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15.二人が一緒に歩むため
286.君が侮辱されるのが許せない
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「任意の取調受けますよ。どちらの署で行われるのですか?」
アキラは外の景色を見ながら、蛇塚に返答をした。
それを信じられないとばかりにマサトは目をむく。
「おぉこれは!驚きだ、研究家というのは話が大変通じる方だな!
よかったよかった、西警察署で取調いたしますよ。
サキュバスの事件の管轄なんでねぇ?」
アキラが谷口に目をやるとバタバタと谷口は退室していった。
扉の前にはもう一人の刑事が立っていた。たぶん何か問題がでたときように、待機していたのだろう
「あと蛇塚さん、僕達は我が社の車で行きますから向いに止まっている、あからさまなパトカーには乗りませんからね?
周りにマスコミの車がありますね?あそこと、あれと、あれもかな?3社かな?」
アキラの発言に蛇塚の顔色が悪くなる。マサトは窓の外を急いで見やる
「マサトさん、急ぎますよ!谷口さんには車の準備をしてもらっています。
それでは蛇塚さんまた西警察署で、お会いしましょうね?」
アキラは妖艶にさえ見えるような笑みを蛇塚に向けて、足早に去っていった。
「クソっ!おいっマスコミ連中に電話しろ!署の前で写真撮らせるんだよ!
早くしろ」
今までの嫌らしい顔ではなく、焦って興奮した顔で蛇塚は叫んでいた。
谷口が運転する車にアキラとマサトは飛び乗り西警察署に向う。
「どういうことですか?
あの刑事は何がしたかったんですか?
アキラさんを何度も侮辱しやがって、腹立たしいぃ」
マサトはまだ腹の虫が収まらないようにイライラと膝を爪で叩いている
「ほらっそうやって挑発乗らないでくださいよ
マサトさんが少しでも乱暴な動きをしようものなら、扉の前の刑事がきて執行妨害とられるところだったんですよ?
あとたぶん任意取調を了承してパトカーに乗り込むところを撮りたかったんじゃないかな?
受けなかったら、その旨を説明しながら自分達がパトカーに乗り込むシーンを撮るんですよ!
ワイドショーに流せばかなり僕達の悪い印象操作が成功しますよね?」
アキラの言葉にマサトは冷や汗を流す。もう少しアキラの静止が遅ければ肩ぐらい小突いていたかもしれない。
「あの刑事が単体ではこんなことしないでしょうね?
どこかが糸を引いてそうですね…
役所とかって可能性あります?そこまでしますかね?
それとも他に心当たりありますか?
とりあえず任意の取調をのらりくらり受けて頃合いをみて引き上げましょう!
こちらが被害者というスタンスは崩さずに、協力的という姿勢を見せましょう。」
アキラの言葉にマサトは考えを巡らせる。
役所はそこまでサキュバスをかばうだろうか?
確かに希少種だが、人間に危害を加えたならばそれ相応の罰が下る。
今回は傷害罪が適応されるはずだ。
「くそっわからないなぁ
会長に聞いてみますよ、あの人の方が社外関係の力関係は詳しいので!
おじいちゃん影でなんかやってたのかな?
あとどうします?取調担当官ヒロシさん指名しますか?ちょうどご出勤だといいですね」
夜のお店のおねえさんみたいにヒロシのことを言うマサトに、少し呆れを感じながらお願いをした。
アキラは外の景色を見ながら、蛇塚に返答をした。
それを信じられないとばかりにマサトは目をむく。
「おぉこれは!驚きだ、研究家というのは話が大変通じる方だな!
よかったよかった、西警察署で取調いたしますよ。
サキュバスの事件の管轄なんでねぇ?」
アキラが谷口に目をやるとバタバタと谷口は退室していった。
扉の前にはもう一人の刑事が立っていた。たぶん何か問題がでたときように、待機していたのだろう
「あと蛇塚さん、僕達は我が社の車で行きますから向いに止まっている、あからさまなパトカーには乗りませんからね?
周りにマスコミの車がありますね?あそこと、あれと、あれもかな?3社かな?」
アキラの発言に蛇塚の顔色が悪くなる。マサトは窓の外を急いで見やる
「マサトさん、急ぎますよ!谷口さんには車の準備をしてもらっています。
それでは蛇塚さんまた西警察署で、お会いしましょうね?」
アキラは妖艶にさえ見えるような笑みを蛇塚に向けて、足早に去っていった。
「クソっ!おいっマスコミ連中に電話しろ!署の前で写真撮らせるんだよ!
早くしろ」
今までの嫌らしい顔ではなく、焦って興奮した顔で蛇塚は叫んでいた。
谷口が運転する車にアキラとマサトは飛び乗り西警察署に向う。
「どういうことですか?
あの刑事は何がしたかったんですか?
アキラさんを何度も侮辱しやがって、腹立たしいぃ」
マサトはまだ腹の虫が収まらないようにイライラと膝を爪で叩いている
「ほらっそうやって挑発乗らないでくださいよ
マサトさんが少しでも乱暴な動きをしようものなら、扉の前の刑事がきて執行妨害とられるところだったんですよ?
あとたぶん任意取調を了承してパトカーに乗り込むところを撮りたかったんじゃないかな?
受けなかったら、その旨を説明しながら自分達がパトカーに乗り込むシーンを撮るんですよ!
ワイドショーに流せばかなり僕達の悪い印象操作が成功しますよね?」
アキラの言葉にマサトは冷や汗を流す。もう少しアキラの静止が遅ければ肩ぐらい小突いていたかもしれない。
「あの刑事が単体ではこんなことしないでしょうね?
どこかが糸を引いてそうですね…
役所とかって可能性あります?そこまでしますかね?
それとも他に心当たりありますか?
とりあえず任意の取調をのらりくらり受けて頃合いをみて引き上げましょう!
こちらが被害者というスタンスは崩さずに、協力的という姿勢を見せましょう。」
アキラの言葉にマサトは考えを巡らせる。
役所はそこまでサキュバスをかばうだろうか?
確かに希少種だが、人間に危害を加えたならばそれ相応の罰が下る。
今回は傷害罪が適応されるはずだ。
「くそっわからないなぁ
会長に聞いてみますよ、あの人の方が社外関係の力関係は詳しいので!
おじいちゃん影でなんかやってたのかな?
あとどうします?取調担当官ヒロシさん指名しますか?ちょうどご出勤だといいですね」
夜のお店のおねえさんみたいにヒロシのことを言うマサトに、少し呆れを感じながらお願いをした。
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