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15.二人が一緒に歩むため
285.なんで君が疑われるの?
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トゥルルル
谷口の机の電話が鳴った
「すいません、警察の方がお話があるとみえられて…
あっちょっと困ります!」
受付の女性の方の焦った声のしばらく後、アキラのオフィスの扉が開いた。
「どうもどうも、すいませんねぇ刑事の蛇塚です。あなたがアキラさんですか?魅了の被害届をだした?
いやぁ~いい体してますね!
まさかまさか、こんないい体してるのに、か弱いサキュバスを被害届だすなんてねぇ?」
入ってきた濃紺色のスーツに赤いシャツの男は嫌らしいマサトをじろじろと見やる。
「え~と、違います。
僕じゃ、ありません。
被害にあったのは、あちらのアキラさんです。
あちらのガリガリで顔色の大変悪い、か弱げな男のアキラさんです。」
蛇塚という男に嫌味を返すが、そのままアキラへの嫌味になっている。
「ちょっとマサトさん、なぜが流れ弾がきてますが…
僕に何か御用ですか?」
しばらく蛇塚の時間が止まり、クルリと体の向きを変えてアキラを下から上へじろじろと見ると、へっと大変馬鹿にしたように笑った。
「ははっこれはこれは、いかにもな感じの方だ…
どうもどうも、何ですか?
君ねぇ~女の子に相手されないからサキュバスの魅了とか憧れちゃった感じでしょ?
そしたらやばくかかっちゃったから被害届けだしちゃった?
だめだよ~今なら取り下げれるからさぁ、そうしときなよ」
ピキッとアキラの額に青筋が立った。言い返そうと息を深く吸うと
「さすがに失礼ですよ!
アキラさんはうちのホープです。
サキュバスに魅了目的に迫るような変態扱いしないでいただきたい!
どのような要件でこちらに?本来ならアポイントをとっていただきたいです。
アキラさんはそうそう気安くあえるような研究家ではないんですからね!」
更に青筋を立てまくった状態のマサトがずいっと蛇塚の前にでてしまった。
アキラは完全に出鼻をぐじかれた。
仕方なく、吸い込んだ空気をふぅ~と吐き出し、ごまかすように窓の外に目線を動かす。
「いやぁ~私的にはアキラなんて研究家の名前なんて初めて聞きましたし?
見た目も見るからにねぇ?
まぁそれでも被害届けだしたいなら、ちょっとこちらとしてもいろいろ調べたいので署の方に来ていただけませんかねぇ?
まぁ任意ですから?断っていただいてもいいですが?
まぁ何もないなら受けれますよねぇ?」
「はぁ?なんで被害者のアキラさんが署にいかないといけないんですか?
任意って!もしかして取調とかじゃないでしょうね?
失礼すぎますよ!」
マサトは完全にキレて蛇塚にくってかかる。
それを蛇塚はニヤニヤと嫌な顔で見返している。
「マサトさん、ありがとうございます。大丈夫ですよ。蛇塚さん了解しました。
任意の取調受けますよ。どちらの署で行われるのですか?」
アキラは外の景色を見ながら、蛇塚に返答をした。
谷口の机の電話が鳴った
「すいません、警察の方がお話があるとみえられて…
あっちょっと困ります!」
受付の女性の方の焦った声のしばらく後、アキラのオフィスの扉が開いた。
「どうもどうも、すいませんねぇ刑事の蛇塚です。あなたがアキラさんですか?魅了の被害届をだした?
いやぁ~いい体してますね!
まさかまさか、こんないい体してるのに、か弱いサキュバスを被害届だすなんてねぇ?」
入ってきた濃紺色のスーツに赤いシャツの男は嫌らしいマサトをじろじろと見やる。
「え~と、違います。
僕じゃ、ありません。
被害にあったのは、あちらのアキラさんです。
あちらのガリガリで顔色の大変悪い、か弱げな男のアキラさんです。」
蛇塚という男に嫌味を返すが、そのままアキラへの嫌味になっている。
「ちょっとマサトさん、なぜが流れ弾がきてますが…
僕に何か御用ですか?」
しばらく蛇塚の時間が止まり、クルリと体の向きを変えてアキラを下から上へじろじろと見ると、へっと大変馬鹿にしたように笑った。
「ははっこれはこれは、いかにもな感じの方だ…
どうもどうも、何ですか?
君ねぇ~女の子に相手されないからサキュバスの魅了とか憧れちゃった感じでしょ?
そしたらやばくかかっちゃったから被害届けだしちゃった?
だめだよ~今なら取り下げれるからさぁ、そうしときなよ」
ピキッとアキラの額に青筋が立った。言い返そうと息を深く吸うと
「さすがに失礼ですよ!
アキラさんはうちのホープです。
サキュバスに魅了目的に迫るような変態扱いしないでいただきたい!
どのような要件でこちらに?本来ならアポイントをとっていただきたいです。
アキラさんはそうそう気安くあえるような研究家ではないんですからね!」
更に青筋を立てまくった状態のマサトがずいっと蛇塚の前にでてしまった。
アキラは完全に出鼻をぐじかれた。
仕方なく、吸い込んだ空気をふぅ~と吐き出し、ごまかすように窓の外に目線を動かす。
「いやぁ~私的にはアキラなんて研究家の名前なんて初めて聞きましたし?
見た目も見るからにねぇ?
まぁそれでも被害届けだしたいなら、ちょっとこちらとしてもいろいろ調べたいので署の方に来ていただけませんかねぇ?
まぁ任意ですから?断っていただいてもいいですが?
まぁ何もないなら受けれますよねぇ?」
「はぁ?なんで被害者のアキラさんが署にいかないといけないんですか?
任意って!もしかして取調とかじゃないでしょうね?
失礼すぎますよ!」
マサトは完全にキレて蛇塚にくってかかる。
それを蛇塚はニヤニヤと嫌な顔で見返している。
「マサトさん、ありがとうございます。大丈夫ですよ。蛇塚さん了解しました。
任意の取調受けますよ。どちらの署で行われるのですか?」
アキラは外の景色を見ながら、蛇塚に返答をした。
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