異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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最終章 終焉

363話 クーデター阻止

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ヴェルティナ
「いよいよ明日ですわ、サーラ準備はいいですわね」


どうもサーラです、クーデターが計画されている前日、ヴェルティナ様が言ってきました。

クーデター実行は領主会議が行われる日の深夜です。


サーラ
「もちろんですヴェルティナ様、ローディアナ様の部屋には分身を配置しましたし、国王様たちの寝室にも二人ずつ付けました」


私たちがヒキディアを拘束した後、国王様に進言しクーデターを計画しているのがアラディルであることを知らせました。

証拠もありその時捕まえても良かったのですが、国王様がどうせなら全員を捕まえようと実行される日まで待ちました。

そのおかげでローディアナ様やケイイチ様に付く者が増えアラディルに付く貴族は少数になっています、あの時拘束していたら大半の貴族がいなくなっていた事でしょう。

国王様は優秀なのですね、どうしてあの方からあの二人がって感じですけど、ローディアナ様とヴェルティナ様は優秀ですからあの人たちがダメなだけですね。


ヴェルティナ
「良いですわ、わたくしたちはアラディルの屋敷に行きますわよ」

サーラ
「はいヴェルティナ様」


私たちの他にも騎士団が関係していた貴族の屋敷に行く予定です。

これで向こうに付いていたすべての貴族が捕まるでしょう。


門番A
「そこで止まれ」


今回の門番は明らかに敵意を向けています、ヴェルティナ様もすでに臨戦態勢です。


ヴェルティナ
「クロイツ国王暗殺の容疑でアラディル・ド・クロイツを拘束しに来ましたわ、ここを開けなさい」

門番A
「申し訳ないがここを」

ヴェルティナ
「もういいですわ『スラッシュ』」

門番A
「ぐわぁぁー!」


ヴェルティナ様が門番が言い終わる前に戦技で門を壊し門番が吹っ飛んでいました、まぁお気持ちは分かります。


ヴェルティナ
「サーラ雑魚は任せましたわ、わたくしはアラディルを討ちますわ」

サーラ
「ヴェルティナ様気を付けてください、あの者は結構な使い手のはずです」

ヴェルティナ
「解っていますわ、楽しみですわね、ふっふっふ」


ヴェルティナ様が黒い笑顔で笑っています。

最近行われた騎士の大会を見れなくて怒っていましたからそれの発散をしたいのですね、わかります。


兵士A
「くらえー!」

サーラ
「遅いです『雷遁雷刀』」

兵士A
「ぎゃあー」


向かってくる兵士を雷の刀で切り付け倒していきました、うぅここも屋敷内なので大きな術が使えません、兵士の人外に出てくれませんかね。


兵士B
「くそ!おい援軍はいつ来るんだ」

兵士C
「そ、それがここにいるだけしかきません」

兵士B
「何だと・・・そうか城に行っているのか仕方ない行くぞ」


何やら兵士の人たちが口論をしていましたね、私はこのまま屋敷の中では戦いたくなかったので庭に出ました。


兵士B
「どうしたもう逃げないのか?」

兵士C
「ここなら20人で囲んで一斉に攻めれるぜ、行くぞ」


兵士の人が私を囲んでいます、私は今回ヴェルティナ様に分身を1人付けましたが私は1人なのです、囮と言う意味ですね。


サーラ
「良かったわ、じゃあ行くわよ『水遁水龍破』」

兵士10人
「「「ぐわぁぶぶぅぅ~」」」


私の忍術で半分の兵士が水に飲まれて行きました、もう!少しは避けるか耐えなさいよ。


兵士B
「な!なんだ今の魔法は、行くぞお前ら、はぁー!」


残りの兵士が切りかかってきました、さて何を試そうかな?


サーラ
「じゃああなたは体術ね、ほっ」

兵士B
「ぐふぉー」


私は兵士に一瞬で近づき顎に蹴りを入れ撃ちあげました、そうあの体術です・・・まあほんとにやったら死んでしまうので空中で連撃を当てて倒しました。


サーラ
「さあ次は何を試そうかな」

兵士C
「ヒ!」


残った兵士たちが震えながら怯えだしてしまいました。


サーラ
「何だかいじめてるみたいでやりにくいわね、もういいわ『木遁忍術拘束具』」


私は残った兵士を全て拘束して終わらせました、だってほんといじめてるみたいになっちゃったんだもん。

もう少し頑張ってほしかったけどしょうがないか。


サーラ
「ヴェルティナ様の方はっと・・・うん無事アラディルを倒したのね、まあグレイブ団長と同等の強さがありますからねヴェルティナ様は」


これでクーデターを阻止出来ましたね、ちなみにローディアナ様たちの寝室にも刺客が来ましたが音を立てないように意識を奪いました。
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