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3章 1年2学期
87話 学期末公表会
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「うぅ~緊張しますわ」
わたくしエマル・マルトークは、大講堂の大舞台に立っていますの。
公爵家のおふたりと並ぶとか、恐れ多くて変わって欲しいですわ。
「本来であるなら、あのお方が立っているはずですのに、どうしてですのよ?」
ええ分かっていますわ。
わたくしが派閥のトップだと言う事になっているからで、難易度がクラスで1番になったからですわ。
「すべてはあの方の為、そうわたくしはやらなければいけないのです」
わたくしは遠くの席で座っている彼を見たのですけど、メイドと楽しそうに話をしていますのよ。
普通下々とはあんな風に話す事はしませんが、彼を見ているとあれも良いものだと思う様になりましたわ。
「それではジャケン君のダンジョンから始めたいと思います。代表の騎士PTはジーナス君率いる疾風です。彼らはジャケン君のダンジョンを良く知っている常連で、今回なんと他に3PTが参加します。彼らは他のダンジョンに入っていましたが、優秀な生徒たちですよ」
司会の方がそう説明して始まってしまったのですわ。
1年の騎士たちは、わたくしたちダンジョンヒューマンの4倍の数がいますから、人数が増えるのは当然ではあります。
「普通科には他の授業もありますから、いつもは交代でダンジョンに入っていますが、毎日入る方もいるのですわ」
その違いは、優秀な騎士たちに区切られるわけではなく、単にやりたくないだけですの。
将来困っても知りませんが、今は強力な戦力ですわ。
「ジャケン様の部下、ケーニットさんの騎士たちが入っていますわね。わたくしの出した論文が公表されれば、ダンジョンが飛躍的に良くなります、この人選を事前に用意するのはさすがですわ」
わたくしは自分で言ってて納得していませんの。これも彼が出すべきだと思っていますのよ。
昇格は間違いないのに、それをわたくしの様な弱輩者に譲ってくれた。
「あれが無ければ、わたくしは家から見放されていたかもしれませんわ。あんな事をしたわたくしに慈悲を与えてくれた、だからわたくしはここに立つのです」
アレシャス様の望むままに、それがわたくしたちの償いなのです。
本来ダンジョンに複数のPTを入れるのは、早くて3年生の2学期からで、わたくしたちのお抱え騎士たちはまだまだ弱く、その為の大人数許可でもありました。
「この流れがアレシャス様の予定通りと言うのが恐ろしいですが、おかげで最後まで行けますわね」
わたくしはアレシャス様の騎士たちもお借りする事が出来ましたから、きっと行けると信じていますわ。
「でも、アレシャス様の昇格はしてほしい所ですわね。アレシャス様はこの国に必要なお方ですから、内緒で推薦したいですわね」
その為にも、この好評会で1位を取り、3学期の学園祭で論文を発表をするのですわ。その時、わたくしはほんとの伯爵としての地位を得る。
結婚の為にも、そこでアレシャス様の昇格を推薦しますわよ。
「いえ、この際ですから、爵位関係なく結婚も考えた方が良いかもしれませんわね」
彼の子供は絶対優秀で、きっとかわいらしいはずなのです。
ですから必ず推薦したい、しかし結婚は優秀であるかで制限されますの。優秀でなければ彼とは結婚できない。
「今はわたくしの方が優秀と逆の状態ですけど、その為にもこの大会は優勝しますわ」
わたくしの騎士たちに、とても熱い視線を送りましたわ。必ず最後まで進み倒して貰わなければいけませんのよ。
「っと、そんな事考えてる場合ではなかったですわ、ジャケン様の改造されたダンジョンを見なくては」
司会の方はすでに解説をしていて、まだ序盤なのにも関わらず、ゴブリンキングが出現したと、観客席から歓声が上がっていますわ。
「あの部屋は小ですわね、となると・・・これは確実に知られましたわね」
キングと戦っているのが見え、わたくしはアレシャス様の方を見ると、なんとま涼しい顔をして応援しています。
やはり論文を先生に渡したのはまずかったと、わたくしはため息ですわ。情報が漏洩するのは目に見えていたのです、ほんとに良かったのですかと大声で叫びたいですわね。
「だから、あの論文を出すのには反対でしたのよ。通路は直線を使わないようにすると難易度が上がり、更に階層の最後に休憩部屋と中ボス部屋を隣接させて設置する。そうするとモンスターが1段階上がり、合わせると2段階上がる」
これを見越して、アレシャス様は論文にある設置方法を盛り込みましたが、さすがと思いましたわね。
「まぁ誰も思いませんわよね、中ボスが1体召喚ではなく10体召喚で、費用が全然掛かっていないなんて」
その方法だけは世間には公表しませんの。それに、派閥間でも使う事はありません。
トップの方が秘匿するほどの事、それを皆で使ってそれぞれの実力を上げた、凄い方なのです。
「ジャケン様ですら、最後のモンスターは1体召喚。論文に書いたからですが、それにしても論文通りですわね」
最後のモンスターも、進化で到達しないハイエンダだから分かりましたが、あれにもちゃんと理由があり、ジャケン様の視線がそれを伝えていますわ。
「アレシャス様に出て来いと言ってるのですね。分かりますわその気持ち」
一番強い方が後方に下がってしまったから、彼と戦いたいのですわ。
わたくしもダンジョンを改造して、そんな気分になっていました。わたくしももう一度アレシャス様と戦いたいですわ。
「でも、それはもうないのかもしれませんわね・・・それにしても、さすがジャケン様の派閥の騎士たちですわね」
司会の人も「これはすごい!」の連発ですわ。
わたくしも同意見でうなずいていますわよ。本来3年生で行われる光景で、大人数での戦闘が見られ迫力が違いますの。
「そして、だからこそすべての学年が見に来ている。ほんとにアレシャス様には出てほしいですわね」
ハイエンダのモンスターを生む方法は、それだけ魅力的なのです。
長年研究され、不可能と言われてきた事ですから当然です。
「っと、言ってる間にもう中ボス前ですわね。やはりと言いますか、さすがの迫力ですわ」
司会の方も、中ボスの存在を大々的に告げましたわ。
相手はデスアーミーゴブリン、両手に斧を持った5m級のモンスターですわ。
「4つのPTが相手ですが、一筋縄ではいきませんわよ」
そう言っている間に、中ボスであるアーミーゴブリンと戦闘が始まりましたの。
4PTで戦ってやっと倒せるかどうか、観客も司会の解説を聞いて応援に力が入ります。
「未熟な1年生のPTですから仕方ありませんわね」
戦いは、30分と言う長期戦になり、3PTが会場に戻って来ると、拍手を貰って司会の方にお話を持ち掛けられます。
そして戦いは大詰めを迎え、残ったのはジーナスさんの率いる疾風だけとなりましたわ。
「これで、上級生たちも中ボスを使って来るのですわね。論文はわたくしが発表しますが、騎士たちは付いてこれるのか問題ですわね」
4PTでギリギリの戦いをしていては次はまず勝てない。アレシャス様は次の事を言いませんが、わたくしでもわかりますわよ。
次はボス部屋が使えるようになる。それがなされれば、5PTでも足りないですわ。
「アレシャス様のおかげでプラチナソードを装備し、更には他の装備も充実した。それなのにも関わらずこれですから、騎士たちにはもっと強くなってもらわなければいけません」
戦いが終わろうとしていて、誰もが注目する中、わたくしはただ一点を見ています。
そこには余裕のアレシャス様がいて、彼もまた拍手をしていますわ。
あの余裕な顔を見て確信していますの、ボス部屋を設置する準備は順調に進んでいて、わたくしが心配する事は無いのですわ。
「ボス部屋の設置なんて、中ボス部屋同様、解明が困難で不可能と言われてきました。ですが、これをきっかけに試行錯誤されることでしょうが、アレシャス様以外には不可能ですわよね」
そう思いながら、わたくしは彼の派閥に入れて良かったと感謝しましたわ。この大会が終わったら、しっかりと謝らなくてはいけません。
わたくしがそんなことを考えていると、PT疾風が会場の拍手で迎えられましたわ。次はケリー様のダンジョンですわね。
わたくしエマル・マルトークは、大講堂の大舞台に立っていますの。
公爵家のおふたりと並ぶとか、恐れ多くて変わって欲しいですわ。
「本来であるなら、あのお方が立っているはずですのに、どうしてですのよ?」
ええ分かっていますわ。
わたくしが派閥のトップだと言う事になっているからで、難易度がクラスで1番になったからですわ。
「すべてはあの方の為、そうわたくしはやらなければいけないのです」
わたくしは遠くの席で座っている彼を見たのですけど、メイドと楽しそうに話をしていますのよ。
普通下々とはあんな風に話す事はしませんが、彼を見ているとあれも良いものだと思う様になりましたわ。
「それではジャケン君のダンジョンから始めたいと思います。代表の騎士PTはジーナス君率いる疾風です。彼らはジャケン君のダンジョンを良く知っている常連で、今回なんと他に3PTが参加します。彼らは他のダンジョンに入っていましたが、優秀な生徒たちですよ」
司会の方がそう説明して始まってしまったのですわ。
1年の騎士たちは、わたくしたちダンジョンヒューマンの4倍の数がいますから、人数が増えるのは当然ではあります。
「普通科には他の授業もありますから、いつもは交代でダンジョンに入っていますが、毎日入る方もいるのですわ」
その違いは、優秀な騎士たちに区切られるわけではなく、単にやりたくないだけですの。
将来困っても知りませんが、今は強力な戦力ですわ。
「ジャケン様の部下、ケーニットさんの騎士たちが入っていますわね。わたくしの出した論文が公表されれば、ダンジョンが飛躍的に良くなります、この人選を事前に用意するのはさすがですわ」
わたくしは自分で言ってて納得していませんの。これも彼が出すべきだと思っていますのよ。
昇格は間違いないのに、それをわたくしの様な弱輩者に譲ってくれた。
「あれが無ければ、わたくしは家から見放されていたかもしれませんわ。あんな事をしたわたくしに慈悲を与えてくれた、だからわたくしはここに立つのです」
アレシャス様の望むままに、それがわたくしたちの償いなのです。
本来ダンジョンに複数のPTを入れるのは、早くて3年生の2学期からで、わたくしたちのお抱え騎士たちはまだまだ弱く、その為の大人数許可でもありました。
「この流れがアレシャス様の予定通りと言うのが恐ろしいですが、おかげで最後まで行けますわね」
わたくしはアレシャス様の騎士たちもお借りする事が出来ましたから、きっと行けると信じていますわ。
「でも、アレシャス様の昇格はしてほしい所ですわね。アレシャス様はこの国に必要なお方ですから、内緒で推薦したいですわね」
その為にも、この好評会で1位を取り、3学期の学園祭で論文を発表をするのですわ。その時、わたくしはほんとの伯爵としての地位を得る。
結婚の為にも、そこでアレシャス様の昇格を推薦しますわよ。
「いえ、この際ですから、爵位関係なく結婚も考えた方が良いかもしれませんわね」
彼の子供は絶対優秀で、きっとかわいらしいはずなのです。
ですから必ず推薦したい、しかし結婚は優秀であるかで制限されますの。優秀でなければ彼とは結婚できない。
「今はわたくしの方が優秀と逆の状態ですけど、その為にもこの大会は優勝しますわ」
わたくしの騎士たちに、とても熱い視線を送りましたわ。必ず最後まで進み倒して貰わなければいけませんのよ。
「っと、そんな事考えてる場合ではなかったですわ、ジャケン様の改造されたダンジョンを見なくては」
司会の方はすでに解説をしていて、まだ序盤なのにも関わらず、ゴブリンキングが出現したと、観客席から歓声が上がっていますわ。
「あの部屋は小ですわね、となると・・・これは確実に知られましたわね」
キングと戦っているのが見え、わたくしはアレシャス様の方を見ると、なんとま涼しい顔をして応援しています。
やはり論文を先生に渡したのはまずかったと、わたくしはため息ですわ。情報が漏洩するのは目に見えていたのです、ほんとに良かったのですかと大声で叫びたいですわね。
「だから、あの論文を出すのには反対でしたのよ。通路は直線を使わないようにすると難易度が上がり、更に階層の最後に休憩部屋と中ボス部屋を隣接させて設置する。そうするとモンスターが1段階上がり、合わせると2段階上がる」
これを見越して、アレシャス様は論文にある設置方法を盛り込みましたが、さすがと思いましたわね。
「まぁ誰も思いませんわよね、中ボスが1体召喚ではなく10体召喚で、費用が全然掛かっていないなんて」
その方法だけは世間には公表しませんの。それに、派閥間でも使う事はありません。
トップの方が秘匿するほどの事、それを皆で使ってそれぞれの実力を上げた、凄い方なのです。
「ジャケン様ですら、最後のモンスターは1体召喚。論文に書いたからですが、それにしても論文通りですわね」
最後のモンスターも、進化で到達しないハイエンダだから分かりましたが、あれにもちゃんと理由があり、ジャケン様の視線がそれを伝えていますわ。
「アレシャス様に出て来いと言ってるのですね。分かりますわその気持ち」
一番強い方が後方に下がってしまったから、彼と戦いたいのですわ。
わたくしもダンジョンを改造して、そんな気分になっていました。わたくしももう一度アレシャス様と戦いたいですわ。
「でも、それはもうないのかもしれませんわね・・・それにしても、さすがジャケン様の派閥の騎士たちですわね」
司会の人も「これはすごい!」の連発ですわ。
わたくしも同意見でうなずいていますわよ。本来3年生で行われる光景で、大人数での戦闘が見られ迫力が違いますの。
「そして、だからこそすべての学年が見に来ている。ほんとにアレシャス様には出てほしいですわね」
ハイエンダのモンスターを生む方法は、それだけ魅力的なのです。
長年研究され、不可能と言われてきた事ですから当然です。
「っと、言ってる間にもう中ボス前ですわね。やはりと言いますか、さすがの迫力ですわ」
司会の方も、中ボスの存在を大々的に告げましたわ。
相手はデスアーミーゴブリン、両手に斧を持った5m級のモンスターですわ。
「4つのPTが相手ですが、一筋縄ではいきませんわよ」
そう言っている間に、中ボスであるアーミーゴブリンと戦闘が始まりましたの。
4PTで戦ってやっと倒せるかどうか、観客も司会の解説を聞いて応援に力が入ります。
「未熟な1年生のPTですから仕方ありませんわね」
戦いは、30分と言う長期戦になり、3PTが会場に戻って来ると、拍手を貰って司会の方にお話を持ち掛けられます。
そして戦いは大詰めを迎え、残ったのはジーナスさんの率いる疾風だけとなりましたわ。
「これで、上級生たちも中ボスを使って来るのですわね。論文はわたくしが発表しますが、騎士たちは付いてこれるのか問題ですわね」
4PTでギリギリの戦いをしていては次はまず勝てない。アレシャス様は次の事を言いませんが、わたくしでもわかりますわよ。
次はボス部屋が使えるようになる。それがなされれば、5PTでも足りないですわ。
「アレシャス様のおかげでプラチナソードを装備し、更には他の装備も充実した。それなのにも関わらずこれですから、騎士たちにはもっと強くなってもらわなければいけません」
戦いが終わろうとしていて、誰もが注目する中、わたくしはただ一点を見ています。
そこには余裕のアレシャス様がいて、彼もまた拍手をしていますわ。
あの余裕な顔を見て確信していますの、ボス部屋を設置する準備は順調に進んでいて、わたくしが心配する事は無いのですわ。
「ボス部屋の設置なんて、中ボス部屋同様、解明が困難で不可能と言われてきました。ですが、これをきっかけに試行錯誤されることでしょうが、アレシャス様以外には不可能ですわよね」
そう思いながら、わたくしは彼の派閥に入れて良かったと感謝しましたわ。この大会が終わったら、しっかりと謝らなくてはいけません。
わたくしがそんなことを考えていると、PT疾風が会場の拍手で迎えられましたわ。次はケリー様のダンジョンですわね。
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