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17.可愛いだけじゃいられないよ

370.ごめんなさいを唇にのせて

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「ごめんね、アキラ…あぁどうしよう」



好きなだけ抱いた、何回アキラの中に出したかもわからないし、アキラに出させたかもわからない。


アキラに至っては後半は出てもいなかった。
ピクピクと分身を震わせて逝くだけで、ひたすらドライで逝っていた。



背面座位でアキラの意識がなくなったのを確認して…また溢れ出る愛しさからひたすら抱きしめていた。



はなれ難い体をなんとか離して、アキラをベッドに寝かせる。
間接照明しか点っていなかった寝室の電気をつけると、飛び込んできたのは歯型だらけのアキラだった。



記憶にはある、確かに噛みまくった「噛んで…」っと求められてからひたすら本能の赴くまま噛みまくった。



特に臀部から太ももにかけてが酷い…
初めて噛んだ白いお尻の柔らかさに興奮しまくった。
ここは本当にアキラが言っていた『食べる』一歩手前までいっている。
歯はしっかりと突き刺さりあとは千切れば、それはもう『食べる』行為になるほどだ。



太もも内側を噛もうとするときは、涙目で見上げながら怯えるアキラに興奮した。
ジワジワと歯を立てる様を見せつけるように噛めば「ヒャアアァァア…」っと痛みに悲痛な声があがって、醜い笑みが漏れるのがとめられなかった。




「何がひどいことしたいわけじゃないだよ…」

冷静になって、本能のままの自分に悪態をつく。
意識が戻らないアキラはベッドに横向きの楽な姿勢で寝ている。


ごめんなさいの気持ちをこめて優しく優しく噛み跡に一つずつキスをした。
自分の独占欲の象徴のような噛み跡だらけの体は、やはり愛しくて…

ひどいことをした罪悪感があるが、反して満たされている気持ちもしっかりとあって…


「ごめんよ、アキラ…ありがとう」

アキラにひたすら謝罪のように抱きしめながら優しいキスをした。
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