夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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15.二人が一緒に歩むため

306.君に気持ちがうまく伝えわらない

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結局ジョンに起こされて、タオルでポンポンされて包まれベッドに抱っこで運ばれた。


今日もなんやかんやでめちゃくちゃ甘やかされてるなぁと思いながら、されるがままにジョンの甘やかしを享受した。



ベッドに下ろされて、ふっと不安になった。
今日も昨日まで日課のようにされていた行為を今からするのかと…

今日の朝は散々それで喧嘩をしたのだ、でもジョンにはまだ話していないし謝れてもいない
さきほどまで甘やかされて、温かかった体が急激に冷えていくような感覚がした。



自分を包み込むものはもうタオルしかなくて、でもジョンはパジョマの下を着込んでいる。
ペットボトルのミネラルウォーターを持ってきてくれているジョンがこれからどうしようとしているのかがわからない。

体を包む唯一のタオルをしっかりと握りしめて、ベッドに座った。
深く息を一つ吸い込んで話し始めた



「あのさ…ジョン、朝はごめん僕が言い過ぎたんだ。
ジョンにはずっと僕ができないから付き合ってもらってたのに、あんな言い方…でも、あの…」


ペットボトルの水を渡すと、横にジョンが座る。
ジョンの表情が見えなくて、それが不安を膨張させる。でも、止めるわけにはいかないのだ。


「僕、嫌なんだよジョンとそのオナニーするの、辛くなるんだ。
ジョンが悪いとかじゃなくて、きっと僕が変なんだよ…
あれは普通は逝って終わるものなのに…
でも僕は…もっと…」

喉に言葉が張り付いて出てこない、タオルが冷たくてどんどん体温が下がっていく気がする。
タオルを握る手がカタカタと震えるのを必死に止めようとするがうまくいかない


言葉がでなくて、ただひどくもどかしかった。




「もっと…何?」
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