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最終話.今度こそ幸せに
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屋敷内の後処理はお父様達に任せ、私はダリルと先に帰る事に。お母様が心配しているからって言い訳したんだけど、本当は皆の前で熱烈キスを披露しちゃったのがもう恥ずかしくて恥ずかしくて。とにかく逃げるように馬車の中へ駆け込んだ。
「マーガレット、本当によかった」
ダリルは私を離したくないようで、馬車の中でも私を抱きしめたままだ。心配してくれたんだろうし、逆らうことなくダリルにお姫様抱っこされたまま馬車に揺られる。
「マーガレット、殺されなくて本当によかった」
ダリルの心底ほっとした顔を見ていると、なんだか申し訳なくなってきちゃう。
「心配かけちゃってごめんね」
「本当だ。お前が俺以外の奴に殺されるなんて、考えただけでゾッとする」
ん?
「やっぱり他の男に殺される前に殺しとくべきだったか……」
んん?
「マーガレットを殺していいのは、俺だけだ」
いやー!! だめでしょ、だめ。
ダリルがあんまりにも愛おしそうに見つめてくるもんだから、ついつい同意しちゃいそうになったじゃない。
私はもう殺されたくないの!!
ダリルが心配してたのって、私が殺される事じゃなくて、私が他の男に殺されるって事だったのね。
普通なら愛しい婚約者を助け出してハッピーエンドってところなのに、ダリルの中では殺しとこうかみたいな流れになっていることに恐怖を感じる。
最近物騒な事を言わなくなってたから油断してた。ダリルはまだ私の事を殺す可能性があるのね……
今すぐブスリとやられないとは思うけど、手の届く範囲には剣もあることだし気は抜けない。ダリルが真顔で何か考えこんでいるのが怖い。
とりあえずダリルの気をそらせるために私のできる事を考えて……ちゅっ。ダリルの頬に軽くキスをした。
真顔だったダリルが驚いたように私を見た。
「わ、私、生きたままダリルの物になりたいから……お願い、殺さないで」
途端にダリルの表情が明るくなった。
「いいな、今の言葉」
もう一度言ってくれと言うので、「私、生きたまま……」っと口にすると、ダリルが「それじゃない」と言う。
「じゃあ……お願い、殺さないで」
「もう一度!!」
「お願い、殺さないで」
うわぁ。ダリルが恍惚とした表情を浮かべている。
「あぁ、マーガレットの命乞いはたまらないな」
思い出してみたら、毎回命乞いする事なくあっさり殺されちゃってたもんなぁ。
これだけ嬉しそうにしてるってことは、今すぐ殺されることはなさそうだ。でもダリルに『命乞い』という新たなシュミを与えてしまったのは、ちょっと不安かもしれない。
☆ ☆ ☆
私が誘拐されてから2か月がたった今日、我がアルバルス邸はいつもと少し様子が違っていた。とにかく皆泣いているのだ。使用人の中で一番泣いているのは、私の侍女のアネットだろう。
「おじょうざまぁ……おぎれいでず……」
鼻水ズルズルしながら、泣いているのか笑ってるのか、もう分からない。
そんなアネットに負けず劣らず涙を流しているのは私の父だ。号泣とはこういうことかと思えるほどの泣きっぷりには、もう苦笑するしかない。
「マーガレットがこんなに早く結婚するなんて……」
そう言って泣いてるけど、私の結婚を決めたのはお父様じゃない。でも私もそう思う。まさかこんなに早く結婚することになるなんてね。
そう。今日は私の結婚式。もちろん相手はダリルだ。
私の結婚式の日にちは、例の誘拐事件が解決してすぐに決まった。
「褒美として、結婚の誓いは我が神殿を使うがいい」
なんて事を国王陛下が言い出したからだ。
王太子の地位を狙うアイザックを拘束し、クーデターを未然に防いだとして我がアルバルス家は国王陛下からものすごーく感謝された。
特に屋敷に単身乗り込み私を救い出したダリルは英雄扱いだ。愛する婚約者のために命がけで悪の巣窟に乗り込んだというのが人々の感動を誘ったらしい。本当はダリル一人じゃなく怪しい覆面黒服男達が一緒だったんだけど……どうやらそれは我が家だけの秘密みたいだ。
褒美として利用していいと言われた神殿は、王族専用の冠婚葬祭の場で、いくら父が権力者であっても普通なら私達の結婚式なんてできる場所じゃない。
正直その褒美はありがたくなかったなぁ……神殿には嫌な思い出があるんだもん。
褒美なら何か他の物にして欲しかったって思うけど、ただ誘拐されてただけの私に口を出す権利なんてない。
この褒美に一番喜んだのは私の母かも知れない。こんな素晴らしい事はないとばかりに張り切って私のドレスの準備を始めた。となると父も動くわよね。気がついた時には結婚式の日にちは決まっていた。
「いやぁ、とっても楽しみだねぇ」
嬉々として結婚式の準備をする私の両親を見つめるダリルの笑みが怖い。何か企んでないわよね。
あーあ。こんな憂鬱な気持ちで結婚式を迎える花嫁って私くらいなもんじゃないの?
そして今日、めでたいのかめでたくないのか……自分でもよく分からない結婚式を迎えたのだ。
「マーガレット……あぁ、本当に綺麗だ」
そう言うダリルこそ素敵すぎるんですけど。お互いにうっとりしながら褒めあっている私達は、周りから見たらきっとバカップルだろう。
「ほら、二人とも。イチャイチャするのは式が終わってからにしなよ」
私達の間に割って入ったお兄様に向けたダリルのムッとしたような顔にちょっとだけヒヤッとしちゃう。
私の事を愛してやまない屋敷の使用人達に涙で送り出され、ダリルと並びいざ神殿へ。
「懐かしいねぇ。マーガレットもここの事を覚えてるかい?」
ははっ。忘れたくても忘れられないわ。だってこの神殿で私は初めてダリルに殺されたんだから。
王太子であるアーサーとの結婚式は、この神殿で行われてたのよね。だから私にとってこの場所は、使わせてもらえてありがたい場所なんかじゃなくて、思い出したくない場所なんだよね。ダリルが昔を思い出して、変に暴走しなきゃいいんだけど。
心配もあるけれど、喜んでくれている両親の前で嫌な顔なんてできやしない。無理やりにこやかな表情を浮かべた。
それにしてもお父様ってば、ずーっと泣いてるわ。朝から泣き続けているのにもかかわらず、父の涙が枯れる気配はない。
そんな両親や兄達に見守られながら、赤い絨毯の上をダリルと共に歩いていく。
儀式は順調すぎるほど順調に進み、あとは誓いのキスのみ……今度は何も問題がおこらないわよね。チラッと横を見るとダリルはかなりご機嫌な様子。
この調子なら無事に結婚式を終えることができそう。よしっと心の中でガッツポーズをきめた。
ダリルが私のベールを持ち上げると私の視界がクリアになる。ダリルの整った顔が近づき、私は瞳を閉じ……
「ねぇ、マーガレット……マーガレットは俺と結婚して本当にいいのか?」
ダリルが耳元で私にだけ聞こえる声で囁いた。
ってか今それ聞く~??
「もちろん。いいに決まってるでしょ」
私の言葉にダリルがいつになく穏やかな微笑みを見せた。
うわぁ。やっぱりダリルは最高にカッコいい。
私にとっては殺されることのない平穏な人生が一番幸せ。きっとこれが私の最後の人生だし、このままダリルの気持ちを穏やかに保ちながら絶対に長生きしてみせるわ。
再び瞳を閉じた私は決意を胸にダリルのキスを受け入れた。
「マーガレット、本当によかった」
ダリルは私を離したくないようで、馬車の中でも私を抱きしめたままだ。心配してくれたんだろうし、逆らうことなくダリルにお姫様抱っこされたまま馬車に揺られる。
「マーガレット、殺されなくて本当によかった」
ダリルの心底ほっとした顔を見ていると、なんだか申し訳なくなってきちゃう。
「心配かけちゃってごめんね」
「本当だ。お前が俺以外の奴に殺されるなんて、考えただけでゾッとする」
ん?
「やっぱり他の男に殺される前に殺しとくべきだったか……」
んん?
「マーガレットを殺していいのは、俺だけだ」
いやー!! だめでしょ、だめ。
ダリルがあんまりにも愛おしそうに見つめてくるもんだから、ついつい同意しちゃいそうになったじゃない。
私はもう殺されたくないの!!
ダリルが心配してたのって、私が殺される事じゃなくて、私が他の男に殺されるって事だったのね。
普通なら愛しい婚約者を助け出してハッピーエンドってところなのに、ダリルの中では殺しとこうかみたいな流れになっていることに恐怖を感じる。
最近物騒な事を言わなくなってたから油断してた。ダリルはまだ私の事を殺す可能性があるのね……
今すぐブスリとやられないとは思うけど、手の届く範囲には剣もあることだし気は抜けない。ダリルが真顔で何か考えこんでいるのが怖い。
とりあえずダリルの気をそらせるために私のできる事を考えて……ちゅっ。ダリルの頬に軽くキスをした。
真顔だったダリルが驚いたように私を見た。
「わ、私、生きたままダリルの物になりたいから……お願い、殺さないで」
途端にダリルの表情が明るくなった。
「いいな、今の言葉」
もう一度言ってくれと言うので、「私、生きたまま……」っと口にすると、ダリルが「それじゃない」と言う。
「じゃあ……お願い、殺さないで」
「もう一度!!」
「お願い、殺さないで」
うわぁ。ダリルが恍惚とした表情を浮かべている。
「あぁ、マーガレットの命乞いはたまらないな」
思い出してみたら、毎回命乞いする事なくあっさり殺されちゃってたもんなぁ。
これだけ嬉しそうにしてるってことは、今すぐ殺されることはなさそうだ。でもダリルに『命乞い』という新たなシュミを与えてしまったのは、ちょっと不安かもしれない。
☆ ☆ ☆
私が誘拐されてから2か月がたった今日、我がアルバルス邸はいつもと少し様子が違っていた。とにかく皆泣いているのだ。使用人の中で一番泣いているのは、私の侍女のアネットだろう。
「おじょうざまぁ……おぎれいでず……」
鼻水ズルズルしながら、泣いているのか笑ってるのか、もう分からない。
そんなアネットに負けず劣らず涙を流しているのは私の父だ。号泣とはこういうことかと思えるほどの泣きっぷりには、もう苦笑するしかない。
「マーガレットがこんなに早く結婚するなんて……」
そう言って泣いてるけど、私の結婚を決めたのはお父様じゃない。でも私もそう思う。まさかこんなに早く結婚することになるなんてね。
そう。今日は私の結婚式。もちろん相手はダリルだ。
私の結婚式の日にちは、例の誘拐事件が解決してすぐに決まった。
「褒美として、結婚の誓いは我が神殿を使うがいい」
なんて事を国王陛下が言い出したからだ。
王太子の地位を狙うアイザックを拘束し、クーデターを未然に防いだとして我がアルバルス家は国王陛下からものすごーく感謝された。
特に屋敷に単身乗り込み私を救い出したダリルは英雄扱いだ。愛する婚約者のために命がけで悪の巣窟に乗り込んだというのが人々の感動を誘ったらしい。本当はダリル一人じゃなく怪しい覆面黒服男達が一緒だったんだけど……どうやらそれは我が家だけの秘密みたいだ。
褒美として利用していいと言われた神殿は、王族専用の冠婚葬祭の場で、いくら父が権力者であっても普通なら私達の結婚式なんてできる場所じゃない。
正直その褒美はありがたくなかったなぁ……神殿には嫌な思い出があるんだもん。
褒美なら何か他の物にして欲しかったって思うけど、ただ誘拐されてただけの私に口を出す権利なんてない。
この褒美に一番喜んだのは私の母かも知れない。こんな素晴らしい事はないとばかりに張り切って私のドレスの準備を始めた。となると父も動くわよね。気がついた時には結婚式の日にちは決まっていた。
「いやぁ、とっても楽しみだねぇ」
嬉々として結婚式の準備をする私の両親を見つめるダリルの笑みが怖い。何か企んでないわよね。
あーあ。こんな憂鬱な気持ちで結婚式を迎える花嫁って私くらいなもんじゃないの?
そして今日、めでたいのかめでたくないのか……自分でもよく分からない結婚式を迎えたのだ。
「マーガレット……あぁ、本当に綺麗だ」
そう言うダリルこそ素敵すぎるんですけど。お互いにうっとりしながら褒めあっている私達は、周りから見たらきっとバカップルだろう。
「ほら、二人とも。イチャイチャするのは式が終わってからにしなよ」
私達の間に割って入ったお兄様に向けたダリルのムッとしたような顔にちょっとだけヒヤッとしちゃう。
私の事を愛してやまない屋敷の使用人達に涙で送り出され、ダリルと並びいざ神殿へ。
「懐かしいねぇ。マーガレットもここの事を覚えてるかい?」
ははっ。忘れたくても忘れられないわ。だってこの神殿で私は初めてダリルに殺されたんだから。
王太子であるアーサーとの結婚式は、この神殿で行われてたのよね。だから私にとってこの場所は、使わせてもらえてありがたい場所なんかじゃなくて、思い出したくない場所なんだよね。ダリルが昔を思い出して、変に暴走しなきゃいいんだけど。
心配もあるけれど、喜んでくれている両親の前で嫌な顔なんてできやしない。無理やりにこやかな表情を浮かべた。
それにしてもお父様ってば、ずーっと泣いてるわ。朝から泣き続けているのにもかかわらず、父の涙が枯れる気配はない。
そんな両親や兄達に見守られながら、赤い絨毯の上をダリルと共に歩いていく。
儀式は順調すぎるほど順調に進み、あとは誓いのキスのみ……今度は何も問題がおこらないわよね。チラッと横を見るとダリルはかなりご機嫌な様子。
この調子なら無事に結婚式を終えることができそう。よしっと心の中でガッツポーズをきめた。
ダリルが私のベールを持ち上げると私の視界がクリアになる。ダリルの整った顔が近づき、私は瞳を閉じ……
「ねぇ、マーガレット……マーガレットは俺と結婚して本当にいいのか?」
ダリルが耳元で私にだけ聞こえる声で囁いた。
ってか今それ聞く~??
「もちろん。いいに決まってるでしょ」
私の言葉にダリルがいつになく穏やかな微笑みを見せた。
うわぁ。やっぱりダリルは最高にカッコいい。
私にとっては殺されることのない平穏な人生が一番幸せ。きっとこれが私の最後の人生だし、このままダリルの気持ちを穏やかに保ちながら絶対に長生きしてみせるわ。
再び瞳を閉じた私は決意を胸にダリルのキスを受け入れた。
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