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17.可愛いだけじゃいられないよ
361.いつもの君がいてくれる
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ゆっくりとした動きでアキラが振り返るのを見ていた…
たぶん自分の顔はこの上なく情けない顔になってるいる。
アキラをまた傷つけた?また無理やりコトを運びすぎた?
『消えてしまうぞ!』
おじいちゃんの言葉が頭の中で響いている。
怖くて下を向いてしまった。とてもアキラの顔を見ることができなかった。
「ハァ……」
アキラのため息が聞こえてベッドが軋む
近くまで移動してきたのがわかるが顔が怖くてあげられない。
怒られるのを待つ子供みたいに、ただただ下を向いていた。
「さっきから何でそんなに謝ってるの?やめてよ…不安になるじゃん…」
かけられた声色も言葉も、思っていたものとは違って怒りは含んでいなかった。
頭をクシャクシャと撫でられる感覚から、いつものアキラの様子に力が抜けていく。
オズオズと顔を上げれば、少し困った様子に笑うアキラがいて…
思わず手を伸ばして力のまま抱きついていた。
「どうしたの?いつもは自信満々で僕のこと責めてくるのに…
何か怖くなっちゃった?
そんな風に謝られながら抱かれても、一つになれる気しないよ?
教えてよ…どうしたのよ?」
慰めるような声に涙が出そうになる。
グリグリとアキラの胸に顔をこすりつけると、頭を包み込むように抱きしめてにくれる。
「……僕が………またやっちゃったんじゃないかと思った」
「んっ?何が?」
よしよしと頭を撫でられるのが気持ちがいい。
アキラが薄っすらと汗をかいてきてさっきまでより少しペタペタする。
それが反対に密着度を感じられてすごく落ち着く。
「………僕の黒くてドロドロした気持ちで、またアキラを傷つけちゃったかと思った」
たぶん自分の顔はこの上なく情けない顔になってるいる。
アキラをまた傷つけた?また無理やりコトを運びすぎた?
『消えてしまうぞ!』
おじいちゃんの言葉が頭の中で響いている。
怖くて下を向いてしまった。とてもアキラの顔を見ることができなかった。
「ハァ……」
アキラのため息が聞こえてベッドが軋む
近くまで移動してきたのがわかるが顔が怖くてあげられない。
怒られるのを待つ子供みたいに、ただただ下を向いていた。
「さっきから何でそんなに謝ってるの?やめてよ…不安になるじゃん…」
かけられた声色も言葉も、思っていたものとは違って怒りは含んでいなかった。
頭をクシャクシャと撫でられる感覚から、いつものアキラの様子に力が抜けていく。
オズオズと顔を上げれば、少し困った様子に笑うアキラがいて…
思わず手を伸ばして力のまま抱きついていた。
「どうしたの?いつもは自信満々で僕のこと責めてくるのに…
何か怖くなっちゃった?
そんな風に謝られながら抱かれても、一つになれる気しないよ?
教えてよ…どうしたのよ?」
慰めるような声に涙が出そうになる。
グリグリとアキラの胸に顔をこすりつけると、頭を包み込むように抱きしめてにくれる。
「……僕が………またやっちゃったんじゃないかと思った」
「んっ?何が?」
よしよしと頭を撫でられるのが気持ちがいい。
アキラが薄っすらと汗をかいてきてさっきまでより少しペタペタする。
それが反対に密着度を感じられてすごく落ち着く。
「………僕の黒くてドロドロした気持ちで、またアキラを傷つけちゃったかと思った」
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