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20話 フィエール王国サイド③
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バシッ!
カルセインがドヤ顔で話し終わってすぐに彼の体は宙を浮いて入口の扉まで吹き飛ばされた。
カルセインは最初何が起きたか分からなかった。気がついたら吹き飛ばされ、入口の扉に背中をぶつけてようやく殴られた顔がジンジンとしていることから殴られたことが分かった。
ミオ「カ、カルセイン様っ!」
ミオはそう言って震えながらもカルセインに近く。
カルセイン「あ、義兄上?」
そう。殴ったのはアレンだった。アレンの緑色の瞳は真っ直ぐにカルセインに向いている。冷ややかな瞳の奥には怒りの色が感じられる。
アレン「それだけの理由で、お前は婚約者を疑ったのか?」
カルセイン「え?で、でも、、ミオが、、」
アレン「そうか、お前はその女にたぶらかされたんだな?」
と笑顔を浮かべるがとても冷たく、目は笑っていない。
カルセイン「あ、いや、、その…」
アレン「悲しいよ。カルセイン。私はお前の婚約者であるクインを本当の妹のように思って接してきた。彼女も私のことを本当の兄のように接してくれていたんだ。」
カルセイン「あ、あの、、義兄上…?」
アレン「だから分かるんだ。彼女は絶対にそんなことをしないって。そう。カルセインはそのミオという子を信じ、王族の権力を使ってクインを追放した。そうだな?」
カルセイン「は、はい。」
アレン「ならばこうしよう!私はそのミオという子の話が嘘だと思うから王族への虚偽罪で死刑だ♡」
アレンは満面の笑みを浮かべて剣を抜く。
ミオ「え……?」
カルセイン「あ、義兄上?」
2人は「冗談ですよね?」と言う顔でアレンを見ている。
アレン「カルセイン、君の道理が通るなら私の道理も通るはずだ!さぁ、ミオ、首を出せ」
アレンはそう言ってミオの首元に剣先を突きつける。
ミオ「うっ、、、う、、」
ミオはアレンに剣先を突きつけられて腰を抜かし、動くこともできずガタガタと震えながらただただ涙を流している。
カルセイン「ま、待ってください!義兄上!!ミオは、本当にあ、あの女にいじめられて…」
アレン「だから?それを証明する者は居ないんでしょ?なのに私の妹を追放してしまったんだよね??ああ、それともお前も死にたいの?」
そう言ってアレンは剣先をカルセインに向けた。
王様「そこまでだ。」
王様がそういって、アレンは仕方なく剣を下ろした。
カルセイン「ち、父上!父上は私のことを信じてくれますよね?」
王様「はぁ、カルセイン。お前には…」
?「これはなんの騒ぎですか~?」
王様が何か言いかけた途端女の子が王の間に入ってきた。
?「まぁ!どうなさったんですか?カルセインお義兄様!」
カルセイン「カトレア…」
カトレア「お父様もお母様も疲れた顔をなさっていて、お義兄様はどうしてそんなに怖い顔をしているのですか?」
アレン「…カトレア、お前はクインがこの国を追放されたのを知っているか?」
カトレア「お義姉様が?ああ!それでここ最近空気が汚れている気がするのですね!」
カルセイン「え?空気が??どういうことだ??」
アレン「お前は呆れるほどに馬鹿だな。」
王様「カルセイン。お前にも話したはずだがな?」
王妃「カルセイン、この国には天使と妖精がいます。」
カルセイン「天使と妖精?あはははは!!ご冗談を!義母上!」
ミオ「そうですよ!そんなのはいませんよ!」
アレン「冗談ではない!」
アレンはそう言って再び剣を抜いた。
ミオ、カルセイン「ひぃっ!」
王様「落ち着きなさいアレン。カルセイン。クインは天使と会話ができる。そしてその天使達はずっとこの国を守護してきた。そのおかげでこの国はこの大陸で唯一アクスウォルーズ帝国に吸収されなかったんだ。」
カルセイン「えっ?じゃあ今は…」
アレン「もし、今アクスウォルーズ帝国が攻めてきたらすぐに吸収されるな。」
王様「それだけならまだいい。カトレアが空気が汚れていると言っただろう?それは今まで天使達が空気の浄化をしてきたからだ。」
カルセイン「いやぁ、でも空気が汚れているだけなら…」
アレン「馬鹿が!空気が汚れたら次は水が汚れそれらは作物や人などにも影響を与える。」
王様「この国の人の治癒力が高いのも流行病がないのも天使たちのおかげだった。」
アレン「まぁ、それに関しては妖精の力を使うエイリンセル家がいるからまだ大丈夫だろうが。」
カルセイン「あ、そのエイリンセル家もこの国を出ていってしまいました。」
アレン「なぁ!?」
王妃「なんてことを…」
バタン
と音を立てて王様が倒れた。
王妃「陛下!」
アレン「父上!誰か!医者を!!」
カルセイン「ち、ち、う、え、、?」
カルセインがドヤ顔で話し終わってすぐに彼の体は宙を浮いて入口の扉まで吹き飛ばされた。
カルセインは最初何が起きたか分からなかった。気がついたら吹き飛ばされ、入口の扉に背中をぶつけてようやく殴られた顔がジンジンとしていることから殴られたことが分かった。
ミオ「カ、カルセイン様っ!」
ミオはそう言って震えながらもカルセインに近く。
カルセイン「あ、義兄上?」
そう。殴ったのはアレンだった。アレンの緑色の瞳は真っ直ぐにカルセインに向いている。冷ややかな瞳の奥には怒りの色が感じられる。
アレン「それだけの理由で、お前は婚約者を疑ったのか?」
カルセイン「え?で、でも、、ミオが、、」
アレン「そうか、お前はその女にたぶらかされたんだな?」
と笑顔を浮かべるがとても冷たく、目は笑っていない。
カルセイン「あ、いや、、その…」
アレン「悲しいよ。カルセイン。私はお前の婚約者であるクインを本当の妹のように思って接してきた。彼女も私のことを本当の兄のように接してくれていたんだ。」
カルセイン「あ、あの、、義兄上…?」
アレン「だから分かるんだ。彼女は絶対にそんなことをしないって。そう。カルセインはそのミオという子を信じ、王族の権力を使ってクインを追放した。そうだな?」
カルセイン「は、はい。」
アレン「ならばこうしよう!私はそのミオという子の話が嘘だと思うから王族への虚偽罪で死刑だ♡」
アレンは満面の笑みを浮かべて剣を抜く。
ミオ「え……?」
カルセイン「あ、義兄上?」
2人は「冗談ですよね?」と言う顔でアレンを見ている。
アレン「カルセイン、君の道理が通るなら私の道理も通るはずだ!さぁ、ミオ、首を出せ」
アレンはそう言ってミオの首元に剣先を突きつける。
ミオ「うっ、、、う、、」
ミオはアレンに剣先を突きつけられて腰を抜かし、動くこともできずガタガタと震えながらただただ涙を流している。
カルセイン「ま、待ってください!義兄上!!ミオは、本当にあ、あの女にいじめられて…」
アレン「だから?それを証明する者は居ないんでしょ?なのに私の妹を追放してしまったんだよね??ああ、それともお前も死にたいの?」
そう言ってアレンは剣先をカルセインに向けた。
王様「そこまでだ。」
王様がそういって、アレンは仕方なく剣を下ろした。
カルセイン「ち、父上!父上は私のことを信じてくれますよね?」
王様「はぁ、カルセイン。お前には…」
?「これはなんの騒ぎですか~?」
王様が何か言いかけた途端女の子が王の間に入ってきた。
?「まぁ!どうなさったんですか?カルセインお義兄様!」
カルセイン「カトレア…」
カトレア「お父様もお母様も疲れた顔をなさっていて、お義兄様はどうしてそんなに怖い顔をしているのですか?」
アレン「…カトレア、お前はクインがこの国を追放されたのを知っているか?」
カトレア「お義姉様が?ああ!それでここ最近空気が汚れている気がするのですね!」
カルセイン「え?空気が??どういうことだ??」
アレン「お前は呆れるほどに馬鹿だな。」
王様「カルセイン。お前にも話したはずだがな?」
王妃「カルセイン、この国には天使と妖精がいます。」
カルセイン「天使と妖精?あはははは!!ご冗談を!義母上!」
ミオ「そうですよ!そんなのはいませんよ!」
アレン「冗談ではない!」
アレンはそう言って再び剣を抜いた。
ミオ、カルセイン「ひぃっ!」
王様「落ち着きなさいアレン。カルセイン。クインは天使と会話ができる。そしてその天使達はずっとこの国を守護してきた。そのおかげでこの国はこの大陸で唯一アクスウォルーズ帝国に吸収されなかったんだ。」
カルセイン「えっ?じゃあ今は…」
アレン「もし、今アクスウォルーズ帝国が攻めてきたらすぐに吸収されるな。」
王様「それだけならまだいい。カトレアが空気が汚れていると言っただろう?それは今まで天使達が空気の浄化をしてきたからだ。」
カルセイン「いやぁ、でも空気が汚れているだけなら…」
アレン「馬鹿が!空気が汚れたら次は水が汚れそれらは作物や人などにも影響を与える。」
王様「この国の人の治癒力が高いのも流行病がないのも天使たちのおかげだった。」
アレン「まぁ、それに関しては妖精の力を使うエイリンセル家がいるからまだ大丈夫だろうが。」
カルセイン「あ、そのエイリンセル家もこの国を出ていってしまいました。」
アレン「なぁ!?」
王妃「なんてことを…」
バタン
と音を立てて王様が倒れた。
王妃「陛下!」
アレン「父上!誰か!医者を!!」
カルセイン「ち、ち、う、え、、?」
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