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最終章 終焉
375話 こっちでは
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俺たちはジェヴァットたちの所に転移した、もちろん嫁が増えたことは言わない、そう言ったら絶対言って来るもんね。
それと最近の事なんだけど、どうもケンがイーレに仲間以上の好意を持っているみたいなんだよね、イーレが俺に好意というか信仰じみた感じがあってなかなか言い出せないでいる感じなんだ。
恐らく今のままで告白をしたら断わられるだろう、どうにかしてあげたいんだよね、まあすぐってわけではないんだけどさ。
ケイイチ
「っと言うわけで東の魔王の所に行こうと思ってるんだ」
ジェヴァット
「なるほど、よし!我も同行しよう」
サイガ
「俺たちもだぞケイイチ、昨日までの兵士たちはつまらん者たちばかりだったからな、楽しくなってきた」
俺たちは飛空艇で移動することになった、まあ転移ではいけないからね、運転はミキがして方角をジェヴァットが指示している、俺はと言うと。
ケイイチ
「なぁケン、イーレの事だけどさ」
ケン
「またですかケイイチさん!分かってますって・・・それにここで言ったらフラグになりますよ」
ケイイチ
「そ、そうかな?・・・うん確かにそうだね、じゃあ帰ってから話合おうね」
何度か聞いたのだがいつも後にしましょうっと言ってきて進展がない、時間が解決してくれるかもしれないけど出来れば早めにしたいんだよね。
何故俺がケンを急かしているかと言うとイーレは俺の嫁の中には入れないと思っているからだ、イーレはミキたちに遠慮をしていると感じるからだ。
あの状態が改善されないとどうしても無理だ、俺がではなくイーレが幸せではないと思う。
学園大会の護衛時にみんなと仲良く出来るかなっと思っていたけど、それほど変わらなかったんだ。
ケイイチ
「出来ればケンとくっ付いてほしいんだけどなー」
ケンといる時のイーレはためらいが無く自然で楽しそうなんだ、きっとあの方が幸せだろう。
決して嫁を増やしたくないからではないよ、ほんとに。
ケファル
「ケイイチ殿、ちょっとよろしいでしょうか?」
俺がそんなことを考えているとケファルが話しかけてきた、珍しい事だけどなんだろうね。
ケイイチ
「どうしたの?」
ケファル
「いえ、そのですね・・・サイガの事でお話があるのです」
ケイイチ
「サイガが何かしたのかな?」
ケファルはずっとサイガと一緒だから何かするとすぐわかる、まあ監視のような物だからだけど、サイガよりも弱いからほんとは違うんじゃないかと俺は思っている。
俺がそう考えながら答えると何故かモジモジしだしたよ。
ケイイチ
「ケファルもしかしてサイガの事す」
ケファル
「だあぁー!言わないでください」
すごい速さで俺の口を塞ぎに来たね・・・なるほど、魔族は強い者に引かれるらしいからいつも一緒にいるケファルはサイガの事が好きになったと。
ケイイチ
「ジェヴァットには言ったのかい?」
ケファル
「いえまだです、主にはどう言っていいのかわからないのです」
ケイイチ
「まあ城を襲ってきた者だもんねサイガは」
ケファル
「はい、ですが動機は我々魔族と同調するところがあるのです、強い者と戦いたい、ただそれだけなのです」
まあ今でもそうだもんね、ケファルの話を詳しく聞いた。
俺と互角に戦いたくてジェヴァットに手合わせをしてもらいながら少しずつ強くなっていくサイガを見ていたら、いつの間にか好きになっていたそうだ。
ケファル
「どうしたらいいのか私にはわからないのです」
ケイイチ
「そうなのかい?」
聞く限り答えは決まっていると思うけど。
ケファル
「私は・・・サイガを好きです、ですが主も同じくらい大事なのです」
ケイイチ
「じゃあそれを伝えるかどうかだね?」
ケファル
「え!」
ケイイチ
「例えばジェヴァットにそれを教えた後サイガの監視役を解かれるのかな?」
ケファルが考え込んでいる、恐らくジェヴァットはケファルをサイガの監視として付けたわけではなく、教育係として付けたと思う。
ケファル
「いえきっとそうはならないと思います」
ケイイチ
「だよね、ケファルはサイガの教育係だもんね」
ケファル
「え!?」
ケファルが驚いている、やっぱり気付いていなかったね、普通に考えれば分かりそうなものなんだけどね。
ケファル
「でも私はサイガを監視していました」
ケイイチ
「ケファル、自分より強い者を監視しても意味ないでしょ、ジェヴァットは最初からサイガを敵とは思ってないんだよ」
ケファル
「じゃ、じゃあ私は」
ケファルが目に涙を浮かべている、これはどっちの涙なのかな?まあどっちでもいいか。
ケイイチ
「ジェヴァットに知らせてきなさい、きっと許してくれるよ、サイガに好きだと伝えるのはケファル次第だけどね」
ケファル
「は、はい!」
頭を撫でながらそう言ったら嬉しそうにジェヴァットの方に走って行った、後はサイガがどうするかだね。
ケイイチ
「さてどうなるんだろうねあの二人は」
サーニャン
「マスター到着したようです、行きましょう」
そんな話をしていたら東の魔王の城に着いたようだ。
それと最近の事なんだけど、どうもケンがイーレに仲間以上の好意を持っているみたいなんだよね、イーレが俺に好意というか信仰じみた感じがあってなかなか言い出せないでいる感じなんだ。
恐らく今のままで告白をしたら断わられるだろう、どうにかしてあげたいんだよね、まあすぐってわけではないんだけどさ。
ケイイチ
「っと言うわけで東の魔王の所に行こうと思ってるんだ」
ジェヴァット
「なるほど、よし!我も同行しよう」
サイガ
「俺たちもだぞケイイチ、昨日までの兵士たちはつまらん者たちばかりだったからな、楽しくなってきた」
俺たちは飛空艇で移動することになった、まあ転移ではいけないからね、運転はミキがして方角をジェヴァットが指示している、俺はと言うと。
ケイイチ
「なぁケン、イーレの事だけどさ」
ケン
「またですかケイイチさん!分かってますって・・・それにここで言ったらフラグになりますよ」
ケイイチ
「そ、そうかな?・・・うん確かにそうだね、じゃあ帰ってから話合おうね」
何度か聞いたのだがいつも後にしましょうっと言ってきて進展がない、時間が解決してくれるかもしれないけど出来れば早めにしたいんだよね。
何故俺がケンを急かしているかと言うとイーレは俺の嫁の中には入れないと思っているからだ、イーレはミキたちに遠慮をしていると感じるからだ。
あの状態が改善されないとどうしても無理だ、俺がではなくイーレが幸せではないと思う。
学園大会の護衛時にみんなと仲良く出来るかなっと思っていたけど、それほど変わらなかったんだ。
ケイイチ
「出来ればケンとくっ付いてほしいんだけどなー」
ケンといる時のイーレはためらいが無く自然で楽しそうなんだ、きっとあの方が幸せだろう。
決して嫁を増やしたくないからではないよ、ほんとに。
ケファル
「ケイイチ殿、ちょっとよろしいでしょうか?」
俺がそんなことを考えているとケファルが話しかけてきた、珍しい事だけどなんだろうね。
ケイイチ
「どうしたの?」
ケファル
「いえ、そのですね・・・サイガの事でお話があるのです」
ケイイチ
「サイガが何かしたのかな?」
ケファルはずっとサイガと一緒だから何かするとすぐわかる、まあ監視のような物だからだけど、サイガよりも弱いからほんとは違うんじゃないかと俺は思っている。
俺がそう考えながら答えると何故かモジモジしだしたよ。
ケイイチ
「ケファルもしかしてサイガの事す」
ケファル
「だあぁー!言わないでください」
すごい速さで俺の口を塞ぎに来たね・・・なるほど、魔族は強い者に引かれるらしいからいつも一緒にいるケファルはサイガの事が好きになったと。
ケイイチ
「ジェヴァットには言ったのかい?」
ケファル
「いえまだです、主にはどう言っていいのかわからないのです」
ケイイチ
「まあ城を襲ってきた者だもんねサイガは」
ケファル
「はい、ですが動機は我々魔族と同調するところがあるのです、強い者と戦いたい、ただそれだけなのです」
まあ今でもそうだもんね、ケファルの話を詳しく聞いた。
俺と互角に戦いたくてジェヴァットに手合わせをしてもらいながら少しずつ強くなっていくサイガを見ていたら、いつの間にか好きになっていたそうだ。
ケファル
「どうしたらいいのか私にはわからないのです」
ケイイチ
「そうなのかい?」
聞く限り答えは決まっていると思うけど。
ケファル
「私は・・・サイガを好きです、ですが主も同じくらい大事なのです」
ケイイチ
「じゃあそれを伝えるかどうかだね?」
ケファル
「え!」
ケイイチ
「例えばジェヴァットにそれを教えた後サイガの監視役を解かれるのかな?」
ケファルが考え込んでいる、恐らくジェヴァットはケファルをサイガの監視として付けたわけではなく、教育係として付けたと思う。
ケファル
「いえきっとそうはならないと思います」
ケイイチ
「だよね、ケファルはサイガの教育係だもんね」
ケファル
「え!?」
ケファルが驚いている、やっぱり気付いていなかったね、普通に考えれば分かりそうなものなんだけどね。
ケファル
「でも私はサイガを監視していました」
ケイイチ
「ケファル、自分より強い者を監視しても意味ないでしょ、ジェヴァットは最初からサイガを敵とは思ってないんだよ」
ケファル
「じゃ、じゃあ私は」
ケファルが目に涙を浮かべている、これはどっちの涙なのかな?まあどっちでもいいか。
ケイイチ
「ジェヴァットに知らせてきなさい、きっと許してくれるよ、サイガに好きだと伝えるのはケファル次第だけどね」
ケファル
「は、はい!」
頭を撫でながらそう言ったら嬉しそうにジェヴァットの方に走って行った、後はサイガがどうするかだね。
ケイイチ
「さてどうなるんだろうねあの二人は」
サーニャン
「マスター到着したようです、行きましょう」
そんな話をしていたら東の魔王の城に着いたようだ。
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