408 / 1,164
18.胸のホールを埋めてください
403.君の勘違いを解いていく (side会長)
しおりを挟む
「アキラ君、おまえさんしっかり調べてきたか?
おまえさんのことだからいろいろな資料とか取ってあるじゃろう?
ちゃんと見てきたか?」
心外とばかりに眉間にシワを寄せている。
「もちろんですよ、僕は日誌を書くのが日課なんですよ。
ほら研究は記録することか基本ですから、だから毎日の事柄とかいろいろ書いてあって…
会長のことやシノダ教授のことも
すごくよくしてもらってたことも
それに何よりジョン君のことが、自分でも恥ずかしくなるくらいたくさ…」
「うん、わかった!
それはとりあえず後で聞く、心暖まるの…だが、今はそれどころじゃあないんじゃよ!」
話の腰を折られてめちゃくちゃムッとした顔をしているが、本当にそれどころじゃない…
「ジョン君の生い立ちは?わかっとるのか?」
深々と眉間にシワが寄る、心底の嫌悪感を滲み出すような表情をしている。
「…あの子はずっと虐待を受けとったんじゃよ…肉体的にも…性的にも!」
これ以上ないほど見開かれた目に、口元を隠すように手で抑えている。
嫌悪感で胃から込み上げてきたのか?
ふぅーっと何かを耐えるように息を吐き出している。
「それはどこにも…書いてありませんでした。だから、さっきあんなにジョン君は怒ってたんですね…」
「あぁ、そうじゃな…
きっとおまえさんもジョン君のことを考えて、記録に残すのを避けたんじゃろうな…」
アキラ君が忙しなく、目線を動かしている。何か考えているように…
「待ってください、ならどうやって僕はジョン君と付き合いだしたんですか?
僕はそんな…傷ついた状態のジョン君に…迫ったりしたんですか?」
「違う!よく聞きなさい…おまえさんはジョン君に迫ったりしてない!
それどころか、恋愛感情ひとつ見せなかった!
それは立派に隠し通しておったわい!
逆じゃ、ジョン君がおまえさんに迫って落としたんじゃよ!」
わしの言葉に面白いほどわかりやすく、真っ赤になって悶るアキラ君ができあがった…
おまえさんのことだからいろいろな資料とか取ってあるじゃろう?
ちゃんと見てきたか?」
心外とばかりに眉間にシワを寄せている。
「もちろんですよ、僕は日誌を書くのが日課なんですよ。
ほら研究は記録することか基本ですから、だから毎日の事柄とかいろいろ書いてあって…
会長のことやシノダ教授のことも
すごくよくしてもらってたことも
それに何よりジョン君のことが、自分でも恥ずかしくなるくらいたくさ…」
「うん、わかった!
それはとりあえず後で聞く、心暖まるの…だが、今はそれどころじゃあないんじゃよ!」
話の腰を折られてめちゃくちゃムッとした顔をしているが、本当にそれどころじゃない…
「ジョン君の生い立ちは?わかっとるのか?」
深々と眉間にシワが寄る、心底の嫌悪感を滲み出すような表情をしている。
「…あの子はずっと虐待を受けとったんじゃよ…肉体的にも…性的にも!」
これ以上ないほど見開かれた目に、口元を隠すように手で抑えている。
嫌悪感で胃から込み上げてきたのか?
ふぅーっと何かを耐えるように息を吐き出している。
「それはどこにも…書いてありませんでした。だから、さっきあんなにジョン君は怒ってたんですね…」
「あぁ、そうじゃな…
きっとおまえさんもジョン君のことを考えて、記録に残すのを避けたんじゃろうな…」
アキラ君が忙しなく、目線を動かしている。何か考えているように…
「待ってください、ならどうやって僕はジョン君と付き合いだしたんですか?
僕はそんな…傷ついた状態のジョン君に…迫ったりしたんですか?」
「違う!よく聞きなさい…おまえさんはジョン君に迫ったりしてない!
それどころか、恋愛感情ひとつ見せなかった!
それは立派に隠し通しておったわい!
逆じゃ、ジョン君がおまえさんに迫って落としたんじゃよ!」
わしの言葉に面白いほどわかりやすく、真っ赤になって悶るアキラ君ができあがった…
0
あなたにおすすめの小説
俺にだけ厳しい幼馴染とストーカー事件を調査した結果、結果、とんでもない事実が判明した
あと
BL
「また物が置かれてる!」
最近ポストやバイト先に物が贈られるなどストーカー行為に悩まされている主人公。物理的被害はないため、警察は動かないだろうから、自分にだけ厳しいチャラ男幼馴染を味方につけ、自分たちだけで調査することに。なんとかストーカーを捕まえるが、違和感は残り、物語は意外な方向に…?
⚠️ヤンデレ、ストーカー要素が含まれています。
攻めが重度のヤンデレです。自衛してください。
ちょっと怖い場面が含まれています。
ミステリー要素があります。
一応ハピエンです。
主人公:七瀬明
幼馴染:月城颯
ストーカー:不明
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
【花言葉】
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!
【異世界短編】単発ネタ殴り書き随時掲載。
◻︎お付きくんは反社ボスから逃げ出したい!:お馬鹿主人公くんと傲慢ボス
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる