1000年生きてる気功の達人異世界に行って神になる

まったりー

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4章 活発

閑話 勇者利用される

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「ほらほら来いよお前ら!」


俺はマサト、今新しい魔導巨神で戦闘訓練をしている、前のジンって機体よりもかなり動きが良い。


「待てよマサト、まだこのシンジンになれてないんだ、良くそんなに動かせるな」


新しい機体はシンジンっていうんだ、この世界で神の騎士の名前らしい。


「同じだと思うがな、ツヨシは考え過ぎなんだよ、ラグがあるからってそれを考えながらじゃなくていいじゃないか」


この機体は思った通りに動いてくれる、そう考えると前のシンは少し鈍かったかもしれない、ジンの時の感覚が抜けないと変な感じになるんだ、俺も感じていたが行動時少し短めに動かすとうまく操作できるようになった。


「ちぇっまあいいか、そろそろやめようぜ」


俺とツヨシは4時間ずっと訓練をしてるからな、ほかの二人は早々に訓練をやめていた、最近のあいつらは女遊びをしすぎだ、いくら何人でもいいとはいえこれではだめだ、だがあいつらはあいつらだ俺は今が楽しい、何せこれはロボットを動かしているのと同じだ、まるで漫画の主人公じゃないか、まぁ勇者もそうだがそんな状態なのにほかにかまっている場合じゃないよな、楽しいことをしていたいんだ。


「ま、マサト様大変です!」


俺たちが休憩しているとカルマが慌てて走ってきた、こんなに慌てているなんて珍しいな。


「どうしたんだカルマ?」


「裏切りです、同盟国がどうしてか攻めてきて砦が落とされました」


急な話だな、カルマの話では同盟国間の砦だったから兵をそれほど配備していなかったそうだ、まぁ今は魔王との戦いに備えてるからな、そっちに兵力を送ってるから何処かは薄くなるって事だな。


「それにしてもなんで裏切ったんだ?」


「そ、それが、いつになったら魔王を討伐するんだと注意を受けていたのです、ですが今はシンジンの訓練もありますし準備をしていると押さえていました、それが待てなくなったのでしょう」


なんとも身勝手ないことだな、俺たちがやられたらもうお終いなのに、まぁしょうがないか。


「カルマは俺たちに出ろって言いたいんだよな?」


「申し訳ありませんツヨシ様、我々で対処したいのですが兵士は魔王両側にほとんど配備しているので直ぐにはいけません、皆様に対処して頂くのが一番被害が少なくて済むんです、魔王との戦いを前にしているというのにこんな事を頼んでしまって心苦しいのですが、どうかお願いします」


カルマが頭を深く下げてきた、俺たちにシンジンを優遇してくれているんだそれ位は働くさ。


「ツヨシ行きたくないのか?」


「そうは言ってねぇよマサト、魔王を倒すには必要なことなんだろ、行くさ」


そして俺たち4人で1つの砦を落とし、その先にある国も俺たちの後に続いた兵士が占領した、それも簡単にだ。

シンジンがすごいんだ、前のジンだったら無理だっただろう、ジンでも数がいれば行けるだろうがそれほど作れないらしい。


「お疲れさまでしたマサト様」


「カルマ・・・これで良かったんだよな」


エヴェレルトに帰ってきてカルマに問いかけた、俺は手が震えて止まらないんだ人を殺めてしまったと後悔なのか自分でも分からないが止まらない、こんなに自分が動揺するとは思わなかったよ、だが俺は正しいんだよ、こうしないと魔王は倒せないしこの国も救えない、そう言い聞かせてるんだがどうしても震える。


「もちろんにございます、ありがとうございましたマサト様、あとは私たちにお任せください」


カルマの言葉を聞いて俺の心は少しだけ楽になった、そうだよな先に裏切ったのは向こうだ、少し待てば魔王を倒せるんだ、そうすれば平和になるのに裏切った。


「なぁカルマどうしてあの国は裏切ったんだ」


「おそらく魔王の恐怖に耐えられなかったのでしょう、マサト様の気にすることではございません、ゆっくりお休みください」


カルマが言うには砦を襲い魔導巨神を奪い取ろうとしたそうだ、そしてそれを使いこの国を攻め最終的には魔王を討伐する作戦だったらしい。


「そうか・・・わかった俺は休ませてもらうよ」


そんなことをすれば魔王討伐は余計遅れる、そんなこともわからないなんてな。


「そうしてくださいマサト様、姫様の所に行ってはどうですか?とてもご心配していましたよ」


「そうだな、そうするよカルマ」


カルマに言われ俺は癒されに行った、嫌な事は忘れるにかぎるいつまでも考えてたら疲れるだけだ。


「ふぅ・・・予定通りだな」


「はっ多少損害が出ましたが許容範囲内です」


「よくやった至急生産に入れ、国一つならかなりの量出来上がるだろう、良いな王都以外では集めるだけだ知られるわけにはいかんからな、出来るだけ殺すなよ」


俺が姫に癒されている間そんな会話がされていることを俺は知らなかった、そして1月くらい経つと魔導巨神ジンが多く作られるようになっていった。




「マサト様おはようございます」


それからまた数日経ってカルマが朝の食事中に面会に来た、カルマも忙しくしていてあまり会わないんだ、カルマはかなり優秀だからな。


「おはようカルマ、何か朗報かな?」


食事中に入ってきたんだ、何かの報告だろう、そして顔を見るに明るいからいい事でもあったと分かる。


「はいマサト様、ついに魔王の四天王と戦いますよろしいですね」


あれから裏切る国はいなかった、良かったよあれはさすがに辛い、そしていよいよ魔王討伐の第一歩だ。


「ああ俺たちもレベルを上げたしな、だがシンジンがあるからな余裕だろ、なぁツヨシ」


「おうよ!今なら魔王だって倒せるさ、なんだったら四天王を倒した後すぐに行くかな」


ツヨシがそう言って笑っている、俺もそれくらいの自信があるよ、カルマのことだから承認しないだろうけどな。


「頼もしいですね、ですが油断はいけません、あなた様方にもしもの事があれば世界は終わりなのですからね、それに皆さんを待っている人もいるでしょ?」


そう言われ俺はティキーナの顔が浮かんだ、確かに悲しい思いはさせられないな。


「分かってるよ、だが魔王本人じゃないんだ、こんなところで躓いてられないだろ」


「さすがマサト様です、私はいけませんがジンを数機付けさせていただきます、それと遅れることになりましが兵士も後から向かいます、皆さまは十分に準備を整え昼に出立する予定です、よろしくお願いします」


俺たちは愛する者に別れを告げ予定通りシンジンに乗って出発した、この機体なら数日で討伐し帰ってこれる、普通なら何か月も旅をしないといけないんだが楽でいいなよ。


「マサトあの城がそうなのか?普通の城だな」


「そうだぞツヨシ、ゲームじゃないからな作りは同じなんだろう、じゃあ行くか」


こうして俺たちは四天王の城を落としに掛かった、予想よりもあっさりと倒せたのは驚いたジンが10機いたのが良かったのかもな、これなら魔王も余裕かもしれない。
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