別クラスの召喚に巻き込まれた25人目の私は、帰る為に全力で25の国を攻略します!

まったりー

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1章 現実

40話 期待の新人職員

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そのまま何もないと思ったのだけど、今日はそうもいかないようで、受付の女性にギルドマスターが読んでいると言われ執務室に移動しました。


「ギルドマスターお呼びですか?」
「ああ・・・じつはな、新人職員が本部から4人来るんだが、その教育を任せたいんだ」
「私ですか?普通そういった事は熟練の職員さんが担当しますよね」


私も新人だし、仕事を教えるほど覚えてないと断ったんだけど、他の職員が忙しくて教えてる時間がないと言ってきたわ。
私に対する嫌味と嫌がらせなのがギルドマスターの表情から読み取れてしまい、新人さんの方が可哀想に思えてきましたよ。


「なんとか受けてもらえないだろうか」
「私のやり方は特殊ですけど、本当に良いんですね」
「ああ、やり方は任せる」
「分かりました、引き受けますけど、後で後悔しても知りませんからね」


ここに来てから仕事を見ていましたが、忙しいのは朝だけですし、やっている事に無駄が多いと思っていて、この機会に改善しようと決めました。
新人さんを利用する事になるけど、ここの冒険者も喜んでくれるだろうし、ちょっと混乱が起きても仕方ないと思い、部屋を退出しました。


「さて、新人さんたちは読み書き計算は出来るだろうから、それ以外で持っていれば便利な特技を教えましょうね」


メダルを使う方法だけでなく、自分たちで考えて行動できるようにもしたいから、私は外で体験させる準備を始めました。
そして7日後、新人さんと顔合わせをしたんだけど、それは私が思っていた以上の嫌がらせでしたよ。


「まぁ忙しくないここに来るって事は、こういった嫌がらせもあるわよね」


納得はしたけど理解は出来ない事で、私は教えるのが嫌になってきたわ。
それでも、ギルドマスターの執務室で紹介され、私から名乗っても聞いていない4人の女性を見てため息が出たわ。


「この態度、どうしてやろうかしらね」


まずは態度を改めてもらおうと考え、手を一度叩いて注目させました。
嫌がっている感じのその表情を変えてやろうと、私は笑顔のままで街の外に行く事を伝えたわ。


「ど、どうしてよ、ワタシたちはギルド職員なのよ」
「そうっすよ先輩、行く必要を感じないっす」
「良いから来なさい、あなたたちに拒否権はありません、指導者の私が必要と言ってるのよ」


嫌なら仕事を辞めればいいと忠告し、ギルド職員としての気持ちを試しました。
何も感じてない人ならここで辞めてしまうんだろうけど、4人は渋々付いてくることを決めたわ。


「それで、何をするのよ」
「街の外に行くんだからやる事は決まってるわ」
「「「「ま、まさか」」」」


そのまさかであり、モンスターを倒すように伝えたら、4人は嫌がって歩くのを止めたわ。
行かないと動かなくなり、ギルドの廊下で説得することになったわ。


「あなたたち、ゴブリンの弱点って知ってる?」
「「「「ゴブリンの弱点?」」」」
「そんなものないと思ってるでしょう、でもあるのよ」


職員の教本には書かれていないから知らないだろうと追加で指摘し、現場というのを知るのが職員として優秀と断言したわ。
このギルドにはそういった人はいなくて、冒険者からの質問に答えられない人が多かったのよ。


「でも、そんなの冒険者がその内見つければ良いのよ」
「そうっすね、それで良いと思うっす」
「そう、じゃあそれまでに大群に会って命を落としても良いのね」
「「「「そ、それは」」」」



それを肯定したら、冒険者をサポートする気がないということになり、それは職員として失格だろうと分かっていたのよ。
だから覚える為に外に出ると伝えたら、4人は渋々歩き出してギルドを出て、街の外に出る事が出来ました。


「さて、ゴブリンはどこかしら?」
「ちょっと、いきなり探してるんじゃないわよ」
「そうっす、いきなりは困るっす」
「そういうけど、外での戦いはみんないきなりよ」


そうでない時なんて戦争くらいだと伝えたら、そんな事は無いと索敵のスキルがあると指摘してきたわ。
でも、それを覚えてない4人はそうじゃないから、冒険者も同じと伝えたのよ。


「だからね、冒険者はいつだって命がけなのよ、それなのにサポートしないとか、とても嫌よね」
「「「「た、確かに」」」」
「そうよ・・・だからね、みんなで助けてあげましょうよ」


私のやりたいことを伝えたら、4人はちょっとだけやる気になってくれて、改革も早く進むと嬉しくなりました。
改革の第一歩を踏み出し、私は順調に成果を上げ始め、大変な事態になっている本体様に良い報告をしたんです。
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