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1、出合いそして
20.不安な傷跡
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ジョンは座っているからわからないが、きっと臀部に続いているんだと思う。
きっとずっと続けられていたのだろう。
その部分の皮膚がボコボコと黒くなっている。
アキラは息を飲む、今まで推測はしてきたが目の前の傷を直接見ると、衝撃がちがう。
胃のあたりから嫌なものがあがってくる感じがする。
更に指先に、背中の毛の奥に変なしこりを感じた。
丸い、薄っぺらいしこり
その存在の正体が思いついた瞬間に血が沸騰しそうに怒りを覚えた。
GPSを埋め込まれてる
どこまでジョンの人権を無視するつもりだ!
手術して体に埋め込んてあるのだ。
「アキラ?どうしたの?」
手を止めて、怖い顔をしているアキラに、ジョンは不安そうに話しかける。
「うん、ごめんね、とりあえず頭洗っちゃおうか?」
こみ上げてくるものを、なをとか飲み込んで、ジョンに気づかれないように笑顔で答える。
うまく笑えてるだろうか?
顔が引きつっているのを感じる。
でも今は、気持ちのいい毛を堪能しながら洗い上げていく。
絶対にジョンをこれ以上傷つけないと、心に決めながら。
さっぱりして湯船に浸かっているジョンを後にし、アキラは電話をかけていた
それが悪手とも気づかずに
きっとずっと続けられていたのだろう。
その部分の皮膚がボコボコと黒くなっている。
アキラは息を飲む、今まで推測はしてきたが目の前の傷を直接見ると、衝撃がちがう。
胃のあたりから嫌なものがあがってくる感じがする。
更に指先に、背中の毛の奥に変なしこりを感じた。
丸い、薄っぺらいしこり
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どこまでジョンの人権を無視するつもりだ!
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うまく笑えてるだろうか?
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でも今は、気持ちのいい毛を堪能しながら洗い上げていく。
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