夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの？

9.ジョンの暴力

142.妨害犯に制裁を2

少し時は戻り



「おじいちゃん、新しいおもちゃ買って。アキラが浮気した。お仕置きするエグいやつ！」

ジョンからの突然の電話で会長はびっくりする。


「浮気？あのアキラ君がか？まだお前らなんやかんやで付き合いだして一ヶ月ぐらいしかたってないじゃろう？」


ジョンは会長に事の顛末を話す。


「アハハハ、それは災難じゃったな。アキラ君は本当にアッチ方面にはポンコツじゃな」


会長は涙を流して笑う。


「じゃが、確かにジョン君を不安にさせたアキラ君が悪いな。
よしよし外商員に電話して今週きてもらっとくよ、エグいのを一緒に選ぼうなぁ」



電話をきると田中の方を振り向き、


「だそうじゃが、どうする？
エンビ草の件はたぶんあの３人の嫌がらせだとおもうんじゃが…


田中はあの３人と面識あったかのう？」


田中はいつになく無表情だ、しかし明らかに背景に怒りのオーラが見られる。



「はい、ほんの一時期でしたがギルド時代にかぶっています。
よろしければ、懐かしいので少々一緒に鍛錬所にて体を動かしたいと思います。
お許しいただけますでしょうか？」


おぉ恐いと会長は思いながらも


「あぁ好きにするがいいよ。ただヤリ過ぎには注意するんじゃぞ」


田中は部屋から退出すると拳を握りしめる、ヒクヒク口角を上げながら恐ろしい笑みを浮かべる



あの素晴らしい推しカプを邪魔するなど万死に値する。
NTR寝盗られなど私のもっとも嫌いなジャンルだ

その種を撒いた３人に粛清を

「生きていたことを後悔させてやりますよ」

おそろしい笑みを浮かべながら、田中は一瞬で消えていった。



「さてとワシは外商員に電話するかの」

その後またエリート外商員は頭を悩ませることになった。