別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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2章 進行

41話 王族との交渉

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ついに来たと、砦を守る壁を外から見上げてため息をつき、その問題の相手を横目でちらっと見たわ。


「堀口さん、今回はどうするんだい」
「大和先生、いつも通りと言いたいですが、相手は交渉を求めていますからね」
「そうだな、まずは名乗らないといけないな」


先生が最初に名乗ってくれて、私たちの紹介もしてくれたのだけど、壁の上の人は名乗らずに後ろへ下がって姿が見えなくなったわ。
少しして新たに女性が顔を出してきて、その人の名乗りを聞いた大和先生が降伏を呼びかけてくれたわ。


「申し訳ないのだけど、こちらもそういう訳にはいかないのです」
「そちらの事情も分かります、ですがどうかお考え下さい」


大和先生は、ここで争っても被害が大きくなるだけと説得を始め、街や村にも被害は出ていないと話しました。
その報告は聞いていたようで、それでも戦わないで降伏はないと言ってきたわね。


「それでは戦うしかないのですか」
「そちらが引かぬのなら、それは避けられないことです」
「いいえ、一つだけあります」


私はそれしかないと断言し、交渉の場を作ってもらえないかお願いしました。
それが叶わないのならもう戦うしかないから、1時間後に開始すると忠告したわ。


「どちらも引く事は出来ないのです、どうか中に私達を入れて話をさせてもらえませんか」
「分かったわ、だけど武器は無しで、人数も制限してもらうわよ」
「では、私とこちらの男性だけで良いですか?」


大和先生と私ということで、上の人は門を開ける様に指示を出してくれて、二人で砦に入りました。
兵士が並んでこちらを警戒してきて、私と先生はまっすぐと進み、先ほど交渉していた女性と対面しました。


「下手な事はするなよ」
「こちらがその気ならもう手を出していますよ」
「それもそうだな、では移動しよう」


女性は兵士たちの作った道を歩き、騎士がその後ろで私たちは最後だったのだけど、騎士は睨むし兵士からは敵意まで受けたわ。
それでも順調に作戦は進んでいて、これなら先生はここに残るとは言わないと安心していたわ。


「でも、相手を好きになる事は変わらないから、きっと戻る事は無いのよねぇ」


そこは変えられなかったと残念に思い、応接室で女性と対面してソファーに座ったわ。
そして、本題の前に女性の名前を尋ねたんだけど、大和先生は既に彼女から目が離せてなかったわね。


「わらわはシェリミア、この国の第6王女よ」
「王女様でしたか、ではもっと作戦が楽になりましたわ」
「ほう、どれほどの作戦なのか聞かせてもらうわよ」


その為に来たのだけど、それを聞いて素直に頷くかは分かりませんでした。
でも、戦争して完全敗北より全然マシなので、王女に大和先生と婚約してほしいとお願いしたわよ。


「ほう、そういう事か」
「な、なななななんでだよ堀口さん」
「分かりませんか大和先生、同盟を組むための政略結婚ですよ」


この手しかないのはシェリミアさんもすぐに理解し、それしかないと即答してきたわ。
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