慌てて俺の腕を掴んできた。
ケイイチ
「ローナ落ち着いて、王様は会議をするって言ってたから何か作戦を考えよう」
あのお兄様が考えていると思うけど、冒険者のゴルさんの強さを見るにキツイと思う。
ローディアナ
「でも敵は空から攻めてきてるわ、弓や魔法で対抗しないといけないけど砦を落とした速度から相当な数よ」
ん?戦技は使えないのかな、まあ飛ばすのは確かに難しいけど、とにかく対抗できる数が少ない状態で戦うとなると劣勢だね。
まあ、それならあれ使って一掃できそうだけど、俺はサーニャンを見ると頷いていた。
サーニャン
「マスターその方法しかないと思います」
ケイイチ
「そうかー出来れば戦闘には使いたくなかったけど、国の一大事だしね」
ローディアナ
「え!?何かいい方法があるの?」
俺はローナに説明した。
ローディアナ
「そ、それは、確かに有効ですね、でもいいの?ケイイチさっきも軍用はしてほしくなさそうだったじゃない」
世界のバランスが狂うから使いたくないんだよね、絶対勝ててしまうから、だから攻め手では使ってほしくない。
ケイイチ
「俺はさ、防衛には必要だと思ってるんだ、だからそれを使って攻め込むのは控えてほしいと伝えてくれるかな」
ローディアナ
「わ、私が会議に出るのですか?」
ケイイチ
「おそらく嫌でも出さされるよ、あのお兄様はこれを待ってたんだ」
俺は昨日の事を説明した。
ローディアナ
「そ、そんな!それがお父様に知れたら国家反逆罪になりますよ、国を危機にしたのですから」
そうなるよねーまあ情報が早く手に入ってもどうしようもなかったかもだけど。
ケイイチ
「うん、だからその情報とローナの持ってる、これを使って有利に作戦を決めてよ、これには俺たちも乗るからさ」
ローディアナ
「け、ケイイチたちも参加するのですか?」
ケイイチ
「そりゃそうさ、ローナにばかり負担をおわせないよ、一緒にがんばろう」
相手も自分たちより上空から攻撃されるとは思わないだろうね。
ローディアナ
「分かりました、ケイイチが付いていてくれるのです、こんな頼もしい事はありません」
そう言って俺に抱き着いてきた、俺はローナの背中を優しくトントン叩いて励ましたよ。
ローディアナ
「サラ、イーネたちを集めて事情を説明しておいて」
サラ
「畏まりました、姫様頑張ってください」
そう話をしていると侍女さんがノックをして入ってきた。
侍女A
「ローディアナ様国王様がお呼びです、至急会議室にお越しください」
来たね、俺はローナを離して激励して見送った。
ケイイチ
「さあ俺たちも戦闘の準備だね、部屋に行こう」
ミキ
「ええ、こんなことをするなんて許せないわ」
サーニャン
「きつくお灸をすえてやりましょうマスター」
俺たちは借りている部屋に着いて装備を出し、声が掛かるのを待った。
クロイツ
「かまわんからそのまま説明しろ」
兵士
「はっ西の第2砦が落とされ、今第一砦に進軍しております」
クロイツ
「何!早すぎる、どういう事だ」
兵士
「魔族は鳥のように飛行してきております」
クロイツ
「そうか、まずいな・・・至急会議を開く、連絡をしろ」
兵士
「はっ」
執事
「畏まりました」
兵士と執事さんが部屋を出て行ったけど、そんな話を俺に聞かせて良かったのかな?
クロイツ
「すまんなケイイチ、慌ただしくしてしまって、これから急用が出来た失礼する」
俺たち以外が退出していった、深刻な顔をしながら。
ローディアナ
「ケイイチどうしよう」
ローナが慌てて俺の腕を掴んできた。
ケイイチ
「ローナ落ち着いて、王様は会議をするって言ってたから何か作戦を考えよう」
あのお兄様が考えていると思うけど、冒険者のゴルさんの強さを見るにキツイと思う。
ローディアナ
「でも敵は空から攻めてきてるわ、弓や魔法で対抗しないといけないけど砦を落とした速度から相当な数よ」
ん?戦技は使えないのかな、まあ飛ばすのは確かに難しいけど、とにかく対抗できる数が少ない状態で戦うとなると劣勢だね。
まあ、それならあれ使って一掃できそうだけど、俺はサーニャンを見ると頷いていた。
サーニャン
「マスターその方法しかないと思います」
ケイイチ
「そうかー出来れば戦闘には使いたくなかったけど、国の一大事だしね」
ローディアナ
「え!?何かいい方法があるの?」
俺はローナに説明した。
ローディアナ
「そ、それは、確かに有効ですね、でもいいの?ケイイチさっきも軍用はしてほしくなさそうだったじゃない」
世界のバランスが狂うから使いたくないんだよね、絶対勝ててしまうから、だから攻め手では使ってほしくない。
ケイイチ
「俺はさ、防衛には必要だと思ってるんだ、だからそれを使って攻め込むのは控えてほしいと伝えてくれるかな」
ローディアナ
「わ、私が会議に出るのですか?」
ケイイチ
「おそらく嫌でも出さされるよ、あのお兄様はこれを待ってたんだ」
俺は昨日の事を説明した。
ローディアナ
「そ、そんな!それがお父様に知れたら国家反逆罪になりますよ、国を危機にしたのですから」
そうなるよねーまあ情報が早く手に入ってもどうしようもなかったかもだけど。
ケイイチ
「うん、だからその情報とローナの持ってる、これを使って有利に作戦を決めてよ、これには俺たちも乗るからさ」
ローディアナ
「け、ケイイチたちも参加するのですか?」
ケイイチ
「そりゃそうさ、ローナにばかり負担をおわせないよ、一緒にがんばろう」
相手も自分たちより上空から攻撃されるとは思わないだろうね。
ローディアナ
「分かりました、ケイイチが付いていてくれるのです、こんな頼もしい事はありません」
そう言って俺に抱き着いてきた、俺はローナの背中を優しくトントン叩いて励ましたよ。
ローディアナ
「サラ、イーネたちを集めて事情を説明しておいて」
サラ
「畏まりました、姫様頑張ってください」
そう話をしていると侍女さんがノックをして入ってきた。
侍女A
「ローディアナ様国王様がお呼びです、至急会議室にお越しください」
来たね、俺はローナを離して激励して見送った。
ケイイチ
「さあ俺たちも戦闘の準備だね、部屋に行こう」
ミキ
「ええ、こんなことをするなんて許せないわ」
サーニャン
「きつくお灸をすえてやりましょうマスター」
俺たちは借りている部屋に着いて装備を出し、声が掛かるのを待った。
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