別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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1章 現実

7話 ヘトヘトな夕食会

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他の生徒もメイドも戻ってきていて、全員がその場に座り込んで息を切らせていました。


「みんなお疲れね」
「これが戦いなんだな、大変だ」
「大和先生、まだまだ甘いんですからね、これからはもっと大変ですよ」
「そ、そうだよな・・・堀口さん、ワタシは頑張るよ」


1レベルしか上がってないし、もらった景品も使った武器とスライムの欠片だけでした。
とはいえ、ポイントは10組分(1万P)も得られて、これなら全然プラスだと思って疲れなんて私は感じませんでした。


「っていうか堀口さん、時間が経ってないんだけど」
「ああ、そういえば言ってなかったわね水瀬さん、向こうとこちらでは時間の流れが違うのよ」
「そ、そうなの!」
「ええ、正確には30分の1になっているわ」


つまり、1ゲーム1分で遊べるという事で、これがゲームとして世間に出そうと思ったきっかけでした。
みんなに楽しんでほしいというのもありましたけど、ゲームの仕様でいつも設定してた【楽しく】が抜けるとここまで大変で違うのかと反省点が見えたんです。


「とはいえ、あの空間に行ってからの追加移動じゃないと【楽しく】は付けられないし、こちらでは使えないわよね」


今は強くなる事が優先で、みんなが疲れていても仕方ないと私も諦めていたわ。
メダルを回収し、次のアトラクションを作ろうと画面を出していると、グーガルさんが戻ってきて、夕食が出来上がったと報告を受け移動を始めました。


「すみませんホリグチ様、皆さんどうしてあれほど顔色が悪いのですか?」
「ちょっと訓練をしたんですよグーガルさん、それよりも料理の方はどうでしたか?」
「すみません、あまり用意は出来ませんでした」
「そうですか」


ちょっとがっかりだったけど、どんな材料や料理があるのか書面でも良いから、もらえるように頼んだのよ。
グーガルさんはすぐに用意してくれるそうだけど、お城の料理を揃えられない時点で問題があり、これは食料の方も急いだほうが良いと思ったわ。


「でも、それにはアトラクションに入る人が必要なのよね」


畑を耕す体験や料理を作る体験など、考えて作れなくはないけどポイントに余裕はありません。
というのも、15レベル前後のメイドさん達の話を聞き、スライムではレベルアップは望めないということが分かっていたからで、少なくとも私達は30レベルにはしておきたかったんです。


「スキルも覚えるから、それだけあれば余裕だと思うのだけど、戦争では何が起きるか分からないし、途中でも食料などを取得したいのよね」


物資の不足で戦争に勝てないとかありそうなので、今から作っていてはポイントが本当に足りないと、奥の手を使う決意が出来ました。
会場に着くまでにそんな事をブツブツ言っていたら、扉の前に来てしまいグーガルさんが扉を開けて料理の並ぶテーブルの数を見て不安がさらに増しました。


「これは、本当に少ないわね」
「これが精一杯なのです、すみませんホリグチ様」
「ねぇグーガルさん、安定して食料が得られるなら、手伝ってくれるわよね?」
「それは勿論・・・何か方法があるのですか?」


戦争に行く前に食料不足で終わるのを避けたいため、私は向こうで作ったジャガイモの育て方を体験できるメダルをグーガルさんに渡しました。
受け取ったグーガルさんは、どう使うのか聞いてきたので、みんなに教えたように伝え、信用できる人に使わせるようにお願いしました。


「これで本当に?」
「そうよ、タネ芋になるジャガイモの大袋がもらえるはず、これで信じてもらえたら次のメダルも渡すから、食料生産に使ってほしいの」
「分かりました、上手くいったらご報告します」


楽しみにして待つことになり、用意された料理を食べて味も良くした方がよいと思ったわ。
戦争に力を入れすぎるとここまでダメなのかと思い、ヘトヘトになってるみんなを見て、栄養も気にしないといけなくなったわ。


「最初にリーダーを集めて話すのは、まず生活環境の改善ね」


食事もそうだけど、お風呂やトイレなども気になるし、やることがたくさん過ぎて困ってしまったわ。
考えるのに疲れたけど、甘い物はテーブルにはなく、ポケットに入っていたチョコレートの包みを取り出して食べたんです。


「ちょっとあなた、何よそれ」


美味しいチョコレートを食べていたら、後ろから何やら私を呼ぶ声が聞こえ、【しまった】っと緊張したわ。
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