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10章魔王
219話 王様たちの会議
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ローディアナです、私は今廊下を急いで走っています。
見張りの兵士
「どうぞ姫様、中で皆様がお待ちです」
会議室に着いて見張りの兵士が扉を開けてくれたので中に入りました。
クロイツ
「おおローナ来たか!すまんなケイイチと一緒にいたいだろうに呼び出してしまって」
会議に参加しているのは6つある騎士団の団長とお兄様の二人、アラディルとヒキディアです。
ヒキディア
「父上なぜローナを呼んだのですか⁉︎魔族との戦争ですよ、女の出る幕はありません」
私はヒキディア兄さんを睨みましたがすぐお父様に小声で助言をしましたわ。
アラディル
「そう言うなヒキディア、ローナも次期国王なのだ、こういったことを経験しておくのは必要だ」
ヒキディア
「必要ありません、それでこれからどうするのですか父上」
私を椅子に案内しながらお父様が作戦を話してくれました。
クロイツ
「ウム、今弓兵と魔法兵を集めている、王都前の平原で戦闘になるだろう」
流石はお父様です、今からでは西砦には着けませんからね、途中で戦うはめになり無駄に戦力を失うだけですものね。
ヒキディア
「な!西砦を捨てるのですか父上⁉︎」
クロイツ
「敵の進行が速すぎるのだ、このまま進軍すると森の中で戦闘になってしまう」
ヒキディア
「しかし砦を捨てたら西の守りが無くなりますよ」
ヒキディア兄さんが反論しています、何を言っいるのですか、普通の方法では今から行っても間に合わないのは誰でもわかります、問題はこれからです。
アラディル
「まあ落ち着けヒキディア、重要なのは王都を守ることだ、今回それもかなうかどうか」
アラディルお兄様策は?まさか無いなんて言いませんよね。
ヒキディア
「そ、そんな、他に方法はないのですか?」
方法はないのですかって、それを考えるのがこの会議に集まった意味なのですが、しばらく待ちましたがアラディルお兄様から何も出てこなかったです。
どうやらお父様の作戦で戦うだけのようです。
ローディアナ
「方法ならあります」
ヒキディア
「な!女のお前の作戦など」
クロイツ
「ヒキディア!少し黙れ、お前はさっきから反論するだけで話をかき回しておる、してローナよ話を聞こう」
ローディアナ
「ありがとうございますお父様、ケイイチから授かった魔道具ヒクウテイを使って上空から攻撃をします」
私以外が全員驚いています、お気持ちはすごく解ります。
クロイツ
「しかし前に見たが、あれには武装は着いていないし人数も乗れんだろう」
ローディアナ
「お父様が拝見した物より、大きな物をケイイチに譲っていただきました、武装も付いております」
クロイツ
「ほう!?そうなのか」
アラディル
「な!父上まさか⁉︎」
クロイツ
「ああ、ローナの策を使うぞ、アラディルとヒキディアは王都の前で軍を指揮しろ、ヒクウテイから苦れた者を殲滅しろ」
ヒキディア
「し、正気ですか父上、そんな訳の分からない物に王都の命運を任せるのですか」
クロイツ
「他に方法は無いさ、それに次期国王の力を見るいい機会だろう、なあアラディル」
お父様がアラディルお兄様を睨みながら言っています。
アラディル
「・・・父上の命のままに」
作戦とケイイチとの約束を説明し、話が決まったのでそれぞれ部屋を出ていきました。
アラディル
「(またケイイチか、くそ)」
お兄様が何かを言っていましたが小声で良く聞こえませんでした。
クロイツ
「ローナ平気か?」
ローディアナ
「ええ平気です、それにケイイチも付いていてくれます」
クロイツ
「そうか、あの者には助けられてばかりだな」
ローディアナ
「あの人は恩や借りだとは思ってませんわ、ただ自分の周りの者を救っているだけです」
そう、あの人は初めにあった時から変わりません。
ローディアナ
「では私も準備をしてまいります」
クロイツ
「ああ其方たちだけが頼りだ、よろしく頼む」
私はお父様に一礼して部屋を出ました。
見張りの兵士
「どうぞ姫様、中で皆様がお待ちです」
会議室に着いて見張りの兵士が扉を開けてくれたので中に入りました。
クロイツ
「おおローナ来たか!すまんなケイイチと一緒にいたいだろうに呼び出してしまって」
会議に参加しているのは6つある騎士団の団長とお兄様の二人、アラディルとヒキディアです。
ヒキディア
「父上なぜローナを呼んだのですか⁉︎魔族との戦争ですよ、女の出る幕はありません」
私はヒキディア兄さんを睨みましたがすぐお父様に小声で助言をしましたわ。
アラディル
「そう言うなヒキディア、ローナも次期国王なのだ、こういったことを経験しておくのは必要だ」
ヒキディア
「必要ありません、それでこれからどうするのですか父上」
私を椅子に案内しながらお父様が作戦を話してくれました。
クロイツ
「ウム、今弓兵と魔法兵を集めている、王都前の平原で戦闘になるだろう」
流石はお父様です、今からでは西砦には着けませんからね、途中で戦うはめになり無駄に戦力を失うだけですものね。
ヒキディア
「な!西砦を捨てるのですか父上⁉︎」
クロイツ
「敵の進行が速すぎるのだ、このまま進軍すると森の中で戦闘になってしまう」
ヒキディア
「しかし砦を捨てたら西の守りが無くなりますよ」
ヒキディア兄さんが反論しています、何を言っいるのですか、普通の方法では今から行っても間に合わないのは誰でもわかります、問題はこれからです。
アラディル
「まあ落ち着けヒキディア、重要なのは王都を守ることだ、今回それもかなうかどうか」
アラディルお兄様策は?まさか無いなんて言いませんよね。
ヒキディア
「そ、そんな、他に方法はないのですか?」
方法はないのですかって、それを考えるのがこの会議に集まった意味なのですが、しばらく待ちましたがアラディルお兄様から何も出てこなかったです。
どうやらお父様の作戦で戦うだけのようです。
ローディアナ
「方法ならあります」
ヒキディア
「な!女のお前の作戦など」
クロイツ
「ヒキディア!少し黙れ、お前はさっきから反論するだけで話をかき回しておる、してローナよ話を聞こう」
ローディアナ
「ありがとうございますお父様、ケイイチから授かった魔道具ヒクウテイを使って上空から攻撃をします」
私以外が全員驚いています、お気持ちはすごく解ります。
クロイツ
「しかし前に見たが、あれには武装は着いていないし人数も乗れんだろう」
ローディアナ
「お父様が拝見した物より、大きな物をケイイチに譲っていただきました、武装も付いております」
クロイツ
「ほう!?そうなのか」
アラディル
「な!父上まさか⁉︎」
クロイツ
「ああ、ローナの策を使うぞ、アラディルとヒキディアは王都の前で軍を指揮しろ、ヒクウテイから苦れた者を殲滅しろ」
ヒキディア
「し、正気ですか父上、そんな訳の分からない物に王都の命運を任せるのですか」
クロイツ
「他に方法は無いさ、それに次期国王の力を見るいい機会だろう、なあアラディル」
お父様がアラディルお兄様を睨みながら言っています。
アラディル
「・・・父上の命のままに」
作戦とケイイチとの約束を説明し、話が決まったのでそれぞれ部屋を出ていきました。
アラディル
「(またケイイチか、くそ)」
お兄様が何かを言っていましたが小声で良く聞こえませんでした。
クロイツ
「ローナ平気か?」
ローディアナ
「ええ平気です、それにケイイチも付いていてくれます」
クロイツ
「そうか、あの者には助けられてばかりだな」
ローディアナ
「あの人は恩や借りだとは思ってませんわ、ただ自分の周りの者を救っているだけです」
そう、あの人は初めにあった時から変わりません。
ローディアナ
「では私も準備をしてまいります」
クロイツ
「ああ其方たちだけが頼りだ、よろしく頼む」
私はお父様に一礼して部屋を出ました。
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